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cover ■「ニセ医学」に騙されないために

 ホメオパシー、デトックス、千島学説、血液型ダイエット、ワクチン有害論、酵素栄養学、オーリングテストなどなど、「ニセ医学」についての本を書きました。あらかじめニセ医学の手口を知ることで被害防止を。

2012-02-20 日本新型ウツ病学会(松井孝嘉学会理事長)が提唱する「頸筋症うつ」

[]日本新型ウツ病学会(松井孝嘉学会理事長)が提唱する「頸筋症うつ」とは? 日本新型ウツ病学会(松井孝嘉学会理事長)が提唱する「頸筋症うつ」とは?を含むブックマーク

「新型うつ病」は精神病ではなく、首が原因で治せると主張する「日本新型ウツ病学会」が発足されたとのニュースがあった。いまのところ、報じているのはJ-CASTニュースのみ。


■「新型うつ病」は首に原因とする学会発足 雅子さまも? 治療で治せる : J-CASTニュース

学会理事長に就任した松井孝嘉・東京脳神経センター理事長 (脳神経外科) は「首からの新型うつ病の最も典型的な患者は皇太子妃の雅子さまではないでしょうか。毎年3万人超の自殺者の多くもこの病気であり、精神科では治らない」と早期の対応の必要性を訴えた。

(中略)

首からくる新型うつ病(頸筋症うつ)は、従来のうつ病にくらべて、身体症状の訴えが多く、症状の波があり、気圧が下がると悪くなるなどの特徴がある。また、治らないことからの不安や絶望気分から自殺の率は従来のうつ病の数倍も高い。松井さんは重症者に対して低周波治療や電気鍼治療を実施しており、患者さんの8、9割は、うつ症状が3週間、身体症状は3カ月以内に消える、という。「間違った治療によるむだな医療費、自殺者を減らしたい」と、学会設立を思い立った。

松井さんは、雅子さまの症状に関しては、微熱や風邪症状、天候による変化、のどの渇きやめまい、疲れやすい、不安感などが報道されていることから、典型的な首からの新型うつ病であり、精神科治療では治る見込みがないことを医師団に指摘したことも明らかにした。


この時点でかなり懐疑的にみなければならないことがわかる。「最も典型的な患者は皇太子妃の雅子さまではないでしょうか」とのことだが、松井孝嘉氏は実際に診察したのであろうか?「微熱や風邪症状、天候による変化、のどの渇きやめまい、疲れやすい、不安感などが報道されていることから、典型的な首からの新型うつ病であり、精神科治療では治る見込みがないことを医師団に指摘した」そうなので、実際には自分では診察しておらず、報道からの推測したと思われる。

新しい疾患概念について、自分で診察していないのに、「最も典型的な患者」などと診断することは普通はできない。しかも、首の痛みなどの首が原因であることが示唆される症状があるならともかく、微熱や風邪症状や天候による変化などなどの、非特異的な症状のみである。医師団に指摘したそうだが反応はあったのだろうか。おそらく相手にされなかったのではないか。

「毎年3万人超の自殺者の多くもこの病気であり、精神科では治らない」ともあるが、いったいどのようなデータがあればそんなことが言えるのか、私にはわからない。強いて言えば、うつ病の診療経験が豊富な精神科医が、「そういえば自殺した患者は首周りの症状を訴えていることが多かった」などといった印象を持ったのであれば、「もしかしたら自殺者の多くは”首からのうつ病”なのかもしれない」と言えるのみである。

以上のことから、松井孝嘉氏が記者会見を開いた目的は、他の専門家と協力して新しい疾患について研究していくことではなく、専門知識を持たない一般の人向けにアピールすることだと、私は推測する。聞こえのいい「○○学会」が発足し、「有名人の誰それもその病気だ」「精神科では治らない」と聞けば、東京脳神経センターを受診する人もいるであろう。

患者を集めるのが目的であれば、非特異的な症状のみが疾患の特徴として挙げられているのにも合点がいく。たとえば診断基準に「最低でも1ヶ月以上継続する頸部の痛み」などと付け加えれば、”首からのうつ病”の患者を識別する助けにはなるであろう。しかし、集まる患者は減る。

松井孝嘉氏の名前に覚えがあった。3年前に、松井孝嘉氏が提唱している「頚性神経筋症候群」なる怪しげな疾患概念についてエントリーを書いていた。


■頚性神経筋症候群(Cervical Neuro Muscular Syndrome)


非特異的症状を前面に出し、マスコミ露出を図っている点は、今回の「頸筋症うつ」と同じパターンである。おそらく、まともな医学論文がない点も同じだろう。「頚性神経筋症候群」と「頸筋症うつ」がどう違うのか、私には分からない。「新型うつ病も頚性神経筋症候群である」ではなにがいけないのか。新型うつ病にかこつけて新しい病名をつけて話題づくりを狙ったのではないか。

「患者さんの8、9割」は良くなるという主張についてはあまり意味がない。たとえば、下あごのズレを矯正すると称するバイオプレートでも同じくらい治る(参考:■バイオプレートにエビデンスなし)。バイオプレートに効くとされる諸症状が、「頚性神経筋症候群」や「頸筋症うつ」と似ているのは偶然ではない。それらはプラセボ効果や自然経過によって改善しうる症状である。

「プラセボ効果でも良くなるのならいいのではないか」という意見もあるだろう。軽症例のみを相手にしているのなら、容認できなくもない。しかし、今回の件では、「新型うつ病」を対象にしており、しかも精神科医による診療に悪影響を与えうる主張がなされているのが問題である。

J-CASTニュースの記事についても一言述べておく。記事はほとんど松井孝嘉氏の受け売りである。速報ではないのだから、せめて、うつ病の診療を行っている専門家にも意見を尋ねて両論併記するべきではないか。というか、医療ジャーナリストを名乗るのであれば、東京脳神経センターのトップページを見て、「これはなんか怪しい」と感じて欲しい。


f:id:NATROM:20120220185358j:image

今まで治療法のなかった17疾患が完治

東京脳神経センターのウェブサイトのトップページ(URL:http://tokyo-neurological-center.com/)より引用


なお、このエントリーは「頸筋の異常から自律神経を介してさまざまな身体症状が現れ」、うつ病もしくはうつ病と似た病態に陥る可能性を否定するものではない。そのような可能性があるとしても、あるいは可能性があるのならなおさら、専門家、つまりは精神科医と協力して病態解明にあたるべきである。



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■放射線被ばくで集患を

いわともいわとも 2012/02/22 16:11 J-CASTの記事で「新型うつ病は精神病ではなく」と書いて有りますが、もともとうつ病は精神病という扱いじゃないという点で私はこの記事とライターの信頼を無くしました。

ふもふも 2012/02/22 23:19 この松井氏は、詐欺だと自覚してやっている確信犯なのでしょうか?
それとも、妄想を抱いてしまう傾向が強すぎるタイプの方でしょうか?

確信犯的に医師がこのようなことをやっているとすると、非常にたちが悪いですね。

tantortantor 2012/02/23 22:06 うつ病に関してはこれ以外にもいろいろ怪しげな説が多い印象です。
「SSRIを摂取すると異常行動を起こす」とか。

nn 2012/02/23 23:44 ん。SSRIに限らず、大抵の抗うつ系の薬は、稀に異常行動の副作用自体はあるんじゃなかったでしたっけ。ただSSRIは昔報道で危険性が騒がれ、実態以上に叩かれているという印象もあります。全く専門外なので変なこと言ってたらすみません。

ttytty 2012/02/24 00:12 この記事書いたのはTBSラジオのDigでやたらとホメオパシーを擁護していた田辺氏じゃないですか。この人はやっぱりえせ医療側の人なんですね。

ymym 2012/02/24 15:44 パキシルによる重症のセロトニン症候群に先日遭遇しましたよ。

tadano--rytadano--ry 2012/02/25 11:34 Treatment for Depression with Chronic Neck Pain Completely Cured in 94.2% of Patients Following Neck Muscle Treatment

http://www.scirp.org/Journal/PaperInformation.aspx?paperID=5500

に"Matsui Index"なるものがありますが、スコア化もされていず、非特異的症状の羅列で、これが必須症状とか何項目あれば確診との説明もなく、まあひどいものです。
コピーする気も失せました。

nn 2012/02/26 01:38 わぁ、一応症例報告の形になってる!! その「松井指数」が余りに面白いので探したところ、どうやら松井指数の日本語版はこれみたいです(東京脳神経センター内のPDF)。
http://tokyo-neurological-center.com/image/monshin-fax.pdf
診断基準は論文にはありませんが、Webの宣伝文句によれば5項目以上該当すれば、治療が必要な首こり病だそうです。頚の痛み自体は数十個ある診断基準のうちの1つに過ぎず、必須基準とかではなさそう。例えば「目が疲れやすくて便秘がちで、血圧が高くて動悸がして胸が痛い人」は、首凝り病と診断するそうです。すげえ。

これらの症状の複合で悩み、鬱々としている現代人がごまんといること自体は、そりゃ誰でも理解できる事実ですが、これにCNMSだか新型鬱病だかという大層な病名を付けなければいけない理由が不明。一応その点は症例報告内で多少語ってはいますけど、私には到底納得できませんでした。この「症例報告」を通したレビュアーがいることに驚きます。
あと基本的な英語の文法ミスとか誤植が多い気がするんですけど、誰も校正してないの? これ。

nn 2012/02/26 01:49 いやまあ、頚の治療でこれらの症状が綺麗に改善する症例が本当に多いなら、それを報告する態度自体はとても良いと思います。
上記の「通したレビュアーがいることに驚き」というのは、あくまで議論の稚拙さとか、定義の曖昧さとか、自己賛美的な文体とか、誤植とか、「90%以上治癒」等の胡散臭い数字に何の根拠も示されない、といった、論文の質が単純に悪いことに対する感想です。報告するなとか言ってる訳ではありませんので、その点は誤解なきよう。

tadano--rytadano--ry 2012/02/26 12:42 「松井指数」によれば、「吐き気があって微熱があって下痢をして全身がだるくて昼間から横になってい」たらCNMSですか。すげえ、誰がどう見たって腸炎じゃんw

某ホメオパシー業界誌でもそうですが、論文の質を無視してとにかく「出せば通る」的な学術雑誌があって、そういった雑誌に投稿して掲載されることで「科学雑誌に掲載された」と言い張るわけですね。ディプロマミルならぬペーパーミルですな。おそらく査読も校正ももされてないんでしょう。でなきゃビタミンB12を1日「1000g」投与したなんて載せるわけないでしょう。

キンジョキンジョ 2012/02/26 16:59 バイタルリアクトセラピー
っていうのは、これの仲間ですか?
効きそうなので、通ってみようかと思案中なのですが…。

nn 2012/02/27 13:46 >キンジョさん
山ほどある代替療法の一種だと思います。慢性疼痛分野は個人差や心理的効果が強く、代替療法が効く人には効くし、逆に西洋医学も効かない人は効かないため、西洋医学でダメで悩んでいる人が代替療法を試すのは、個人的には構わないと思います。ただし「卓越した理論で世界中の医師が注目」といった話は怪しいです。
松井氏のも本質的には同じだし、受診すれば"効く"可能性がある点も同じですが、変な病名で記者会見開いてニュース記事作らせたり、うつ病に手を広げたり、霊感商法と見まごうばかりの症状リストに改善率、と、奇行が目立つのが弄られる所以かと。
『松井指数』の症状一覧はこのまま「悪霊に憑かれた人の症状一覧」として霊能者のサイトに載ってれば違和感ないですが、医学論文誌に載ってる姿には凄まじい違和感があります。でも載ってるんだよなー…(笑)

十六夜十六夜 2012/02/29 00:11 「新型うつ病」は実際のところ、ICD−10にもDSM−?にも載っていません。もちろん載っていないからといってそんな疾病はないとは言えないのですけど。

「新型うつ病」についていろいろと調べてみましたが、精神科医の中でもかなり意見が分かれている模様。「そんなの病気じゃない」説から、「従来のうつ病そのものであり、精神科医の怠慢でレッテルを貼っているだけ」までいろんな立場がありますけど、「他罰的で、薬物療法が効きにくく、自分の好きなことをするのは苦痛でない」などの大まかな定義は共通している様子です。

つまり、精神科医にとっては「困った患者」ではないでしょうか。

「困った患者」が大挙して標準医療の場をはなれ、松井孝嘉氏の病院(?)に転院(?)してくれるなら、一般病院にとっては、願ったりかなったりではないでしょうか。同様に「科学物質過敏症」や「低線量被曝症候群」の患者なんかも、標準医療の場では冷たくあしらわれがちなのが、「うんうん判りますよ。医者は新しい概念は認めたくないものです。あなたの考えは正しいです」と言ってもらえれば、感動のあまり、少しは病状が回復するかもしれませんね。

なんか、標準医療と代替医療の、理想的な棲み分けであるような気さえします(笑)

ただ、「化学物質過敏症」や「低線量被曝症候群」と違って、自ら「自分は新型うつだ!」と主張して治療をうけたがる人は少ないんじゃないかと思うのが難点(注:経営的に)ですが。

NATROMNATROM 2012/02/29 08:42 棲み分けという一面は確かにあろうと思います。代替医療にも有用性があるということです。本当のうつ病の人についてはちゃんと専門医に紹介し、精神科医の邪魔をしないのであれば、それほど問題は大きくないのですが。

J-CASTニュースの記事に対するネットの反響を見るに、「自分がそうかも(自分の症状は首から来るうつ病かも)」という反応はそれなりにありました。精神科医に不信感を持っている人たちは一定数いますので、そういう人たちがターゲットなのかも。

自ら「自分は新型うつだ!」と主張して治療をうけたがる、というよりも、「ヤブ医者の精神科医どもは新型うつ病などと言っているが、本当は首からくる『頸筋症うつ』なのだ」という感じなのでは。

藤棚藤棚 2012/02/29 23:49 「激励禁忌神話の終焉」という本の中で、新型うつ病の診療の現状(精神科医の側の体験)が描写されている部分があります。著者は精神科領域の混合診療についてもコメントされています。NATROM先生、お時間のできたときにご一読いただけましたら幸いです。

野口野口 2012/04/16 15:58 うつ治療経験者です。
色んな薬を処方されましたが、飲むのを辞めたら治りました。ただし、副作用や断薬時の苦しみはそうとうなもので何度も死を覚悟しました。
生かさず殺さずが精神疾患の治療の現実です。
薬では完治しません。

NATROMNATROM 2012/04/16 17:29 こんにちは、野口さん。コメントありがとうございました。野口さんのうつ病が治って良かったと思います。標準医療によるうつ病の治療が対症療法であり、完治に至るものではないというのはその通りです。

しかしながら、標準医療が十分に満足できないものであるという事実は、それ以上に満足できる他の治療があることを意味しません。より良い他の治療はあるかもしれませんが、十分に証明されたものは存在しません。その他の治療法が十分に証明されたものであるなら、その治療法が標準治療となっています。

また、野口さんが薬を止めたら治ったという事実は、「生かさず殺さずが精神疾患の治療の現実」であることを意味しません。野口さんがたまたま運が良かったからかもしれないからです。他の人が野口さんと同じように薬を止めても治るとは限りません。

「生かさず殺さずが精神疾患の治療の現実」であるかもしれませんし、そうでないかもしれませんが、「生かさず殺さずが精神疾患の治療の現実」だと主張するならば、「薬を止めたら治った」という体験談では不十分です。

私は精神科治療は専門外ですが、「生かさず殺さずが精神疾患の治療の現実」であるとは思いません。他の医学の領域と同じように、中にはヤブ医者もいるでしょうし、治療ガイドラインが必ずしも最良のエビデンスを反映しなかったりはあるでしょう。しかしながら全体としては、エビデンスに基づいた医療が行われるようになってきていると私は考えます。

2012-02-06 丸山ワクチンをおとしめる週刊ポストの記事

[]丸山ワクチンをおとしめる週刊ポストの記事 丸山ワクチンをおとしめる週刊ポストの記事を含むブックマーク

週刊ポストにて丸山ワクチンの記事が載っていた。第一弾は、長期生存例があることから丸山ワクチンに効果があるとほのめかしている記事であった。問題がないとは言えないが、標準医療を否定しないことが明記されており、週刊誌の記事としては許容範囲内であるように思えた。しかし、第二弾のほうは、がんの標準医療について誤解を招きかねない記事であった。第二弾の記事は、ウェブ上でも読める(■NEWSポストセブン|丸山ワクチン開発者 息子はSCEでプレステ開発した人物)。ウェブ上の記事は抜粋であり、本誌に掲載された記事のほうが詳しい。以下、引用は本誌記事(週刊ポスト2012年2月10日号P139〜)からである。


丸山茂雄氏の経過は標準医療によるものとして説明可能である

丸山茂雄氏は「抗がん剤、放射線治療ががん撃退に効いたと考えているが、丸山ワクチンも効果があったと確信している」。丸山ワクチンは効果があったのかもしれないし、なかったのかもしれないが、記事から推測される経過を読む限りでは、とくに奇跡的な症例というわけではない。しかし、読者が誤解しかねないような書かれかたをしている。07年11月に、丸山氏に食道がんが見つかった。「ある日突然、食べ物はおろか水さえも喉を通らなくなった」ことをきっかけに検査を受けた。


検査を受けると、食道がんと告げられた。進行度はステージ4A、つまり末期がんである。右肩と、食道と胃のつなぎの2か所のリンパ節への転移があり、手術で対処できる状態ではなかった。医師とのやりとりの結果、余命は「4か月」と悟った。


ステージ4Aの食道がんで余命4ヶ月というのは短すぎるように思える。ただ、記事をよく読んでみると、余命4ヶ月と医師が告げたのではなく、丸山氏がそう「悟った」だけである。私が想像するに、「もし何も治療を行わなければ余命4ヶ月です」などと医師は説明したのではなかろうか。それを丸山氏が誤解したか、あるいは、記事にインパクトを与えるために記者が上記引用したように書いたかした可能性が高いと私は考える。

確かに食道がんの予後は悪いが、一方で、化学放射線療法の効果はある程度期待できる。「余命4か月からの生還」「6センチ大の腫瘍が消えた」と見出しにあるが、本文を読めば、標準医療である化学放射線療法の効果であることがわかる。嘘ではないが誤解を招く*1



「がんの専門医は患者ががんで死ぬのはいいけれど、がんの治療中に心臓発作で死なれるのは困る」?

当然、がんの標準治療である抗がん剤投与と放射線照射の方針が決まったが、開始までの“体力検査”に1か月を要した。

「これは僕の“下衆の勘ぐり”ですが、がんの専門医は患者ががんで死ぬのはいいけれど、がんの治療中に心臓発作で死なれるのは困るんでしょうね。治療が始まるまでいてもたってもいられず、検査期間中に丸山ワクチンを打ち始めました」


確かに「下衆の勘ぐり」である。診断から治療開始までの時間は、患者にとって焦るばかりであろう。その気持ちは理解できる。しかしながら、治療前に十分な検査をせずに治療を開始し、心臓発作で死んでもいいのだろうか?治療前検査が不十分で患者が死んだら、「これは僕の“下衆の勘ぐり”ですが、がんの専門医は患者のがんが治りさえすれば、がんの治療中に別の病気で患者が死んでもかまわないのでしょうね」などと言われそうだ。



標準治療を”値切り”

丸山ワクチンを開始したところ、標準治療を開始する前に「食事が喉を通らない状態が解消された」とのこと。別に治療を行わなくてもこの程度の病状の変化はありうることなので、丸山氏の言うように「丸山ワクチンのおかげでがんが小さくなったかどうは定かではない」。その後、標準治療が終了し、08年3月に検査を受けたところ、原発巣は完全に消え、転移巣も小さくなっていた。


 「主治医に『よく頑張りましたね!』と褒めてもらえると期待していたら、『気を緩めないように』と冷静な対応でしたね(笑い)。念のために抗がん剤治療の継続を勧められましたが、抗がん剤という”毒”を体に入れて免疫力を落とすことが本当に『念のため』なのか疑問もありました。そこで、内緒にしていた丸山ワクチンの使用を明かしたうえで、提案された治療の半分以下に抑えてもらうよう、標準治療を”値切り”ました」

 08年5月からの抗がん剤治療は計4クールやるだけに留めた。

 「料理だって塩○グラム、砂糖○グラムという標準的味付けが必ずしもベストではないように、がんの標準治療もそういう”さじ加減”があって然るべきです。しかし、医者は患者の症状に合わせて薬の種類や量を変えるなんてことは滅多になく、レシピ通りの治療しかしてくれません」


この部分が一番の問題である。週刊ポストの記事を読んで、「私も丸山ワクチンを受けようか」と思う人がいるのは、まあ良い。丸山ワクチンには副作用はほとんどなく、ただの水のようなものだからだ。しかし、これから抗がん剤治療を受けようかという人が、週刊ポストの記事を読んで、「医師はさじ加減をしてくれないのか。私も標準治療の値切りをしよう」と思う人がいたらどうか。これは、医師患者関係に悪い影響を及ぼし、必要な治療がなされなくなり、下手すれば命にかかわることだってありうる。

「医者はレシピ通りの治療しかしてくれません」とは丸山茂雄氏の言葉であるが、その根拠は何だろうか?自分の主治医がたまたまそうだったということなのか?あるいは知人の主治医がそうだった?それとも抗がん剤治療の現場に丸山氏はお詳しいのだろうか?私は内科医ではあるが抗がん剤については専門外であり、最近では自分で抗がん剤を使うことはほとんどない。しかし、腫瘍内科医と相談の上で、あるいは腫瘍内科医の指示のもと、抗がん剤を使用することはあるし、あるいは腫瘍内科医や血液内科医が抗がん剤を使用するところを目にしている。

私の認識では「患者の症状に合わせて薬の種類や量を変える」なんてことは、滅多にないどころか、普通にある。というか、「患者の症状に合わせて薬の種類や量を変えるなんてことはしない」という医師に出会ったことは、これまで一度たりともない。

むしろ、腫瘍内科医の先生方が言うには、副作用を恐れて手加減投与がなされてしまうことのほうが問題である*2。十分な量の抗がん剤を使用しないことで治療効果にも影響が生じる。副作用その他やむを得ない理由で減量となるのは仕方がないが、効果があるかどうか不明確な代替医療を併用しているからという理由で、抗がん剤を減量することはお勧めできない。ついでに言うが、代替療法を併用していることを主治医に申告しないことも良くない。丸山氏は途中まで丸山ワクチンの使用を内緒にしていたそうである(治験承諾書は誰が書いたのだろう?)。丸山ワクチンはただの水のようなものだからいいけれども、代替療法の中には、思わぬ副作用が生じうるものもある。

なお、丸山茂雄氏は11年5月に再発が見つかった。


「最初の放射線治療の時に、『おいしいものが食べられなくなるのは嫌だ』と、胃にだけ放射線を当てなかったんです(笑い)。今回は反省して放射線照射をしたらがんはすぐに消えました」


標準医療を値切りしたことが、再発の原因だったどうかはわからない。だが、「放射線照射をしたらがんはすぐに消えました」と、あまりたいしたことではないかのように書かれているが、笑いごとではない。「標準医療を値切りし、万が一再発しても、追加の治療をしたら大丈夫なんだ」と誤解させる。代替医療の記事が書かれるのは良いが、せめて標準医療を忌避させるようなことがないように、配慮して欲しい。



丸山茂雄氏の主張はホメオパスと同レベル

丸山氏は「私見では4人に1人ぐらいは効果が出ていると感じます」とか「精神的な効果が大きい」とか「きっと症状が楽になる患者が多いはず」とか言っているが、ホメオパスだって同じことを言える。「医薬品としての正式認可」を希望するのならデータを出すべきだ。

丸山ワクチンがホメオパシーと違うのは、標準医療を否定しないこと、医師の指導の元に使用されていることがある。エビデンスが乏しいにも関わらず丸山ワクチンが有償治験薬としての使用が容認されているのはそのためであろう。しかし、丸山茂雄氏は、標準医療を「値切り」し、主治医に「内緒」で丸山ワクチンを使用した。丸山茂雄氏および週刊ポストの記事は、丸山ワクチンをホメオパシーと同レベルに貶めるものである。



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■進行胃癌に対する丸山ワクチンの比較試験

■丸山ワクチンに期待できない理由

■サンデー毎日での丸山ワクチンの記事について

*1:大見出しの「オヤジの丸山ワクチンでがんに2度克った」は嘘だと言っていいと思う

*2:たとえばhttps://twitter.com/#!/Katsumata_Nori/status/121882966208151552https://twitter.com/#!/Katsumata_Nori/status/121885644480974849https://twitter.com/#!/Katsumata_Nori/status/121885262136610816

7$¥ナナシー7$¥ナナシー 2012/02/06 23:23 私はうつ病の治療を受けていますが、毎週話の半分は処方してもらう薬の種類と量の話と言っていいくらいです。たいがい「専門のお前が決めろよ」って言いたくなるくらい。
おかげで飲み残した抗うつ剤が各種取り揃ってます(笑)。
喘息の治療の時もやっぱり症状を見てから治療方針を決定してましたね。

丸山氏がステマ(笑)をやってるとは思いませんが、標準医療を値切りして症状が悪化した人より値切りしたにも関わらず運良く助かった人の声が大きいのはガンに限った話じゃないので、信用しないにこしたことはないですね。

ところで丸山氏に副作用が全く感じられなかったのは、ウィキペディアの「丸山ワクチン」の項にある同成分のアンサー20の効用「放射線療法時の白血球減少抑制」によるものじゃないかな?って気がします。

tadano--rytadano--ry 2012/02/06 23:53  腫瘍内科をしていますが、確かに食道癌StageIVaの無治療平均生存期間は4−5ヵ月です。施設によって多少の違いはありますが、化学放射線療法をすれば1年生存率は大体50%、2年生存率は30%、5年生存率は20%というところです。適切な治療を受ければ5人に1人ではありますが5年間は生きることができます。
 おそらくシスプラチン + 5-FU + 60Gy照射を行ったと考えられますが、シスプラチンは腎毒性と嘔吐が有名ですし、5-FUも消化器症状の他に骨髄抑制、間質性肺炎、うっ血性心不全、肝機能障害、急性腎不全など頻度は少ないながら重篤な副作用があります。
 丸山氏のいう「体力測定」はその人のリスクを適正に評価して適切な抗癌剤や投与量を決定したり、重篤な副作用の発生を事前に予測するために必要なプロセスです。体力測定は適切な「さじ加減」を行うために必要なのです。どうしても1ヵ月くらいはかかりますが、その程度の差は予後にほとんど影響しません。

TCTC 2012/02/07 00:06 >丸山氏に副作用が全く感じられなかったのは、ウィキペディアの「丸山ワクチン」の項にある同成分のアンサー20の効用「放射線療法時の白血球減少抑制」によるものじゃないかな?って気がします。

全くの誤解でしょうな

子宮頸癌の術後照射に丸山ワクチン vs 丸山ワクチン濃縮液 でRCTしたら、濃縮液がボロ負けしたASCO報告がありました。
放射線生物学的にも、感染免疫を惹起するような状態は、放射線の抗腫瘍効果を下げることでしょう

保険適用があるのと、使った方がよい薬剤とは全く違うので、アンサー20は既に過去の薬です

うつ病の体験で癌治療を語れる程、医学は甘くないし、素人が口出せる程、医療行為は無責任には行えない。

なぜ弩素人が専門家の医療行為を批評できるのか不思議でならないが、まさしく無知ゆえの思いあがりなのだろうと思える

7$¥ナナシー7$¥ナナシー 2012/02/07 03:10 >うつ病の体験で癌治療を語れる程、医学は甘くないし、素人が口出せる程、医療行為は無責任には行えない。

全く同感です。

wenderpunktwenderpunkt 2012/02/07 05:15 昨秋、お世話になっていた70代の男性が癌で亡くなりました。
再発後、余命半年を宣告されて、代替治療をメインにしている、とおっしゃっていたことがありました。
その方曰く、”抗癌剤は患者や病状に合わせてオーダーメイドしないとベストの効果は

期待できないが、欧米とは違って日本の医療事情では法律や業界の力関係や利権が絡んで
医者が十分なオーダーメイドができない。だから信用しきれない”。

その男性は医療の専門家ではありませんでしたが、非常に理性的で論理的な方(少なくともお元気な頃は)でしたし
現役で仕事柄最新の科学技術にも非常に精通しておられたので、ご自分なりに調査した上での発言だったろうとは思います。

焦りから来た誤解や思い込みの類だったのか、それともそう思わせるに足る状況があったのか、
今でも気になっています。実際、どうなのでしょう。専門家のお立場からこの件について
もし何かご意見をお持ちでしたら拝聴したく思います。

nn 2012/02/07 16:40 >wenderpunktさん
現に客観的事実として、日本の抗癌剤の治療成績が全般に欧米より劣ってるということはありません。
当然医師は法に縛られますし、海外で使えて日本で使えない薬剤なども多少あるのはご存じでしょうが、欧米より日本の方がそこまで窮屈だとか制約が多いということもないと思います。例えばアメリカなら、入っている保険の内容で治療内容が決まるといった、日本にはない窮屈さがあります。
スティーブ・ジョブズですら代替療法を選んで結果的に命を縮めたと言われているくらいでして、最新技術に詳しい人でも、他学部の教授レベルでも、医学分野について医師と同じ思考をするとは限りません。もちろん逆に医師が他分野でトンチンカンな事言うことも良くあります。

tadano--rytadano--ry 2012/02/07 17:58 >欧米とは違って日本の医療事情では法律や業界の力関係や利権が絡んで医者が十分なオーダーメイドができない

 確かに10年くらい前はそんな状況もありました。海外で十分なエビデンスがある抗癌剤が日本で承認されるまで2−3年かかり、一部のラジカルな医師が『日本では世界標準の抗癌剤治療が受けられない』と批判して個人輸入を利用して化学療法を行う、という自由診療ビジネスを作りました。

 しかしながら現在、十分なエビデンスがある抗癌剤については、欧米よりほとんど半年以内に、日本でも使用できるようになっています。最近は世界同時承認なんてのも出てきました。

 そこでかつて日本の医療行政を非難していた医師たちは、必ずしも評価が一定していない新しい抗癌剤を『近い将来標準治療になる』と言ったり、クロノセラピー(抗癌剤を夜間に投与する。正常細胞の増殖は夜間抑えられるので副作用が少ないというのがウリ。しかしその事実は証明されたわけではなく、現在は治験のレベル)のように現在も議論の途上にある治療を『効果あり』と謳っています。正直に言って段々際どい方向に行っているわけです。

wenderpunktwenderpunkt 2012/02/07 21:52 >nさん、tadano--ryさん

丁寧なコメントありがとうございます。総じて「かつてはそんなシーンもあったけど
今では是正されている、またはされつつあって、各国それぞれにあるような縛りを除けば
日本の状況が遅れているとは言えない」といったところでしょうか。

いただいた内容とは関係ないですが

>スティーブ・ジョブズですら代替療法を選んで結果的に命を縮めたと言われているくらいでして

この点に関しては「さもありなん」といった感じです(^^;
かの人は「最新技術に詳しい」とかいうのとはまた違う次元を生きていたような…

十六夜十六夜 2012/02/07 23:25 素朴な疑問なのですが、NATROM様はどうしてホメオパシーはフルボッコなのに丸山ワクチンには好意的(少なくとも気をつかっている)なのでしょうね。

NATROM様によれば、レメディーが「ただの砂糖玉」 丸山ワクチンは「ただの水」(過去記事より)なのですから両者の評価が同じでもいいように思うのですが。

多分「ホメオパシーは標準医療を否定するけど、丸山ワクチンは標準医療を否定しない」のが理由と思われますが、だとしたら今回の記事のテーマは「標準医療を否定する丸山ワクチンはやっぱりホメオパシーと同レベルの危険な代替医療だ!」になりそうなものなのに「標準医療を否定しては、せっかくの丸山ワクチンが台無しだ!」となるのは、これいかに。

(皮肉ではなく、純粋な疑問です。「丸山ワクチンを非難すべき」と言っている訳ではありません)

7$¥ナナシー7$¥ナナシー 2012/02/08 00:36 十六夜さん
それはたぶん基本的に丸山ワクチンは標準医療を否定しないのに対し、この記事は標準医療を否定しているような内容になっているからでしょう。
丸山茂雄氏以外に標準医療を忌避して丸山ワクチンに傾倒する人が増えるなら、NATROMさんもホメオパシーと同じ程度に警告すると思います。

7$¥ナナシー7$¥ナナシー 2012/02/08 00:46 上の書き込み的外れになってます。すみません。
NATROMさんも標準医療を否定しないホメオパシーは必ずしも排除すべきという態度をとっていません。適宜プラシーボ効果に頼ってもいいのではないかという考えをされているように過去ログからは推察されます。
NATROMさんが特に批判しているのはホメジャのような標準医療を否定するホメオパシーです(由井寅子が主宰する団体ですね)。
同様に週刊ポストの記事が今回槍玉に上がったのはホメジャのように好ましくない丸山ワクチン賛美だったからだと思います。

NATROMNATROM 2012/02/08 17:08 >素朴な疑問なのですが、NATROM様はどうしてホメオパシーはフルボッコなのに丸山ワクチンには好意的(少なくとも気をつかっている)なのでしょうね。
>NATROM様によれば、レメディーが「ただの砂糖玉」 丸山ワクチンは「ただの水」(過去記事より)なのですから両者の評価が同じでもいいように思うのですが。

すでに指摘があるように「標準医療を否定しているかどうか」ですね。丸山茂雄氏は標準医療を否定するようなことを言っていますが、これをもって丸山ワクチンをホメオパシーと同じように評価するのは妥当ではないと考えます。主な理由は二つあって、一つは、標準医療否定の程度。もう一つは、「丸山ワクチン業界」における丸山茂雄氏の立場の大きさ。

標準医療否定の程度ですが、確かに標準治療の”値切り”は、がん診療の場において悪影響を及ぼすでしょう。しかし、化学療法や放射線療法を否定しているわけではありません。丸山氏の言うことを真に受けた患者さんがいたとしても、一応は標準医療を行う医師に受診して、標準医療についての正しい説明を受ける機会はあるわけです。日本ホメオパシー医学協会の由井寅子氏による「強い標準医療否定」、たとえば「強いステロイドの気管支拡張剤が使われるようになった1990年以降、喘息は死に至る可能性の高い危険な病気になってしまった」「抗癌剤だのやってしまうと、ホメオパシーで癌は治癒しないと思った方がよい」「血液凝固のためにビタミンKを注射したりしますが、それをやると一足飛びにがんマヤズムが立ち上がるし、逆に出血が止まらなくなることもある」、に比べたら、丸山氏の主張はまだマシなわけです。

また、「丸山ワクチン業界」における丸山茂雄氏の肩書は「NPO丸山ワクチンとがんを考える会 副理事長」ぐらいです。日本医科大学やゼリア新薬は、標準医療に否定的なことを言っていません。「丸山ワクチン業界」の公的な見解としては標準医療を否定しておらず、たまたま丸山ワクチン支持者の一人が標準医療に否定的なことを言ってしまっただけ。これをもって丸山ワクチンをホメオパシーと同レベルとみなすことはできません。ホメオパシーも厳密なことを言えば標準医療を否定しない一派もあるのですが、少なくとも日本では、日本最大のホメオパシー団体がこれ以上はないというぐらい最悪で、他の団体も表立って最悪の団体を批判していない状況です。だからホメオパシーは容認できません。

これはまったくの仮定のお話ですが、仮に日本にホメオパシーを紹介したのが頭のおかしなトンデモさんではなく、プラセボ効果を熟知しEBMにも詳しくリスク対策もばっちりな実務家であり、その結果「穏健なホメオパシー」が日本に定着していたとしましょう。そういう世界で、たまたまホメオパシー支持者の一人が標準医療に否定的なことを主張したとしても、この記事での丸山ワクチンの扱い程度ぐらいには「好意的な(少なくとも気をつかっている)」記事を私は書いたでしょう。臨床の現場には標準医療だけでは救えない患者さんもいるんです。なので、ある程度の遊びというか、グレーゾーンはあったほうがいいのです。丸山ワクチンはグレーゾーンに含まれます。代替療法の中ではよくできているほうです。

あとは、あまり重要なことではないのですが、丸山ワクチンは薄めているとは言え何らかの成分が含まれていますので、特異的効果を持つ可能性はゼロではありません。ホメオパシーのレメディはゼロです。うっかり書き間違えていなければ、丸山ワクチンのことを、「ただの水のようなもの」とは書いても、「ただの水」とは私は書いていないはずです(「ただの水」だと評価している人もいる、というようなことは書いた)。レメディについては「砂糖玉のようなもの」ではなく「砂糖玉」と書いています。「将来、特異的効果があると証明されるか」というギャンブルがあったとして、どれだけオッズが低くてもレメディについては全財産を賭けてもいいですが、丸山ワクチンには全財産は賭けません。

十六夜十六夜 2012/02/09 23:22 了解しました。丁寧なご返答ありがとうございました。
ホメオパシーは代替医療の中でも特殊であるということですね。

実際のところ、レメディーを使用しているユーザーの方でも、標準医療をうけつつ、気休めのサプリメント感覚でレメディーを飲んでいる、ぐらいの「穏健な」方はいらっしゃると思うし、頑強に標準医療を否定する丸山ワクチン推進派もいるでしょうが、それはそれとしてトップというか推進団体というか、それらの姿勢や主張が明らかにおかしいという点で区別できるということですね。

>臨床の現場には標準医療だけでは救えない患者さんもいるんです

ごもっともです。私も「代替医療」をすべて否定するつもりはありません。

藤棚藤棚 2012/02/25 09:31 日本では特に心療内科の先生がホメオパシーを取り入れていただけたらいいなあと思っていましたが、状態がシビアで外科的治療にふみきったケースでホメオパシーが使われ経過が良かったお話を見かけて、日本の外科系の先生たちにも期待してしまう自分がいました。
http://www.vithoulkas.com/en/homeopathy/cured-cases-examples.html
天皇陛下の治療に携わられた先生方のお仕事に感謝しつつ、陛下のさらなる順調なご回復をお祈りしています。

uu 2018/01/10 21:06 読解力がないのか何度読んでもギャンブルで賭けるのが逆としか思えない。
「砂糖玉のようなもの」は化ける可能性があるがただの「砂糖玉」は何をしても砂糖玉でしかないのだから将来性は無い。

NATROMNATROM 2018/01/11 08:16 もちろん「砂糖玉」には「特異的効果があるとは証明されない」側に全財産を賭けるのです。「砂糖玉のようなもの」には、勝つか負けるかわかんないので全財産は突っ込めません。