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cover ■「ニセ医学」に騙されないために

 ホメオパシー、デトックス、千島学説、血液型ダイエット、ワクチン有害論、酵素栄養学、オーリングテストなどなど、「ニセ医学」についての本を書きました。あらかじめニセ医学の手口を知ることで被害防止を。

2012-08-31 日本の薬の使用量はケタ違いなのか?

[]日本の薬の使用量はケタ違いなのか? 日本の薬の使用量はケタ違いなのか?を含むブックマーク


「日本の薬の使用量はケタ違い」なのだそうだ。本当かな?日本の総医療費は諸外国と比較して多くはないことは知っていたけれども、薬の使用量についてはそういえば知らなかったので調べてみた。だいたいこの手の統計はOECD(経済協力開発機構)がまとめている。紹介しよう。


f:id:NATROM:20120831172113j:image

■Health at a Glance 2011(PDFファイル)より引用


2009年(または近傍の年)の統計。左が1人当たりの、右がGDPに占める薬剤に対する支出を示す。1人当たりの薬剤費支出のトップはアメリカ合衆国。まあだいたい予想の範囲内。2位以下がカナダ、ギリシャ、アイルランド、ベルギー、ドイツ、フランス、イタリアときて日本は第9位。国ごとに統計の取り方が若干違っているので、細かい順位にはそれほど意味はないだろう。ただ、「日本の薬の使用量はケタ違い」ってこたなさそうってのはわかる*1

日本の1人あたりの薬剤費支出は、OECDの平均以上なんだ。へえ。総医療費は平均以下なのに。いったいどこにしわ寄せがいっているんだろう。ギリシャが意外と高順位なのが気になる。そんなにお金を使って大丈夫なのか。もしかしたら大丈夫じゃなくなった原因の一つなのか。

さすがに「医猟マフィアがビジネスのために毒を病人に売りつけている」なんて話がキチガイの戯言であるのはほとんどの人が理解できるだろうが、もしかしたら、日本の薬剤費支出が思ったより少ないと感じた読者もいるかもしれない。日本の医師が無駄な処方をしがちだという印象を持つ人は少なくないと思われる。その印象はある程度正しい。

昔は薬価差益といって、薬を出せば出すほど医師は儲かっていた。その時代のなごりなのか、やたらと多く薬を出す医師がいるのは確かである。高齢の開業医にそういう傾向が強いように思う。ただ、とっくに薬価差益の仕組みはなくなっており、今では別に薬を処方しても医師は儲からない。むしろ、薬を欲しがる患者さんに対し薬は不要である旨を説明することが多い。



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*1:厳密にはこの統計が示すのは支出であって使用量ではないので、日本での薬の値段がケタ違いに安いと仮定すれば、支出は他国と変わらなくても使用量はケタ違いに多いと言える。実際には日本での薬の値段は安くなく、むしろ高いのだけどね

rockyrocky 2012/08/31 17:48 ナトロム先生がキチガイなんて言葉を使うのに驚き。

y-woody-wood 2012/08/31 20:21 平均寿命順で並べても日本はそれほど多くなさそうですね。

Med_LawMed_Law 2012/09/01 00:30 この手の丸山バカチン擁護派に限って、無駄に効かない薬を永久治験といいながら使い続ける愚に批判が向かないんだよな

効果のないものに費用を注ぎ込むのは、対費用効果の逆数=(費用/効果)で見ると、効果がLim(効果⇒0)だから、相対費用は∞に発散するのにね

もちろん日本の医療費は数年前と比べて国際的には暴騰してます。
国際指標が$換算していることを考えれば当然です

日本で最大の死因が癌である最大の理由は・・・・他の疾患で死ぬことなく高齢化出来ているから。

癌で死にたくない人は早死にすると良いかもしれないと、皮肉りたくなるほどの誤解で笑えてきます。

>tamayan @tama0905
鼓腹撃壌を地で行く、愚かさに思えます

masamasamasamasa 2012/09/02 19:25 いまだに丸山ワクチン擁護のおばかがいるんですね。
NATROM先生、一刀両断。気持ちいいですね。