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cover ■「ニセ医学」に騙されないために

 ホメオパシー、デトックス、千島学説、血液型ダイエット、ワクチン有害論、酵素栄養学、オーリングテストなどなど、「ニセ医学」についての本を書きました。あらかじめニセ医学の手口を知ることで被害防止を。

2013-07-16 化学物質過敏症に関する私の発言について

[]化学物質過敏症に関する私の発言について 化学物質過敏症に関する私の発言についてを含むブックマーク

前回のエントリー(■水俣病と化学物質過敏症は異なる)にて、私の「難病や公害に対する基本的な姿勢」に問題があるというsivad氏による指摘が誤っていることを論じた。その指摘には今の時点では反論はないようだが、■続・NATROM氏『化学物質過敏症は臨床環境医のつくった「医原病」だと思う』等について - 赤の女王とお茶をにおいて、■NATROM氏の主張『化学物質過敏症は臨床環境医によってつくられた「医原病」だと思う』への批判 - Togetterで引用されている私の発言群に対する説明をsivad氏から求められた。なるほど、臨床環境医学についての問題点や私のこれまでの発言についてよくご存じでなく、Togetterのまとめだけを読めば、私の発言群について何かしらの説明が必要であると考える方がいるのは理解できる(それにしても、私の発言を問題にしたいのであれば、化学物質過敏症とはまったく性質の異なる水俣病の事例などを挙げなければいいのに)。まず、前回のエントリーで約束した「化学物質からの回避」および「化学物質の小用量の皮下投与」の問題点の詳細について述べ、次に私の発言群についての説明を試みよう。


臨床環境医による化学物質過敏症の治療法の問題点

臨床環境医が行ってきた治療法には多くの問題点がある。化学物質過敏症に対する治療として、臨床環境医であるウィリアム・レイ医師がホメオパシーを使用している例を既に挙げた(■治療にホメオパシーを用いる化学物質過敏症の権威)。日本ではさすがにホメオパシーを使用している例はほとんどみないが、ビタミンやミネラル、グルタチオンの補給がよく行われている。私の知る限りでは二重盲検法による臨床試験は行われておらず、エビデンスレベルは低い。プラセボとしては「効く」のであろう。これらはおそらく無害だからまあいい。

非常に問題があるのが誘発中和法と呼ばれる治療である。詳しくは■誘発中和法 −疑わしい治療法−で述べた。疾患の原因だと疑われている化学物質を皮内注射して「脱感作」する治療法であるのだが、希釈されているとはいえ潜在的な毒を皮内注射するのである。また、中和点や原因物質を探るために、多数の皮内注射を行わなければならない。

映像が残っておらず記憶に頼るが許して欲しい。化学物質過敏症を扱ったテレビ番組があった。ウィリアム・レイ医師のダラスの施設だったと思う。化学物質過敏症のアメリカ人の少女が誘発中和法の治療を受けていた。少女の腕にはたくさんの注射跡があった。テレビ的にはインパクトがある映像だろう。番組では「進歩した優れた治療を行っている」という論調であったが、私には虐待のように見えた。誘発中和法には当時はもちろん、現在もエビデンスはない。しかし、石川哲・宮田幹夫著「あなたも化学物質過敏症?」では、この誘発中和法が好意的に紹介されている。「日本でも中和法を少数の医師が行っています(P154)」とあった。

化学物質からの回避も、意外と侵襲性が高い。野菜をスーパーで買わずに無農薬のものを取り寄せる、とか、シャンプーを香料・添加物の少ないものにする、とかならまだよい(本当は良くないのだが)。Environmental Control Unit(ECU, 環境施設)といって、「化学物質」の発生を最低限に押え込んだクリーンな施設*1に入るという治療法がある。入るときは良い。問題は出るときだ。なにしろ外は「汚染社会」である。

ECUから「直接汚染社会に復帰することが難しい例(P157)」は、ECUに準じたコロニー(隔離された無味乾燥した施設)に入所する。コロニーに転地した三分の二は完治するが「残りの三分の一は、コロニーと自宅の間を行ったり来たりしています(P158 )」。社会復帰ができないということである。三分の一が社会復帰できないかもしれないような侵襲性の高い治療法はなかなかない。「コロニーと自宅の間を行ったり来たり」している残りの三分の一の患者さんが、本当に超微量の化学物質の曝露によって症状が誘発されていて、社会復帰ができないのが「汚染社会」のせいであれば、まだこうした治療も容認されうる余地がある。しかし、もし化学物質の曝露は関係なかったとしたら?複数の二重盲検法による負荷テストの結果は、症状の誘発と超微量の化学物質の曝露に関係がないことを示している。



「「化学物質過敏症患者が反応する対象は患者の恣意によって左右されている」というのは、たとえば、「放射能」を不安に思う人が瓦礫焼却に対して「反応」する一方で、瓦礫受け入れに賛成する人には反応しなかったりすることを指します」というツイートについて

MCSの特徴の一つは「過敏性の拡大」である。発症の原因となった(とされる)化学物質のみならず(化学構造や臭いが似てるというならともかく)無関係の多種類の化学物質(あるいは化学物質ではなく電磁波)にも反応するようになると臨床環境医は主張している。「汚染社会」「家の中には化学物質がぎっしり(P52)」「キッチンも化学物質だらけ(P56)」「オフィスだって化学物質では負けていない(P61)」などと脅かされたら、家の中、キッチン、オフィス等々で症状が出てしまう患者さんもいるのではないか、という推測は十分にありうる話だと私は考えるがいかがだろう。sivad氏によれば推測だけでは不十分でデータを出せということらしい。



■NATROM氏『化学物質過敏症は臨床環境医のつくった「医原病」だと思う』等について - 赤の女王とお茶を

たとえば、環境医を曝露要因として検討した疫学研究を示す必要があるでしょう。しかし、どうもそういった研究は見当たりません。



ここらで、『どうかみなさん、「データがないから何もしない」ということは、科学の悪のイデオロギーとしてとらえてください。』*2という言葉を思い出してみても良いのだが、実はデータはある。


■Media warnings about environmental pol... [Psychosom Med. 2003 May-Jun] - PubMed - NCBI


背景を含めるとわりとややこしい論文なので興味のある方は原著を参照してほしい。かいつまんで言うと、健常者32人に「二酸化炭素を無条件刺激、匂いのある化学物質を条件刺激として、条件反射によって症状を誘発させる」実験を行った。濃度の高い二酸化炭素は無臭だが症状を引き起こす。実験参加者に濃度の高い二酸化炭素と同時に匂いのある化学物質を与えた後に(このときは症状は起きる)、今度は空気(単独では症状を誘発しない)と同時に匂いのある化学物質を与えると症状を引き起こしうることが、以前の研究でわかっていた。

そこで今回の実験では対象を半分にわけ、一方にはMCSに関する情報、具体的には「私たちの環境の広範囲な化学物質汚染」が潜在的なMCSの原因になりうること、そしてMCSの症例の記述が記載されたリーフレットが待合室において与えられた。もう半分は情報なし。それぞれの群はさらに半分に分けられ、アンモニアを条件刺激とされる群と、niaouli(アロマテラピーに使われるオーストラリア原産の植物)を条件刺激とされる群に分けられた。アンモニアは不快な臭い、niaouliは心地よい/中立な匂いとして使用された。結果は、アンモニア・niaouliの両方ともMCSの情報を与えられた群において条件反射の学習効果が認められた。

WintersらはMCSの症状の(すべてではないせよ)一部は条件反射によるものと考えている。たとえば、大量の排気ガスの曝露で症状が生じると少量の排気ガスの臭いが症状の条件刺激になりうる、ということである*3。すると次にごく少量であっても排気ガスの臭いを感じただけで症状が起きる。条件刺激で症状が起きるのであれば、実際に排気ガスの曝露がなくても主観的にそう感じただけで症状が起きる。梅干を見ただけで唾液が出ない人だけが、こうした現象を疑いなさい。

Wintersらは、さらにこの考え方を進めて、「化学物質」の害への過度な警告が症状を誘発する条件反射の形成を促進していることをこの研究によって示唆した。わかりやすく言うと、実際は無害なレベルの濃度の化学物質であっても、それが有害であるという情報を与えられると症状が誘発されるようになりうることを示した。もちろん、(あらゆる研究と同様に)この研究には不備がある。対象者は患者ではなく健常者であった。MCS発症の原因とされる物質は二酸化炭素ではない。対象者の数が十分ではない。etc…。しかしながら、私の知る限り、Wintersらの主張を否定する実験はないし、これまで得られている医学的知見と矛盾しないどころか十分に予想できる範囲内の主張である。それとも、「化学物質」の過度な警告の害について、「詳細な機序がわかるまで、棚上げすべき」とでも言うのだろうか?

Wintersらやその他の知見を元に考えるに、放射線の害について不安になっており低線量の瓦礫が持ち込まれただけで症状が誘発される人たちもいる一方で、瓦礫受け入れに賛成しそればかりか「化学物質過敏症は放射能に敏感」というのは間違った情報であると考えている人には症状が誘発されない理由は容易に説明できるであろう。他に合理的な説明があるというのであれば、お聞きしたい。

他にも(化学物質の曝露ではなく)患者側の主観と症状の誘発が関連しているとしか思えない事例は散見される。■臨床環境医の主張で述べたが、排気ガス・新車の臭い・石油ストーブ・化粧品・食品添加物には反応するものの、スギやヒノキや桜の端材を燃やした煙はかなりの大量でも症状が誘発されない事例がある。煙にはホルムアルデヒドやダイオキシンが含まれているが「天然の甘い香り」でマスクされていれば症状は誘発されないのだ。喫煙可能な化学物質過敏症患者で*4、受動喫煙では症状が出るが自分が吸うのは平気という事例もある。



「臨床環境医たちが厳しい診断基準を作らなかった理由を、「顧客が減るから」だと私は推測する。連中は患者のことなんて考えてないよ。不安を煽って顧客が増えればそれでよかったのだろう」というツイートについて。

詳しくは■化学物質過敏症についての掲示板 - 進化論と創造論の掲示板3で述べた。

臨床環境医による「化学物質」の害の警告によって症状が誘発されうるという問題以外にも、症状誘発の原因が超微量の化学物質なのか、それとも心理的な要因によるものなのか、区別することは化学物質過敏症を治療を考える上ではとても重要である*5。というのも、治療のアプローチが異なるからだ。心理的な要因による症状に対してなら科学的裏付けのある治療法がありうる。たとえば、いくつかの疾患に対して認知行動療法(cognitive behavioral therapy、CBT)の有効性は知られている。私が調べた範囲内では化学物質過敏症に対して、認知行動療法の一種である"Mindfulness-based cognitive therapy"の無作為化試験(RCT)が進行中である*6。ただこれは2012年の話であってまだ結論は出ていないようだ。

本来なら、化学物質過敏症に対してもっと早期から「心理的な要因」からの治療アプローチがなされるべきだった。疾患概念が提唱されたころは知見もあまり集まっていなかったから仕方がないであろう。しかしながら、1993年(いまから20年も前!)には既に二重盲検法による負荷テストによって超微量の化学物質負荷で症状が誘発されず、あるいはプラセボ負荷でも症状が誘発されることが示されている*7。このあたりから臨床環境医が方針を見直していれば、今頃はもっとよい治療法ができていたのではなかったか。

臨床環境医はいったい何をしていたのか?毒を皮内注射したり、サプリメントを売ったりしている場合じゃなかっただろうに(せめて比較試験を行って有効性についての検証を行うべきではなかったか)。「大事なのは治療?それとも医者の面子?」という言葉は、臨床環境医に対してこそふさわしいと私は考える。



「化学物質過敏症は臨床環境医によってつくられた「医原病」だと思う。」というツイートについて

■ブラインドテストの必要性において、バラの花粉にアレルギーがあると思い込んでいる女性患者について書いた。幸いにもこの女性患者は、心理的要因によって症状が誘発されている可能性を無視しなかった医師に治療してもらえた。しかし、もしこの女性が「あなたは花粉過敏症です。バラだけでなく、ありとあらゆる花粉に反応するようになるかもしれません」などと他の医師から吹き込まれたとしたらどうだろう。この女性はバラだけでなく、他の花の香りを一生嗅げなくなったかもしれない。その場合、他の花への症状が拡大したのは医師の根拠のない発言のせいであり、「過敏性の拡大」は「医原性」であると言える。

さて、デンマークEPA(環境保護庁)の報告書によればMCSは心因性の原因を持つと多くの人が考えていると述べたのち、「多くの人々が、医師又はセラピストが患者の病気の症状と概念を進展させ継続させる"医原性"モデルに言及している」とある。一人や二人ではなく「多くの」である。



■Miljøstyrelsen

It is clear that many persons suffering from MCS complain of anxiety and depression, and many consider this to indicate that MCS has psychogenic causes. Many have mentioned the “iatrogenic” model, where the physician or therapist induces the patients to develop and sustain their symptoms and conception of illness (Black, 1995).



デンマークEPAの報告書にあるように、専門家がMCSと医原性の関連について述べた発言は複数存在する*8。これらの専門家が「医師(あるいは専門家)としての信頼を失」なった*9という話は聞かない。

既に述べたように、臨床環境医による化学物質への「警告」が症状を悪化させていると考える証拠がある。一方、臨床環境医たちが主張するような相互に関係のない多種類の化学物質に反応するようになるという「過敏症の拡大」が本当に生じているという証拠は、私の知る限りでは存在しない。うつ病患者に対して安易に「頑張れ」などと言ってはならないのと同様な意味において、MCS患者(あるいは潜在的なMCS患者)に対して安易に「相互に関係のない多種類の化学物質に反応するようになる」などと言ってはならないと私は考える。その真逆のことをしてきたのが臨床環境医たちである。

私の「医原病」発言の理由は、過敏性の拡大に限定されない。以下に述べるように、臨床環境医学は患者に不利益を与えている。まず、既に述べたが、誘発中和法のような臨床環境医たちが行っている治療法が患者の利益を損なうのは明らかである。

原因か結果かはともかくとしてMCSに精神疾患が合併しうることには異論はないであろう。場合によっては適切な薬物治療が望ましい場合もあるが、「合成化学物質が症状を引き起こす」などと患者が思い込まされていると、治療に大きな差し障りが生じうることは容易に推測できる。合成化学物質が症状を引き起こすのが事実ならともかく、そう断言できる明確な証拠は存在しない。臨床環境医による根拠のない主張が治療の妨げとなり、患者の利益を損なっている。ついでに言えば、精神疾患に限らず偶発的に合併した疾患への薬物療法に対する忌避、あるいはワクチンに対する忌避も患者の利益を損なう。

また、デンマークEPAの報告書(臨床環境医学に批判的なレビューであればたいてい言及されているが)において批判されているように、「臨床環境医学に基づく病気のモデル」において心理的要因はきわめて軽視されている*10。患者の訴えに耳を傾けていたらMCSの症状が心理的要因でも誘発しうることは負荷試験を行うまでもなく明らかだと私には思えるのだが、臨床環境医はそうは考えない。たとえば、化学物質の曝露がないのに症状が生じることがあるが(化学物質曝露のみが症状の原因でなければ当然ありうることだ)、臨床環境医は「離脱症状」*11として説明してしまう。臨床環境医による心理的要因の軽視がMCSの治療法の進歩を阻害し、患者の利益を損なっている。また、心理的要因が軽視されていることで、薬物治療だけでなく、認知行動療法をはじめとした心理的要因からの治療アプローチに対して、「心理療法を行うなんて私の症状が詐病だとでも思っているのか」などと、患者は抵抗するかもしれない。これも患者の利益を損なう。他にも挙げられるが、これくらいにしておこう。



「化学物質からの回避」の有害性について(2013年9月8日追記)

「野菜をスーパーで買わずに無農薬のものを取り寄せる、とか、シャンプーを香料・添加物の少ないものにする、とかならまだよい(本当は良くないのだが)」という発言について、掲示板にてご質問があった(■化学物質過敏症についての掲示板 - 進化論と創造論の掲示板3)。症状が出てしまう食品・製品を避けることがなぜ「本当は良くない」のか、疑問に思われるのはもっともなことである。掲示板でもお答えしたが、この場でも追記したほうが良いとのご提案を受け、確かにその通りであるのでこうして追記することにした。

MCSの特徴として、症状を引き起こす「化学物質」の種類がどんどん広がっていくという「過敏性の拡大」というものがある。臨床環境医は、しばしばコップにたとえられる「総身体負荷量」という概念によって、過敏性の拡大を説明する。「有害な化学物質」がコップに貯まりきってあふれている状態では、これまで平気であった「化学物質」に対しても反応するのだという。しかし、この臨床環境医の主張には医学的な根拠は無い(「総身体負荷量」の概念に対する簡単な批判は■臨床環境医の主張で行った)。

「過敏性の拡大」は、「総身体負荷量」のような医学的に証明されていない概念を持ち出さなくても、条件反射や学習で妥当な説明が可能である。たとえば、野菜の残留農薬に反応すると信じている化学物質過敏症患者が、スーパーで売られている野菜をさけ、特別に取り寄せた「○○農園の無農薬野菜」を食べたのちに症状が生じたとしよう。その症状の原因が野菜でなくても、患者の主観では、その「無農薬野菜」が原因だと認識しうる。「生産者がこっそり農薬を使ったのかもしれない。あるいは、○○農園は無農薬でも近隣の農家が使用した農薬が混入したのかもしれない。もうここの野菜は信用できない」。患者は次からは「○○農園の無農薬野菜」を回避するであろう。過敏性の拡大はこうして起こっている可能性がある。

こうした回避を繰り返すと、どんどん使用できる食品・製品が狭まってくる。社会生活や日常生活にも支障をきたす。症状が出てしまうのに無理にその食品・製品と使うと条件反射の強化となってしまうので難しいが、やみくもに回避するのも弊害がある。こうした病態には認知行動療法が効果がありそうに私には思われる。ただ、現時点では、有望であるとはみなされているものの、確固としたエビデンスがあるわけではない。いずれにせよ、「化学物質からの回避」が副作用を伴う治療法であることは、もっと周知されてしかるべきだと考える。

過度な化学物質からの回避への批判は複数あるが、たとえば、以下。「医師は、さまざまな低用量の化学物質への暴露を避けるように患者に勧めてはならない」「化学物質の曝露からの長期間の回避の推奨は禁忌である」とある。

■Multiple chemical sensitivity syndrome. [Am Fam Physician. 1998] - PubMed - NCBI,

The patient should be encouraged to work and to socialize despite the symptoms. The major disability from MCS is often the isolation and withdrawal experienced as the patient seeks to avoid chemical exposures. Yet there is no evidence that such avoidance is effective or that continued exposure leads to any adverse biologic effects. Therefore, the physician should not encourage the patient to avoid low-dose exposure to a variety of chemicals. Indeed, according to Sparks and associates,23 “[a] recommendation for long-term avoidance of chemical exposures is contraindicated. It is also impossible to accomplish.”



関連記事

■気功で化学物質過敏症が完治〜大明気功 体験談

■臨床環境医学と環境医学は異なる

*1:この施設ではスプリングベッドは使用しない。バネがコイルの作用で電磁波を誘導するからだそうだ。

*2:https://twitter.com/sivad/status/352795986420170752

*3:前回、「化学物質過敏症の(症状誘発ではなく)発症が化学物質曝露と関連していてもそれほど不思議ではないと私は考える」と述べた理由がこれである。実際には化学物質過敏症の発症と化学物質曝露について明確な疫学的証拠に欠けている。その理由についてもある程度は推測はできる

*4:喫煙者(喫煙歴含む)の化学物質過敏症は稀である。臨床環境医の提唱する「総身体負荷量」という概念(人体には耐えられる「化学物質」の総量があり、総身体負荷量を超える化学物質を負荷すると症状が出る)から言うと、喫煙は化学物質過敏症の強い発症リスクになりそうなのだが

*5:ついでに言えば化学物質の大量曝露とMCS発症の因果関係を考える上では症状の誘発の原因が超微量の化学物質か心理的要因かを区別することは重要ではない。仮に「化学物質の大量曝露によって、心理的な要因でも症状が誘発されるような病態になってしまった」のであれば、化学物質の大量曝露と発症の因果関係は有り、ということになろう。このあたりのことの不理解が私の主張に対する懐疑の一因のように思える

*6■Mindfulness-based cognitive therapy for multiple chem... [Trials. 2012] - PubMed - NCBI

*7:Staudenmayer H. Selner JC. Buhr MP. Double-blind provocation chamber challengesin 20 patients presenting with "multiple chemical sensitivity". Regulatory Toxicology & Pharmacology. 18(1):44-53, 1993

*8:たとえば"Thus, the clinical ecologists are misinterpreting common signs and symptoms of illness and failing to prescribe appropriate and proven therapies. The advice and recommendations of a clinical ecologist can lead to iatrogenic social and occupational disability.", Black DW., Regul Toxicol Pharmacol. 1993 Aug;18(1):23-31. あるいは "Along the first path , beliefs about low-level , multiple chemical sensitivities as the cause of physical and psychological symptoms are instilled and reinforced by a host of factors including toxico genic speculation , iatrogenic influence mediated by unsubstantiated diagnostic and treatment practices , patient support / advocacy networks , and social contagion.", Staudenmayer H., Regul Toxicol Pharmacol. 1996 Aug;24(1 Pt 2):S96-110. 「」付きですらないことにも注意されたし

*9: https://twitter.com/sivad/status/346951080279670785

*10:"It is surprising that the holistic illness model does not include the possibility of psychological factors being involved in the pathogenesis of the illness." URL:http://www2.mst.dk/common/Udgivramme/Frame.asp?http://www2.mst.dk/udgiv/publications/2005/87-7614-548-4/html/helepubl_eng.htm

*11:「…その化学物質から離れると逆に症状が悪化してきたり、新しい症状が出てきたりすることがあります」、「あなたも化学物質過敏症?」P179

shinzorshinzor 2013/07/16 21:37 おるさん,

>それだと問題があるんでしょうかね?

おるさんのような方ばかりなら問題ないと思うのですが,世の中には,精神疾患に対する偏見・差別,あるいは軽視があります。心因性と言われると,心が弱いと言われているようで不名誉なことと感じるのではないでしょうか。私も精神科の敷居は非常に高く感じます。情けないことに,世間体が気になるからです。周囲の偏見の影響が大きく,社会全体の問題です。心が弱いのは精神疾患の患者さんではなく,差別に屈する私のような人間ですね。精神疾患ではないのですが,認知症の症状が出ている親戚がいます。夫が病院に連れて行こうとすると,フライドを傷つけられたと感じて怒り出すそうで困っています。認知症に対する偏見がなければ素直に病院に行ってくれるような気がします。CSの状況と似ています。

ドイツでも,精神疾患に対する差別が存在するようです。

http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/sick_school/cs_kaigai/Germany/mcs_Germany_CSN_Blog.html
>MCS 患者イニシアチブは、精神疾患であるという差別に対して行動を起こし、MCS 患者は身体表現性障害(Somatisierungsstorung)と示されている現在の一節−この差別的用語から永遠に解放され、変更させるべきだと主張し、ドイツ労働社会省へ書面を送付し働きかけ、ついに目標達成に至りました
>Silvia K. Muller、CSN(化学物質過敏症ネットワーク)2008 年12 月24 日

shinzorshinzor 2013/07/16 21:42 すみません、間違って前のエントリーのコメントを送信してしまいました。

ABO FANABO FAN 2013/07/16 22:01 ちょっと茶々を。
> 私の「難病や公害に対する基本的な姿勢」に問題があるというsivad氏による指摘が誤っていることを論じた。その指摘には今の時点では反論はないようだが、
とありますが、NATROMさんの「血液型と性格に関する意見」に問題があるという私の指摘が誤っていることを論じほしいのです。が、その私の指摘には今の時点ではNATROMさんから(に限らずほとんど)反論はないようですが…。なぜでしょうか?

krts1krts1 2013/07/20 18:23 マインドフルネスに関して誰も投稿しそうにないので、投稿しておく。

Mindfulness-based cognitive therapy(略称:MBCT、日本語名:マインドフルネス認知療法)*のような認知行動療法ではないのですが、マインドフルネスストレス低減法(Mindfulness-based stress reduction、略称:MBSR)について、HOTSUMA氏の次のはてブに紹介されています。

>化学物質過敏症(MCS),慢性疲労症候群(CFS),線維筋痛症(FM)のいずれかを伴う女性にはマインドフルネスストレス低減法(MBSR)が有効 J Multidiscip Healthc. 2009 Apr 7;2:53-9.
ttp://b.hatena.ne.jp/hotsuma/ (2013/06/14)

*マインドフルネスストレス低減法と認知療法を組み合わせてマインドフルネス認知療法が生まれたらしい

マインドフルネスについては、ここのサイトを参照するのが良いのかもしれない。
ttp://hikumano.umin.ac.jp/index.html

NATROM先生へ:ブログ本文中の "Mindfulness-based cognitive therapy" に日本語名を入れた方が読者にとってより読みやすいように考えます。ご検討下されば幸いです。

krts1krts1 2013/07/21 08:33 アクセプタンス&コミットメント・セラピー(英語名:Acceptance and Commitment Therapy、略称:ACT)についてもついでに紹介しておこう。回避の問題*を扱うにはこちらの方が良いのかもしれない。ただし、これについては、私が調べた限りにおいて、化学物質過敏症(MCS)への適用についての情報は見当たらなかった。

*症状を受容し、価値のある行動をする(森田療法風に言うと、症状をあるがままに受入れ、目的本位の行動をする) が課題になるかもしれない。

アクセプタンス&コミットメント・セラピーついては、これらを参照するのが良いのかもしれない。
ttp://hikumano.umin.ac.jp/index.html
ttp://kiui.jp/pc/clinical/kiyou/data/pdf2010/02_2.pdf

krts1krts1 2013/07/21 08:37 勢いでもうひとつ紹介。

村上正人、則岡孝子著の「最新版 自律神経失調症の治し方がわかる本」によると、ストレスをなくして快適に過ごすための方法(第7章)として、例えば、趣味、運動、呼吸法、ヨガ、座禅、音楽、自律訓練法、筋弛緩法、自然との対話(登山、釣り、ハイキング等)、笑い が挙げられている。

もちろん、これらの方法が、化学物質過敏症(MCS)の人にとって有効かどうかは、私には全くわからない。

krts1krts1 2013/07/21 17:15 (勢いで作成した 2013/07/21 08:37 のコメントを次のように訂正します。勢いで作成すると文書の品質が低いことあり。反省)

勢いでストレスの低減についてもうひとつ紹介
宮田幹夫著の本「化学物質過敏症 忍び寄る現在病の早期発見と治療」の P47 に「上手に気分転換をしてストレスを減らすように努力してください」とある。

ストレス低減の一例として、村上正人、則岡孝子著の「最新版 自律神経失調症の治し方がわかる本」によると、ストレスをなくして快適に過ごすための方法(第7章)として、例えば、趣味、運動、呼吸法、ヨガ、座禅、音楽、自律訓練法、筋弛緩法、自然との対話(登山、釣り、ハイキング等)、笑い が挙げられている。

もちろん、これらの方法が、化学物質過敏症(MCS)の人にとって有効かどうかは、私には全くわからないが。

M2M2 2013/07/30 15:01 y氏は、なにか原因が検出されなくてはおかしいと思ってらっしゃるのではないかと思っています。
ある現象(病名、治療法含む)があると主張するために必要なことがわかっていないのではないでしょうか?
ホメオパのレメディには、ホメオパ医者も誤解している、現代科学では検出不可能な「なにものか」が含まれていて、それが結果的には効くのだとしてもnatrom先生の論法で否定できるし、それで充分なのですよね。

krts1krts1 2013/08/04 22:08 ≪ご参考≫化学物質過敏症とは直接関係ないが、貝谷久宜監修の「よくわかる双極性障害(躁うつ病)」という本の P106-107 に、マインドフルネス瞑想が紹介されています。『家庭でも行うことができます』と記述されています。

さらに、『マインドフルネス*とは「気づくこと」を意味します。気づく対象は、「いま自分が生きているこの瞬間の現実」です。その現実を、「正しい・誤り」「すべき・すべきでない」「よい・悪い」といった評価を加えず、「あるがままに」感じとり、受け入れていくのがマインドフルネスの考え方です』と記述されています。

最後に、マインドフルネス瞑想をしているときの考え方として、『自分の気持ちや慣習に「とらわれない、固執しない」』ことが挙げられています。

*私の好きなマインドフルネスの定義を次に示します( ttp://pasadenatherapist.wordpress.com/2008/06/11/11-definitions-of-mindfulness/ の10.項による)
[引用]
Broadly conceptualized a kind of nonelaborative, nonjudgmental, present-centered awareness in which each thought, feeling, or sensation that arises in the attentional field is acknowledged and accepted as it is (Kabat-Zinn, 1990, 1998; Shapiro & Schwartz, 1999, 2000; Teasdale, 1999; Segal, Williams, & Teasdale, 2002; as cited in Bishop et al., 2004)
[引用終了]

この定義最後の as it is は「あるがままに」と訳すようです。

ーーーーーーーーーーーーー
・以前の投稿(2013/07/21 08:33)の補足
上記HOTSUMA氏のはてブの正確なURLを次に追加: ttp://b.hatena.ne.jp/hotsuma/20130614 (上から4つ目のブクマ)

・以前の投稿(2013/07/21 17:15)の補足
宮田幹夫著の本「化学物質過敏症 忍び寄る現在病の早期発見と治療」の P21 に「それ(アレルギー)に比べて化学物質過敏症は自律神経の異常なので、検査でアレルギーほどはっきりとした異常はみられません」とあります。

runrun 2013/08/08 18:12 ■Miljøstyrelsen
It is clear that many persons suffering from MCS complain of anxiety and depression, and many consider this to indicate that MCS has psychogenic causes. Many have mentioned the “iatrogenic” model, where the physician or therapist induces the patients to develop and sustain their symptoms and conception of illness (Black, 1995).
はこの部分以外は肯定的でしたね。
さすが1を10にするNATROM先生です。
さて、ツイッターで他の場所で議論しようという返事はいつ頂けるのでしょうか?
いつまでも自分だけ有利な場所に居ては更に誤解されますよ。

NATROMNATROM 2013/08/08 22:05 >この部分以外は肯定的でしたね

たとえば、

>As long as MCS has not been recognised as a disease using scientific medical criteria, the condition cannot be registered in the International Classification of Diseases version 10 (ICD-10) of the WHO. It is, therefore, not included in the Danish medical statistics.

とか、

>The American College of Occupational and Environmental Medicine is the forum in the US with most MCS experts. In 1999 it recommended the use of the name "idiopathic environment-related intolerance (IEI)" instead of MCS. The new name corresponds better with the present knowledge or lack of knowledge concerning the condition (ACOEM, 1999). Idiopathic implies that the cause of the illness is unknown. This is a better and more appropriate name.

とか、

>It is surprising that the holistic illness model does not include the possibility of psychological factors being involved in the pathogenesis of the illness.

とかも、「肯定的」 と解釈されたのですね。

他の場所での議論については、問題がいくつかあります。一つは議論によって体調が悪化しそうな患者さんがいらっしゃることです。一部の患者さんにはネット接続を止めることを強くお勧めします。もう一つは都合の悪いコメントの削除等の操作が行われないという確証がないことです。togetterまとめではコメント欄を検閲をしていましたよね。あらかじめブロックしておくのならまだしも、hapiotaroさんのコメントがなんら断りもなく削除されました。これはいけません。「他の場所での議論」したとして、同じことが行われるのではないか、と危惧しています。

「誤解」については私はまったく困っていません。というのも、既に私の主張は多くの読者に十分に理解されているからです。toggeterのコメントをブロックしている人の数が「多すぎて教えられません」ぐらいだそうですから。確かに、いまだご理解いただいていない方々も少数いらっしゃいます。しかし、これ以上議論したところで、そうした方々にご理解していただくのはたいへんに困難と言わざるを得ません。だとすると議論をするだけ無駄でしょう。

ABO FANABO FAN 2013/08/08 23:23 NATROMさん、こんばんは。
ぜひ、血液型のエントリーにも登場をお願いします。
首を長くしてお待ちしています。

runrun 2013/08/09 10:16 ああ、書けますね。誤解した事をお詫びします。
さて、指摘の文ですが確かにありますね。
しかしあの長い論文の中でその程度でしょ?
化学物質問題市民研究会に翻訳版があるので肯定的論文という事は明白です。

NATROMNATROM 2013/08/09 12:03 「肯定的論文という事は明白」かどうかは、読者が読んでそれぞれ判断すればいいことですね。(いわゆる論文ではないのですが、それはともかくとして)

runrun 2013/08/09 14:39 その読者ってのが結局NATROMさんの味方と感じるんだよね。2ちゃんねるにスレ作るのでいつかそこで話そうじゃないですか。したらば掲示板よりマシですし不正な削除も無いだろうし削除依頼も見れるからね。

runrun 2013/08/09 18:34 あ、一つ言う事がありました。
色んな所でNATROMさんが「こんな医者はいない」と回答してもらった話ですが葵東さんが情報源じゃないよ。
北九州市で結構有名なお医者さんです。
あ、もう1つ。
今日は12時まで仕事だったんですか?わずか3分で返信とは神業ですね。出来ればその神業を実績をあげる事に使ってくださいね。

runrun 2013/08/11 12:04 ついでなので読者さんに翻訳版を紹介します。
・デンマークEPAの報告書
多種化学物質過敏症 MCS

情報源:Danish EPA / Environmental Project no. 988, 2005
Multiple Chemical Sensitivity, MCS
Version 1.0 March 2005
Martin Silberschmidt, ms consult



http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/sick_school/cs_kaigai/mcs_Danish_EPA.html

科学用語と略語リスト
緒言
概要と結論
1. はじめに
 1.1 この報告書について
 1.2 情報源
2 歴史、定義、名前、及び他の症状との区別
 2.1 MCS、発展の歴史
  2.1.1 毒物学的感受性
  2.1.2 疾病、病気、症状
 2.2 MCSに関する記述
  2.2.1 MCSの症状
  2.2.2 MCSの定義
  2.2.3 MCS、経過
  2.2.4 MCSの同義語
 2.3 他の症候群及び病気との区別
 2.4 コメント
3 MCSに関する会議、ワークショップ、報告書
 3.1 アメリカの活動
  3.1.1 会議、ワークショップ、専門家報告書
  3.1.2 省庁横断委員会:機関横断ワーキンググループ
  3.1.3 専門医師組織のMCS問題に対する態度
  3.1.4コメント
 3.2 カナダの活動
 3.3 ヨーロッパの活動
  3.3.1 EU 環境総局報告書 1996
  3.3.2 イギリス安全衛生長官(HSE)への報告書
  3.3.3 イギリス・アレルギー環境栄養医学協会(BSAENM)の報告書
 3.4 国連/WHOの下での活動
 3.5 結論
4 MCSの事例
 4.1 有機溶剤への曝露によるMCS
  4.1.1 トンネル工事作業中にガソリン・ヒュームに急性曝露した労働者のMCS
  4.1.2 プラスチックへの曝露によるMCS
 4.2 農薬への曝露によるMCS
  4.2.1 デンマークの状況
 4.3 木材防腐剤−ペンタクロロフェノール(PCP)、ドイツ
  4.3.1 レントリン(Rentolin)への曝露によるMCS、デンマーク
 4.4 屋内環境に関連したMCS
 4.5 湾岸戦争症候群 (GWS)
 4.6 コメント
 4.7 MCSを引き起こす化学物質
  4.7.1 MSCに関連する化学物質と初期曝露
  4.7.2 複合反応を引き起こす化学物質(引き金物質)
5 発症頻度(Frequency)
 5.1 有病率(Prevalence)
  5.1.1 産業医学論文中のMCSの有病率(Prevalence)
 5.2 罹患率(Incidence)
 5.3 環境医師と患者組織による有病率(Prevalence)
  5.3.1 患者組織によるデンマークでのMCS発症頻度(Frequency)
 5.4 コメント
6 病気の原因と機序
 6.1 免疫学的機序
 6.2 鼻の粘膜の機序
 6.3 神経学的機序
  6.3.1 嗅覚−大脳辺縁系
  6.3.2 神経性機序に関連する他の機序
  6.3.3 脳の機能の変化
 6.4 心理学的機序
  6.4.1 条件反射(パブロフの条件反射説)
  6.4.2 心因性要素
  6.4.3 身体化症候群
 6.5 毒性誘因耐性消失(TILT)
 6.6 臨床環境医学に基づく病気のモデル
 6.7 討議
 6.8 結論
7 診察と診断の方法
 7.1 診察の方法
 7.2 MCSの診断
 7.3 コメントと結論
8 MCSは当局によりどのように扱われているか
 8.1 アメリカとカナダ
  8.1.1 法律と認知
  8.1.2 結論
 8.2 ヨーロッパ
  8.2.1 法律と認知
  8.2.2 その他の活動
  8.2.3 結論
 8.3 デンマークの状況
  8.3.1 当局
  8.3.2 MCSを持つ人々の診察
  8.3.3 デンマークMCS組織
  8.3.4 結論と勧告
9 まとめ、結論、勧告
 9.1 まとめ
  9.1.1 目的
  9.1.2 MCS の記述と定義
  9.1.3 国際的な活動と研究
  9.1.4 MCS の症例
  9.1.5 有病率(Prevalence)
  9.1.6 可能性ある機序
  9.1.7 診察と診断の方法
  9.1.8 アメリカとヨーロッパの当局によるMCSへの対応
  9.1.9 デンマークの状況
 9.2 結論
 9.3 勧告
10 参照

runrun 2013/08/11 12:11 それにしてもNATROMさん、翻訳版があるのに何故使わないんですか?
英語で書いておけばわざわざ検証しないだろうという目論見かと思っちゃいましたよ。
さすがに考え過ぎですよね、あはは(棒読み
読者サービスが足りないと思ったのでフォローしておきました。
いえいえ、当然の事をしただけなのでお礼しなくても結構ですよ。

counterfactualcounterfactual 2013/08/14 07:15 runさん、読者サービス感謝です。読んでみました

病気の原因と機序では、条件反射説や心因性もあげられていて


6.8 の結論で

「MCSに関連する原因と機序の明確な知識と科学的な文書はまだ存在しない。記述された機序で除外されているものはない。

 現在、ほとんどの研究者は下記の点に同意している。

1.機序は、ひとつあるいはそれ以上の生理学的及び心理学的要素の相互反応に基づいている。
2.MCSは主に、他の人々より外部環境影響に容易に反応しやすい人々の中に見られる。
 次の仮説を提唱することができる。:
 MCSの背後にある病気の機序は、特に病気に罹りやすい人々に関し、脳中枢への生物学的及び心理学的な両方の影響に関連している。」

って書いてありますね。つまり、原因はわかっておらず、この文書に記述されている機序で除外されているものはない。心因性も原因候補である、ということですね。

とらとらとらとら 2013/08/18 17:47 NATROMさんwrote:
>>「誤解」については私はまったく困っていません。というのも、既に私の主張は多くの読者に十分に理解されているからです。
はい,理解しているつもりです。大丈夫ですよ。

runさんwrote:
>>化学物質問題市民研究会に翻訳版があるので肯定的論文という事は明白です。
NATROMさんwtote:
>> 「肯定的論文という事は明白」かどうかは、読者が読んでそれぞれ判断すればいいことですね。(いわゆる論文ではないのですが、それはともかくとして)
runさんwrote:
>>それにしてもNATROMさん、翻訳版があるのに何故使わないんですか?
>>英語で書いておけばわざわざ検証しないだろうという目論見かと思っちゃいましたよ。さすがに考え過ぎですよね、あはは(棒読み

NATROMさんの意図は,『「化学物質問題市民研究会」(に属する者)が訳した翻訳版が,果たして本当に信頼に足るものなのか? 原文を読まれることをお勧めする』ということだと理解していますよ。

M2M2 2013/08/20 13:51 「これと同じ論法で」が通用しない人はやっかいだなあ。Y氏がそんな人だとは思わなかったけど。
がっかりだよ。

runrun 2013/08/21 21:40 心因性はあくまでも候補。化学物質過敏症に関する覚え書きはさっさと書きかえるべきだね。
>,『「化学物質問題市民研究会」(に属する者)が訳した翻訳版が,果たして本当に信頼に足るものなのか?
という事なら都合悪いものは削除するでしょ。
都合の良い事以外は削除する自称内科医なら居るけどね。

MonzenKozoMonzenKozo 2013/08/22 00:18 原文と逐次比較をしたわけでは無いので、確実な事は言えませんが、日本語訳文をひと通り読んだ印象としてはrunさんがおっしゃるようにそれほどバイアスがかかった翻訳には見えませんでした。

例えば

--ここから--
6.4.2 心因性要素
 MCSの多くの人々は不安や鬱を訴えることは明らかであり、多くの人々はこのことがMCSの原因が心因性であることを示している考える。多くの人々が、医師又はセラピストが患者の病気の症状と概念を進展させ継続させる”医原性(訳注:医師の診断、治療によって生じた)”モデルに言及している(Black, 1995)。
--ここまで--

と、「多くの人々がMCSの原因が心因性であることを示していると考える」「多くの人々が・・・医原性モデルに言及している」と正直に訳しています。


また、まとめ部分である9章の「9.1.6 可能性ある機序」の最後には

--ここから--
最後に、全体論的(holistic)環境医学は、MCSは外部化学物質に対する体の防御能力及び解毒能力の弱体又は欠陥によって引き起こされ、それが体の内部機能のバランスを崩すという意見である。臨床環境医師らによって発表されているこの仮説の証拠は、医学界で確立されている客観性、標準化、及び、品質管理の要求に照らして、承認されていない。
--ここまで--

と、臨床環境医が提唱しているholisticな病気モデルは、その証拠が現在の医学の標準的な手続きに則っておらず、スタンダード(?)な医学界では全く認められていない事を伺わせる記述もあります。

この日本語訳でも、ひと通り読めばNATROMさんの主張が正しいであろうことを確認できると思います。

NATROMNATROM 2013/08/22 00:33 「EPAの報告書」は"包括的"な報告書なので、蓋然性の高低が考慮されていないんですよ。まともな医学者なら「いくらなんでもこれはない」と考えるような、蓋然性の低い説(「臨床環境医学に基づく病気のモデル」とか)も記載されています。蓋然性の高い説のみを記載するとUpToDateみたいになります。(ごく一部の人以外にはわかりやすいので例に挙げますが)たとえばホメオパシーの"包括的"な報告書には、ホメオパシーが有効であったという研究もいろいろ記載されるでしょうが、UpToDateのような臨床医に対する実践的なツールにはそんな蓋然性の低い研究は記載されず、「ホメオパシーには特異的効果は無い」と記載されるでしょう。

さらに言うなら「免疫学的機序」とか「神経学的機序」とかは「心理学的機序」と両立しないわけではありません。何度も言っていますが、プラセボによって症状が誘発されうる人が、何らかの免疫学的・神経学的異常を有していても不思議ではありません。「いったいなぜ心理的に症状が誘発される人がいるのだろう?」という問いの答えが、免疫学的・神経学的研究から明らかになるかもしれません。


>都合の良い事以外は削除する自称内科医なら居るけどね。

「都合の良い事以外は削除する自称内科医」というのは誰ですか?

もちろん、「NATROMは都合の良い事以外は削除する」とrunさんがほのめかしたいことはわかっています。実際には私が「都合の良い事以外は削除」した事実をrunさんは具体的に指摘することができないので、ほのめかすにとどめているわけですよね。というか、「都合の良い事以外は削除」していたのは、むしろtogetterまとめのほうですね。具体的にはhapiotaroさんのコメントがなんら断りもなく削除されました。削除した、という事実すら記載されませんでした。コメント欄を検閲をしていることは隠されていません。コメントをブロックしている人の数は「多すぎて教えられません」のだそうです。都合の良い事以外は検閲しているわけですね。


>翻訳版があるのに何故使わないんですか?

ついでに答えておきましょう。可能な限り原典もしくは原典に近い書誌情報を挙げるようにしているからです。言論を行う者にとってはごく基本的なことです。翻訳版だけ挙げて原典を挙げないのはなぜか、と聞かれるならまだしも、翻訳版をなぜ使わないのかと聞かれる意味がわかりません。原典がアクセス困難(有料だとかネット上にはないとか)であるとかならともかくそうではないのですから原典を挙げるのは当然です。

ABO FANABO FAN 2013/08/22 06:58 エントリー違いですが、いまだに回答いただいてないようなので…。

2003.5.16付のNATROMさんからのメールですが、

> 「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。
> …私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。

代表例ですが、

A. 自分の性格の評価に血液型ステレオタイプが与える影響 工藤 恵理子(東京女子大学 2009)
 全体として、血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた
B. 血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 山岡 重行(聖徳大学人文学部 2006)
 高受容群では11項目で血液型の主効果が認められ、低受容群でも2項目で血液型の主効果が認められた。 
C. 潜在的な血液型ステレオタイプ信念と自己情報処理 久保田健市(名古屋市立大学 2007)
 特性語の種類の主効果(F(1,32)=9.80, p<.01)と特性語の種類×参加者の血液型の交互作用(F(3,32)=3.22, p<.05)が有意だった…定義づけ課題の結果についても,同様の2要因分散分析を行ったところ,特性語×参加者の血液型の交互作用が有意だった.
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2009-10-25

念のため、これらの論文の結論は、
A.「血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた」
B.「血液型の主効果が認められた」
C.「交互作用が有意だった」
は、要するに「統計的に有意な差があった」ということです。

ぜひ回答をお願いします。

counterfactualcounterfactual 2013/08/22 14:57 runさん

微量の化学物質もあくまでも候補ですね。
要は、原因はわかっていない、というのがあの文書の述べているところですね。

runrun 2013/08/28 08:15 >要は、原因はわかっていない、というのがあの文書の述べているところですね
というけど完全に原因特定できた事なんて無いよ、化学物質に反応するけど何故そうなるかは解からない。ただ治り方はあるという事。
で、NATROM先生またホメオパシーですかwww
私も認めてねぇっつってんでしょ。
都合の悪い事を削除というより掲載しないと言うなら分かるかな?
どーせ海外で心因性論が多いからって日本もそうなったら俺はパイオニアだと言うつもりでしょ?
んな事どーでもいいんですわ、治療法確立出来るなら何でも構わない。
NATROM大先生に出来るかな?

runrun 2013/08/28 08:35 それよりもサボリやめたら?
8時半〜18時半、12時半頃〜15時までは休み、木、土は午前のみとして診療時間内にコメントした物を集めたのですが・・・
NATROM 2013/08/09 12:03
NATROM 2013/07/17 11:26
NATROM 2013/06/19 10:51
NATROM 2013/06/19 10:55
NATROM 2013/06/20 08:36
NATROM 2013/06/20 08:45
NATROM 2013/06/06 09:18
NATROM 2013/06/28 08:30
NATROM 2013/04/09 16:31
NATROM 2013/03/16 08:32
NATROM 2013/03/28 08:33
NATROM 2012/12/10 08:55
NATROM 2012/12/04 15:08
NATROM 2012/11/07 11:06
NATROM 2012/11/08 08:50
NATROM 2012/09/10 09:02
NATROM 2012/08/31 11:12
NATROM 2012/08/03 13:26
NATROM 2012/06/04 12:11
NATROM 2012/06/04 12:12
NATROM 2012/05/12 10:06
NATROM 2012/05/16 08:43
NATROM 2012/04/16 17:42
NATROM 2013/05/12 09:29
NATROM 2013/05/12 09:31
NATROM 2013/05/12 09:29

runrun 2013/08/28 08:43 読者からサービスありがとうと言われる位だからやっぱ翻訳版必要でしょ?
リンクすればいいやん。
あー、都合悪い事も多いもんね。失敬失敬。

NATROMNATROM 2013/08/28 08:53 >>要は、原因はわかっていない、というのがあの文書の述べているところですね
>というけど完全に原因特定できた事なんて無いよ、化学物質に反応するけど何故そうなるかは解からない。ただ治り方はあるという事。

「化学物質に反応するけど何故そうなるかは解からない」ではありません。「化学物質に反応するかどうかもわからない(化学物質に反応しているかもしれないし、反応していないかもしれない)」ということですね。「化学物質に反応しているともしていないとも断定できない」というケースが一般的ですが、興味深いことに、「化学物質に反応しているわけではない」と明らかに断定できる場合もあります。たとえば、「能動喫煙には反応しないけれども受動喫煙には反応する」というケース。

「治り方」についてですが、現在のところ、質の良い臨床研究で確認された化学物質過敏症の治療法はありません。ビタミンやグルタチオンが使用されたりしていますが、比較試験等はなされていません。やろうと思えばできるのに、いったいなぜしないのでしょうか。厚生省は、すでに先行研究で否定的であった二重盲検下負荷試験などよりも、治療法の臨床研究を行うべきであったと思います。


>で、NATROM先生またホメオパシーですかwww
>私も認めてねぇっつってんでしょ。

もちろん、runさんやその他の多くの方が認めていないからこそ、ホメオパシーを例に出すんですよ。「UpToDateよりも政府の包括的な報告書を信用するってのなら、ホメオパシーも認めることになりかねませんよ」と説明しているのです。


>都合の悪い事を削除というより掲載しないと言うなら分かるかな?

1.「都合の良い事以外は削除する自称内科医なら居る」という主張は誤りであったと認めるわけですね?
2.「掲載しない都合の悪い事」って具体的に何ですか?

もちろん、すべてのことを網羅的に掲載することは不可能ですので、runさんの主観では「NATROMは都合の悪い事を掲載していない」ように見えるかもしれません。だったら、コメント欄なり掲示板なりで「都合の悪い事」を具体的に指摘すればいいのですよ。「教えらない」ほど多くの人の意見を検閲しているtogetterまとめと違って、ここのコメント欄はオープンです。


>どーせ海外で心因性論が多いからって日本もそうなったら俺はパイオニアだと言うつもりでしょ?

海外で心因性論が多いならば、日本で同じことを主張してもパイオニアにはなれません。


>んな事どーでもいいんですわ、治療法確立出来るなら何でも構わない。

私もそう思います。そのためには、まず、海外での主流の考え方を知ることからですね。主流の考え方を十分に理解した上で、それを批判したり否定したりするのはいいでしょう。主流の考え方を知らないのは論外だと思います。


>NATROM大先生に出来るかな?

出来ません。ただ、世界標準の考え方を伝えることで、少しでも化学物質過敏症や臨床環境医学についての理解が進み、結果的に研究の進歩につながるかもしれません。少なくとも、ホメオパシーを治療に使い懲戒処分請求されるような海外の臨床環境医の言うことを真に受けるような医学者よりかは、貢献していると思っています。

NATROMNATROM 2013/08/28 08:57 翻訳については、既に、http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20130716#c1377099235 で述べていますが、それに対する具体的な反論はないようです。別に翻訳版が都合が悪いわけではないことは、MonzenKozo さん他からの指摘の通りです。

「診療時間内にコメント」については、逆にrunさんに質問ですが、私が書き込みした時間が「診療時間内」であることをどうやって知ったのでしょうか?すべての勤務医が「8時半〜18時半、12時半頃〜15時までは休み、木、土は午前のみ」という診療を行っているわけではありません。発言の内容に反論できないからこそ、それとは無関係な「診療時間内にコメント」を持ち出したのでしょうか。私の発言の内容に問題があるならば、その内容を問題にしましょう。

runrun 2013/08/28 11:32 治療も出来ないのに難癖つけるから患者から嫌われるんですよ。
掲載しない都合の悪い事?
ああいえばこう言うですな、要は自分の都合よい事しか使わないって事。
つーか、サービス足りねぇらしいよ。
それと掲示板、ツイッターも調べたけど当番とかそんな規則性も無いね。
サボリでしょうにwww
あー、認めなくて結構。十分笑ってますから。

runrun 2013/08/28 11:46 ついでだけど化学物質アレルギーの複合したものとも考えないの?
ちゃんと化学物質に反応する病気あるでしょ?
IEI−Esfも知らないようだし・・・何か知らんが原因は複合してるね。
それと精神科医が言ってたけど内科医は解からないとすぐ心因性にして困るそうだよ。
自律神経、免疫、精神、どれが主犯なんて言える病気じゃないね。どれに絞っても起こりえない事があるそうなので。
解明でもしたらいいんじゃないですか?
NATROMさんの主張を信じて悪化した例はあるけど軽快したと聞いた事ないなぁ。
心因性なら催眠術が特効薬っすか?1人でも治ったらあり得るけどね。

att460att460 2013/08/28 12:43 翻訳版を問題にする方がいますが、翻訳内容にNATROMさんが責任をもてるならともかく、責任をもてないなら、紹介する方が無責任でしょう。
翻訳ミス、勘違い等もありえますから。

かつて、2チャンネルで、一次ソースのあるものは、きっちり、一次ソースを示せと注意を受けた記憶が...
あそこは、真っ当なところは真っ当ですし、情報の取り扱いも厳しいところは本当に厳しいですから。
#その代りに、真っ当な板は、情報の精査さえすれば本当に信用できます。

nekolunanekoluna 2013/08/28 19:24 科学的な文脈において、当団体の翻訳の品質には問題があると感じています。たとえば、fish cellsを単に「魚」と翻訳するなどです。
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nano/journal/2010_Apri_Silver_nanospheres.html
細胞は当然のことながら個体とは違いますし、樹立された細胞株は当然のことながら、分裂回数に制限のある初代培養細胞とは性質が違います。細胞株における遺伝毒性は必ずしも個体における遺伝毒性を意味しません。細胞株の継代中に性質が変化することもよくあります。翻訳の品質に対して信頼がおけるかどうか不明な場合、一次文献にあたるのは当然です。

NATROMNATROM 2013/08/28 19:35 ・「都合の良い事以外は削除する自称内科医なら居る」という主張は誤りであったと認めるわけですね?
・「掲載しない都合の悪い事」って具体的に何ですか?
・私が書き込みした時間が「診療時間内」であることをどうやって知ったのでしょうか?

いずれの質問にも答えがありません。質問されてすら「都合の悪いこと」にはrunさんは答えないわけですね。


>治療も出来ないのに難癖つけるから患者から嫌われるんですよ。

臨床環境医学も別に根拠に基づいた治療をしているわけではないのですけどね。

ちなみに「お前は治せないのに難癖付けるな」というのは、悪質な代替医療が批判逃れによく持ち出す論法です。「○○療法で末期の癌も治る!」「これこれこういう理由で○○療法が効くという根拠はありません」「じゃあお前は末期癌が治せるのかよ?!」ってな具合に。


>ついでだけど化学物質アレルギーの複合したものとも考えないの?

複合というか、単に(普通の)アレルギーをMCSだと誤診されている例はあるでしょうね。


>IEI−Esfも知らないようだし・・・何か知らんが原因は複合してるね。

ごめんなさい。IEI−Esfは知りません。IEI-EMFについては知っているんですが。そういえば、石川哲氏の主張に基づいて「多発性化学物質過敏症患者はパソコンの出す電磁波に暴露されても症状が誘発されるとされている」と書いたら、「化学物質過敏症と電磁波過敏症を間違える程の認識しかない」などと的外れなコメントをされたことがあります。この場合、「化学物質過敏症と電磁波過敏症を間違える程の認識しかない」人がいたとしても、それは、私ではなく、石川哲氏です。


>それと精神科医が言ってたけど内科医は解からないとすぐ心因性にして困るそうだよ。
>自律神経、免疫、精神、どれが主犯なんて言える病気じゃないね。どれに絞っても起こりえない事があるそうなので。

「解からないとすぐ心因性にする」ような医師がいるのは確かですね。困ったものです。きちんと根拠に基づいて判断するべきです。MCSについては複合要因であるのは確かですね。症状誘発のトリガーが超微量の化学物質の曝露ではなさそうというだけで。


>NATROMさんの主張を信じて悪化した例はあるけど軽快したと聞いた事ないなぁ。

私は別に診察室で治療しているわけではないですからね。私なら診察室で患者さんが「化学物質過敏症」だと思い込んでしまうような診療はしませんので、結果的には臨床環境医たちよりかはましだと思います。


>心因性なら催眠術が特効薬っすか?1人でも治ったらあり得るけどね。

「1人でも治ったらあり得る」というなら、抗うつ薬や抗精神病薬が効いた症例報告レベルの事例はあります。それから、"Mindfulness-based cognitive therapy"のRCTが進行中であることは既に紹介しました( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23016822 )。この論文のBackgroundには"current evidence suggests that MCS is more likely to be due to individual susceptibility factors than to a toxicological response to common airborne chemicals."と記載があり、著者らが化学物質の曝露ではなく別の要因、つまりは認知療法で改善しそうな要因によってMCSが起こっていると考えていることがわかります。

ABO FANABO FAN 2013/08/28 22:39 しつこいようですが、2003.5.16付のNATROMさんからのメールです。

> 「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。
> …私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。

代表例ですが、

A. 自分の性格の評価に血液型ステレオタイプが与える影響 工藤 恵理子(東京女子大学 2009)
 全体として、血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた
B. 血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 山岡 重行(聖徳大学人文学部 2006)
 高受容群では11項目で血液型の主効果が認められ、低受容群でも2項目で血液型の主効果が認められた。 
C. 潜在的な血液型ステレオタイプ信念と自己情報処理 久保田健市(名古屋市立大学 2007)
 特性語の種類の主効果(F(1,32)=9.80, p<.01)と特性語の種類×参加者の血液型の交互作用(F(3,32)=3.22, p<.05)が有意だった…定義づけ課題の結果についても,同様の2要因分散分析を行ったところ,特性語×参加者の血液型の交互作用が有意だった.
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2009-10-25

念のため、これらの論文の結論は、
A.「血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた」
B.「血液型の主効果が認められた」
C.「交互作用が有意だった」
は、要するに「統計的に有意な差があった」ということです。

NATROMさんの文章を拝借すると、

いずれの質問にも答えがありません。質問されてすら「都合の悪いこと」にはNATROMさんは答えないわけですね。

runさんにだけ回答を要求するのはいかがなものでしょうか?
それなら、まず私の10年前に質問にお答えください。
どうかよろしくお願いします。

runrun 2013/08/29 09:14 >いずれの質問にも答えがありません。質問されてすら「都合の悪いこと」にはrunさんは答えないわけですね。
いや、誤りではないよ。普通研究者は都合よい事だけ選り抜きするけどNATROMさんほど露骨じゃないね。自称内科医さん。
IEI−Esfは誤爆、電磁波過敏症知ってるなら使えば?ネチネチ揚げ足とらないでさ。
1人でも治ったらあり得るは催眠術の話。そうやって都合よい方向に持って行こうとする解釈が汚いと言われる所以だよ。
ちなみに心因性がゼロだと一度も言ってない。むしろあの覚え書きに30点やったんだから精神科で治ったケースは2例ほど知っている。
ただ治らないケースが圧倒的多数でむしろ薬物過敏症に陥る事も多い。
おっと、質問に答えるつもりなんぞ無かったのに大先生がサボってまで相手してくれるから付き合っちまったい(^^:)
狙いはNATROMのプロファイル作りなのでもう十分かな。サボリと言われたくなければ1分で長文連投できる休憩時間のシステム教えたら?
ついでにABO FANさんにも答えてやれば?
ABO FANさん、こんな人は笑ってやれば意地張って答えるよ。
またヒマな時に来るわ、今回もアホ回答ありがとうw

runrun 2013/08/29 09:27 あ、nekoluna さんとatt460 にも何か言っておくか。
ずっと↑の方で「サービスありがとう」と読者から感謝されてますよ。
引用、出典は原典でいいだろうけど翻訳版のリンクくらいサービスすれば?って事。
あ、よく調教されたNATROMもどきに応える気ないからwww
透明性の全くないNATROMさんの土俵で信じられる人なんて居ないからね。

NATROMNATROM 2013/08/29 19:01 ・「都合の良い事以外は削除する自称内科医なら居る」という主張は誤りであったと認めるわけですね?
・「掲載しない都合の悪い事」って具体的に何ですか?
・私が書き込みした時間が「診療時間内」であることをどうやって知ったのでしょうか?

なにかいろいろ仰っておられますが、やはりいずれの質問にも答えがありません。質問に対して答えればいいだけなのに、いったいなぜ答えられないのでしょうか。質問者に議論する能力が欠けており無視されて当然である(というかむしろ正常な議論の妨げになるために相手にしてはならない)ことが既に周知されているならば、質問を無視していても信用は落ちません。しかし、そうではないのに質問に答えずに逃げ続けていたら、どんどん信用が失われます。


>IEI−Esfは誤爆、電磁波過敏症知ってるなら使えば?ネチネチ揚げ足とらないでさ。

その必要があるときには電磁波過敏症という言葉を使います。しかしながら、MCSにおける過敏性の拡大を問題にする文脈では、必ずしも電磁波過敏症という言葉を使う必要がありません。石川哲氏もそう判断したのでしょう。ごく常識的な科学の知識を持っている人にとって、原因とされている物質のみならず、原因物質とは化学構造も性質も異なる対象にまで過敏性が拡大するという現象は、MCSの症状誘発がごく少量の化学物質の曝露によるという仮説の信頼性を揺るがすに十分だからです。「化学構造も性質も異なる対象」の一つが「電磁波」です。


>ただ治らないケースが圧倒的多数でむしろ薬物過敏症に陥る事も多い。

私が考えるに、たいていは標準的な医療で治るかそれなりのコントロールができていて、治らないか標準医療では不満な少数の患者さんが臨床環境医学に流れているのではなかろうかと。代替医療でよくあるパターンですね。runさんやその他の患者さんの例からわかるように、臨床環境医学でも治らないケースは多いように見えます。ぜんぜん治っているように見えません。自分の患者さんのネット利用が症状の悪化要因になっていることを主治医は把握しているんでしょうかね。私が主治医ならネット接続を禁止もしくは制限するところです。

もちろん、臨床環境医学で治っていない化学物質過敏症患者がネット上で見た目多いとしても、臨床環境医学で治った患者さんはネットで攻撃的な書き込みはしないでしょうから、これも選択がかかっているものと思われます。ただ問題は臨床環境医学の治療でどれぐらい治るのか、臨床環境医自身が明確な根拠を提示できないことです。実際のところ、「臨床環境医学では治らないケースが圧倒的」ということを示したケースシリーズがあります( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3942446 )。わりといい雑誌に載っています。

"Environmental Illness"(MCSと同じ)の患者さん50例が平均23.9カ月の臨床環境医学の治療を受けた後、症状が改善したのは50例中2例のみ。26例は不変で、22例が悪化です。プラセボのほうがずっと効きそうです。精神療法を受けている間、徐々に呼吸苦、頭痛、めまいなどの症状が改善してきたのに、臨床環境医による繰り返される検査(おそらく誘発中和法)が多くの家庭内の臭いへの「反応」を誘発した例もあります。「過敏性の拡大」という現象ですね。臨床環境医が余計なことをしなければ、おそらくはこの患者さんは治るか、そうでなくても症状は改善したでしょうに。この論文の著者は"clinical ecology methods and theory appear to cause unnecessary fears and life-style restrictions."と結論しています。医原性だと指摘されている理由の一つです。


>「サービスありがとう」と読者から感謝されてますよ。

「都合の良い事以外は削除する」→「都合の悪い事を掲載しない」→「サービス足りない」と、runさんの主張がどんどん後退している件について。

ABO FANABO FAN 2013/08/29 19:46 > なにかいろいろ仰っておられますが、やはりいずれの質問にも答えがありません。質問に対して答えればいいだけなのに、いったいなぜ答えられないのでしょうか。

ただし、NATROMさん自身には適用されない、ということでしょうか?

> 質問者に議論する能力が欠けており無視されて当然である(というかむしろ正常な議論の妨げになるために相手にしてはならない)ことが既に周知されているならば、質問を無視していても信用は落ちません。

ひょっとして、これが私の質問に答えない理由なのでしょうか?
が、名指しではないのでなんとも判断できませんし、抽象的な基準では意味不明です。
もっとも、NATROMさんの以前の発言

> 「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。
> …私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。

は、既にNATROMさん自身が実質的に否定してしまっています(=血液型と性格に強い関係があるかどうか何度も調べられたけどそんなものは無かった→弱い関係はあってもおかしくない)。

ですので、そういう意味では議論は終了しています。
しかし、公然とそう言われるのはまずいし、自分では認めたくないということなのでしょうか?
はて?

何分かの一何分かの一 2013/08/30 10:45 少なくとも私は ABO FAN さんは「議論する能力が欠けており無視されて当然」と看做していますし、他の多くの方も同様ではないかと推測しています。

また、ABO FAN さんをご存じない方も、「ABO FAN」で検索していただければ、そのように看做される理由に納得していただけるのではないかとも。

いい加減にあきらめて、関係ない記事にまで粘着し続けるのもやめたらいかがですか。

ABO FANABO FAN 2013/08/30 23:38 何分かの一さん、こんばんは。
> 少なくとも私は ABO FAN さんは「議論する能力が欠けており無視されて当然」と看做していますし、他の多くの方も同様ではないかと推測しています。
このような反証不可能(?)な文章は書くのは、「ニセ科学批判」といしてはいかがなものでしょうか?
> また、ABO FAN さんをご存じない方も、「ABO FAN」で検索していただければ、そのように看做される理由に納得していただけるのではないかとも。
これには正直驚きました。NATROMさんに同じことをしてもいいのですか?
上の文章の「ABO FAN」を「NATROM」に置きかえても、納得することは十分可能とは思いますが?(苦笑)
> いい加減にあきらめて、関係ない記事にまで粘着し続けるのもやめたらいかがですか。
これもそれも、NATROMさんに返事をいただくためです。
というか、なぜNATROMさんがここまで回答拒否をするのか理解に苦しみます。そう思いませんか?
NATROMさんの回答さえあれば、何も好きこのんで面倒な「関係ない記事にまで粘着し続ける」なんてことはしませんよ(苦笑)

runrun 2013/08/31 07:30 ムチャクチャな返答で答えたつもりなのが面倒ですね。
で、何故私が質問されるのでしょうか?
シロートなので先生に窺っているだけで答えにゃいかん等価交換方式なんすか?
NATROM先生の答えは一見一生懸命答えている様に見えますが中身は答えになってないすっね。
私は答えてるのに「答えてない」扱いだし、鏡か自分の写真でも見て下さい。
>・「都合の良い事以外は削除する自称内科医なら居る」という主張は誤りであったと認めるわけですね?
いいえNATROMさんです。ハイ終わり。
ではROMしますかね、適当にいつも通り勝利宣言でもすれば?
ABO FANさん、疑似NATROMには相手しない方が吉。
疑似NATROM黙れ!という位で丁度良いですよ。

NATROMNATROM 2013/08/31 08:52 >で、何故私が質問されるのでしょうか?
>シロートなので先生に窺っているだけで答えにゃいかん等価交換方式なんすか?

ここが診察室ではなく、対等な議論の場であるからですよ。ネット上で医師患者関係を期待しないでください。runさんは私の患者さんではありません。

runさんが私の診察室にいる患者さんであれば、対応はまったく異なります。runさんの主張がまったく事実と異なっていても、そのことを指摘することがrunさんの病状を改善することに寄与しなければ、私は誤りを指摘しないでしょう。

しかし、ネット上ではrunさんを対等な論者と私はみなしておりますので、runさんの主張に誤りがあれば指摘しますし、質問もします。


>>・「都合の良い事以外は削除する自称内科医なら居る」という主張は誤りであったと認めるわけですね?
>いいえNATROMさんです。ハイ終わり。

・「NATROMは都合の良い事以外は削除する」と主張するわけですね。では、いったいいつ、どのような内容のものを、私が削除したのか、具体的に指摘してください。

runさんが質問に答えない自由はありますが、その場合、「NATROMは都合の良い事以外は削除するというrunさんの主張は虚偽である。その証拠に質問に答えられない。runさんは嘘つきである」と私はみなします。

・「掲載しない都合の悪い事」って具体的に何ですか?
・私が書き込みした時間が「診療時間内」であることをどうやって知ったのでしょうか?

という指摘には答えがありませんね。

ABO FANABO FAN 2013/08/31 09:05 runさん、おはようございます。
> ABO FANさん、疑似NATROMには相手しない方が吉。
> 疑似NATROM黙れ!という位で丁度良いですよ。
ありがとうございます。
が、なぜか、私に対しては完全沈黙なんですよ。
正直、runさん相手にそれだけ書く時間があるなら、ちょっとでもいいから私の相手もしてほしいです。
よっぽど都合が悪いのかな?
#まさか、このコメントは削除されないでしょうね?

アマデウス龍彦アマデウス龍彦 2013/08/31 16:24 NATROM先生、そんなに主題と離れてないと思いましたが、なぜかお消しになりましたね。
というわけで、こちらの方がいいのかなと、内容を絞ったうえで、移動して投稿させていただきます。

包括的検査が必要だという“次の記事”の主張には、賛成です。
でも、患者の立場からは、「検査だけして終わらないでほしい」という気持ちもあります。
むかーしむかしに、内科病棟研修中に目撃した、とある内科医さんのお話ですけど。
さんざん血液や髄液やらを採取して、論文作成に夢中な方がいらっしゃいました。
結局患者さんは、ちっとも治ってもないし楽になってもいない、みたいな。
傍から見ていて、お気の毒でした。

だから主治医には、何か、なんでもいいから「対応策」を取ってもらいたいです。
でも、化学物質過敏症には、処方薬も使えないケースも多いでしょうから、難しいでしょうね。
薬が使えないとなると、ほとんどのいわゆる“主流派”の内科医は、お手上げではないでしょうか?

あと、病気を心因性か器質性かと、二分する考え方は、古くないですか?
双方絡み合っていると考える方が自然ですよね。
科学的に考えても、です。

アマデウス龍彦アマデウス龍彦 2013/08/31 16:28 NATROM先生、次の記事のコメント欄のものが消されたというのは、私の勘違いだったようです。
どうもすみません。
もし次の記事のコメント欄のものを消されていないのでしたら、内容が重なりますので、お手数ですが削除してください。
申し訳ありません。

NATROMNATROM 2013/08/31 19:07 もちろん、検査だけで終わってはいけません。いわゆる“主流派”の内科医がどうすべきかは、たとえば、“次の記事”で紹介している

MICHAEL K et al., Multiple chemical sensitivity syndrome., Am Fam Physician. 1998 Sep 1;58(3):721-728.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9750540

の"Management"の項を参照してください。


>あと、病気を心因性か器質性かと、二分する考え方は、古くないですか?
>双方絡み合っていると考える方が自然ですよね。

古いですし、双方絡み合っていると考える方が自然ですね。"Illness model based on clinical ecology"が"It is surprising that the holistic illness model does not include the possibility of psychological factors being involved in the pathogenesis of the illness."と批判されている通りです。どこが"holistic"やねん。

krts1krts1 2013/10/12 20:50 <<ご参考>> サイバーセラピスト構想再び
先日、ぐぐっていたら、上記タイトルの資料を見つけてしまいました。さらに、この資料中に「エビデンスに基づく」との記述があったので、私は興味を持ち、空想が膨らんでしまいました。迷った挙句、2つのコメントを投稿することにしました。記述があやふやですみませんが、ある種の夢物語[妄想ともいう]として解釈して下さい。

一方、投稿予定の主コメントの前に説明すべきことが2点あるので、次に先ず記述します。
(1)以下にホルムアルデヒド濃度に関する記述がありますが、必要に応じて次のコメントを参照して下さい。 http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20130907#c1380798852
(2)上記資料中に登場する化学物質過敏症患者に対する曝露濃度と心拍変動のリアルタイムモニタリング装置を使用した研究は http://kaken.nii.ac.jp/pdf/2009/seika/jsps-1/12601/19201007seika.pdf(以下資料1) が相当すると考えます。この研究は終了していますが、この続きのような研究は、 http://kaken.nii.ac.jp/d/p/25340050.ja.html (代表者は坂部貢 東海大医学部教授) かもしれません[研究課題のタイトルが微妙ですが(ry]。

上記モニタリング装置がいろいろな原因候補化学物質に対して利用できれば、化学物質過敏症の(診断補助のための)検査や治療(日常生活の提案)に役立ち、さらに化学物質過敏症に関する混乱もある程度減少することが期待されます。

原因化学物質がホルムアルデヒドのみかつ上記モニタリング装置がホルムアルデヒドの曝露濃度測定が可能であると仮定すると、上記検査においては、例えば、ホルムアルデヒド濃度が8ppb以上になると決まって反応するならば、化学物質過敏症かもしれません。また、化学物質過敏症が存在する証明に近づくかもしれません。室内にてホルムアルデヒド濃度が200ppb以上になると決まって反応するならば、シックハウス症候群かもしれません。ホルムアルデヒド濃度が200ppbで反応しないのに8ppbで反応するならば、心因性かもしれません。上記資料1の4.(2)丸5項には実際のケーススタディが示されています。

一方、上記治療(日常生活の工夫)においては、原因化学物質の臭いに反応する人に対し、この濃度が上昇して一定の濃度を超えると、必要に応じて警報を発し回避を促すことができれば良いかもしれません。

ちなみに、この話題に関する別の資料(作者は坂部貢教授のようです) www.jeic-emf.jp/assets/files/pdf/b_20120720.pdf (P34-P40) が存在します。この資料中の P39 の「精神疾患の合併」は私にとって特に興味深いです。
(続く)

krts1krts1 2013/10/12 20:53 (続き)
やっと本題です(前ふり長くてすみません)。

資料:サイバーセラピスト構想再び http://hikumano.umin.ac.jp/BT04.pdf
化学物質過敏症とされる患者が原因とされる化学物質曝露濃度が十分低いにもかかわらず症状がでた時にネット上でCBT(認知行動療法)する構想かな?

化学物質過敏症とされる患者が、上記曝露濃度と心拍変動のリアルタイムモニタリング装置を使用して、原因とされる化学物質曝露濃度が十分低いにもかかわらず症状がでた時に、ネット上でリアルタイムの認知行動療法ができれば対処がより容易になるかもしれません。例えば、(1)症状は化学物質が直接の原因でないことを告げる。(2)リラックス等の副交感神経の高める方策をとるようにアドバイスする。

−−−−−−−−−−−−−−−−−

さらに、 WEBページ http://hikumano.umin.ac.jp/kougi2.html の左側の 2.心身医療のアセスメントと初期対応(4/18) 項をクリックすると現れる 「マインドフルネス(妄想せず)」 項を見つけました。これをクリックすると右側に記述内容が表示されます。マインドフルな人は「執着せず」に加えて「妄想せず」と、私には興味深いです。記述内容を次に示します。

マインドフルネス(妄想せず)
・われわれは考えたこと(評価や解釈)を、自動的に現実だと思ってしまう。
・自分の中の対象(私的出来事)に関して考える場合に問題が生じることが多い。
・その結果、自分で自分を限定し、過去の後悔や未来への不安でいつも頭がいっぱいになる。
・私的出来事を、今ここで、ありのままに(例:思考は思考として)、観察するための方法。

注:認知行動療法、ストレス低減法等に関しては、このエントリにコメントしています。
(終了)

krts1krts1 2013/10/17 23:00 (読書なう)大野裕著の本「はじめての認知療法」の P123〜P124 に ”コラム − 「自分」を感じ取る力を育てるマインドフルネス・ウォームアップ 「うつ・不安ネット」ウェブ版でマインドフルネス・ウォームアップの動画を見ることができます。マインドフルネスというのは、「自分の心身の状態を自然に受け入れられるこころの状態、心身の変化に気づいてしなやかに問題に対処できるこころの状態」を意味する言葉です。欧米ではちょっとしたブームになっていて、そうしたこころの豊かさやしなやかさをもつことで、こころの健康を維持したり、こころの健康を取り戻したりできると考えられるようになっています。
マインドフルネスの考えには禅の教えが反映されています。禅の考え方が広く世界に受け入れられていることに、日本人の私としては、ちょっとうれしい気持ちにもなります。でも、マインドフルネスと、思考(認知)に注目しながらこころの状態にアプローチしていく認知療法とが、どう関係してくるのでしょうか。
認知療法は、知的作業のニュアンスが強い治療法のようにとらえられることが多いように思います。それに対して、マインドフルネスというのは、自然なこころの動きを大事にする、どちらかというと情緒的な治療法のように見えます。でも、こうした違いは表面的なものでしかないと、私は思っています。認知療法は、たしかに思考に注目します。しかしそれは、情緒的な変化に気づき、その苦痛を和らげるのに役立つからです。認知療法では、温かく共感的な人間関係を何よりも大切にし、肌で感じた体験にもとづきながら認知の修正をすることを大事にします。頭の中だけで考えを変えようとしても、そんなに簡単に割り切ることはできないからです。
頭ではわかっていても、実際に体験しないと気持ちを切り替えることはできません。そのためには、自分の心身の状態を素直に受け入れられるマインドフルネスなこころでいることが大事です。そうしたこころの状態は、日々の忙しさに流されてしまうことが多い、現代に生きる私たちにとってとても大切だと思います。そう考えて、ヒューマンウェルネスインスティテュート理事長の石井朝子先生にお願いしてマインドフルネス・ウォームアップの動画を使わせていただくことにしました。(http://www.cbtjp.net/movies/mindfulness.html)”と記述されています。このURLで示される動画を見るだけなら無料です。

上記認知療法は、アーロン・T・ベック博士が初めて提唱したものです。欧米ではうつ病や不安障害(パニック障害、社交不安障害、心的外傷後ストレス障害、強迫性障害等)、不眠症、摂食障害、統合失調症等の多くの精神疾患に効果があることが実証されて広く使われるようになってきているようです。

参考までに、上記認知療法に関しての入手容易な資料例を次に示します。
(1) http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/kokoro/dl/04.pdf
[http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/kokoro/index.html WEBページ中の うつ病の認知療法・認知行動療法マニュアル(平成21年度厚生労働省こころの健康科学研究事業「精神療法の実施方法と有効性に関する研究」) において、上記pdfファイルを含めて、各種ファイルの選択が可能です。]
(2) http://www.ncnp.go.jp/cbt/about.html

>サイバーセラピスト構想再び
サイバーセラピストは、うつ・不安においては、既に存在するのですね。私は驚きました。今後、適用範囲を拡大できれば良いですね。

注:
(1)上記認知療法は認知行動療法と呼ばれることもあります。
(2)本コメントは単なる紹介であり、上記うつ・不安ネットの会員(有料)になること及びマインドフルネス・ウォームアップを勧めているものではありません(念のために記述)。
(3)認知行動療法、ストレス低減法等に関しては、このエントリにコメントしています。

かくちゃんかくちゃん 2014/03/24 12:43 ご存知でしたら、無視してください。
NEJM Journal Watch Online より引用です。
│ ■免疫系・結合組織・関節、その他
│ Is Chronic Urticaria Caused by Food Additives?
│  慢性蕁麻疹は食品添加物によって引き起こされるか?
│  「そのようなことはほとんどなく、添加物の検査はめったに適応とならな
│   い。」
│  出典:J Allergy Clin Immunol Pract 2014 Mar/Apr; 2:168.

2013-07-11 水俣病と化学物質過敏症は異なる

[]水俣病と化学物質過敏症は異なる 水俣病と化学物質過敏症は異なるを含むブックマーク

■NATROM氏『化学物質過敏症は臨床環境医のつくった「医原病」だと思う』等について - 赤の女王とお茶をにおいて、sivad氏が私の「難病や公害に対する基本的な姿勢」に問題があると指摘している。あたかも私が水俣病の病因を無視して被害を拡大させた医学者と同様であるかのような書き方であった。読者のみなさまには、このエントリーにて、臨床環境医学の問題点や、化学物質過敏症と水俣病の違いについてご理解していただけたら幸いである。


多種類化学物質過敏症と水俣病との違い

Multiple chemical sensitivity(MCS, 多種類化学物質過敏症)という疾患概念は、主流の医学界からは認められていない。たとえば、American Medical Association (AMA, アメリカ医学協会)は "Until such accurate, reproducible, and well-controlled studies are available, the American Medical Association Council on Scientific Affairs believes that multiple chemical sensitivity should not be considered a recognizable clinical syndrome."*1と述べている。なぜか。その理由は疫学的な証拠に欠け、あるいは疾患概念自体が曖昧であるからである。

まず、疫学的な証拠の有無という点で水俣病と化学物質過敏症は異なる。sivad氏が指摘しているように、水俣湾の魚介の摂取と水俣病の発生についての疫学的証拠はかなりの初期から判明していた。化学物質の曝露と発症に関連がある(あるいは疑われる)のなら、病因物質や発症のメカニズムが不明であっても対策が必要だ。この点において誤解を招かぬよう、■化学物質過敏症に関する覚え書き■何を否定し、何を否定していないかというページにおいて、「微量の化学物質の有害性は否定していません」と私は述べている。ただ(化学物質過敏症の[症状誘発]ではなく[発症]が化学物質曝露と関連していてもそれほど不思議ではないと私は考えるものの)現在のところは明確な疫学的証拠に欠けている。

化学物質過敏症と何かを強いて対比させるのであれば、水俣病や杉並病*2ではなく、低線量の放射線被曝の害であろう。低線量の放射線被曝の害は疫学的には明確ではない*3。疫学的には明確ではない潜在的な害にどう対応するのかは難しい問題である。そうした潜在的な害の過小評価(政府や大企業はそうした害を過小評価する動機がある)に対する警戒には一定の合理性はある。

しかしながら、その点を考慮に入れてもなお、sivad氏による指摘は的外れである。というのも、化学物質過敏症の疾患概念を提唱し、その治療にあたっている臨床環境医たちの問題点についてまったく注意が払われていないからである。



臨床環境医の問題点

単に臨床環境医たちの主張が化学物質からの回避のみに留まっており、あるいは疫学的には明確ではない潜在的な害に対して警戒し、未知の病態に対して真摯な研究を行っていれば問題はなかった。しかしながら、臨床環境医たちはあやふやな疾患の定義および科学的根拠のない診断に基づいて、科学的根拠のない治療を行った。1992年のアメリカ医学協会の勧告では古いと思われる方もいるであろうから、UpToDateから引用しよう。UpToDateとはエビデンスに基づいた医療を実践するためのデータベースであり、最新の医療情報が反映されている。臨床医のほとんどは、自分の知らない疾患概念について知識を得ようとするときに、オーストラリア政府がまとめたレポートよりもUpToDateを参考にするだろう。



■Overview of idiopathic environmental intolerance (multiple chemical sensitivity)

Criticisms of IEI as a distinct medical entity include the lack of reliable case definitions; the lack of consistent physical abnormalities and reproducible laboratory results; the use of unorthodox diagnostic procedures; and the use of unproven and potentially harmful treatments [9]. In addition, much of the research into IEI has been problematic due to excessive reliance upon surveys and self-reported symptoms, selection bias, lack of blinding, and inconsistent quality assurance of laboratory determinations [1].

(訳:明確な医学的実体としてのIEIに対する批判には、信頼できる症例定義の欠如、一貫した身体的異常および再現可能な臨床検査結果の欠如、非正統的な診断方法の使用、効果が証明されておらず潜在的に有害な治療法を含む。加えて、概観や自己申告の症状への過度の依存、選択バイアス、盲検の欠如、品質保証が統一されていない臨床検査のため、IEIの研究の多くは問題を含んでいる。)


IEI(Idiopathic Environmental Intolerance, 特発性環境不耐症)はMCSと同じものを指していると思ってよい。「化学物質」の関与に懐疑的な立場からIEIと呼ばれることが多い。UpToDateはACOEM(American College of Occupational and Environmental Medicine, アメリカ職業環境医学会)のposition statementを参考文献として挙げているが、アメリカ職業環境医学会以外にもアメリカ医学協会などの複数の専門組織が化学物質過敏症の疾患概念に対して懐疑的な声明を発表しており*4、UpToDateの記述はそれを反映している。


Unproven therapies ― The variety of treatments dispensed by clinical ecologists is limited only by their imagination and resourcefulness [25]. These include avoidance of chemicals, environment changes, special diets, over-the-counter or prescribed medications, sublingual ingestion or subcutaneous injection of small doses of an alleged offending chemical, and detoxification procedures. Some interventions cause iatrogenic effects and can seriously disrupt the lives of patients. There is no justification for these treatments.

(訳:証明されていない治療法 ― 臨床環境医によって施行される処置の種類は、彼らの想像力と臨機応変さだけによって制限される。 これらは、化学物質からの回避、環境変化、特別なダイエット食事、市販薬もしくは処方された薬物、嫌疑のかかっている化学物質の小用量の舌下もしくは皮下投与、デトックスを含む。いくつかの介入は、医原性の影響を引き起こして、患者の生活を深刻に途絶しうる。 これらの処置を正当化する理由は存在しない。)


「化学物質からの回避」および「化学物質の小用量の皮下投与」の問題点の詳細については後日述べることにする。いずれにせよ、化学物質過敏症と水俣病が異なることだけでなく、化学物質過敏症という疾患概念や臨床環境医学に対する批判と、疫学的には明確ではない潜在的な害にどう対応するのという問題も性質が異なることを、読者のみなさまにご理解いただければ幸いである。



多発性化学物質過敏症の疾患概念の曖昧さ

疾患の発症に関する疫学的な証拠の不十分さのみならず、疾患概念の曖昧さを考えれば、水俣病と化学物質過敏症の差はより明らかである。水俣病と魚介類の摂取の関係を認めなかった「御用学者」でも、水俣病が"recognizable clinical syndrome"あるいは"distinct medical entity"であることに懐疑を呈したとは聞かない。一方、化学物質過敏症では状況が全く異なる。Cullenが1987年にMCSの定義を提唱してから30年以上経ってすら、疾患概念の妥当性について医学界のコンセンサスは得られていない。

たとえばの話、臨床環境医たちの主張が「化学物質の大量曝露あるいは少量であっても反復した曝露によってなんらかの健康障害が生じる」という主張に留まっていれば、医学界の多数派からこれほど懐疑的にみられることはなかったであろう。しかし、臨床環境医は「きわめて少ない量の化学物質曝露によって症状は誘発される」とも主張した(でもってその主張に基づき"Unproven therapies"を行った)。この主張は検証可能である。検証の結果、主張に反して、二重盲検下では化学物質を負荷しても症状が生じなかったり、あるいはプラセボ負荷でも症状が生じたりしたのであるが。

「化学物質の大量曝露あるいは少量であっても反復した曝露によって、なんらかの健康障害が生じる」という主張に対して「その通りだ。詳細な物質や機序がわからなくとも、なんらかの化学物質への曝露との関連が疑われるなら対策が必要だ」と言うと同時に、「きわめて少ない量の化学物質曝露によっても症状は誘発される」という主張に対して懐疑的な立場に立つことは可能であろう。後者の立場に立っているだけで「難病や公害に対する基本的な姿勢」に問題があるとみなすのは不適当である。



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2013年7月14日追記

flurryさんのご指摘により訳の一部を訂正しました。flurryさん、ご指摘ありがとうございました。

*1:Clinical ecology. Council on Scientific Affairs, American Medical Association. JAMA 1992; 268:3465.

*2杉並病は多発性化学物質過敏症ではないと私は考える

*3:「いや、害は明確だ」とお考えの方は、その線量の10分の1の放射線被曝のことを想定していただきたい

*4■臨床環境医学は専門家にも注目されていた。悪い意味で。を参照のこと

shinzorshinzor 2013/07/11 22:38 sivadさんの記事に,コメントを書いたのですが,長文だったので削除されてしまいました。
確かに,迷惑行為でしたので,ブログを開設してそこにコメントを載せました。
http://d.hatena.ne.jp/shinzor/20130709

sivadさんは,悪役の犯人が存在する昔ながらの公害問題の発想にとどまっているようです。

ついでと言っては何ですが,

>機序はわからなくても、少なくとも疫学的には、『なんらかの化学物質による微量の曝露が原因であろう』と疫学的にとらえられるケースは報告されています。

なんてことはあり得るのでしょうか?「化学物質の多量の暴露が,なんらかの微少な誘因によって症状を引き起こすCSの発病の原因であろう」なら分かるんですが。

疑問の詳しい理由は以下に書きました。
http://d.hatena.ne.jp/shinzor/20130711
簡単にいうと,「なんらかの」という特定されないものが原因だと言う方法があるのかと言うのが1つ。
また、何かが原因であると言うためには,その原因がある(多い)状態と無い(少ない)状態を比較しなければなりませんが,疫学的には,超微量の「なんらかの化学物質」については,1つの状態しかとらえられないのではないかということがひとつ。

ABO FANABO FAN 2013/07/13 05:42 ここに書くべきことではないですが、私の血液型の質問(7/2のエントリー)に回答がないようなので、ひょっとして読まれていないのではないかと思い、念のため書かせていただきました。
回答をよろしくお願いします。m(._.)m

おるおる 2013/07/16 14:49 この手の問題(化学物質過敏症や低周波騒音etc)って精神疾患でほぼ片づけられそうな気がするのですが、それだと問題があるんでしょうかね?

私は、仕事場で3m離れた場所にコンプレッサーが設置されてから、頭が重く感じられるようになりました。同じ距離にいる同僚3人は問題ないって言ってるので、自分だけ気になってるんだなってわかってから徐々に落ち着きましたが、こんな症状を盲検したって答えなんかでませんよね。
昔からこういうことがちょくちょくあるので気にしないようにしていましたが、アスペルガー(この辺りも胡散臭いです)と診断された方の本も何冊か読むと、特定の音、におい、環境、他者の行動等が気になるってあるし、執着しちゃうと酷くなるってあったので、あながち自分の行動は間違っていなかったのかと。

ちなみに、小学校の通知表は「落ち着きがない」「注意力散漫」「興味があること以外に集中しない」って毎期ごとに書かれていましたw

十六夜十六夜 2013/07/16 23:47 もう語りつくされた論議で「何を今さら」で申し訳ないのですが「化学物質過敏症」という名称からして怪しいというか…。こんな名前だから「え? 化学物質過敏症? じゃあ人体に含まれてるリンとかイオウとかにも反応するの?」とか「O2を吸ったりH2Oを飲んだりしてもいいの? 化学物質なのに?」なんて突っ込みをしたくなってしまうんですよね。

普通に「アレルギー」では駄目なのでしょうか。「トリハロメタンアレルギー」とか「ホルムアルデヒドアレルギー」とか。でもって、普通に血液検査やブリックテストで診断すればいいんじゃないでしょうか。ちなみに私は花粉症でネコの毛アレルギーですが。

アレルギーと化学物質過敏症の違い、みたいなサイトも一応見ましたけどやっぱりよく判らない…。一例として「アレルギーは免疫反応で、症状のパターンが決まりきっている(例:花粉症→くしゃみ・鼻水 など)が、化学物質過敏症は自律神経症状で多様」とかあるのですが、花粉症シーズンの私は「くしゃみ・鼻水・目のかゆみ」だけじゃなくて、「頭の重い感じ」や「抑うつ感」もあるのですが、ひょっとして私って、花粉アレルギーじゃなくて、花粉を原因とした化学物質過敏症だった?(笑)

まあ、そんな訳で(どんな訳だ)実際何らかのアレルギー反応って線も考えられなくはないですから「化学物質過敏症はほぼ精神疾患として片づけられる」というのは、多少問題があるのではないでしょうか。

shinzorshinzor 2013/07/17 06:25 十六夜さん、NATROMさんの記事などから私は以下のように理解しました。

きちんと検査をしないでCSと診断された人の中には、アレルギーや中毒の場合もあるかもしれません。しかし、検査してアレルギーでも中毒でもないとわかる患者さんもいます。では何かとなった時に、一気に新しい疾患概念のCSに向かうのか、心因性も含めて他の原因も疑うのかの違いではないでしょうか。超微量の化学物質に反応しているとすれば、負荷試験で確かめることができますが、確かめられた患者さんはいないようですし、そもそも臨床環境医はそういう検査をせずに、超微量の化学物質とどこで結びつくのか不明の症状だけから判断する診断基準でCSと見立てるようです。一方、心因性と判断する診断基準はこれなりに確立しているということではないでしょうか。

NATROMNATROM 2013/07/17 11:26 十六夜さんへ。よくある疑問だと思います。

アレルギーと多発性化学物質過敏症は、重なり合う部分もありますが、異なった疾患概念です。

まず、ご指摘のように症状が異なります。アレルギーに「抑うつ感」が伴っても不思議ではありません(「頭の重い感じ」はアレルギー性鼻炎の症状の一つと見なしてよいように思います)が、アレルギーはいわゆる「アレルギー症状」を伴うことがほとんどです。一方、多発性化学物質過敏症は、あらゆる臓器にあらゆる症状が出るとしばしば主張されます。化学物質過敏症に特異性の高い症状(たとえば、花粉症に対する鼻汁・くしゃみ・目のかゆみのような)はありません。

また、対象となるアレルゲン/化学物質の範囲も異なります。一般的にはアレルギーの対象となる物質は、ソバならソバ、スギ花粉ならスギ花粉と、限定的で特定可能です。一方、多発性化学物質過敏症は、特に「過敏性が拡大」した後は「相互に関係のない多種類の化学物質」に対して反応するようになると主張され、広範囲で特定不可能です。

化学物質過敏症は「血液検査やブリックテストで」診断することはできません。そのような検査で陽性に出た場合は、「化学物質過敏症ではなくアレルギーである」もしくは「化学物質過敏症にアレルギーが併発した」と判断されるでしょう。さらに、臨床環境医は、アレルギーよりもさらに少ない「超微量」の化学物質で化学物質過敏症の症状が誘発され、ゆえに化学物質過敏症とアレルギーは異なると主張しています。

「化学物質過敏症」という名称の不適切さについてのご指摘も正しいと思います。多発性化学物質過敏症(MCS)の代わりに本態性環境不耐症(IEI)という名称が提案されています。

十六夜十六夜 2013/07/17 19:05 shinzorさん。NATROMさん。丁寧な返信ありがとうございます。

「化学物質過敏症」調べれば調べるほどうさんくさい(失礼)概念ですね。「あらゆる臓器にあらゆる症状が出る」つまり、下血しても吐血しても喀血しても歯茎から血がでても、ついでに足の爪が肥大して割れてきても「化学物質過敏症」が原因である可能性がある。化学物質万能すぎだろ。(白癬菌やピロリ菌だって化学物質と言えないこともないけど…)

これは「名称」だけの問題ではないように思います。むしろ名は体をあらわしてちょうどいいというか…。「本態性環境不耐症」としたところで「じゃあ、空気中にO2が21パーセントも含まれる環境に対応できない(=不耐)訳?」と同じつっこみをするだけの話です。

つまり「化学物質過敏症」とされている概念は無理がありすぎるのできっぱり否定・削除して、現在「化学物質過敏症」とされている症状・患者については(A.アレルギー B.急性中毒 C.慢性中毒 D.心身症)と振り分けてしまえばいいんじゃないかなーと単純に思ってしまった訳です。(勿論正確には「E.その他」もあるとは思います)で、その時、現在の「化学物質過敏症」の患者さんを「D.心身症」だけに振り分けるのはやはり問題があるのではないかと。 

>検査してアレルギーでも中毒でもないとわかる患者さんもいます。
そういった患者さんについて、「心身症である」という診断をされるのは理にかなっていると思います。しかし、

>そもそも臨床環境医はそういう検査をせずに、(中略)CSと見立てるようです。
こういった患者さんの中には、実際はアレルギーや中毒であった可能性も否定できないのではないでしょうか。


質問をまとめますが、shinzorさんとNATROMさんは「化学物質過敏症はほぼ精神疾患で説明できる」というご意見に賛同されるのでしょうか。

ABO FANABO FAN 2013/07/17 21:28 本当は、このエントリーに書くべきではないのですが、あえて続けて発言があったここに書きます。

ニセ科学批判派の人は“血液型性格判断”を肯定してはいけないという「空気」があって、この空気はどんな事実(=科学)にも優先するということらしい(?)です。
#だから、私の発言を無視するのでしょうか?

では、現在、以下の点について誰からも反論がないと確認させていただきます。
1. 心理学の研究報告では、「有名な特性」ならユールのQ(相関係数)では0.2〜0.3、t検定のdで0.4程度なので「ごく小さな関連」ではない。効果量で言うと、必ずしも大きくはないが、少なくとも中程度とは言える。
2. これは、能見正比古さんのデータとだいたい同じであるので、彼が正しかったという裏付けになる。
3. NATROMさんが紹介しているNIHの論文では、Big5(NEO)を使っているので差が出ないが、他の性格検査(例えばMBTIやTCI)なら差が出ているのだから、Big5は血液型と性格の関係を測定するには不適当である。
#つまり、NATROMさんの主張は、ことごとく否定されることになります。
現在は、このブログも含め、統計的に差があることを疑っている人は誰もいないと思うんですが…。

では、無視されるかどうか、反応を待つことにします。

shinzorshinzor 2013/07/17 22:14 十六夜さん、
>「化学物質過敏症はほぼ精神疾患で説明できる」というご意見に賛同されるのでしょうか。

医者ではないので、程度については判らないというのが正直なところです。
CS患者さんの書いたものを読むと、重症で極端な症状は心因性が多いような印象は受けますが、所詮素人判断です。

シックハウスと区別していないような人もいますね。

NATROMNATROM 2013/07/17 23:44 >「本態性環境不耐症」としたところで「じゃあ、空気中にO2が21パーセントも含まれる環境に対応できない(=不耐)訳?」と同じつっこみをするだけの話です。

そういう事例があるかどうかは知りませんが、「空気中にO2が21パーセントも含まれる環境に対応できない」と主観的に訴える患者さんが仮にいらっしゃったとしましょう。O2という「化学物質」に過敏であるとはきわめて考えにくいですよね。しかし、症状はあります。ということは(原因が身体的なものであれ心理的なものであれ)患者さんが環境に不耐であるとは言えるわけです。こういう病態を適切に表す病名はどちらでしょう?そんなわけで化学物質過敏症に批判的な立場からは「本態性環境不耐症」という病名は中立的で適切だとみなされています。

「空気中にO2が21パーセントも含まれる環境に対応できない」はさすがに例としては典型的とは言い難いので、たとえば患者が勤務していたオフィスで症状が誘発される場合を考えましょう。臨床環境医学の立場からはオフィスの空気などに含まれるなんらかの「化学物質」が症状の原因と考えます。一方、「本態性環境不耐症」という病名を支持する立場からは、オフィスという「環境」が症状の原因であるとみなします。化学物質が原因かもしれませんが、原因でないかもしれません。「化学物質が症状誘発の原因ではない」という可能性を認めないか認めるかの違いです。


>つまり「化学物質過敏症」とされている概念は無理がありすぎるのできっぱり否定・削除して、現在「化学物質過敏症」とされている症状・患者については(A.アレルギー B.急性中毒 C.慢性中毒 D.心身症)と振り分けてしまえばいいんじゃないかなーと単純に思ってしまった訳です。(勿論正確には「E.その他」もあるとは思います)で、その時、現在の「化学物質過敏症」の患者さんを「D.心身症」だけに振り分けるのはやはり問題があるのではないかと。 

化学物質過敏症とされている患者さんの中には、A.アレルギー B.急性中毒 C.慢性中毒いずれかに分類可能な人がいるというのは確かです。しかしながらその場合、疾患概念の適切さの問題が無いとは言いませんが、どちらかと言えば誤診の問題になると思います。


>質問をまとめますが、shinzorさんとNATROMさんは「化学物質過敏症はほぼ精神疾患で説明できる」というご意見に賛同されるのでしょうか。

「精神疾患」の定義によります。定義を問題にして明確に答えないのはズルイとお思いでしょうが、このあたりはややこしいんです。たとえば心身症は精神疾患ではなく身体疾患であるとする定義があるんですよ。また、うつ病や統合失調症が精神疾患であることに異議をとなえる人はそうはいらっしゃらないと思いますが、これらも脳の機能異常です。だから薬が効くんです。発症に心理的な要因が寄与しないとは言いませんが、本質的には脳内の神経伝達物質の異常などなどに起因するわけで、うつ病や統合失調症は内因性の身体疾患と言えなくもないのです。

明確に身体疾患と精神疾患とを明確に切り分けられないことを承知した上で、あえて切り分けるとしたら、化学物質過敏症の症状誘発は化学物質の暴露ではなく心理的な要因で起こっていることがこれまでの研究で示唆され、ゆえに化学物質過敏症の多くは精神疾患とみなしてもよいと私は考えます。化学物質過敏症の(症状誘発ではなく)発症については、たとえばシックビルディング症候群後に化学物質過敏症が発症する事例などもありますので微妙なところです。ただ、発症のきっかけが身体的な障害だったとして、続発する症候群が必ずしも身体疾患とは限りません。たとえば、心的外傷後ストレス障害(PTSD)など。化学物質過敏症の患者さんには、自律神経や中枢神経の機能異常は(あるいはもしかしたら免疫学的異常も)おそらくありますので、この意味においては身体疾患です。ただ、そのような定義だと、うつ病や統合失調症も身体疾患です。

ABO FANABO FAN 2013/07/18 21:41 いやぁ、shinzorさんとNATROMさんに、ものの見事に無視されましたね。ここまで見事だと、ちょっと感心してしまいます。
以前は、なぜ回答しないんだと急かされたような気がしたんですが、時代が変わったのかな?
確かに、kikulgoのきくちさんも「沈黙は相手の主張を認めたとはみなされません」と言っているので、ここでもそうなんでしょうか?

十六夜十六夜 2013/07/19 21:48 私とNATROMさんやshinzorさんの意見の違いは、「化学物質過敏症」の定義の違いなのかなとなんとなく納得しました。もしかしたら違うのかもしれませんが、当方としては納得できたということで、今までおつきあいいただいたお二方には感謝いたします。

十六夜十六夜 2013/07/22 21:40 一連の記事でもやっとしていたことが少しまとまってきたので追記します。

「化学物質過敏症:あらゆる化学物質の、きわめて少量の曝露が原因で起こり、ありとあらゆる症状があらわれる」これですべての疾患が説明できますね。この疾病概念を認めるとしたら、内科医らくらくです。

とはいえ、こういった「チート病名」が「化学物質過敏症」しかないかといえばそんなことはなく、例えば「自律神経失調症」や「心身症」もそれに近いものがあります。例えば心身症は「ストレスなど精神的な影響が大きい身体疾患」なので、「精神的なものですね」という魔法のキーワードで、ほぼすべての疾患を説明することができます。

勿論、「自律神経失調症」や「心身症」の診断名をつける医師は、「化学物質過敏症」の診断をする医師のように、ワクチンは受けるなだの、ホメオパシーをやれだの、そのうちもっと多くの化学物質に反応するでしょうと脅したりだのはしないでしょうから、「ロクに検査もせず、すぐに心身症的チート病名をつけたがる医師」問題と「化学物質過敏症」問題は別物であるということは理解できます。

それにしても、こういった「何でもアリ」な診断をする際は、よくよく慎重であって欲しい、と願います。他の、特異的な症状と治療法をもつ疾患を可能なかぎり除外してからであって欲しい、と。勿論、そうでなければ他の重大な疾患を見落とす可能性があるからです。それは「化学物質過敏症」でも「心身症」でも「本態性環境不耐症」でも同じことです。

(全然まとまっちゃいねぇ…)

shinzorshinzor 2013/07/22 22:07 十六夜さん、
>とはいえ、こういった「チート病名」が「化学物質過敏症」しかないかといえばそんなことはなく、例えば「自律神経失調症」や「心身症」もそれに近いものがあります。

 それは私も感じます。ノセボ効果はありとあらゆる症状を引き起こし、死に至る場合さえありますからね。医者にとってどんな症状にも使える便利なものである一方で、本当の原因を見落とす危険も孕んでいるのですから、他の原因はありえないことを十分確かめてから使う必要があるというのも全く同感です。
 CS患者さんが、心因性と言われると反発するのも、十分に確かめず安易に診断しているように感じるからではないでしょうか。そのような患者さんが、同様に安易に使える化学物質過敏症と診断されると救われたように感じるのは皮肉な現象ですね。

ABO FANABO FAN 2013/07/22 22:13 またまた茶々を。
nさんが、私のブログでは『数度の真摯な催促をもってしてもあなたから明示的な反論が来なくなった時点で、私は「貴方は私に反論ができなくなった」と判断するかもしれません。』とおっしゃっているのですが、NATROMさんには当てはまらないんでしょうか? それとも、まだ「真摯な催促」と受け取ってもらえないんでしょうか?

十六夜十六夜 2013/07/24 21:57 >shinzorさん

>CS患者さんが、心因性と言われると反発するのも、十分に確かめず安易に診断しているように感じるからではないでしょうか。そのような患者さんが、同様に安易に使える化学物質過敏症と診断されると救われたように感じるのは皮肉な現象ですね。

いやもう、私の言いたかったことを簡潔にまとめていただいて感涙です。これを書こうとしたらあまりにも長文になりすぎて挫折したのです。本当です。(我ながら嘘くさいぞ!)

natobusnatobus 2014/01/11 23:39 1 ■無題

>."*1と述べている。なぜか。その理由は疫学的な証拠に欠け、あるいは疾患概念自体が曖昧であるからである。

:だからAMAは慎重に対処しようという事を言ってるんでしょ?何故否定と解釈したんですか?

>疫学的な証拠の有無という点で水俣病と化学物質過敏症は異なる。

:ええ、そうですよ。しかし環境病としては同じです。原因物質が人それぞれの化学物質過敏症と原因物質がハッキリしている水俣病と比較する事自体間違い。

>化学物質過敏症と何かを強いて対比させるのであれば、水俣病や杉並病*2ではなく、低線量の放射線被曝の害であろう。

:杉並病は対比できるでしょう?一応判決では違うとされてますけどね。
低線量の放射線被曝の害?根拠は何ですか?

>臨床環境医たちはあやふやな疾患の定義および科学的根拠のない診断に基づいて、科学的根拠のない治療を行った。

:人それぞれ違う化学物質過敏症で疾患の定義は難しい、実際北里研究所病院は眼球運動に規則性を発見したがどんなに症状が重い患者でも眼球運動の規則性が見られない場合化学物質過敏症と診断しない。
科学的根拠のない治療って何ですか?詳細とソースを提示して下さい。
日本では対症療法と化学物質を避ける事が普通の治療法ですが対症療法も科学的根拠のない治療を行った事になるんですか?

2 ■無題

>たとえばの話、臨床環境医たちの主張が「化学物質の大量曝露あるいは少量であっても反復した曝露によってなんらかの健康障害が生じる」という主張に留まっていれば、医学界の多数派からこれほど懐疑的にみられることはなかったであろう。

:そう主張してますけど?発症原因としてそう主張してますよ。

>しかし、臨床環境医は「きわめて少ない量の化学物質曝露によって症状は誘発される」とも主張した


:これは発症してからの話でしょ?発症したら極微量でも症状は誘発される事はあります。

>後者の立場に立っているだけで「難病や公害に対する基本的な姿勢」に問題があるとみなすのは不適当である。

:発症原因と発症後のトリガーを間違えている時点でおかしいのですが?

>*2:杉並病は多発性化学物質過敏症ではないと私は考える

:あなたの考えなんか知らない、他人には科学的根拠を求めるのに自分は推測で物を言い過ぎる。

2013-07-02 血液型と性格の関係を否定するまずい論法について

[]血液型と性格の関係を否定するまずい論法について 血液型と性格の関係を否定するまずい論法についてを含むブックマーク

血液型と性格には強い*1関連があるといういう主張がある。血液型性格判断あるいは血液型占いと呼ばれている*2。こうした主張には科学的根拠はない。詳しくは■遺伝学からみた血液型性格判断で論じた。ニセ科学を論じる上では「定番」となっている話題である。さて、


■血液型占いにすっかり洗脳されている皆さまの目を覚ます呪文について | More Access! More Fun!


というエントリーが注目を集めている。このエントリーでは『女性誌やテレビを中心に蔓延している「血液型占い」は真っ赤な嘘である』と主張されており、その結論には概ね同意はできるが、結論を導く過程においていささか難があるように思える。「血液型占い」が真っ赤な嘘であるとしても、不適切な論法で批判するのはまずい。ここでは、かのエントリーのどの部分が不適切であったのか説明することとする。



アフリカ系アメリカ人にA型が多いことは血液型占いが間違っている根拠にはならない。

血液型占いでは「A型の人は、綺麗好きで几帳面」だとされているという。かのブログでは、明言はしていないものの、日本人と比較してA型比率が高い民族が、必ずしも「綺麗好きで几帳面」ではないことが、血液型占いが間違っている根拠になると示唆している。


世界的に見ますと・・・・アフリカ系アメリカ人、つまりB系のみなさんは81.8%がA型!!! 世界で一番めちゃくちゃ几帳面できれい好き!!!

フランス人も、イタリア人もA型比率は日本人よりもずっと高くてとっても几帳面!! だからイタ車は日本車より故障しないんだ、ん??!!!


まず、アフリカ系アメリカ人、フランス人、イタリア人が日本人と比較して「綺麗好きで几帳面」ではないと言えるだけの根拠がない。血液型占いを批判するのであれば、人種あるいは民族のステレオタイプ的な見方にも慎重になったほうがいい。また、仮の話として「A型が多いにも関わらずアフリカ系アメリカ人集団は、日本人集団と比較して、綺麗好きで几帳面ではない傾向がある」ことが事実であったとしても、血液型占いが間違っている根拠にはならない。

血液型占いでも、血液型が性格のすべてを決定しているとは主張されていない。血液型以外にも性格に影響する因子が存在し、A型であっても「綺麗好きで几帳面」ではない人がいることを否定していない。さて、アフリカ系アメリカ人集団と日本人集団は、血液型の頻度以外にも、多くの性格に影響する因子(他の遺伝的要因や文化などの環境要因)が異なっている。血液型以外の因子の影響で「アフリカ系アメリカ人集団は、日本人集団と比較して、綺麗好きで几帳面ではない傾向がある」であるのと同時に「A型の人は綺麗好きで几帳面である」は成り立ちうる。A型のアフリカ系アメリカ人は、平均的な日本人と比較して綺麗好きで几帳面ではないかもしれないが、非A型のアフリカ系アメリカ人よりは綺麗好きで几帳面かもしれないではないか。



綺麗好きで几帳面ではないA型の存在は血液型占いが間違っている根拠にはならない。

一例でもって統計的な主張を否定することはできない。


そして・・・私をご存じの方、わたしの車の中とか、机の回り、バッグの中とかを見たことのある方は想像付くと思いますが・・・わたしもA型です。自分でいうのもなんですが、机上はアマゾンの密林のごとくになっており、年に1回くらい整理をするとボールペンが10本くらい出てきます。電池は20本くらい発見できます。


説明不要であろう。肺がんにならず長生きした喫煙者が一人いたからといって、喫煙者は肺がんや他の病気になりやすいという主張を否定する根拠になるだろうか。



ABO血液型を決める物質が脳の中に入れないことは血液型占いが間違っている根拠にはならない。

血液脳関門といって、血液と脳の間には血液中の物質を通しにくい仕組みがある。毒性のある物質が容易に脳内に入るようだと生存上まずいからなのであろう。ABO血液型を決めている物質は糖鎖、あるいは糖鎖に対する抗体なのだが、これらが血液中から血液脳関門を超えて脳内に入れないというのはおそらく正しい。


「血液型の違いは赤血球の表面にある糖鎖の違いで分けられています。この赤血球は脳の中に入れません。(脳が赤くないのは脳の中に赤血球がないからです)性格による行動の違いは脳が起因していますので、血液型と性格は関係ないと言えます」

物凄い説得力!!!


しかしながら、この論法で否定できるのは、赤血球上の糖鎖が直接脳内に作用して性格に影響を与えている、という仮説のみである。赤血球(あるいは糖鎖や抗体)が脳内に入れなくても、性格に影響しうるメカニズムはいくらでも思いつける(そもそも赤いのはヘモグロビンであって糖鎖ではない!)。とりあえず3つほど思いついた。考えれば他にもあるだろう。


(1)ABO式血液型を決定する遺伝子は脳内で発現しているかもしれない。

 ABO式血液型を決める遺伝子の最終産物である糖鎖は血液脳関門を通れないとしよう。しかし、遺伝子そのものは脳内の細胞の中にも存在している。なるほど、この遺伝子が主に発現しているのは赤血球であるかもしれない(実はわりといろんな組織で発現している)。しかし、脳内の細胞でも発現して性格に影響している可能性は否定できない。


(2)血液脳関門を通る物質を通じて間接的に影響を与えているかもしれない。

 血液脳関門は物質を通しにくいとはいえ、通す物質もある(そうでなければ脳に効かせる薬は直接脳に投与しない限り効かないことになってしまう)。たとえば、IGF-I(insulin-like growth factor I)という物質は血液脳関門を通るそうである。IGF-Iでもいいし、他の血液脳関門を通りうる物質でもいいが、糖鎖や抗体がこれらの物質を介して間接的に脳内に、ひいては性格に影響をしている可能性は否定できない。


(3)ABO式血液型を決める遺伝子のきわめて近傍の遺伝子が性格に影響をしているかもしれない。

 ABO式血液型を決める遺伝子のきわめて近傍に、性格に影響する遺伝子(おそらく中枢神経系で強く発現している)が存在したとしよう。この二つの遺伝子の遺伝子座が連鎖不平衡の関係にあれば、見掛け上、ABO式血液型が性格に影響しているように見える。



それでは血液型占いが間違っている根拠は?

それぞれ、集団間の比較、個人的な事例、血液脳関門の存在は血液型占いが間違っている根拠となりえないことを論じた。それでは血液型占い、あるいは血液型性格診断は正しいのか?「正しくない」とかなりの自信をもって断言できる。その根拠は遺伝学的な、あるいは、心理学的な研究で、ABO式血液型と性格に強い関係が認められなかったことである。血液型と性格に強い関係があるかどうか何度も調べられたけどそんなものは無かったというのが根拠である。



関連記事

■「所さんの目がテン!」で血液型を科学してた

■血液型と性格と日本人のルーツ



外部リンク

■ゲノム研究から見た血液型占い - aggren0xの日記

*1:何万人を対象にした研究でやっと差が見えるというレベルではなく、日常生活をしていく上で参考になるレベルの強さの

*2:厳密には血液型性格判断と血液型占いの両者は区別されるべきものであるが、リンク先の用語に合わせて本エントリーでは厳密な区別をしなかった。主旨には影響しない

通りスガシカオ通りスガシカオ 2013/07/03 13:27 あの記事があまりに薄い(あるいは無関係)根拠で否定しているので
もやもやしてました。
この記事よんで少しスッキリしました。

あの記事はなんだか個人的恨みがにじみ出ているようで怖かったです。
血液型占いなんて合コンだの知人レベルの人との会話程度に使える便利な話題くらいしか大抵の人は思ってないと思うのですが。

通りシマスガオ通りシマスガオ 2013/07/03 14:20 すっきりした記事で読んで楽しめました。
でもまぁ、血液型と性格の関係はある方が、何かと消費を刺激してくれるような気もしますが。

十六夜十六夜 2013/07/05 22:02 「血液型と性格の関係を否定するまずい論法」については他に「血液型性格判断が当たっていると感じるのは自己成就予言やピグマリオン効果にすぎない(・・・・)」というものがあります。

「自己成就予言」や「ピグマリオン効果」は主に「血液型と性格って関連あるよね」派の理論武装として使われることが多いですが、稀に、否定派で「A型が神経質になるのは、『A型が神経質だ』という本人の思い込みや『あなたはA型だから神経質だよね』という第三者からの言動から、結果的に『神経質な性格』が作られてしまったのであって、血液型には本当は関係ない」などと訳の判らない主張をする人がたまにいます。

血液型に本当にピグマリオン効果や自己成就予言による性格への関与があるとしたら「血液型と性格は関連している」という結論がでるのが本当。勿論、そんなものはないんだけど。

それはともかく、この方には「アフリカ系アメリカ人に謝れやコラァ」といいたいですね。(フランス人やイタリア人もだけど)

shinzorshinzor 2013/07/06 06:44 「自己成就予言」の効果は確かあったのでは。

nal_dal_derenal_dal_dere 2013/07/06 09:05 消費を刺激するから、経済的に良い効果があるから何でも許されるってわけでもないでしょう。
血液型性格判断は、話のネタくらいのつもりでいても差別スレスレ、現実にはそれで職場や教育現場で差別も行われているのです。

十六夜十六夜 2013/07/06 22:49 血液型に自己成就予言の効果があるとしたら、血液型と性格の関係を調べた時に相関関係があらわれるはずですね。でも実際は「血液型と性格に強い関係があるかどうか何度も調べられたけどそんなものは無かった」のですから、血液型には自己成就予言の効果はないか、あっても微細で、「性格」の判断材料としては大して意味はないということです(=結果に表れない程度の効果がある)

ちなみに「ない」と断言はできません。世界に玉虫色のカラスが一羽も存在しないことの証明が困難であるのと同様に、「血液型による自己成就予言の効果が性格形成に重大な影響を与えた人間」が一人もいないことを証明することは不可能です。というか「そういう人もいるんじゃないですか」という方が簡単だしおそらく真実です。

ただ「血液型が(自己成就予言により)性格形成に明確な影響を与えた人」と「与えていない人」では、後者の方が圧倒的に多いというのが統計的な事実だということです。

世界には玉虫色のカラスがいるかもしれないじゃないか!(そしてそれは真実かもしれませんが)と声高に主張することに何の意味があるのでしょう。「世界のほとんどのカラスは黒い」ことの方が日常生活ではよほど大事なことなのです。

shinzorshinzor 2013/07/07 08:26
 もちろん、強い相関ではなく、ごく小さな相関です。

山崎賢治・坂元章 血液型ステレオタイプによる自己成就現象−全国調査の時系列分析−
http://db1.wdc-jp.com/cgi-bin/jssp/wbpnew/master/detail00.php?submission_id=1991-Z-0288
概要の説明
http://maple.sub.jp/blood/archive/jnn.htm

 自己成就現象を示唆している程度ですね。
 年によって変化しているので、ステレオタイプに影響を受けているのではないかという考察があるだけで、証明されたというようなものではないかもしれません。

 また、ここでいう性格は自己診断なので、自分でそう思っているだけで、本当にそのような性格(本当の性格ってのも曖昧ですが)なのかはわかりません。また、大学生のあいだで流布していたステレオタイプであり、世にいろいろある血液型性格診断とは違うそうです。予備調査で、まずステレオタイプを調べるところから始まっています。

ABO FANABO FAN 2013/07/07 09:39 ちょっと茶々を。
他の調査では「有名な特性」ならユールのQ(相関係数)では0.2〜0.3ですから「ごく小さな」ではないと思いますが。
例えば、山岡重行 血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 です(論文では数値は公開されてません)。
また、自己診断が当てにならない(=本当の性格でない)なら、その人のアンケートは無意味(ウソの回答なので)ですので、普通はそんな分析はしません。
ちなみに、NATROMさんが紹介しているNIHの論文では、Big5(NEO)を使っているので差が出ません。他の性格検査(例えばMBTIやTCI)なら差が出てていますよ。

十六夜十六夜 2013/07/08 22:17 >shinzor様

実は「初めは『ない』って言っていたのに、後から『ある』と言い出すなんて卑怯じゃないか!」と反論されるのではないかとびくびくしていたのですが、冷静で理知的なご返答をいただき恐れ入ります。

勿論「初めは『ない』って言っていたのに、後から『ある』と言い出した」ことについてはそれなりの理由がある訳ですが、くどくどと述べなくてもshinzor様にはお分かりいただいているのではないかと思っております。

「釈迦に説法」 誠にお恥ずかしいかぎりでした。

ABO FANABO FAN 2013/07/08 23:05 shinzorさん、十六夜さん、また茶々を。
坂元さんの研究報告で「ごく小さな相関」なのは、A型は几帳面や神経質、B型がマイペースといった「有名な特性」を質問してないからです。もともと、血液型用の質問ではないですから…。逆に、有名な特性を質問した山岡さんのデータでは、もっと差が出ています。どうかご確認ください。

ABO FANABO FAN 2013/07/10 06:19 特に反論はないということでいいでのでしょうか?

ABO FANABO FAN 2013/07/10 22:50 やっぱり反論はないようですね。kikulogと同じ奇妙な状態です。なんで?

十六夜十六夜 2013/07/10 22:53 >ABO FAN様
ありがとうございました。

申し訳ないことですが、ネット上のコメントに返信を書くこと以外に優先すべき日々の雑務がございましたので、2日コメントをお返しできなかっただけで「反論はないのですか?」という反応をされるというのは、正直困惑してしまいました。

「反論」は特にありません。 「するつもりもありません」 これをわたくしめの「敗北宣言」と受け取られるならそれで構いません。



全く関係ない話ですが、日本国憲法では「信仰の自由」が保障されており、ここでは「信じる自由」と「信じない自由」の双方が保障されています。私はこの「信仰の自由」を尊重したいと思っています。全く関係ない話ですけどね。

先にお詫びをしておきますが、以降のコメントには返信をご遠慮させていただくかもしれません。

ABO FANABO FAN 2013/07/11 00:07 十六夜さん、コメントありがとうございます。
念のため、「反論はないのでしょうか?」は 2013/07/07 09:39 「ちょっと茶々を…」も含んでいますので、特に十六夜さんだけを指しているのではありません。
では、現在の時点で、以下の点について反論はないと確認させていただきます。
1. 他の調査では「有名な特性」ならユールのQ(相関係数)では0.2〜0.3なので「ごく小さな」ではない。
2. 自己診断が当てにならない(=本当の性格でない)なら、その人のアンケートは無意味(ウソの回答なので)。
3. NATROMさんが紹介しているNIHの論文では、Big5(NEO)を使っているので差が出ないが、他の性格検査(例えばMBTIやTCI)なら差が出てている。
4. 坂元さんの研究報告で「ごく小さな相関」なのは、A型は几帳面や神経質、B型がマイペースといった「有名な特性」を質問していないからである。
#つまり、NATROMさんの主張は、ことごとく否定されることになります。
なお、「これをわたくしめの「敗北宣言」と受け取られるならそれで構いません」とのことですが(NATROMさんはともかくとして)別に敗北はしていないので、単に私の意見に同意したということなのではないのですか?

ABO FANABO FAN 2013/07/11 21:17 予想どおりというか、私のコメントは全く無視されていますね(苦笑)。
十六夜さんの 2013/07/10 22:53 のコメントは二重投稿だったので、直後に本人から削除要請があったのですが、確かに現在は(管理者のNATROMさんに)削除されて1つだけになっています。
言い換えれば(他の方は読んでいるかどうかわかりませんが)NATROMさんは確実に私のコメントを読んでいるはずです。
なので、NATROMさんは何か考えがあって(?)私のコメントを意図的に無視しているということになります。
正直、私にはあまり好ましい理由は思いつきません。
これがニセ科学を否定する方にとってマイナスにならなければいいのですが…。

ABO FANABO FAN 2013/07/13 05:37 shinzorさんへ
2013/07/07 08:26 の http://maple.sub.jp/blood/archive/jnn.htm の内容は矛盾しています。
というのは、後半の坂元さんの研究は、前半の松井さんの研究のJNNデータを4年→11年に増やしただけなので、分析結果は同じはずですが、実際は正反対だからです。
【前半】松井(1991)→統計的に差がない
【内容】これをもって、「×型は、多の血液型と比べて、△△という特徴を有している」という主張をすることには、慎重にならざるをえない…
【後半】山崎賢治・坂元章(1992)→統計的に差がある
【内容】数千のデータを解釈しなければ現れなかった微弱な差…(注:原典では「血液型と性格の自己報告との間の相関は、弱いが認められた」)
執筆者の柴内さんに質問したら、ノーコメントでした。おかしいと思いませんか?
それとも、同じくノーコメントなのでしょうか?

ABO FANABO FAN 2013/07/14 10:20 やはり、ニセ科学批判派の人は“血液型性格判断”を肯定してはいけないという「空気」があって、この空気はどんな事実(=科学)にも優先するということなんでしょうか?
現在は、このブログも含め、統計的に差があることを疑っている人は誰もいないと思うんですが…。
少々古い言い方をさせてもらえれば、山本七平式世界観ということですかね。
十六夜さんの言葉をお借りすれば「信仰の自由」なのかな?

nn 2013/07/14 18:18 >ABO FANさん
紹介されている山岡氏の文章は何かの間違いですか?
「血液型診断を強く信じる層に絞って分析すると、確かに血液型と自身の性格に相関があった、しかもマスコミが話題にすることでその傾向が増強された」という内容です。どう見ても自己成就現象とか暗示の存在を支持する文章です。
「血液型による性格の違いは、現実のものではなく、マスコミ情報に影響された思い込みであると結論づけられる」と、筆者の山岡氏自身がこの上なく明瞭に述べていますね。私もこの文章に関して驚くべき点はありませんでしたが、ABO FANさんはこの山岡氏の文章に賛成なのでしょうか?

ABO FANABO FAN 2013/07/14 21:28 nさん、初めまして。ありがとうございます。m(._.)m
nさんのコメントはまさにNATROMさんのような否定派にとって、絶対に認めたくない「タブー」な訳です。
なぜなら、今までの否定の根拠(=統計的な差が検出できない)がひっくり返ってしまうからです!
さて、昭和60年代でも現在でも血液型を“信じている”日本人の割合は7割程度で変わりません。
実は、過去の分析は「自己成就現象」をほとんど考えてないので、仮に自己成就現象を認めてしまうと、過去から現在まですべての(日本人の)データは、統計的に「かなりの差」が出てないとおかしいことになります。
ご存じのように、否定派の“定説”は(山岡さんのようなごく一部の例外を除いて)統計的に「差が検出できない」(=何万人も調べないと検出できない程度の差)です。
しかし、山岡さんが正しいとすると、この“定説”は明らかに間違いということになります。
どう考えますか?
ちなみに、kikulogでは、私のこの質問には多くが「回答拒否」でした。
おそらく都合が悪いのではないかと思います。
なお、自己成就現象を認めてしまうと、血液型“信者”の性格検査は(バイアスのため)信頼できないはずですが、そんな話は聞いたことがありません。
つまり、バイアスではないので、自己成就現象は否定されていることになります。
念のため、性格検査が血液型に影響されないとなると、その性格検査(=NEO)は「血液型の性格」を測定できないことになりますので論外です。

nn 2013/07/14 22:43 ふむ。「血液型ブームの真っ最中に、大部分が女性で構成された、予備知識ゼロの文系の若者に、当時の最も有名な特質についてアンケートをとり、特に該当番組を熱心に見たり血液型診断の存在を信じていたりする層だけに絞って、分析したところ、かなり相関が出た」という現象は、全く自然じゃないですか。そんなに驚くに値したり、揉み消さないと誰かの都合が悪くなる話ではないでしょう。『自己成就』なる現象は比較的新しい概念なのかもしれませんが、山岡氏の調査は上述した通り、その現象があるならそれを最も顕著に検出できる条件といえるでしょうね。

一方でその特殊性ゆえに、この研究が過去の『定説』と矛盾しているとも、過去の研究の信頼性を揺るがすものだとも、全く思いません。両立可能だと思います。
素直に解釈すれば『そういう特殊な条件下に限ると"自己成就"という影響を見いだせそうだが、ごく一般的な話としては、血液型と性格に生まれ持った有意な差はなく、従って定説は何ら否定されない』ということです。筆者である山岡氏自身が明瞭にそういう立場です。このたった2ページの文章を見て、何故筆者と真逆の「定説が否定されている」というヘンテコな解釈をしようとするのでしょう?

アンケートについては「こういった現象があり得る」という限界は常識的共通認識として踏まえた上で、今後も場面に応じて適切に使い、結果を道理の分かったプロ同士で適切に解釈すればよろしいと思います。アンケートを完全に見捨てるのも、無条件に信頼するのも、誤った態度でしょう。疫学や心理学の研究に「完璧な手法」など存在しません。

nn 2013/07/14 23:18 捕捉。
質問紙法で、もし有意な差が出た場合に「それは自己成就現象によるバイアスかもしれない、真の差(生まれ持っての性格の差)ではないかもしれない、アンケート法の限界かもしれない」と考察するのは有効だと思います。
が、反対に、一般的な質問紙法でもし有意差が出なかったのであれば、そこはもう「自己成就現象という、差が出る方向に働くバイアスの存在を考慮しても、差が出なかった」のですから、「真の差は、あってもそれこそ非常に小さい」と素直に解釈すれば良いと思います。
前述の通り山岡氏の調査は、この件が社会問題化すらしていた時代の、かなり特殊な条件での結果です。この一報をもってして「自己成就効果が証明されたのだから、過去のあらゆる調査で差が出ていないのは逆に不審だ」的な、山岡氏本人ですら言ってないことを、突然定量的考察もなしに主張されても、説得力は持たないと思いました。

ABO FANABO FAN 2013/07/14 23:25 nさん、早速のお答えありがとうございます。
> 「血液型ブームの真っ最中に、大部分が女性で構成された、予備知識ゼロの文系の若者に、当時の最も有名な特質についてアンケートをとり、特に該当番組を熱心に見たり血液型診断の存在を信じていたりする層だけに絞って、分析したところ、かなり相関が出た」という現象は、全く自然じゃないですか。
「血液型診断の存在を信じていたりする層だけに絞って、分析したところ、かなり相関が出た」のはおっしゃるとおりです。この層は全体の過半数(通常は7割程度)ですので、全体でも「かなり相関が出た」ということになります(ご確認ください)。また、ご存じのように、過去の多くの心理学者の研究報告では(“信じていたりする層だけ”には絞らず)全体の相関しか見ていませんので、全体(通常は“信じている層”は全体の7割程度)で「かなり相関が出た」はずです。仮に出ていないとすると、やり方が悪かった(例:元々差が出ない質問、サンプルが少なすぎる)のか分析がおかしいとしか考えようがありません。
どうかご確認ください。

ABO FANABO FAN 2013/07/14 23:32 nさん、後先になってしまいましたが、補足(2013/07/14 23:18)についてです。
> 前述の通り山岡氏の調査は、この件が社会問題化すらしていた時代の、かなり特殊な条件での結果です。
ここ30年程度は“信じている層”は、どのデータを見ても全体の約7割です。ですので、特殊な場合ではなく、ごく一般的な状態です。どうかご確認ください。

nn 2013/07/15 00:31 >この層は全体の過半数(通常は7割程度)ですので、全体でも「かなり相関が出た」ということになります(ご確認ください)。

具体的な数字が一切ない部分なのですが、どうやって確認すればいいのでしょう。以下のPDFで合ってるんですよね?
http://www.wdc-jp.biz/cgi-bin/jssp/wbpnew/master/detail00.php?submission_id=2006-E-0375

>ここ30年程度は“信じている層”は、どのデータを見ても全体の約7割です。ですので、特殊な場合ではなく、ごく一般的な状態です。

え? 貴方の提示した山岡氏の文章には明確に「2004年度に放送された大量のTV番組が血液型性格診断の知識を普及させ、それが正しいと信じる人間を増大させた」とあり、その根拠が長々と数字付きで述べられていると思うのですが…。それに、仮に信じると回答する人の割合だけが不変でも、自己成就効果に影響するのはその割合自体ではなく、信じる人たちの「知識量」「信心深さ」のようなものであり、2004年当時のあのブームでその点において一般人が影響を受けなかったと考えるのは余りに不自然です。
文献を提示しておきながら、都合に応じて勝手に明らかに文献と正反対の主張が連発されるようですと、こちらとしてはたまりません。

ABO FANABO FAN 2013/07/15 08:46 > 具体的な数字が一切ない部分なのですが、どうやって確認すればいいのでしょう。
手元の資料(日本パーソナリティ心理学会第18回大会自主企画? [2009年11月28日]血液型性格判断の差別性と虚構性)だと、1999年から2009年までほぼ同じ傾向ですが? 効果量を計算すると、t検定でd=0.4程度ですから「中程度」となります。が、おそらく、この資料は公開されていないと思います。
彼の著書『ダメな大人にならないための心理学』には1999年の資料があったはずなのですが、手元にないので確認できませんでした。
> 2004年度に放送された大量のTV番組が血液型性格診断の知識を普及させ、それが正しいと信じる人間を増大させた
同じ資料では、確かに2004年は確信度が70%程度で、他の年より10%程度高くなっているようです。
> 信じる人たちの「知識量」「信心深さ」のようなものであり、2004年当時のあのブームでその点において一般人が影響を受けなかったと考えるのは余りに不自然です。
70%程度の確信度が60%程度に落ちると、結果に大きな影響がありますか?
> 文献を提示しておきながら、都合に応じて勝手に明らかに文献と正反対の主張が連発される
すべての文献を示すのは現実的に不可能ですが? また、自己自己成就現象は推測であり、証明されたものではありません。例えば、「低受容群群」は性格に関心が低いから差がないと推測しても(証明されていないので)特に問題はありません。

shinzorshinzor 2013/07/15 10:31 nさん、
差し出がましいかもしれませんが、ABO FANさんの相手をすると際限がなく、ブログ主や他の方の迷惑になる可能性があります。どこか、別の専用の場所でとことんやるのか望ましいと思います。

ABO FANABO FAN 2013/07/15 10:50 shinzorさん、はじめまして。
では、一つだけ確認を。坂元さんの研究報告で「ごく小さな相関」なのは、A型は几帳面や神経質、B型がマイペースといった「有名な特性」を質問してないからです。逆に、有名な特性を質問した山岡さんのデータでは、もっと差が出ています(効果量が中程度)。特に反論なしということでよろしいですか?

shinzorshinzor 2013/07/15 12:47 ABO FANさん、ご存知なかったようで、失礼しました。
shinzorはzororiのはてなIDです。では、さようなら。

nn 2013/07/15 14:48 容易に血液型を想起可能な「有名な特性」をダイレクトに聞けば、暗示/自己成就効果をてきめんに引き出せます。山岡氏が採用した手法です。他方で、一般的な研究では、このような先入観は除外したいのが普通であるため、安易で通俗的な質問は避け、むしろ業界内で既に受容されている一般的性格検査を使用するのが当然と思います。どちらも、研究者の目的に合致した、理にかなった手法です。

まとめます。貴方は2004年の山岡氏の結果が日本人に一般化できると主張していますが、論拠が強引すぎ、一般的トレーニングを受けた研究者から相手にされるとは思えません。
●山岡氏自身が証明済みの2004年という時相の強烈なバイアスを完全無視し、次には該当年の信じる人の割合や確診の度合いの変化程度では、統計に影響しないだろうという、山岡氏の結果自体と矛盾する真逆の希望的観測を述べた。
●女性主体の日本人の文系私立大学生という、いかにも暗示効果が期待できるサンプリングバイアスを無視した。
●有名な特質を意図的に抽出して設定された質問項目であることは理解しているにも関わらず、その意義を理解せず、それにより現れる違いを過小評価した。
●全体の58%(7割じゃないですよ)のサブ解析による結果は全体でも通用するに違いないと希望的観測を述べた。悪いですが貴方が紹介する非公開の資料では参考にしようがありません。

違う時期に違う集団に違う質問をして違う解析をすれば違う結果が出るのは当然です。これだけ組み合わさった上、プロの山岡氏自身が明瞭に「定説」を支持しているのに、「山岡氏の結果が正しいならば過去の定説がおかしい」との独自解釈は、全くあり得ません。
shinzorさんの助言もありますし流石にこれ以上は迷惑でしょう。私からのコメントは以上とします。ありがとうございました。

nn 2013/07/15 15:27 あ、ABO FANさん用の大事なセリフが抜けていました。今後私が一切あなたに反応しなくなったとしても、反論できないためコメントしないのでは決してありませんから、一方的な勝利宣言などゆめゆめされませんよう、釘を刺しておきます。

ABO FANABO FAN 2013/07/15 15:50 shinzorさん、nさん、ありがとうございました。
さて、nさんのコメントですが、効果量の反論はないので、「中程度」(=ある程度の関連≠ごく小さな関連)
でいいでしょうか。つまり、NATROMさんの主張は正しくないことになります。
また、nさんは文献はあまりお詳しくないようで
> 「有名な特性」をダイレクトに聞けば、暗示/自己成就効果をてきめんに引き出せます。
ご存じのように、暗示/自己成就効果であると直接的に証明した研究報告はありません。中程度の効果量は山岡さんなどの研究で明らかです。
> 貴方は2004年の山岡氏の結果が日本人に一般化できる
山岡さん自身の研究では、1999年から2009年まで同じ結果です。日本人全体なら坂元さんの研究があり、特に反論はないので「一般化できる」ことになります(韓国の研究もあります)。
> 山岡氏の結果自体と矛盾する真逆の希望的観測
> 女性主体の日本人の文系私立大学生という、いかにも暗示効果が期待できるサンプリングバイアスを無視
> 有名な特質を意図的に抽出して設定された質問項目…それにより現れる違いを過小評価
上に書いたとおり結果は一般化できます。
> 全体の58%(7割じゃないですよ)のサブ解析による結果は全体でも通用する
通用するに決まってます(笑)。58%は大きな関連、残りは関連ないとすると、全体(平均)では関連があります。過去の研究は、全体しか見てないので、関連がないとおかしいです。事実、坂元さんの研究で関連があります。なお、心理学者のデータは、確信度が低めに出る傾向があります。
> 「山岡氏の結果が正しいならば過去の定説がおかしい」との独自解釈は、全くあり得ません。
独自ではなく、心理学的にはそうならないとおかしいのです。ただ、認めると都合が悪い人は沈黙しているのかもしれませんが(苦笑)。
ありがとうございました。
> 反論できないためコメントしないのでは決してありませんから
本人がそうおっしゃるのは自由です。事実は、反論がないということなので、これで十分です。

ABO FANABO FAN 2013/07/19 22:53 NATROMさんに質問です。実は、ここで議論させていただいたnさんから、私とここで議論するのは迷惑だから、私のブログで議論したいという申し出をいただきました。本当にNATROMさんにとって迷惑なのでしょうか?
お手数ですが、よろしければ理由も一緒にお答えください。
どうかよろしくお願いします。

とらとらとらとら 2013/07/23 01:27 ABO FANさんの態度・議論の仕方を見ていると,「ああ言えば上祐」という流行語を思い出します。
その言説には胡散臭さこそ感じますが,説得力はゼロです。

ABO FANABO FAN 2013/07/23 19:45 とらとらさん「ああ言えば上祐」懐かしいですね。
ただ、私で上祐氏とは違います。
なぜなら、私に質問する人がいないからです(苦笑)。

saitosaito 2013/07/25 10:22 私も茶々をいれてみましょうか。

名指しで誰とは言いませんが、常識知らずで独りよがりで図々しい人って最低ですね。

茶々に根拠は必要ないのですが、
 茶々に反論が必要と考えている -> 常識知らず
 自分が都合が悪くなると数ヶ月単位で黙り込むクセに、他人から半日言及されないと認めたと判断する -> 独りよがり
 関係ない記事にまでコメント要求の書き込みをする -> 図々しい
と、いったところです。

あ、もちろん、このコメントに反論は必要ありません。
でも、反応がなければ、もしかして私の入れた茶々に該当する人はそれを認めているのかもしれませんね。

ABO FANABO FAN 2013/07/25 22:45 saitoさん、こんばんは。
ただ、これでは誰かわからないので茶々にならないと思いますよ(苦笑)。
名前を出すと何かまずいことでもあるのでしょうか?
念のため、私の茶々は、茶化すのが目的ではなく、このブログで私の意見に反論がないことを確認するのが目的です(笑)。

subesubetuyatuyasubesubetuyatuya 2013/07/28 16:50 普段はROMしてるんですが、あまりに大爆笑なことが書いてあったので。

>> 全体の58%(7割じゃないですよ)のサブ解析による結果は全体でも通用する
>通用するに決まってます(笑)。

いやあ、サブ解析を全体でも通用しますって言い切る恥ずかしい人を初めて見ました。
本気でサブ解析を全体でも通用するって考えているんなら、統計に無知すぎる。
となるとこれはネタか?
笑)ってわざわざつけてるのは、自分の書き込みはネタなんだからねって言ってるからか。そのほうがかえって納得出来るな。
ブログ主が相手しないのが解りました。
ネタであればわざわざ反応するのは相手の思う壺。
仮に万にひとつでも本気であるとすれば、こんな統計の初歩を間違っていて、なおかつそのことを指摘されても気がつかない恥ずかしい人とまともな議論になるなんて思わないからね。

ABO FANABO FAN 2013/07/28 19:07 subesubetuyatuyaさん、こんばんは。
NATROMさんは「まだ統計的に有意な差は見つかっていない」という意見なので沈黙しているはずです。
以前と意見が変わってなければ…ですが。
もっとも、沈黙しているので意見が変わったのかどうかは不明です(苦笑)。
ちなみに、
>> 全体の58%(7割じゃないですよ)のサブ解析による結果は全体でも通用する
>通用するに決まってます(笑)。
「思い込み」による差なら、全体の58%は差がある、残りは差がないはずですから、全体の平均なら58%と同じ方向で差が出るに決まっています(笑)。

subesubetuyatuyasubesubetuyatuya 2013/07/29 20:36 ABO FANさん、どうもです。


>> 全体の58%(7割じゃないですよ)
って指摘の意味わかってないでしょ。
この程度の割合(58%)では、全体に加えると分母が大きくなってしまうぶん「同じ方向での差」が全体からみればその割合が小さくなってしまいますよね。つまり誤差の範囲内になってしまう。こんな簡単な数学もできませんか?
「全体では効果がなかったけれど、サブ解析で特定の集団には効果があった」って論文はよく見かけるけど、サブ解析で特定の集団に有意差がでたから全体でも有意差があるってどれだけトンデモ?だってそのサブ解析であった差も、全体になれば有意差がないくらいの小さくなっているって結果がもう出てるんですよ。
いや、これもこんな簡単な数学もできないからなせる技なのか、それともやはりネタ?

それから、サブ解析の本来の目的って知ってます?
一貫性の証明ってやつですよ。
ABO FANさんがの提示した山岡先生の論文は、血液型占いがあてにならないってことを証明してるわけ。全体として有意差がないわかっていてなおサブ解析をする目的としては、どのような条件付の集団でも血液型占いで有意差が出なければ血液型占いが全然信用がないってことがより一貫性をもって証明されるから。
サブ解析でも有意差がなければ、一貫性が証明されて統計の評価は終了。だけど、この論文では有意差が生じた場合はどうするってな話になっているわけ。
つまりこの有意差が、「サブ解析の繰り返しによって生じる偽陽性」なのか、それとも「特定集団では血液型占いの有用性がある」のかが問題にされるわけ。だからわざわざ以前のデータも調べてるのは、この有意差が偽陽性なのを確認してるのね。これがまっとうなサブ解析の評価の仕方。

あなただけの自己基準で「差が出るに決まってます」でなくて、きちんと統計学的にサブ解析の評価を行っているのが山岡先生。その山岡先生の結論が「統計学的に血液型占いには優位な差が見つかっていない」というごくまっとうな結論になり、サブ解析の意味が理解できない人がトンデモな結論を導き出すと。

ABO FANさんが、統計学的にサブ解析の結果がどうやって全体の結果を覆せるのかを証明しなければ、「まだ統計的に有意な差は見つかっていない」という意見は全く正しいです。

ABO FANABO FAN 2013/07/29 22:05 subesubetuyatuyaさん、どうもです。
ひょっとして、統計の常識が血液型に通じると思われています?
「思い込み」と仮定した時点で、原理的に差が出ないとおかしいので、有意差が出ようが出まいが関係ないんですよ。
統計やデータは、あくまでの判断材料に過ぎないんです。
おわかりですか?
逆に「思い込み」かどうか不明、ということなら一般論としてはsubesubetuyatuyaさんのおっしゃるとおりです。
でも、subesubetuyatuyaさんは、「思い込み」と思い込みたいんですよね(笑)。

ABO FANABO FAN 2013/07/29 22:55 一応、subesubetuyatuyaさんに補足説明をしておきます。
NATROMさんも、kikulogのきくちさんも、「思い込み」と仮定した時点で、原理的に差が出ないとおかしい、ということはよくご存じのはずです。
だから、具体的なデータや出典は全く避けるようになって、抽象論しか言わなくなってしまったのでしょう。
ちなみに、この2人は私の過去のコメントも、私のサイトもブログも全く無視です。
以前は、じゃんじゃん私を批判していたのですが、上の話がわかった時点で全く無視するようになりました。
そういう意味では、非常にわかりやすい話だと思いますよ(笑)。

subesubetuyatuyasubesubetuyatuya 2013/07/31 21:43 >ひょっとして、統計の常識が血液型に通じると思われています?

うわ、マジ?
統計否定しちゃってるよ。
血液型占いが統計学的に証明されていて、それを疑っている人はいないって言っていたのはいったい誰?
統計やデータは判断材料に過ぎないってのは至極もっとも。
だけど、具体的なデータの解釈や出典の引用の仕方が間違いなんじゃないって指摘されると、「通用するにきまってます」って抽象論しか言わなくなっちゃてるしさ。
どのように統計やデータを判断したのか具体的に説明してくれないといけないじゃないの?

おまけに「原理的に差が出ないとおかしい」って何それ?
ニュートン力学で説明できない事象があったから、相対性理論がでてきて証明されたんでしょ?
まずは観測や統計の取り方やその評価の仕方がおかしくないのか検証して、それでも説明できなければ「原理」と思い込んでいたものが間違っているってことでしょうが。
まったく「原理的に差がでなければおかしい」って言い出すなんてどんな宗教よ。
ああ、「血液型占い教」の信徒ってわけか。

非常にわかりやすい話になりました。

ABO FANABO FAN 2013/07/31 23:06 >ひょっとして、統計の常識が血液型に通じると思われています?
>うわ、マジ?
>統計否定しちゃってるよ。
思い込んでるのだから、定義から言って原理的に差が出ないとおかしいんですよ(笑)。

>どのように統計やデータを判断したのか具体的に説明してくれないといけないじゃないの?
繰り返しになりますが、原理的に差が出るんです。

>「原理的に差が出ないとおかしい」って何それ?
パーソナリティ心理学の教科書を読めばわかりますよ、おそらく…。

> まったく「原理的に差がでなければおかしい」って言い出すなんてどんな宗教よ。
宗教とは関係ありませんが?
まあ、特にわからなくとも、それほど問題になることはないと思います。
が、血液型と性格を論ずる人は、だいたいわかっているので、NATROMさんのように沈黙しているわけです(笑)。
簡単な話なので、よければ勉強してみてくださいね。

ABO FANABO FAN 2013/08/03 21:22 最近の私の考えをまとめてみました。
血液型と性格の常識(1)〜(3)
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-08-03
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-08-03-1
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-08-03-2
統計的な差は「思い込み」ではく、「本当の差である」ことがほぼ立証できました。
ここまでできれば、本当に勝利宣言をしてもいいかもしれませんね。v(^^)

saitosaito 2013/08/04 17:46 また茶々をいれてみましょうか。

普通の人なら非常にわかりやすい話でも、理解できない人がいますね。

普通、AさんがBという主張を行ったとき、その場の管理人や閲覧者が反応しない場合、
(1)Aさん本人が議論するに値しない(議論を交わす必要性が低い)
(2)Bという主張が議論するに値しない(議論する優先順位が低い)
と、いったことも考えられるのですが、(1)(2)等が想像もできないような乏しい思考能力の人にはまったく呆れ果てます。

ちなみに、
S「茶々に反論がいらないなんて常識だろ」
A「私の茶々は私の意見に反論がないことを確認するのが目的です(キリ」
とか言っているAさんが、自分のブログ(なのかな?)で勝利宣言しても、(1)の理由で全く気にしませんけどね(哂

ABO FANABO FAN 2013/08/04 21:39 > また茶々をいれてみましょうか。
すみません、全然茶々になってません(苦笑)。
> その場の管理人や閲覧者が反応しない場合…
それなら、私が乗っ取るのと変わらないですよね。それでもいいんですね?
それと、管理者のNATROMさん本人がそう言ったんですか?
> 自分のブログ(なのかな?)で勝利宣言しても
いえ、ちゃんとここでも勝利宣言しています。v(^^)
なにしろ、管理人や閲覧者が反応しないようですから、これで十分です。

ABO FANABO FAN 2013/08/05 23:42 血液型と性格の常識(4)を追加しました。
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-08-05
全然反論がないので、とても満足しています。v(^^)

ABO FANABO FAN 2013/08/09 00:25 血液型と性格の常識(5)を追加しました。
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-08-08

ABO FANABO FAN 2013/08/10 18:31 私の考え方をまとめた、血液型と性格の常識(6)を追加しました。
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-08-10

ABO FANABO FAN 2013/08/11 23:47 血液型と性格の常識(7)を追加しました。
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-08-11
最近の心理学の本には、血液型を知ることのメリットも明確に書いてあります。
渋谷昌三 面白いほどよくわかる! 自分の心理学(2013/04/05 発売)
・誰とでも気軽に話題にでき楽しい
・自分を知る参考になる
・他人の行動を予測できる
差別のことは全く出てません。
いやぁ、時代は変わりましたねぇ。

B研B研 2013/08/12 19:27 渋谷昌三,「面白いほどよくわかる! 自分の心理学」,西東社,2013
は、amazonの「なか身検索」で該当項目を確認出来ます。

「文字を読む事と、文章を読んで趣旨を理解する事は、別の問題だな」と、何度目か判りませんが改めて認識できました。

saitosaito 2013/08/14 07:54
議論するに値しない人のコメントに管理人や閲覧者の反応が少なくて、私も満足しています。v(^^)

あとは、(反応がなくて満足してるくせに)図々しいコメント要求がなければなぁ

それにしても、
・科学的な裏づけがあるわけではなく……
・自分のことがわかった気になる……
・他人の行動を予測できるような錯覚に陥るから……
・レッテルを貼って納得することが大半……
かぁ(笑

B研B研 2013/08/17 23:41 "ABO FAN" は他人に対して、「これこれの本を読め」という資格が無いのを、確認しておきます。

ABO FANABO FAN 2013/08/18 01:18 saitoさんは十分おかわりかと思いますが、他の方も見ていらっしゃるようなので一応解説しておきましょう。
NATROMさんは(昔ならともかくとして現在はまず間違いなく)「統計的に差がある」と思っているのでしょう。
が、面子があるので(?)自己否定ができないのだと思います。
それはkikulogでも同じことで、何人かが私と同じく「統計的に差がある」と言っても、きくちさん本人は現在まで一切沈黙・無視しています。
さすがにまずいと思ったのか、「沈黙は相手の主張を認めたとはみなされません。」(苦しい言い訳?)ともおっしゃっています。
#これは明らかにおかしいので、“ニセ科学”側が沈黙・無視したら、自分自身と同じ扱いにするべきです。
#また、それならkikulogを閉鎖してtwitterもやめればいいはずですが、そうしてはいません。
では、その結果kikulogがどうなったのか、わざわざ私が書く必要はないでしょう。
もっとも、このブログがkikulogと同じ状態になるのかは、まだなんともいえませんが…。
-----
B研さんのサイトには大変お世話になっているので、こう書くのは本当に心苦しいのですが…。
>他人に対して、「これこれの本を読め」という資格が無いのを、確認しておきます。
全くおっしゃるとおりです。同じく、誰かが「これこれの本を読むな」という資格もないと思いますが、いかがでしょうか?

ABO FANABO FAN 2013/08/19 00:01 血液型と性格の常識(7)
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-08-11
で、『自分の心理学』に“差別”の話が全然出ていないと書きました。
しかし、その2ヶ月前に発行された『他人の心理学』には、ちょこっと“ブラッドタイプハラスメント”の話があります。
やはり、2ヶ月の差とはいえ、消滅したのは血液型裁判の影響なんでしょうか?
他の内容は似たようなものです。
が、2冊を比べると、やっぱり“血液型批判”は後に出た『自分の心理学』ではトーンダウンしています。
不思議ですね。

NN 2013/08/21 18:36 ここのコメントを読んでいる方は十分おかわりかと思いますので解説は必要ないと思いますが、

茶々に反論がなくて満足してた方が、調子にのって書いてしまったいい加減なことについて、B研さんから手痛い反撃を受けてしまい、文体が変わるほど必死になってごまかそうとした

ことはわかったと思います。


一方、【誰が何をどう思っているとABO FANサンが思っていると、私(saito)がわかっているとABO FANサンが思っていること】については(あまり)興味がないですね。

saitosaito 2013/08/21 18:39 名前の欄を間違えてしまいました。
2013/08/21 18:36 のコメントはsaitoです。
申し訳ありませんでした。

ABO FANABO FAN 2013/08/21 19:29 saitoさん(Nさん、ひょっとしてnさん?)
私は、B研さんと面識はありませんが、少なくともB研さんのサイトには大変にお世話になっていますし、敬意を表しています。
当然、文章も変わってくるでしょう。
それはダメということですか?

saitosaito 2013/08/21 21:22 >saitoさん(Nさん、ひょっとしてnさん?)
名前の欄を間違えたのは、これまで何故かなぞなぞ認証を2回入力しないとコメントできなかったので、つい2つ目のボックス勘違いして入力してしまいました。

>それはダメということですか?
文章を変えてダメなんて書いた覚えはありませんが。渋谷昌三先生の本について、必死にごましているなぁ、わかったと思っただけで。
「わかった(わかっている)と思う」という言葉は便利ですね。

ABO FANABO FAN 2013/08/21 21:49 saitoさん、名前の欄は了解しました。
渋谷さんの本は、実質的には監修なのではないかと思います。
#すべて自分で書いているとは思えないので…。
さて、血液型のところだけピンポイントで見ると、時代の推移がわかって面白いです。
“ブラハラ”の記述は、単にスペースの都合でカットになったのか、それとも血液型裁判のせいなのか、本当のところはわかりません。
が、否定の論拠が「科学的な根拠がない」は明らかに逃げなので、執筆者が(NATROMさんと同じく)統計の話を意図的に避けているのは間違いないでしょう。
#科学的根拠がなくとも正しいことは山のようにあるので、間違いの理由にはなりません。
全体的にトーンダウンしているのは確かで、時代は変わりましたね。

ABO FANABO FAN 2013/08/29 21:00 唐突に、8/29から「エントリーの主題と無関係な書き込みは削除いたします」となったようです。
確かに、NATROMさんに血液型について何回質問しても全く回答がないので、やむを得ず8/29付けのエントリーに質問を書いたら、突然削除されました。
私は、何も好きこのんで別な8/29付のエントリーに書いたのではなく、単純に回答を要求しているだけです。
NATROMさんは、初めから正々堂々と回答するか、あるいは正々堂々と回答拒否の理由を書けばいいはずです。
それなら納得します。
それを、全く何の回答もなく、突然「荒らしとみなし」削除するというのはいかがなものでしょうか?
もちろん、このブログはNATROMさんのものですから、そういう方針というならしょうがありませんが、少なくとも「質問者に議論する能力が欠けており無視されて当然である(というかむしろ正常な議論の妨げになるために相手にしてはならない)ことが既に周知されているならば、質問を無視していても信用は落ちません」とは真逆の方針かと思いますが?

念のため、削除された内容を再掲しておきます。

----------
直前のエントリーには、

> 2013-07-16 化学物質過敏症に関する私の発言について
> 質問者に議論する能力が欠けており無視されて当然である(というかむしろ正常な議論の妨げになるために相手にしてはならない)ことが既に周知されているならば、質問を無視していても信用は落ちません。

とありますが、ひょっとして、これが私の質問に答えない理由なのでしょうか?
が、名指しではないのでなんとも判断できませんし、抽象的な基準では意味不明です。
念のため、もう一度NATROMさんが未回答の私の質問を書いておきます。

-----
2003.5.16付のNATROMさんからのメールですが、

> 「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。
> …私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。

代表例ですが、

A. 自分の性格の評価に血液型ステレオタイプが与える影響 工藤 恵理子(東京女子大学 2009)
 全体として、血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた
B. 血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 山岡 重行(聖徳大学人文学部 2006)
 高受容群では11項目で血液型の主効果が認められ、低受容群でも2項目で血液型の主効果が認められた。 
C. 潜在的な血液型ステレオタイプ信念と自己情報処理 久保田健市(名古屋市立大学 2007)
 特性語の種類の主効果(F(1,32)=9.80, p<.01)と特性語の種類×参加者の血液型の交互作用(F(3,32)=3.22, p<.05)が有意だった…定義づけ課題の結果についても,同様の2要因分散分析を行ったところ,特性語×参加者の血液型の交互作用が有意だった.
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2009-10-25

念のため、これらの論文の結論は、
A.「血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた」
B.「血液型の主効果が認められた」
C.「交互作用が有意だった」
は、要するに「統計的に有意な差があった」ということです。

ぜひ回答をお願いします。

楽遊楽遊 2013/08/29 21:37 はじめまして ABOFANさん
血液型と性格判断等・・・に関するあなたの言動はまったく破綻しています
何年かwatchしていますが ナトロムさん キクマコさん 近々はnさん いちゃもんつけたろうさん AABAさん
これらの人に論破されると 爆笑しました ○△の論文を読みなさい・・・とはぐらかす
あなたの論を認める人は・・・AABAさんと言ってみたり(本人の撤回要求に応えない)

あなたの本心がまったくわかりません

ABO FANABO FAN 2013/08/29 22:04 楽遊さん、はじめまして。
率直に言って、破綻しているのはNATROMさんの方ですよ。
自分が正しいと思うなら、正々堂々と名指しで私を批判すればいいじゃないですか。
「回答拒否」で「発言削除」なら、それは“ニセ科学”そのものです(苦笑)。
まぁ、今となっては(かつては多数派だった)統計的に差が出ていないと言ってるNATROMさんのような人は少数派ですから、科学的・論理的に破綻しているのは明らかです。
#もっとも、実質的には差が出ていることは認めざるをえないようですが…。
さて「あなたの本心がまったくわかりません」とのことですが、ここに書いているのが私の本心です。
科学的に正しいことを正しいと書くと、それは本心でないと思われますか?
それは、おそらく“素人”や“ニセ科学”に対する偏見があるからそう思っているだけです。
#もっとも、私もかつてはそうだったので気持ちはわからなくもないですが…。
血液型の話が正しいとなると、“科学”に対する信仰が崩壊するので認めたくないだけですよ。
「科学」ではなく、内心の信仰の問題なんです。
ですから、「あなたの本心がまったくわかりません」なんて言ってないで、虚心坦懐に論文を読んで数値を読み取ってみてはどうでしょうか?
それでも疑問があれば、質問はいくらでも受け付けますよ。
私が絶対に正しいとは毛頭思ってませんので(笑)。

kubotakubota 2013/08/30 09:57 関係のないエントリーに書くのは非常識だと思うのは普通の感覚でしょう。
そのエントリーに興味がある人が、当該エントリーに書き込みがあった場合に自分の考えの補足や新しい考え方の発見のためにコメント欄を読んだりするわけですよ。ですので、関係ない投稿があると邪魔だと思いますよ。

僕は血液型と性格の関連には興味がない人間なので、あまりABOFANさんの書き込みは読んでいませんが、非常識な行いを繰り返し行っている点では信用できない人間だと思ってしまいます。信用できない人が繰り返す血液型と性格の関連はきっとないだろうなと思ってしまいます。言論の中身だけでなく、行動から判断する人間も少なからずいると思いますよ。

ABO FANABO FAN 2013/08/30 23:24 kubotakubotaさん、ご丁寧なコメントありがとうございます。
> 関係のないエントリーに書くのは非常識だと思うのは普通の感覚でしょう。
確かにお気持ちはわかります。
同じ意味で、NATROMさんが私の質問に全く回答しないことを非常識だと思うのも普通の感覚ではありませんか?
> 僕は血液型と性格の関連には興味がない人間なので、あまりABOFANさんの書き込みは読んでいませんが、非常識な行いを繰り返し行っている点では信用できない人間だと思ってしまいます。信用できない人が繰り返す血液型と性格の関連はきっとないだろうなと思ってしまいます。言論の中身だけでなく、行動から判断する人間も少なからずいると思いますよ。
もちろん、お気持ちは十分わかります。
ただ、勝手ながらお言葉を拝借すると…
NATROMさんに何回質問しても全く回答がないので、非常識な行いを繰り返し行っている点では信用できない人間だと思ってしまいます。信用できない人が繰り返す「ニセ科学批判」はきっと正しくないだろうなと思ってしまいます。言論の中身だけでなく、行動から判断する人間も少なからずいると思いますよ。
#正確に言えば、質問というよりはNATROMさんの間違いの指摘ですが…。
と私(や多くの人)が思っても不思議ではないと思いませんか?
大変失礼しました。m(._.)m

ABO FANABO FAN 2013/08/30 23:25 kubotaさんのハンドルを間違えてしまいました。重ね重ね大変失礼しました。m(._.)m

saitosaito 2013/08/31 07:43 莫大なマイナスの信頼を得ている人が更にマイナスを獲得して続けている状況で、そのような人を相手にしないというのは、普通の感覚だよなあ。

※その趣旨でいえば、何かを要求するなら書き込むべきはこのコメント欄ですらないということに、本人だけが気づいていないのがなんとも……

信頼できない人が非常識な行いを繰り返し行っている行動(≒態度)のせいで議論するに値しないと思われてるんでしょ、という茶々はだいぶ前にいれたなぁ。

ABO FANABO FAN 2013/08/31 09:12 saitoさん、おはようございます。
> 莫大なマイナスの信頼を得ている人が更にマイナスを獲得して続けている状況で、そのような人を相手にしないというのは、普通の感覚だよなあ。
まぁ、そういう考え方もあります。
しかし、実際には「大本営発表」と同じで、今となっては(かつては多数派だった)統計的に差が出ていないと言ってるNATROMさんのような人は少数派になってしまいました。
それでも、私を「マイナスの信頼を得ている人」と考えることは自由ですが、そうなると現在では「ニセ科学」に分類される可能性が大です。

十六夜十六夜 2013/09/01 11:14 どーも、お久しぶりです。

ABOFANさんの投稿の内容を頭の悪い私にも判るようにまとめると

性質A:血液型による有意差なし
性質B:血液型による有意差なし
性質C:血液型による有意差なし
性質D:血液型による有意差なし
性質E:血液型による有意差なし
性質F:血液型による有意差なし
性質G:血液型による有意差なし
性質H:血液型による有意差あり

と、こういう調査結果があって

「ハハハハハ! みろ! 血液型による性格の差はあるんだよ! は? 思い込み? バーナム効果? イカサマ? バカめ! だったら全部(A〜Hまで)『関係ある』になるだろうが! 1個しかないっていうのは『真実』だからなんだよ! この、真実を認めようとしない科学信者のつもりのニセ科学者どもめ!!」

と、こういう主張をされているということでしょうか。

頭の悪い私などは、こういう調査結果があるとしたら「ふ〜ん、ほとんどの場合が関係ないんだ。じゃあ大体血液型は性質に関係ないってことでOKだな」 などと判断してしまうのですが。

1個しかないから「真実」っていうなら、残りの7個の「真実」の立場はどーなるのかなぁとか…。

ABO FANABO FAN 2013/09/01 12:18 十六夜さん、こんにちは。
> 1個しかないから「真実」っていうなら、残りの7個の「真実」の立場はどーなるのかなぁとか…。
質問が独立しているどうかですね。
それそれが独立しているなら、1個だけ差が出ても「真実」として問題ありませんが、実質的に8つの質問が同じものなら吟味が必要でしょう。

ABO FANABO FAN 2013/09/03 22:13 このブログで始まった、nさんとの議論が一応収束した…かもしれません。
#1週間近く返事をいただいていません。
エントリー:血液型と性格の常識(3)
[http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-08-03-2]
結論として、「統計的に差がある」ことは認めていただいたようなので、NATROMさんやきくちさんの主張(=統計的に差がない、あるいは確認されていない)は、やはり現在ではマイナーのようです。
なお、その統計的な差が「思い込み」で全部説明できるかは議論中です。
が、私の質問に対しては回答がないため、現在は議論がストップしています。
私の見解では、その質問を知っているかどうかと、肯定率の差にはあまり相関がないので、この差を「思い込み」だけで説明するのは無理がある、ということになります。
つまり、統計的な差は「本当の差」ということです。

十六夜十六夜 2013/09/04 19:34 ABOFANさん。返答どうもありがとうございます。

>質問が独立しているどうかですね。(中略)実質的に8つの質問が同じものなら吟味が必要でしょう

ある人が、

パターン1
1)東京に行ったことがある →YES
2)大阪に行ったことがない →YES

と答えたとしたら、「1」も「2」も「真実」として問題がないが

パターン2
イ)東京スカイツリーに行ったことがある →YES
ロ)東京都に行ったことがない →YES

だとしたら「1」も「2」もどちらも真実ということはありえないので「どっちが正しいか」(=どちらかは「誤り」である)を選択しなくてはならない、こんな感じでしょうか。

で、ABOFANさんは、例の血液型と性格に関する調査(性質A〜G:血液型による有意差なし 性質H:血液型による有意差あり)についてはパターン1と2のどちらと考えていらっしゃるのでしょうか。 もしパターン1だとしたら、ABOFANさんは「血液型と性格には関連はない」も「真実」として認めていらっしゃるということになりますし、もしパターン2だとしたら、何故・どういった根拠で「関連はない」は「誤り」で「関連はある」は「真実」であると判断されたのでしょうか。

ABO FANABO FAN 2013/09/04 21:29 サンプルを増やせば、血液型本から取った特性の多くは有意な差があるので、
> 1個しかないから「真実」っていうなら、残りの7個の「真実」の立場はどーなるのかなぁとか…。
という質問は現実的には意味がありません。
#だから、NATROMさんは沈黙しているのでしょう…。
さて、独立かそうでないか判断するには一工夫必要です。
質問が別の血液型の特性とされているなら、常識的に考えて独立と考えていいと思います。同じ血液型なら、常識的に考えるとどうかで判断するしかないでしょう。
なお、一般的に、特性1〜特性nがあるときに、これらのn個の特性のうち1つでも違えば、比較対象のものは違うことになります。
よろしいでしょうか?

ABO FANABO FAN 2013/09/05 07:28 ちなみに、私のブログでは、一時3人と論争中でしたが、具体的な統計の話になるとパタッと返事がなくなりました(これはNATROMさんも同じです)。
なので「統計的に差がある」は既に決着済みと考えていいと思いますが。

十六夜十六夜 2013/09/06 22:15 ABOFANさん。回答ありがとうございました。

血液型学(?)の大家であるABOFANさんと、ただの一般人の私が会話できたことは光栄でした。また、気が向いたら何か質問するかもしれませんが、とりあえず一応納得できましたので、しばらくはまたお聞きすることはないでしょう。



あまりカテゴリーに関係ない話をするとNATNOMさんに削除されてしまうかもしれませんが、私は日本人にありがちの葬式仏教徒でクリスマスを祝う実質無神論者ですが、「無神論」の布教をするほどの熱心な無神論者ではありません。でもって、特定の宗教(判りやすくするために「キリスト教」とでもしておきましょう)の信者が「キリスト教こそ世界最高の宗教だからお前も入信しろ!」「聖書に書いてあることは科学的事実だ」とか言ってせまってきたとしたら、ガンガン理論武装して反論する…訳ではなく、「そうかもしれませんね」とひきつった笑いをした後、猛ダッシュで逃げます。ヘタレですみません。

ただ、実際に何人もクリスチャンの知人がいますが、幸いにも今のところそのような非常識な人には会ったことはありません。まあ、時々ピンポンして来る人達はそういう人種なのではないかと疑ってはいますが。ともあれ、自分が無神論者だからといって、特定の宗教を信じる人に偏見をもってはいけないと心がけてはいるつもりです。


それではごきげんよう。

ABO FANABO FAN 2013/09/07 07:26 この程度では削除されないと思いますよ。(笑)
NATROMさんレベルだと、普通はコメントの削除はしません。
というのは、削除するとよぼど自分に都合が悪いのかなぁ、と推測されるだけソンだからです。
正直なところ、今回の削除で私はかなり喜んでいます。(笑)
#こう書くと削除されるかもしれませんが…。(苦笑)

さて、今回のコメントの正確な意味がわかりませんが、おそらくこういうことなのでしょう。
私は“血液型教の信者”であり“血液型本に書いてあることは科学的事実だ”と言って迫ってきても、逃げますよ…ということですよね?
しかし、私はそんなことは全く言ってません。
NATORMさんは、血液型(と性格の関係)を認めるためには「統計データ」あればよいと言っています。
そして、最近の心理学者はNATROMさんの認める「統計データ」がありますと指摘しているだけです。

-----
2003.5.16付のNATROMさんからのメールですが、

> 「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。
> …私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。

代表例ですが、

A. 自分の性格の評価に血液型ステレオタイプが与える影響 工藤 恵理子(東京女子大学 2009)
 全体として、血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた
B. 血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 山岡 重行(聖徳大学人文学部 2006)
 高受容群では11項目で血液型の主効果が認められ、低受容群でも2項目で血液型の主効果が認められた。 
C. 潜在的な血液型ステレオタイプ信念と自己情報処理 久保田健市(名古屋市立大学 2007)
 特性語の種類の主効果(F(1,32)=9.80, p<.01)と特性語の種類×参加者の血液型の交互作用(F(3,32)=3.22, p<.05)が有意だった…定義づけ課題の結果についても,同様の2要因分散分析を行ったところ,特性語×参加者の血液型の交互作用が有意だった.
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2009-10-25

念のため、これらの論文の結論は、
A.「血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた」
B.「血液型の主効果が認められた」
C.「交互作用が有意だった」
は、要するに「統計的に有意な差があった」ということです。
-----

もし、これが正しくないというなら、別なデータで反論すればいいはずで、これが本来の「科学的」な議論のはずです。
が、実際には、NATROMさんは10年以上“回答拒否”で、十六夜さんは宗教的な意味合いを感じているから取り合わないというとでよろしいですか?

これはどういうことかというと、十六夜さんは「科学」に宗教的な意味合いを感じているということです。
言い換えれば、聖書もサタンを引用できるから、私の言うことは認められないということでしょう?

しかし、どう考えてもこれはおかしいのです。
ある意味、十六夜さんは正直だからこう書いているのでしょう。
#NATROMさんはそう思っていても、立場上、口が裂けても絶対に言えません。(苦笑)

十六夜さんは、仮に私の言うことが正しい(私は事実を指摘しているだけですから、本当はこの言い方はおかしいのですが…)とすると、ご自分が信じている“科学真理教”の教義を間違いと認めて棄教し、“血液型真理教”に入信しないといけない、と感じているのでしょう。
しかし、“科学真理教”を棄教すると、周りに“信者”がいるのでいろいろと面倒だし、また、穢れた邪教の“血液型真理教”に入信するわけにはいかないということでしょうかね?

これは、故山本七平氏が昔から指摘していたことで、まさに過去の“科学的論争”もほぼ同じ経過をたどっています。
あまりにもデジャブー感いっぱいで、正直驚きました。
彼の言葉を借りれば、科学の臨在感的把握の絶対化による「物神化と偶像支配」で、こういうことが起きます。
わかりやすく言えば、“科学”は宗教的に把握すべきで、(くだらない?)統計的データなんかで判断してはならない、ということです。
その踏み絵が、例えば「血液型」「EM」「マイナスイオン」…ということになります。

しかし、この把握の仕方には非常に問題があります。
#実は、私も昔はそうだったので気持ちはよくわかりますが…。
この続きは、山本七平さんの著作を読んでみてください。
では、十六夜さんと私の書き込みが、NATROMさんに削除されないことを願って。(笑)

saitosaito 2013/09/07 11:32 『ある人を「マイナスの信頼を得ている人」と考えることは「ニセ科学」に分類される可能性が大』かぁ。
ということは、莫大なマイナスの信頼を得る人のことを茶化すための科学的メソッドがあるんだぁ。
ちょっと学んでみたい気がしますね。

あと、スパム行為って立派なアラシなわけですが、やっぱり本人だけが気づい
てないんだろうな……

ABO FANABO FAN 2013/09/07 14:03 saitoさん、
> 『ある人を「マイナスの信頼を得ている人」と考えることは「ニセ科学」に分類される可能性が大』かぁ。
非常に興味深いです。
「ニセ科学」は、ある人の(特定の)発言であって、ある人そのものかどうかはわかりません(その人の全発言を把握していれば別ですが…)。
まさに、科学の臨在感的把握の絶対化による「物神化と偶像支配」で、山本七平さんの言ったとおりですね。
ところで、「ある人」と匿名で名指ししないのはなぜでしょうか?
名指しすると、何か不都合なことでもあるのでしょうか?

ABO FANABO FAN 2013/09/07 14:13 すみません、書き忘れました…。
> あと、スパム行為って立派なアラシなわけですが、やっぱり本人だけが気づい
> てないんだろうな……
これって、具体的に誰のどのコメントのどの部分ですか?
それとも、NATROMさんが既に削除したので示すことが不可能なんですか?
ぜひお教えいただきたく。

ABO FANABO FAN 2013/09/08 23:11 9/7付のエントリーに書いて削除された内容です。
ここのエントリーだったらOKとのことですので書き込みます。
-----
runさん、おはようございます。
> 化学物質過敏症では血液型に関係無くストレッサーを受けると狂暴化する症状があるので血液型の話も化学物質過敏症と関連あるかもしれないです。
> なのでドンドン聞いていいんじゃないですかね。
胃腸壁には、分泌型の人は血液型物質があるので、化学物質によっては差があるかもしれませんね。
細菌やウイルスではすでに証明されていますからね。
もっとも、有機と無機とは違うので、なんとも言えませんが。
だいたい、そんなことを研究している人はいないでしょうから、誰も答えられないような気がします。(笑)
> まさか答えられない事をNATROM大先生が書く訳無いもんね♪
血液型は、途中で情勢が変わったので(統計的な差は認められてない→明確に統計的な差がある)、あるときから突然答えなくなりましたからね。まさか、ここまで露骨だとは思いませんでした。
といったことを書くと、また削除されるかもしれませんね。(笑)

ABO FANABO FAN 2013/09/09 21:33 nさんとの議論が終了したようです、を追加しました。
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-09-08

ABO FANABO FAN 2013/09/12 20:01 血液型と性格の常識(8)を追加しました。
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-09-12-1
結局、テレビや血液型本で知識が増えたからといって、回答はあまり影響されないようですね。

ABO FANABO FAN 2013/09/13 23:34 血液型と性格の常識(9)を追加しました。
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-09-13
やはり、テレビや血液型本で知識が増えたからといって、回答はあまり影響されないようですね。

ABO FANABO FAN 2013/09/16 22:54 血液型と性格の常識(10)を追加しました。
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-09-14

ABO FANABO FAN 2013/09/17 19:23 血液型と性格の常識(11)を追加しました。
[http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-09-17]
血液型によるデータの差は「思い込み」ではなく「本当の差」であることが、ほぼ立証できました。
これで統計論争はほぼ決着です。否定論者は、もう沈黙し続けるしかないのかもしれませんね。

ABO FANABO FAN 2013/09/19 23:46 血液型と性格の常識(11)【訂正版】を追加しました。
[http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-09-19]

runrun 2013/09/30 06:08 NATROMさん、ABO FANさんの質問に答えてやりなよ・・・。
私たちにはガン攻めなのにABO FANは無視なんて「質問に答えてないからどうのこうの」のというのは何だったのでしょう?
答える前にコメントブロックしたチキンだけどね。
NATROMさんは何年も攻められて気持ちいいかもしれませんがドMな性的嗜好は抑えて議論したがっている方にはちゃんと答えてあげて下さい((。´・ω・)。´_ _))ペコ
まぁ根拠が無いから答えられないだけだと思うけどさ・・・。

おんぼろおんぼろ 2014/04/09 13:55 はじめまして、ズボラで無神経なA型ですがどうかよろしく(笑)。

>私たちにはガン攻めなのにABO FANは無視

所詮ABOタイプ診断なんてえものは医療行為でもなんでもありませんからね、わざわざ間違っているという事を教えてあげる必要を感じられないのでしょう(微笑)。