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2008年03月28日(金)

終戦のローレライ

終戦のローレライ 上

終戦のローレライ 上

終戦のローレライ 下

終戦のローレライ 下

皇国の守護者の続きが貸出中だったので替わりにこれを借りたのですが、

読み終わるのに1ヶ月もかかりました。

その間に別の本を何冊も読んでいたとはいえ、ここまで時間がかかるとは…。

上下巻合わせて1000ページもあると、読むのにも気力がいりますね。


あらすじ

1945年夏、敗戦間近の日本を中心に「ローレライ」という特殊兵器を巡って、

様々な国や人間の思惑がぶつかり合い、交じり合い、「終戦」に向かっていく物語です。

感想

この小説を読みはじめる前は、亡国のイージス(感想はこちら)があまりに面白かったため、

「あれを超えるのは難しいだろうなぁ」と、期待半分、諦め半分で読み始めたのですが

思った以上に面白かったです。

僕が亡国のイージスを読んだ時に感じたセンチメンタルさ、人が人を信じることの大切さ、

信念を貫くことの大事さと熱さ、それらの要素を終戦のローレライも持っていました。

かといって前作の焼き直しではなく、より深く掘り下げて戦争というものに踏み込んでいったというのが

僕のこの作品に対するイメージです。


正直、上巻はあまり面白くなかったです。

上巻は物語の布石に当たる部分なのですが、ここが非常に長く感じられて読むのが辛かった。

しかし、これらを読んでそれぞれの登場人物の持つバックボーンを理解した後に来る下巻の第四章、第五章。

ここから物語は急激に面白くなります。

この物語の登場人物達はそれぞれ辛い過去を持っているのですが、

それらを乗り越えて変わってゆく伊507の乗員達。

特に艦長の絹見(まさみ)がいいです。

後半の絹見の艦長ぶりは見事で、正に理想の艦長

操艦技術は「沈黙の艦隊」の海江田もかくやと言わんばかりの超人ぶり。

この絹見を含めた伊507の奮闘は長く重めの物語を読んできたご褒美のように、

最高のカタルシスをもたらしてくれました。


そして、終章。

海蝕洞で砂浜に座り込んだ征人がパウラに語る言葉。これは胸に痛く切ないです。

日本という国のあり方がどこか間違ってると感じつつ、何も出来ない無力感

理想と現実の違い。これらは今の日本を生きる人々に共通する事柄ではないでしょうか?


毎日を生きる中、目標や希望を見失わず誇れる自分になるにはどうすればいいんでしょうね?

今のところ僕は「日々の努力で実力と自信をつけ、少しずつ何かを成せるようになり、

いずれは大きな何かを成せるような人間になれれば」と考えてますが、

どうも具体的な筋道が見えなくて迷走気味ですね。

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