NEED77の自己啓発日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード



2008年12月30日(火)

今年の自分を振り返ってみる その1(読書編)

2008年も、もう終わりですね。

このブログ自己啓発をテーマにしているので、

今年一年に自分がやってきた事を振り返って分析し、

来年に繋げていこうと思います。


まずは今年読んだ本から。

(本のタイトルをクリックすると僕が書いた本の感想の記事に飛びます。)


DS文学全集


読んだ量は漫画や短編を含めて約42冊。

短編が半分を占めてるとはいえ、

月平均3冊以上なら結構読んでる方でしょうか?


ただ、最後に本を読んだのは9月で、最近はあまり本を読んでません。

今は読書に使う時間を別の事に当てたいと思っているので、

本はつい後回しになってしまいます。

来年は更に読む本が減りそうですね。


ちなみに今年一番面白かった本は福井晴敏さんの亡国のイージスです。

亡国のイージスに出てくる男達の友情や熱い生き様は読んでて胸が熱くなります。

次点は皇国の守護者かな。

歪んだ男新城がとにかく魅力的です。

2008年11月30日(日)

2008年09月17日(水)

DS文学全集(杜子春)

杜子春 −芥川龍之介

あらすじ

舞台は唐の洛陽。

主人公は、

元金持ちの息子だったが、

財産を使い尽くして貧乏になってしまった杜子春という若者。


金持ちの時はちやほやするが、

貧乏になった途端見向きもしなくなる人間に愛想を尽かした杜子春が、

仙人に弟子入りして仙人になる為の修行を始めるが…というお話。


感想

中国の伝記「杜子春伝」を元にした物語だそうです。

僕は中国を舞台にした作品が好きなので、

玄宗皇帝、西王母、仙人、神将、神兵なんて単語が出てくると

自然と心が踊ります。


杜子春が地獄の責め苦に遭う両親と再会するシーンにはホロリと来ました。

杜子春は、最初は昔話によく出てくる「欲にかられて失敗するタイプの人間」かと思いきや、

最後には立派な事を言う若者に成長するという展開が新鮮でしたね。

(この作品は青空文庫で無料で読めます。興味がある人はこちら。)


ブックレビュー
  • 総合評価 9点
  • 作品の感想 心温まる

2008年09月11日(木)

DS文学全集(奉教人の死)

奉教人の死 −芥川龍之介

あらすじ

クリスマスの夜、長崎にある「さんた・るちや」の「えけれしや」(寺院)の戸口に、

飢え疲れて倒れていた美しい少年「ろおれんぞ」。

身の上は不明だったが、信心の堅固さと美しい容姿を持ち

天童の生まれ変わりとも称され「えけれしや」で厚く保護されていた彼だが、

ある出来事によって「えけれしや」を追い出されてしまう、そして…。


感想

これは隠れた名作。物語として文句無しに面白い。

未読の人には是非読んでもらいたい。

乞食に身をやつし、人々から誤解を受けても、

最後まで気高さを保った「ろおれんぞ」の行いは感動的です。

他にも「ろおれんぞ」の正体が明かされた後に「しめおん」とのやり取りを読み返すと

なかなか趣き深いものがありますね。

(この作品は青空文庫で無料で読めます。興味がある人はこちら。)


ブックレビュー
  • 総合評価 10点
  • 感想 感動的

2008年09月08日(月)

DS文学全集(セメント樽の中の手紙、蠅)

セメント樽の中の手紙 −葉山嘉樹

セメント工場で働く男が、

仕事中にセメントの樽の中から木の箱に入った手紙を見つけ、その内容を読む話。

すごく短い話です。


手紙は、主人公とは別のセメント工場で働く女工が書いたもので、

女工の恋人がセメント工場の破砕機に巻き込まれる事故で死んでしまい、

そのままセメントになってしまった。

この樽の中のセメントは一体どのような用途に使われたのか、

あなたが労働者ならどうか教えてもらいたいのでお返事ください、という内容です。


この手紙を読んでると恋人を失った女性の悲しみというよりは、

女の情念みたいなものを感じて少し怖いです。

恋人の死の描写を丹念に描いたり、「私の恋人はセメントになりました」という表現。

繰り返される「お返事くださいね、お願いですからね」という言葉。


読み終わると何とも言えないやり切れない気持ちになる作品です。

(この作品は青空文庫で無料で読めます。興味がある人はこちら。)


ブックレビュー
  • 総合評価 7点
  • 感想   怖い

蠅 −横光利一

ある宿場で馬車を待つ人々を一匹の蠅の視点から描いた物語。


この話の肝はラストにあります。

ネタバレしてしまうと、この話の面白さの9割を失うので詳しくは書きませんが、

最後の蠅の描写はかなり怖いです。

蠅にとって人間など「どうでもいい」。そういう冷たさを感じますね。

これを書いてる今も胸がドキドキしてます。

(この作品は青空文庫で無料で読めます。興味がある人はこちら。)


ブックレビュー
  • 総合評価 9点
  • 感想   衝撃的

余談

これで分量「あっさり」の本は全て読了。

次は「短め」から読んでいこうと思います。