無法な意識が続くのであれば、ダウンロード違法化の動きも止むなしかと思い始めた

もちろん、違法化には様々な副作用の点から反対したい。けれども。

コピーされたくないものはネットで公開しないし
少しぐらいはコピーしてもいいよって物はネット上に公開してる

だからネット上にある物は、ある程度は自由に使っていいんじゃないかなぁと思った
オイラはよく知らないんだけどwinnyってソフトがあるようで
コピーされないようにネット上にアップしていない同人誌をかってにコピーして
winnyってソフトで勝手に配布しちゃう悪い人がいるみたいです
そして皆喜んでダウンロードするらしいです

http://hetaru.tumblr.com/post/26030406

僕は、Tumblrの無断転載には反対したけど、別にがちがちの規範主義者というわけでもなくて、「そうは言っても削除依頼が来たらちゃんと削除する、くらいが現実的な線かな」と思ってはいたりする。何かにつけて正当化するという行為はグレーなところにあえて黒々と、しかも間違った基準の線を引くということだし、そんなことをしちゃうから問題になるんであって、規範意識というか、現実の違法行為であることを踏まえたうえで、それなりのルールでやる分には問題ないとは言えないけど、目を瞑ることはできると思うんだよね。
でも、こういう、著作権なんかないよ的な意識でやっているんだとしたら、それは問題だと思う。その言い訳にWinnyが使われてしまうのであれば、ダウンロードを違法化することも流れとしては仕方がないのかと思ったりする。モラルで守りきれないものはルール化される。無断転載のメンタリティーが法律無視の自分利益重視なんであれば、ダウンロード違法化に反対するのもP2Pでダウンロードする自分の利益のため、と言う人がそれなりにいることが予想されちゃうから。
変な話だけど、現在の著作権法がおかしい、フェアユース的な部分は認めるべき、とか、そういう意識があって、それを前面に出して、ある程度の覚悟の上でやっているんであれば、是非はともかく、その姿勢は認めたい。でも「精神上良くない」っていう自分の都合が理由なのはちょっと承服しかねる。そして、作り手の気持ちを汲もうとする意思が一切ない*1というのは非常に残念。
P2Pでダウンロードされることの被害なんて、売れるコンテンツを作る能力の減退に比べれば瑣末な問題だと思っている(し、アップロード取締りをやれよっていう問題だと思う)けど、利用者側の無法意識があって、それが垂れ流されるのであれば、被害が大きいという説にも説得力が出てくる。そして、ユーザーのモラルに期待できないのであれば、副作用を甘受しなければならない未来もそう遠くないかも知れない。

*1:わけではないかも知れないけど、言われないと知らないという態度はそう受け取られても仕方がないんじゃないかと思う