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2008-03-11

ムラをかいま見たとき、そこには絶望があった

夜。いつものようにブラウザを開く。もはやルーチンワークと化したその行為が果たして人生にとってのプラスになっているのか既にわからなくなりつつある。しかし、何もしないことが言い知れぬ不安を煽ることは事実である。タバコをやめられないのと同質の感覚はきっと脳内麻薬の分泌を促す何かが有るからなのだろう。

そんなことを考えながら俺はLDRにかき集められた数千のfeedを光速で処理する。此処だけ時間の感覚が変わっている。一流のスポーツ選手が時間の流れを遅く感じるように、限界まで高まったブラウザに流れていくスピードも俺にとっては静止画に過ぎない。

「ムラ」そのキーワードにはずいぶん前から気付いていた。しかし、あまたのサイトを巡回しているからなのかもしれないが、特定のブログに固有の空気などないに等しいと感じる。幻想の「ムラ」。人の何かに帰属しないといけないことを象徴している、単なる言い訳としての存在。


そう、何かムシャクシャしていたのかもしれない。日頃は書かないブクマコメントが今日はやけに攻撃的だ。悪いな、と感じながらも、それはこんなエントリを書いたお前の自業自得なんだぜ?と思う。我ながら言い訳じみている。大体、キモイオフ会自慢に何故反応しているんだ。過剰なコミュニケーションを俺は必要としていない。


案の上だ。この前のコメントは随分と物議を醸している。ルサンチマン?この俺が?

擁護が心地よい。何が正しいか、冷静な判断力を持った人間にはわかるものだな。


「オフ会のお知らせ」そんなメールが届いたのは数日後のことだった。孤高を気取っている俺にオフ会に出ろとは良い度胸だ。しかし、何事も経験。現実の俺は一介の勤め人に過ぎないが、新たな地平を開くこともあり得なくはあるまい。「ムラ社会へようこそ」そんな声が聞こえてきた気がした。


「何で来なかったんですか!」仕事で缶詰になった俺を待ち受けていたメール。仕方がない。ネットのアクセスもできず携帯も入らない。そんなところで監禁されるとは夢にも思わなかった。謝罪のメールを送信しながら家にたどり着く。扉を開けると一枚の紙が舞い落ちる。宅配便か?

しかし、そこにはこう書かれていた。「何でこなかったんですか!」

…本名などどこにも掲載していない。ましてや住所などは…。

俺は何かに深入りしてしまったことを認識した。全ては見られている。きっといつまでも今までのネット上での俺を演じ続けなければならないのだ。

次のオフ会は必ず出席しよう、俺は仕事の疲れなのか、それとも絶望感によるものなのか、そんなことを思いながら意識を失った。

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