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2008-05-11

ニュースブログに主張の一貫性は必要か?

とかく一貫性が求められがちなブログ界ではありますが、他人の一貫性ってのはそうそうわかるものではありません。価値観の一貫性は一面から見てもわからないし、時系列を伴った一貫性は、ある特定の二つを並べてみたってわからない。ましてや、取捨選択の一貫性を解き明かすなどその人の様々な側面の集約であるから簡単ではありません。たとえば、その人のはてブを何週間かウォッチしているとようやく見えてきたりはします。

取捨選択が一貫していればよいニュースサイトにおいて、その取り上げたネタが一貫した主張をしているかどうかなんて関係なくて、何をもってそれを取り上げたかだけがはっきりしていればそれでいいんじゃないかと思います。

一貫した考えを持っているからこそ、情報媒体としての信頼性が高まっていくのです。読者を混乱させてしまうようでは、ニュースブログとは呼べません。

404 NOT FOUND | デジタルマガジン

まあ、GIGAZINEがどうか、という話はおいといて、もともと取り上げた話ですら日本ユニセフ協会自体の是非ではなくて、あたかもユニセフ児童ポルノを廃絶する運動をやっているかのように見せるメディアと協会の批判であり、また、その「児童ポルノ関連の運動」に対する批判であって、別に寄付したらアイスがもらえる別の募金について否定的に取り上げる必然性は感じられませんね。

僕の価値観はニュースサイトの意見により出来上がるわけではない。面白い、あるいは問題だ、と思われる出来事や記事を取り上げてくれることで考えるきっかけを与えてくれればそれで十分です。

まあ、GIGAZINEなんて滅多に見ないんだけどね。なお、デジタルマガジンは初めてみました。あんまりやってること変わんないね。

ClearTypeは目が疲れるなあ

続き。メイリオを入れてClearTypeを有効にしたら、とても見やすくなった。なんか大きく飛び出る字とかがあるのはそういうフォントなのかな。

ところが、目が疲れるというか、画面がチカチカ感じるようになった。前出の通り、僕は結構無理してCRTを使っているので、リフレッシュレートが低いし、もうだいぶへたれてきたので端のほうは画面がぶれてたりするんだけど、それがClearTypeでよけいに感じられるのかなあ。

でも、確かに読みやすいは読みやすい。やっぱりそろそろ液晶ディスプレイにしようかな。

魔法 / クリストファー・プリースト

奇術師より古い本ですが、奇術師の解説で、絶賛されている(でも当時の翻訳は売れなかった)本として紹介されています。

魔法 (ハヤカワ文庫FT)

魔法 (ハヤカワ文庫FT)

テロに巻き込まれたショックで、過去数週間の記憶を失ったグレイ。そこにかつて恋人だったと名乗るスーザンがやってきます。スーザンの力を借り、記憶を取り戻していくグレイ。しかし、その記憶は微妙に現実と乖離しています。そして、スーザンの話とも。果たして真実は一体…

前半、グレイが自らの記憶を語るところは、まるでラブストーリーのよう。ところが、スーザンが語り始めたそのときから、世界は変貌を遂げてしまいます。そして…。奇術師の解説で「奇術師は魔法の構図をわかりやすく語り直した」というようなことが書いてありましたが、確かに似たような構図、二つの別の視点から同じ事実を語るという部分、あるいはそこに秘められた意図は、類似しています。でも中身は全然違うね。

大絶賛の声も聞かれる中、多分、「わからなくて評価しづらい」という人たちもいっぱいいるんじゃないでしょうか。初訳時に盛り上がらなかったのもわかる。これわかんないもん。

奇術師でもそうだったんだけど、すっきりと説明のつくラストであれば、もっと一般人に受けるんじゃないかと思う。つまり、この本は本読みのための本。読まれるための本じゃなくて、読み込むための本であり、そういう点では答えの明かされない本格ミステリみたいなものです。性質が悪いことに(笑)、前半の人間模様から大抵の人が予想する「こうであって欲しいラスト」は途中から全く省みられないし、最後に完全に捨てられます。なんていうとネタバレ的かも知れんけど…

話にオチが欲しい人には向いてないかも知れません。ただ、一度読んでわからなかった、という人はもう一周してみると面白いかも。

奇術師 / クリストファー・プリースト

読もう読もうと思っていていつも忘れてしまうプリースト。いい加減読まないと思い、入手。

なんで書影が出ないんだろ。

さて、この本は映画にもなった(「プレステージ」)んだけど、2人のマジシャンがバトルする話です…大雑把過ぎるか。

双子というのはどこかで魂が繋がっているような感覚を覚えることがあるといいます。アンドルーには兄弟はいないはずなのに、なぜか双子がいることを確信していました。その感覚に導かれ、ある女性の家を訪ねることになりますが、そこに待っていたのはかつて、激しいバトルを繰り広げたマジシャンの片割れの子孫。そのバトルの相手はアンドルーの祖先。しかもこの女性、ケイトは幼い頃のアンドルーを知っているということでした。

物語はそれぞれの祖先が残した手記(かたやマジシャンの解説と共に人生を振り返る書物、かたや整理魔による日記として)を読み進めていくうちに明らかになっていくのは…

こういってもネタバレにならないから、いってしまうけど、作中でマジシャン達が観客を幻惑するように、プリーストは読者を幻惑しようと試みています。マジシャンの基本的な手法としてのミスディレクションはそのままミステリーのミスディレクションに繋がっていますが、ここではあの手この手を駆使して我々を煙に巻きにかかります。アンドルーの祖先とケイトの祖先は相手の瞬間移動マジックを暴き、あるいは自分の瞬間移動マジックを高めて行きます。

でも、途中から雲行きが…奇術師バトルだったはずのものがSFっぽくになってきたぞ!そう、ケイトの祖先エンジャの瞬間移動には、タネも仕掛けも…そして、衝撃のラストに到る伏線がこれでもかとばかりに投入され…

2人のバトルをそれぞれの視点から眺めると全く違うものに見えるのは、それぞれに関しての重大な謎がお互いにとっては隠されたままだからです。世の中でみんなが知っている「真実」というのはそんなものだということをいいたいようにも見えます。ここに描かれているのは2人の人間模様、それだけでも十分に面白いのですが、ラストの幻想的な風景はその全てを前振りにしてしまいます。一体どちらを読ませたかったんだろう。

一点納得がいかないところがあるのですが、完全にネタバレなんで書かないでおきましょう。決してパズラーミステリとかじゃありませんけど、道具立て的に西澤保彦が許容できる人は楽しめるかも。そうじゃなくても、結末には納得がいかないかもしれませんが、小説全体は誰にでも楽しめるんじゃないかな。

そういえば誕生日だった

誕生日が5月ってのは微妙に存在感がない。クラスで仲良くなる前に通り過ぎてしまう類の存在感。

さすがにこの年になると誕生日といっても特別な意味もない。

大過なく、その代わり大きなイベントもなく、生きることの目的をいまいち見出せないながらもそれなりに仲間に囲まれて、ぼちぼちと生きている。そういうことを思う日なのかもしれないな。

一人で暮らし始めて、一人だからと言って寂しさが増えたわけではないけれども、実家にいたときから感じるどうしようもない孤独感が減るわけでももちろんない。これからどうやって生きていこうか。

メイリオを入れてみた…んだけど…

19インチのCRTを広さ優先で通常規格外の高解像度(それこそ、液晶になんて移行できないくらい広い2048×1536)で使っているので僕のPCは字が小さく不明瞭。そんなわけで、XP用にメイリオフォントが正式にリリースされたので、使ってみることに。

ダウンロードはこちら

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=f7d758d2-46ff-4c55-92f2-69ae834ac928&DisplayLang=ja

ところが。

f:id:NOV1975:20080510235659g:image

なんかイマイチじゃないすかこれ?まあなんか読みやすそうな気はするんだけど、ちょっとでかいし太さがばらばらだ。アンチエイリアスを効かした液晶で使うためのフォントなのかなやっぱり。

でもしばらく使ってみよっと。