血液型性格判断は科学である必要などない。

「私、やっぱりA型の人とは合わないみたい。別れましょ」
「えっ、突然なに言い出すんだよ!大体血液型性格判断には科学的根拠なんてなくて…」
「それよそれ!あなたのそういうA型っぽい枝葉末節に拘るところが合わないのよ!やっぱり別れましょ!」

えー、A型関係ないと思うんですが…

そう、血液型性格診断(判断じゃないよな…)には科学的根拠なんかいらないのです。なぜなら血液型性格診断は、性格を診断するのが目的ではなく、相手が嫌いだ、ということを日本人的オブラートに包んでやんわりと言うためのツールに過ぎないからなのです!

ようは、「あなたが」嫌いなんだ、というと相手が傷つくかもしれないし、あるいはこっちが嫌な思いをしなければ伝えられないかもしれない。でも、血液型が合わないなんて言ってしまえばたまたま合わない1/4に入っちゃってアンラッキーみたいに考えてもらえるかもしれないし、努力の問題じゃないから仕方がないって思えるかもしれない、そういうやさしさなのです。

たまたま日本人の血液型がABは多少少ないとは言えバランスの取れた構成になることもちょうどよかった。

科学的根拠なんてあるとかえって困ってしまい、血液型によって人を忌避するのは差別だ、という指摘にマジ対応をしなければならなくなってしまう。根拠がないことだから尚更ツールとしては便利。適当に恣意的な運用をしても最悪で精々「血液型性格占いを本気で信じるバカ」のレッテルが張られるくらいで済んでしまうという使い勝手のよさ。

根拠がないからこそ役に立つなんてのはもう前世紀の日本における最大の発明といってよいでしょうね。しかも、バカを見分けるツールとして、これは根拠ありで役に立つという副作用まで。

血液型性格診断、大好き…ではありませんが。

しかしこれにはウケた

ましてや、科学なんか全然関係ないし、余分なことです。
(中略)
だから、「血液型性格判断は科学ではない」などという、チンケで頭の悪い風評ばかりが一人歩きすることになってしまうんだろうと思います。

血液型性格判断は科学である必要などない。

科学ではないと否定してもチンケで頭の悪い風評にならないのは俺だけ!なんだろうなあ。