結局のところ、グルーポン系サイトはすでに終わっていたということ

もうね、急いで儲けて元取ったら撤収してしまおうというような雰囲気がバリバリ出ておりますね。有効期限の長いクーポン買っちゃった人は注意ですね。

これは詐欺じゃないんですか。お店のホームページでは、「前菜+サラダ+温菜+ピッツァ+パスタ+飲み放題」が2980円です。
「ピッツァ+パスタ」が「ピッツァまたはパスタ」になって、「飲み放題」が「2ドリンク」になってるのに、どうして定価が据え置きの2980円なんですか。
みんな騙されてませんか。半額東京さん納得できる説明をお願いします。

グルーポン事件で、堀江が慌てて参戦した理由が判明か : 【2ch】ニュー速クオリティ

他のサイトでもこんな事例ばっかり。ちなみに、グルーポンバードカフェを擁護しに走ったホリエモンとフランス亭の社長がこの半額東京に出資している。

主要な株主
堀江貴文
株式会社エーステクノロジー (代表取締役 光勇人)
株式会社エムグラントフードサービス (代表取締役 井戸実)
株式会社青山 (代表取締役 大川弘一)

http://hangakutokyo.jp/pages/management/

まあこんな状態に陥るだろうということは切込隊長が11月末に書いたこれを読んだときから予想はしていた。

まあ、何でそんなことを言うかというと、ちょっとだけ小銭入れてたんで、出てきた決算書見たら計画を早くも下回っていたからなんですけどね。もう少し拡大期間が取れると思っていたんだけど。また成長したりするのかな。ねえ。

早くもクーポンビジネスがバブル崩壊(ただし国内): やまもといちろうBLOG(ブログ)

要するに、グルーポン系−店−消費者のwin-win-winを目指したところ、win-lose-winの事案がかなり多かったせいで、2度と使うかって店が増えたので行き詰ったと。で、それを打開するためにwin-win-loseの方法論で営業をかけに行った結果がこれだよってことなんじゃないかな。しかしながら、グルーポン系自体の直接の顧客は実際には消費者なんだよね。だから、この構図が見えてしまった時点でゲームオーバーにならざるを得ない状況。ここからの信頼回復は容易ではない。

もちろん、数々のお粗末な事例が店側の独断で行われている可能性もあるわけだけど、そんならグルーポン系のビジネスモデルがwin-win-winであることで成り立っている、ということをグルーポン系自身がもっと重要だと思って動かなきゃならないわけ。

店にとって、グルーポン系のクーポンを出すのは切羽詰った状態での宣伝か、または、少しでも空き席を減らすための苦肉の策で、決して利益がその場で出るようなものじゃないはず。後者にしたって、10は無理でも0よりは5のほうがまし、というのは長い目で見たらマイナスでしかない。二度やらないのであれば別だけど。ちゃんと客入っているならこんな大幅値引き必要ないわけで。

マージンの量減らしてグルーポン系サイトが一人勝ちにならない設定になればもうちょっと改善されそうな気がするんだけど、なぜかそうならないのは、「今のうち」という感覚が働いているかもしれないなあ。