自民党政権に期待すること

今回の選挙は結局自民党の圧勝でしたね。投票率が伸びればもう少し違う展開はあったかもしれませんが、民主党にうんざりした気持ちが選挙結果に現れてしまった形。

さて、僕は自民党支持ではありませんでしたが、政権を取ることになったからには批判だけではなく、期待もかけて見守って行かないといけませんね。ことの次第によっては参院選でねじれ状態が解消できなくなります。

さて、まずは景気の回復への手立てが望まれるところです。緩和期待の円安がどこまで続くかは未知数です。むしろ、財政懸念の円安になるのが怖いです。日本の長い間の低金利は政府の借金にとっても有用でしたが、税収が増えることなく金利が上がってしまうと日本は財政破綻します。このまま世界経済が停滞し続けるなら強力な金融政策も必要ですが、少し回復基調の見えてきた今、拙速は危ういかもしれません。
むしろ、財政政策をきちんとやっと欲しいですね。今、色々なものが老朽化して事故の元になっているという現実があります。そればっかりやっても疲弊してしまいますが、バランス良くやって欲しいですね。

外交についてはTPPの問題と、中韓との関係回復が焦点でしょう。前者は経済の問題でもあり、簡単には答えがでないものですけど、民主党のように国民不在で進めないようにはして欲しいもの。圧倒的多数≠全権委任ですからね。
後者は難しい問題です。当然ながら、対決を辞さない姿勢を見せている自民党への警戒は強いでしょう。しかし、アジアの大国の中での連携が行われないのであれば、日本はアメリカに尻尾を振り続けることになりそうです。なんとか険悪にならないようにことを進めて欲しいものです。

憲法改正は…未だにその真意がよくわかんないんですよね。片山さつきの言が自民党の総意を表しているのであれば、今回投票しなかった層が後悔する時がやってくるかも…

結果が出てしまったからには、おかしな方向へ舵を切らないかどうかを監視しつつ、その政策に期待をかけたいと思います。