絆だ痛みをわかちあうだと言いながら人の懐から金をかすめ取る商売人を持ち上げるマスコミという存在について
ネットで一斉に話題になっているのは多分広告が半端ない&内容が凄まじいからだと思うわけだけど。
- 作者: 与沢翼
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2013/01/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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村長も書いている通り、情報商材なんてのはほとんど詐欺に近い商品で、それを売って儲けた人が「裏」でブイブイ言わせている分にはともかく、時代の寵児扱いされているという現状は、かつてのホリエモンを思わせるところはあるけれども、まだライブドアはこれに比べたら実業といってもいいほどのものであり、いよいよメディアの金のなくなりっぷりもなりふり構わない事態にまで達したことを思わせます。
ぶっちゃけマルチの宣伝と変わらんよな。
そもそも秒速で一億稼げるってことは秒速でトータル一億払う人がいなきゃならないのでよっぽどの勝ち組でない限りそんな商売成立し得ないのはちょっと頭が良ければワカルヨウナ気がするんだが、そうでないから彼のような人間が持ち上げられるのだろう。
僕は成功者になろう!って言ったりその成果としての成金生活を見せびらかすという事自体はそんなに気にならないんだけど、「こうやったらあなたも成功者に!」というのは騙す気しか感じない悪意のある言葉だと思うので、電車の広告で今回の本を見かけた時には全力でDISってやろうと思っていたんだけど、そうするまでもなくid:hagex師が「秒速でスパマーになってしまう 与沢翼の『秒速で1億円稼ぐ条件』 - Hagex-day info」なんでエントリ書いて1秒で1億アクセスを集めてしまったので気勢を削がれてしまった。と思ったら他の人も一斉に全力でDISリまくっていて一体与沢翼という人はなぜマスコミで持ち上げられているのかがさっぱりわからない状態になってしまったんだけど…
これ、多分、マスコミ特有の「内容の薄い成金をつけあがらせて嗤う」というスキームだよね。ホリエモンが食らったアレさ。当然ながら、彼が得意の絶頂から破滅に向かうまでがシナリオとして用意されている。今回のシナリオの結末は詐欺で塀の中だろうか。それとも破産でホームレスだろうか。