中村てつじの「日本再構築」 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-05-24

[]「廃止」法案提出 「廃止」法案提出 - 中村てつじの「日本再構築」 を含むブックマーク


5月23日(金)、民主党野党4党共同提案で、後期高齢者医療制度「廃止」法案を参議院に提出しました。週明けから、私が所属している参議院厚生労働委員会で審議がされます。

後期高齢者医療制度は、75歳以上のお年寄り全員が加入する新しい老人医療制度です。目的は、老人医療費の削減。最大の問題点は、自己負担を増やしたことに伴い、受診抑制がなされるようになるという点です。


具体的には、データにそのことが現れています。

厚生労働省の試算に拠れば、後期高齢者医療制度をはじめとする平成18年度医療制度改正によって、平成20年度のお年寄りの医療費は、11兆8700億円から、11兆3700億円へと、5000億円削減されます。しかし、そのことに伴って、公費(税金)の投入額だけが、6200億円も削減されています。つまり、現役世代の負担は1100億円増、お年寄り世代の負担も100億円増になっています。

そして、5000億円削減される原因としては、(1)診療報酬の引き下げ、(2)自己負担額が上がることによる受診抑制(ナガセ効果という)、この2点が上げられています。


つまり、お年寄りは、これから老人医療費が増えるという理由で、自己負担を上げられ、結果、受診抑制がなされ、老人医療費が削減される結果に、「たまたまなっている」というのが、厚生労働省の立場です。

しかし、これでは、目的と手段が逆転していると言わざるをえません。税金投入のみが減っていることを見ても、隠された意図は明らかです。


そこで、民主党としては、他の野党と共同して廃止法案を出したのです。ただ、私は、その内容については少し不満を持っています。共同提案した法案の中身は、原則として、従来の老人保健制度に戻す内容になっています。私は、後期高齢者医療制度の問題は、負担増による受診抑制なのだから、その点だけ修正すれば実質的な廃止法案となり、地方自治体にも負担をかけないと党内で主張しました。しかし、残念ながら、完全廃止を主張する他の野党との関係を優先し、老人保健制度に戻すという内容になったのでした。


ただ、野党4党が共同提案の形で、後期高齢者医療制度廃止法案を出したことによって、与党が実質的な見直し案を作るという動きになりました。「野党がきつめの案を出すことによって、与党が引きずられて今までのやり方を変える」という「ねじれ国会」の今までの流れを見ると、野党共同提案という形の方が、政治全体からは有効だと言えるのかも知れません。


ともかくも、会期末に向けて、私の所属委員会が主戦場になり、かつ最終のテーマとなります。精一杯頑張ります。


参議院議員 中村てつじ

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2008-05-04

[]GW明けの国会 GW明けの国会 - 中村てつじの「日本再構築」 を含むブックマーク


GW(ゴールデンウィーク(大型連休))になり、国会もやっと一時休戦です。私も、この連休中は、久しぶりに休みを取っています。


4月30日は、衆議院で3分の2の多数を使った再議決が行われました。これによって、ガソリン税などの暫定税率も再延長されることになりました。

民主党も、さすがに、世論のことを考えると、「政府与党は、大型連休前にガソリン税を再値上げすることはないだろう」と予想していましたが、山口2区の補欠選挙でも民主党が勝利したにもかかわらず、与党は再議決を強行しました。


新聞によると、ガソリン税を特定財源にする法案も、5月13日に再議決するようです。このことが、国民に理解されるのでしょうか。内閣支持率は、下がり続け、昨日の朝日新聞の世論調査でも、過去最低の20%となってしまいました。

民主党も、当初は、参院での問責決議→長期間の審議拒否には、世論の理解を得られないという判断をしていたと思うのですが、ここまで世論調査の結果が政権側に悪いと、おそらく、5月13日再議決の後は、問責決議を出さざるをえないのではないかと思います。(私は、あまり気が進まないのですが・・・。)(追記:今日の報道によると、民主党は問責決議を出さないと5月2日に決めたというものもありますが、「決めた」機関が不明であり現時点では民主党の機関決定ではありません。そのため、今のところ何とも言えません。)


そして、GW明けに、争点になるのが、後期高齢者医療制度です。

民主党は、先の山口2区補欠選挙でも、後期高齢者医療制度の廃止を党幹部が訴えました。そして、報道によると、GW明けに法案の形で提出する方向で党幹部が検討しているようです。


この分野は、私が所属している「次の内閣」厚生労働部門役員会が担当する分野です。しかし、この内容については、高度に政治的な判断が要求されるということで、党本部の役員会(党の最高意思決定機関)で議論することになっています。

そのため、私たちが担当する分野ですが、どのような法案の骨格になるのかはまだ分かりません。


廃止といっても、そっくりそのままなくしてしまえば、お年寄りの医療制度そのものがなくなってしまうので、かえってお年寄りが困ってしまいます。

そこで、現在問題になっている、お年寄りの急激な負担増に対応する形の法案になることが予想されます。


いずれにせよ、国土交通分野や農林水産分野で、官僚の天下りなどの多くの無駄遣いが明らかになってきた今日、国民の負担を増やす前に、無駄遣いがなされてないとハッキリ分かる制度を国は作る必要があります。つまり、国の制度には、もっと「見える化」が必要なのは間違いありません。


参議院議員 中村てつじ

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2008-04-17

[]泣かせる新聞記事(免疫学者74歳 多田富雄さん) 泣かせる新聞記事(免疫学者74歳 多田富雄さん) - 中村てつじの「日本再構築」 を含むブックマーク


今日(2008/04/17)の参議院厚生労働委員会

民主党は、風間直樹(かざま・なおき)参議院議員が質疑者でした。火曜日に行った視察関連の質問をなさった後、後期高齢者医療制度について質問をされました。


そこで、資料として提出されたのが、4月11日の毎日新聞夕刊の記事。

免疫学者の多田富雄さんのインタヴューでした。

「いい記事だ」と同僚の議員は口を揃えていました。

泣かせる記事です。

ご覧になっていただければ、幸いです。(PDF142KBです。)

http://data.tezj.jp/2008-0417kazama_tadatomio.pdf


後期高齢者医療制度については、成立から2年もあったのに、厚生労働省はきちんと混乱防止の対策をとりませんでした。

政府与党は、ガソリン税の暫定税率の廃止が混乱を生んでいると言っていますが、現実は、違います。政府与党が進めてきた後期高齢者医療制度の導入が、国民生活に混乱を生んでいます。


お年寄りは生活設計の変更がしにくい。だから、政府は、お年寄り向けの制度を変更する場合には、時間をかけなくてはいけません。

しかし、今の政府のやり方は、実に冷たい。

また、今頃になって、自分たちが強行採決をしたこの制度のことについて、「知らなかった」と言い放つ与党国会議員に対しては、無責任さに悲しくなります。


参議院議員 中村てつじ

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