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2009-08-12

専門家が議論しても一般人は置いていかれるだけだという話

JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた、という話

「王道進行」論を批判する


ずいぶん前の話になりますが、JPOPサウンドのコード進行には王道進行があると主張するJ2氏のエントリーと、それに対するこうら ひろのぶ氏の反論エントリーです。

私はサウンドの作り方に関する専門家ではないので、こうら ひろのぶ氏のエントリーで書かれているサブドミナントやトニック代理コードの意味がまったくわからないのですが、エントリーでは疑念を明らかにした後で各疑念に対する提案を記述するという流れを汲んでおり、こうら ひろのぶ氏は感情に任せてJ2氏を批判しているわけではないことはわかります。


専門家同士のこういった知的なやり取りは傍から見ていてとても面白いと感じます。

議論を重ねていくことでさらに良いものができると思うと、自分が議論のその中心にいなくてもゾクゾクします。


もちろん良いものができていくには、いくつか超えなければならない壁があると考えられます。

最初の主張者が批判を受け入れるだけの度量を持ち合わせていなければなりませんし、論理的に批判してくれるパートナーが必要となります。

視野の狭い専門家は自分の主張にプライドを持ってしまい、自分の主張が自分自身だと勘違いし、自分の主張を批判されることによって自分を批判されたような感覚に陥り、そのせいで他者の批判を受け入れることができないという問題に陥るでしょう。

舌足らずで感情的なパートナーでは、主張者の神経を逆なでするだけで喧嘩こそすれ議論は前に進まないでしょう。どちらが欠けてもダメなのです。



とまあ、専門家同士の議論は見ていて楽しいという話でありました。

しかし私は音楽に関しては素人なので、主張者にもパートナーにもなれない傍観者でいることしかできません。

傍観者にとってみれば上の議論に対して思うのは、下のような意見でしょう。


JPOP王道進行とウンコ曲と「違いが分かる人」

わからないんで、王道進行でもなんでも買っちゃうのが、私たちですよ、と。

冒頭の議論を全てはじけ飛ばすような意見ですが、素人にとってはこれが限界ですよ。

わかりやすいものに惹かれてしまうのです。


ただ、アーティスト買いは、完全な思考停止なのでやめるべきだと主張したいけれど。