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2011-11-12

何故1匹の豚を殺せないのか

想像してみてください。

一匹の巨大な豚が、小さな台車を引っ張っています。

その小さな台車の上には、1000匹程度の豚が乗っています。

その豚の中から、次に台車を引っ張る豚が出てくるのです。


また、小さな台車の後ろには、大きな台車がくっつけられております。

その台車の上には1億人の人が乗っており、生活をしています。

まさにマクロス7でいうところのシティ7のような感じです。



そのような豚の船団が、

ある分かれ道に遭遇しました。

左右の分かれ道です。先は曇っていてよく見えません。

右に行くか、左に行くか。

この豚の船団の前に、分かれ道を体験した人たちはこういいました。

「俺達は右に行った。だからお前も右に来い」

先頭の豚も、この話に乗り気でした。


それでも大きな台車上で生活している人たちの中には、

右にいくとやばいという情報を得ているものもいました。

例えば、現在の生活を丸ごと変えられる。

別の民族が台車に住み着く。

あぶれたものは外に捨てられる。

これまで築いてきた保険や伝統や文化が破壊される。

といったことが懸念されました。

なぜなら、先に右に行ったものたちは、ひどい飢饉に追われており、お金を失っていたからです。そして豚の船団が蓄えたお金を狙っていると考えられたからです。

その噂は、小さい台車の上の豚たちにも広がっていきました。

とりあえずここは左に行くべきだと、小さい豚たちも言い始めました。

ですがこれはパフォーマンスでしかないことを思い知らされます。



先頭の豚は、独断で右の道へ進むことを決めました。

小さい豚たちも、批判はしますが、将来先頭の豚になりたいので、あまり過激には言いません。

小さい豚は自分のことが一番大事なのです。

これは、大きな台車の上で生活している人たちのことを全く考えていない行為です。

この船団は"一応"民主主義という格好をとっています。

1億人の人の中から選ばれたものが、小さな台車で豚となり、その豚の中から船団を引っ張る大きな豚が選出されます。

だから、このような、船団の将来を左右する決断については、1億人の人の意見を聞くべきです。

ですが、今回大きな豚は独断で決断してしまいました。


しかも酷いのが、発表の仕方です。

船団中が熱狂する国民的なスポーツがいくつかあるのですが、先頭の豚はその中継の途中に、右の道に進むことを唐突に発表したのです。

これでは多くの国民は、スポーツに集中している訳ですから、豚が進む道について、きちんと理解できません。大学受験直前の高校生が勉強に集中しているときに、明日は緑色のシャツを着て登校してねと言われても、一瞬何を言われてるかわからないですよね。そんな感じです。

後から、あれ?右にいくことになったんだっけーという人も出てくるでしょう。



さてさて、そんな感じで、先頭の豚は右に進むことを勝手に決めてしまいました。

今後何百万人という船団の人間が職を失い、飢えに苦しみ、医療も受けられず死んでいくでしょう。豚と癒着して仕事をもらっていた企業は解体され、力のある外来の企業に取って代わられるでしょう。人間は豚語をしゃべるよう強要され、独自の文化は失われていくでしょう。

ですがこれらのことは、意図的に伏せられています。

例えばサラリーマン必読と言われていたある雑誌などは、右に行けばハッピーになれるよと謳っています。新聞も同様の書き方です。台車の人間を売りたくてしょうがないのでしょう。



そして、これだけの惨劇を引き起こす判断をした豚に対して、人間のたまり場ではこのような会話を良くされています。

「氏ねじゃなくて死ね!」

「反対署名にサインお願いします」

「誰かどうにかして」

「船団おわたwwwww」

「時代が時代なら暗殺されてもおかしくない」

「豚殺してくる

 ↑通報しました」


賢い人は皆、嘲笑しているでしょう。

この振る舞いこそ、台車の人間が豚の養分でしかないことを如実に表しています。

決して、自分で豚を殺すことは考えない。

豚を殺すと口にした人がいると、告げ口する。

船団が終わろうとしているときに、冗談言える俺かっこいいと思っている。

そんな人ばかりになってしまいました。


正直なところ、一度右に進み始めれば、この船団は崩壊していくだけです。

右に進もうかなあと言っている、このタイミングであれば、まだ取り返しはつくのです。


そして、ここで右に進まないためには、先頭の豚を殺す他ない。

ですが、この大きな台車の人々は、自分では何もできない雑草なのです。

それでは船団は豚の思い通りになるしか、ありませんよね。





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こんな世界観の物語どうかな。

タイトルは豚の船団でw

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