『あをによし』


最近ではこのドラマが一番の楽しみになってます。今回もおもしろかった!

小川先生が三角を取り戻してからはハラハラし通し。そんなところに仕舞わないで、今すぐ持ってっちゃダメなの〜!?その足で鹿さんに届けろ〜!とかテレビの前で叫んでたんだけど、それじゃあダメなのね(苦笑)。そうですか。儀式に参加しなきゃお役目は終わらないんですか。

で、マドンナの思い人は自分だと思う小川先生。神経細い割りにズーズーしい…その自信はいったいどこから来るんでしょうか?(笑)イトちゃんが言ったとおり、見てればわかりますって(大笑)。私には小川先生が神経細いようには見えないんだけどなぁ。むしろずぶとそう(苦笑)。

それにしてもまったく…小川先生と藤原くんはいいコンビです。



そして来週はいよいよ最終回ですね。

もう絶対ハッピーエンドに違いない!と信じて疑わないんだけど、どんな風に終わるんだろう。注目の儀式も楽しみだなぁ。


PS.

最後、鹿に乗ってハッシと三角縁神獣鏡を受け止めるシルエットのイトちゃんがカッコイイ〜!惚れ惚れしました。

(4) 『ぼちぼちいこか』


ぼちぼちいこか

ぼちぼちいこか


ちょっと趣向を変えて今日はこれ。
パイロット、ふなのり、バレリーナ…いろんな仕事に挑戦するカバくんですが、重すぎて何をやっても上手くいきません。「どないしたらええのんやろ」と、ひと休みしたあと、結局「ぼちぼちいこか。。。と いうことや」。



何か上手くいかなくて落ち込んだ時、この絵本を読むとユーモラスなカバくんが楽しい関西弁で元気をくれます。そうそう、あせったかてどーもならへん(合ってる?)。

この絵本は、関西人の友人が引っ越す時プレゼントしたもの。その後、自分もどうしても欲しくなり買っちゃいました。この関西弁での訳はすばらしい。大成功だと思います。
「みなさんもお国言葉で楽しんでみてください」と訳者の今江さんが書いてらっしゃるんですけれど、ちなみに名古屋弁では「ぼちぼちいこまい」かしらね?

 『ぐりとぐら』を買ったわけ 

昨日エントリーした『ぐりとぐら』ですが、この本を買ったのは結婚後、初めて社宅というものに引っ越してまもなくの頃でした。

隣のお宅に、みさとちゃんという4歳くらいの女の子がいたんです。

みさとちゃんは何が気に入ったのか、いつの頃からか朝10時頃になるとお絵かき帳とクレヨンを手提げバッグに入れて、毎日うちにやって来ました。お母さんには「おねえちゃんのところへお勉強をしに行って来ます」と言って出かけるそうで(当時私はまだ20代でしたので、えぇ)、お昼ご飯の前までうちで過すのが日課になっていました。

子供が好きだった私は、みさとちゃんが来てくれるのは嬉しいんだけど、当時我が家には子供がいなかったので、4歳の女の子が喜ぶようなおもちゃとかが全くなかったんですね。それで絵本でも買おうかなぁと思いたち、買った本が自分も昔から大好きだった『ぐりとぐら』だったんです。絵本1冊では間が持たないかな?と思い、NHKでやっていたディズニーアニメを録画したりもしました。そんなことが結構楽しく、気持ちは子供の頃遊んだ幼稚園ごっこやお母さんごっこの延長だったのかもしれません。


みさとちゃんは『ぐりとぐら』をとても気に入ってくれて、うちに来たら必ず「ぐりとぐらを読んで」とリクエスト。そして森の動物たちと“かすてら”を食べるページに来ると「象さんもいるね。ライオンさんもいるねぇ」と指差しながら順番に言っていき、最後に「フラミンゴさんもいるね」と締めるのでした。



自分の幼い頃を思い出してみると、幼稚園に入園する前くらいの頃に、やっぱりお隣に遊びに行っていた時期がありました。
お隣さんは60代くらいのご夫婦2人暮らし。うちでは飼ってないセキセイインコがめずらしく、餌をやったり水を替えたりのお手伝いをしたり、蒲鉾の板の積み木で遊んだりしていました。

ある日お昼ご飯までご馳走になったんでしょう、いただいたお味噌汁の具にキャベツが入っていて、うちの母はキャベツを入れたことがなかったので、それが何だかとてもおいしく、家に帰ってから「うちでもキャベツのお味噌汁を作って」とせがんだことを覚えています(その頃から食いしん坊だった・汗)。

夫の場合も同じようなことがあり(本人はあまり覚えてないらしいけど)、お隣のご夫婦から「王子、王子」と呼ばれて可愛がられていたとか(わははは、王子だって!)。この「お隣さん」のような存在は「王子」に象徴されるように、自分の家とは違う「ちやほやされる感じ」が、子供にとってとても居心地が良かったのかもしれません。こういうことって子供にとっては意外と大事な経験なのかも。



最近はそういう交流はないのかな?お隣にどんな人が住んでいるかもよくわからなかったり、物騒な事件が頻発するこの頃では、子供だけ遊びに行かせるという事はなかなか難しいのかもしれませんね。
みさとちゃんのお母さんも社宅という事で、とりあえず素性が知れている我が家ならば、娘さんを寄こしても心配なかったのかもしれません。私の方も慣れない社宅の生活に、みさとちゃんの存在が一役も二役もかってくれてた気がします。みさとちゃんのお母さんにとっても、ほんの少しの自分の時間が持てたのかも。


今思えば、ほのぼのしてたんだなぁと良い思い出です。当のみさとちゃんも今頃は、すっかり素敵な女性になっているんでしょうねぇ。