ギア比の比較

CX500のギアの落差をもっと低くしたいと思ったので、ギア比を比較して見ることに。
ギア比計算には次のページを使用して算出しました。http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/gear.calculator.html

1 各セットのギア比

今回、比較するギア比のセットは次の通り。

セット チェーンリング スプロケット
A: 標準 SUGINO XD2D 50-38T CS-HG50-8s 13-26T
B: スプロケットのみ 同上 CS-HG50-8s 13-23T
C: 両方交換 FC-2350 50-34T 同上

互換表によると'09 CX-500のフロントディレイラー FD-R440Aとクランクセット FC-2350は互換あるようです。フラットハンドルバー・コンポーネント 駆動系の互換性

1.1 A: '09 CX500標準のギア比


標準のギア比です。
フロントがインナー、リアが5速の時に30km/h出して、大体30km/h巡航なので、それ以上は余り必要無いかも。数値的には"2.2"で約30km/h。
幹線道路とか向かい風が気にならない箇所だと、フロントがアウターでリアは2速から4速ぐらいまで上げて35km/hぐらい。この時のギア比は"2.6"。
不満なポイントは、4速と5速の間に1速。5速と6速の間に1速。フロントをアウターにしてリア3速、4速の間にもう1段入ってるとちょうどいいかなと。

1.2 B: スプロケットのみ交換


スプロケットのみ交換した場合。
スタートが標準の2速スタートで、ギア比カーブも殆ど変わらず。30km/h以上は、フロントがインナーでリアが4速から7速。
フロントのアウターを使わないのであれば、ギア比"2.2"から"2.6"までの間に2速入るので、標準より1速分細かく調整ができることが分かりました。
問題は最低が今までより1速分重くなること。キツイ坂道等で失速したら、1速で回して登り切るってことが難しくなるかも知れません。筋力つければ問題解決か!?

1.3 C: チェーンリング、スプロケット両方交換


チェーンリング(この場合クランクセット)とスプロケットの両方交換した場合。
B案ではスタートが標準の2速スタートになってしまいましたが、こちらは標準と同等のギア比を推移。ですので、坂道で失速しても何とか1速で登っていけそうです。
30km/h前後のカーブも緩やかなので良いのですが、ギア比"2.6"が8速目に来てしまっている。たすき掛け状態になるのは避けたいので、フロントをアウトにすれば良い。しかし、フロントをアウトに、リアを2速にした場合のギア比は約"2.4"。リアを3速にすれば約"2.6"。折角ギア比差が約"0.15"で推移してたのが一気に約"0.2"の差になってしまうのだ。従って、高速域での細かなシフト調整が難しい。

1.4 ギア比、比較グラフ


数値じゃいまいちわかりにくいのでグラフ化しました。
A,B,Cがそれぞれ各セットを表し、inとoutはフロントがインナーかアウターかを表しています。

2 まとめ

乗り方を変えずに、ギア比の落差を低くするにはC案が一番適していると思われる。特に30km/hで走っている時に、向かい風や緩やかな落差などのちょっとした変化に対応できるのは良いと思う。
しかしながら、高速域のペダリングには結局落差が大きくなってしまう。
また、C案はクランクセットの交換になるので、ちと面倒。
CS-HG50-8sは2千円ちょっとなので、B案を試しに行ってみようと思います。

3 おまけ

購入を検討してるAnchor RNC3のギア比を比較してみる。

セット チェーンリング スプロケット
D: 標準 FC-4600 52-39T CS-4600 10S 12-28T
E: セレクト変更 FC-4650 50-34T CS-6600 14-25T
A: CX500標準 SUGINO XD2D 50-38T CS-HG50-8s 13-26T


ものすごく、RNC3が欲しくなって来ました。。。