日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆幼稚で性質の悪い政治家、誰(国民)を鏡に此処まで

 窮地に立たされるか安倍内閣、と言いたい所だが、ポーカーフェイスの貫徹、左すれば、良き日を台無しにして呉れた馬鹿ども二人と言いたい所だろう。即ち、小渕優子経産大臣は、己の政治資金管理台帳の杜撰なる報告内容が公に晒され、また、無責任体制の露呈を以って今日の良き日を台無しにし、また、松島みどり法務大臣は、其れこそが微罪にする法破りの嫌疑、若しくは、脱法行為と言われれば言えなくも無い、其れこそが法治国家見下しの傲慢さを以ってと、夫々の閣僚が然も示し合わせたかの如くに、此の20日と云う、慶び祝うべき折角の良き日を台無しにして呉れ、即ち、静謐裡に御祝いすべき状況も理解外に措き、且つ、間髪を入れずに、件の、明治座観劇とウチワばら撒きに関わる不祥事を本にしての大臣職辞任表明をした事は、甚だにして迷惑千万この上無し、此の不届き者めがと言いたい所ではある。

 十月二十日の傘寿を記念し、国民が挙って御祝いすべき美智子皇后陛下の御誕生日に、事も有ろうに現役閣僚の女史二名が、中身こそ異なるが、同時に犯した政治的不祥事が下で大臣職を辞する事と相成るのだが、十月二十日と云う特別なる祝日を知った上で辞表を出し、更には、任命権者の安倍晋三もまた、其れを知った上で受理、且つ、安倍晋三は、此の、静謐裡に過ごしていただくべき良き日を深く知った上で新大臣二名を指名、皇居に於いての政治儀式、即ち、天皇陛下より証を賜わると云う*任命式への臨みを以って、御手間を煩わせる事と相成るのだが、其の須らくが極めて不遜で配慮を欠くもの、安倍晋三の政治的余裕の無さを夙に感じさせるものではある。

 *流石に同日二十日の皇居に於ける「任命式」の実施だけは、国政に影響無しと判断、見送られ、二十一日午前中に於ける「任命式」の遂行と持ち越されたのではある。

 それにしても、経産大臣小渕優子の、過去数年間(恐らく、2000年に初当選した時からのものではあろう)に跨る政治資金規正報告書内容に関わる、決算報告そのものの杜撰さと云うべきか、其れとも要領を得ぬ出鱈目さと言うべきか、はたまた、国家国民を舐め、悪意に満ち充ちた、議員誕生時からの定め事とでも言うべきかは、それこそが定かでは無いが、項目と金額を見比べ合せ得た専門家の判断に拠るところ大とすれば、極めて悪質で不純にも過ぎるもの、政治資金規正法を背負って為す報告内容に対して、監査や査察行為を以って得意とする国税局吏員の調査でも在れば、一発指摘の其れは犯罪ともなる可能性が高く、また、確信犯の為せる業でしかないと断定、指摘される所ではあるのだろう。

 何れにせよ、斯かる小渕優子議員に関わる問題は、東京地検(特捜部)に拠る、所謂、小渕優子(と秘書団)に対する刑事告発(告訴)の受理と言う形で淡々と推し進められ、場合に因っては、無罪判決を受ける事での検察審査会事案として進む可能性無しともしないが、其れでも尚、お姫様の弁とでも言うべき、「政治資金規制報告書内容に関しては、わたしにとっては(初耳にするものが数多く含まれ)与り知らない事が余りにも多すぎて、、、混乱の極みに在る」なる言い分と言い回しは、余りにもあまりなる言い分、百名や二百名の多くの議員団を抱え、政党党首として、日本全国を隈なくに行脚しては政治的数多の説を垂れ、自党の為すべき内外政策を市民の多くにうったえ続け、且つ、傘下の議員団には、政策に関わる理解を市民に訴える傍ら、同時に学ばせると言う多忙を極めていた稀代の政治家”小澤一郎”氏の弁と、或る意味では似せたであろう小渕優子の言い分、有り余る時間を抱えていた筈の小渕優子議員の言い訳等、罷り通る由はまったく無いのである。

 元兵庫県議である件の、”惨めにする泣き芝居”の映像を目にした一歳の、漸くにして両親やジジババの顔を認識し始めたと思しき赤子ですら、TVに映る彼の見苦しい様相と泣き声を視聴しては瞬時に目を丸くし、同時にキャッキャッと笑い出す始末には、呆れ返ってモノも言えないのだが、小渕優子のエクスキューズもまた、元兵庫県議某にも負けない愚かさを示すもの、小渕優子自らに授かった子達には決して見せたくもない一シーンではあったのだろう。

 同女史に関わる政治資金等の疑惑が深まるに連れ、即ち、メディアへの露出度が増えるに連れ、燻り出される様に出て来たのが、小渕優子議員の後援会の役職を議員就任以来に於いて引き受け、且つ、政治資金規正法に基づく収支報告書の取り纏め責任者としても名を連ねていた、群馬県中之条町の折田謙一郎町長、彼が、急遽、20日午前に町長の辞職届を提出したと報道されたのだが、何故に町長なるものが後援会の責任者となり、政治資金報告書の作成責任者に就いていたのかが疑問を残す所、基より、合法行為である事を以って、当該秘書看做しの責務に就いているのであろうが、豪く被告発者の準備の速さだけは示すもの、即ち、東京地検からの事情聴取を求める呼び出し要請には、何時でも応じられるとの意向すら窺わせるもの、小渕優子女史に、僅かたりとも汚名は被せられないとの、並々ならぬ決意、地検特捜部対応の下準備をする為の、其れこそが町長辞任の決断ではあったろうか。

 もう少し勘繰って見てみると、折田謙一郎前中之条町の町長が、独りで、小渕優子議員に関わる須らくの、政治資金に関わる使途不明、或いは、不明朗なる会計責任を引っ被る事を公に宣した様なもので、見る角度によっては、大変に潔い、其れこそが窮地に陥った”主人”思いの、義士の行動とも受け取れない事もないが、罷り間違えれば、其れは勘違いも甚だしいもので、即ち、折田前町長自らが犯した可能性の高い、小渕優子政治資金に関わる不正行為を、敢えて、隠蔽しようとする目的で町長職を辞し、対応に入ったのでは無かろうかとの嫌疑すら掛けられるもの、何れが妥当かは地検捜査に俟たねばならないが、其の何れかに在る事だけは確かではあるのだろう。

 今、小渕優子議員の私的経済諸問題を巡っては根掘り葉掘りに取り上げられ、父である故小渕恵三氏が遺した、所謂、家族宛ての遺産と其の分配にまで好奇心の目が注がれ、今その一部(不動産売買問題)は公に晒され、足許掬いの一因とすらなって来てもいれば、野党の追及のみならず、国民やマスメディアからの真相解明要求もまた不可避の惧れは高きもの、左すれば、大臣職の辞しのみに止まる事も無いのは必至、脱法行為に関わる様々な嫌疑や、実体に乏しい財団法人の設立や差配等々に付いても、地検捜査が踏み入って見せるかどうかは疑問も残すが、少なくとも、独立独歩を進む理在るマスメディアが一社でも此の島国に残って居れば、調査に困難は付きものだが、斯かる困難さを示す不条理の遭遇、其の有無ぐらいは、我ら道々の民にも教えて呉れる筈である。

 法務大臣松島みどり議員の、所謂、「ウチワかそれとも政治パンフか」を巡る問題での、此れまた、東京地検告発に因る法務大臣辞任劇は、極めて微細で嫌らしい問題を突いて来たもの、勿論、うちわの配布は、公職選挙法の寄付行為に該当し、抵触もするとの確信を以っての、地検告発と追及でもあれば、此れまた其れなりの政治的成果を確信した上での追及と、突っ込みに因る大臣更迭への追い込みともなったのだろうが、此の程度の瑣末な事が声高に出来て、大事の追及(社会正義の顕現)は一度として適わなかった民主党、乃至、蓮舫議員の政治業、姑息と迄は言わぬが、女々しい追い詰め手法と披歴、次回は追及しますよマツシマさん!、なる度量の大きさで済ませても良かろう問題、無駄な国費(刑事告発〜公判等)を使う必要など更々に無い筈である。

 そもそもに於いて、与党のみならず野党にも言えるのだが、驕り昂ぶりし人員の集まりとでも言うべき色合いは、今以て変わらずの国会議員、其の彼等は、数十年にも及ぶ社会人生を振り返り、突っ走っては主導し、先頭集団を走って来たとまで自負、国家社会を牽引する己は同時に選良民でもあると、内心に於いて錯覚する彼等は、今なお鼻持ちならない組織体の国会議員団、況してや、国会議員への登壇は、自らに与えられし代々にして受け継ぐべき天賦の才に依るものであるとまで錯覚する世襲者が、衆院では全体の三割をも占め、尚且つ、国政を動かす要職すら占めてもいれば、勢い、現に持する権力維持の為に徒党を組み、排他的制度や組織を構えては、代々に受け継がれる権力保持の恒久化を図りたくもなろうと言うもの、此の形態を、政治経済文化軍事に応用し巨大化、且つ、三世紀に亘って国際化したものが件の、シオニストユダヤ系大財閥資本家群ではあるのだろう。

 政治家小渕優子議員の、政治資金に纏わる不正行為の露呈を一として、松島みどり、或いは、小渕優子大臣の後任として経産大臣に就いた、宮沢新大臣の、”SMバー”への政治資金使用や、農林大臣に持たれた疑惑等々、次から次へと公に晒される安倍内閣、重責に就いた彼等の、其れこそが政治資金不正流用の実態と言うもので、情けなくて呆れ果てると言いたい所だが、此れまた、選良民意識丸出しの、頭の悪い国会議員が織り成す政治資金不正流用の実態、基より、民主党を一とする野党に因る、安倍政権崩しの”粗捜し”と受け取れない事も無いが、此れ程に酷く、且つ、拙い使い方を平然として行う自民党の、其れこそが「選良民の予備軍、乃至、代理人」の、不条理下に蠢く組織、勿論一時代も前の事だが、彼の、総理大臣への推挙を目前に控えていながら、斯かる腐り切った政党組織自民党を飛び出し、今は、「生活の党」党首に就いている小澤一郎氏の”思い”が伝わっても来るのである。「、、、幼稚で、、、性質が悪くなるばかりだなあ、、、」と。