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迂闊な月曜日

2016-11-13

【ORASシングル】厨パが強いワケ


狭義における厨パ(詳しくは用語一覧の記事を参照)

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 馬鹿の一つ覚えのように「対応範囲」だの「型の多様性」だの言ってきたが、今回は「型の多様性」とやらに焦点を絞り、その本質に迫る。危機回避として、あくまで帰納的な理論化をしてるのであって、構築過程として、そのような大局的な意識があったことは保証しない(紙一重の解釈的な部分でもあるので…)


 まず構築分類*1でも示したように、前提として役割は「対面(潰し)>崩し(流し)>受け(耐久)>対面…」に竦みやすい傾向がある。(勿論単体性能・タイプ相性・S関係によっていくらでも覆るが、あくまで役割としての性質。)
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 それぞれの役割の要素に関しては上述の記事に記載。対面型のポケモンで固められた対面構築では、耐久をいかにして崩すかが課題になる。

 キャラランク*2では敢えてそれぞれを独立させて、便宜的に個を3つの役割に分類してみたが、単体としては、実際のイメージは次の画像のように一周あり、対面と崩しの間をとるような中間分類もできると考えている。例えば、偏に崩し型のポケモンといっても、役割論理に見られる耐久に近い「サイクル志向(耐久振りして行動保証をかける)」と、積みサイクルに見られる対面に近い「非サイクル志向(S振りして行動保証をかける)」とがある。
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 またこれらは型によっても異なり、より細分化できる。次の画像を参照されたい。
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 ガブリアスの「珠剣舞」や「鉢巻」は崩しの性質に特化し、「スカーフ」は対面の性質に特化している。「襷剣舞」や「ヤチェ剣舞」は両方を実現している型になる(扱いやすく器用貧乏になりかねない)。意図したところではないが奇しくもガブリアスは竜が弱点のため、ミラーにおける有利不利関係がこのまま出てくる。

 厨パという対面構築の構成員は、化身ボルトロスガブリアスガルーラゲンガーバシャーモスイクンであるが、この6匹は対面性能が高いだけでなく、崩しが行える対面型ポケモンであるということ。対面型のポケモンは役割の竦みにおいては、耐久に弱くなりがちな傾向だが、対面構築にしてどこから崩しが飛んでくるかわかりにくいのだ。要するに下手に受けようものなら役割破壊されかねない。

 前述したガブリアスの型からもわかるように、単体考察段階で、対面に寄せれば崩し性能が劣り、逆に崩しに寄せれば対面性能が劣る。また、単体考察段階では対面と崩しの両立に実現している襷ガブリアスでも、立ち回り段階では、対面の動きをすれば崩しが行えず、崩しの動きを行えば対面的行動がとりにくい。ガルーラグロウパンチもわかりやすい。これこそが厨パにおける「型の多様性」であり強さの真髄。「対面」構築にして非常に「受け」が困難であること。

 そして「崩し」としてもう1つ重要なファクターがある。「急所」や「追加効果」などの不確定要素だ。対面型のポケモンでも時に急所で耐久を崩すことができる。そしてガルーラはそれを引き寄せやすい。崩し技であるグロウパンチを押さずとも、クレセリアを押し切ったガルーラを幾度も見たことがあるだろう。化身ボルトロスにおいて、悪巧みをせずとも電磁波による痺れ(≠S操作)で勝ちを拾ったことがあるだろう。耐久型は本来詰ませによる勝利理念とするが、それはつまり受け出しして回復技をしてるだけでは一切相手削れないということを意味する(実践においては定数ダメージで削りきる)。ガルーラは容易にはそれを許さない。サイクルを回す行為自体を評価しない声もあるくらいだ。

 6世代における受けの難しさは、対面行動で無自覚にも易々と受けを崩してくる、いや対面行動に崩し性能が付与される、あるいはその2つが一致しやすいガルーラとかげふみゲンガー(とあとバトンバシャーモ)のせい。

 そもそものところ、役割による竦みが前提であるなら、有利対面(役割対象との対面。「崩し」なら「耐久」を想定)から交代先(非役割対象)に負担がかからなければいけないため、「対面」が対面有利であるはずの「崩し」に後出しが効かないのと同様に、「耐久」が有利であるはずの「対面」に負担がかけられてしまうのもなんとなく納得はできる。それが急所やら追加効果であるなら、やっぱり6世代のガルゲンの性能は抜けているか

 結論を急ぐと、極端な話、対面構築の選出をすごく単純化すると、,箸砲く出し敗けしない初手-∩蠎蠅亮けを崩せる駒-A蠎蠅亮けを崩したあとに詰められる駒となっている。厨パの構成員は基本的にこの3つのうち2つ以上を行えるポケモンが多く、どのように試合を組み立てていくかが選出画面で問われるということ。

 ガルーラは耐久を崩そうとすると、ミラーに隙を見せやすいジレンマに陥る。厨パ最盛期の後ガルクレセが復権したメカニズムも理解できる。

P.S.6世代の「対面性能」は、対ガルーラ必要条件となる。スイクンは耐久〜崩しの位置にありながら、ゴツゴツメットやその他の数値を上げる手段により対面性能を維持できているポケモン

以上

*1:拙稿「【ORASシングル】構築分類(訂正)」『迂闊な月曜日』(http://d.hatena.ne.jp/NoblesseOblige/20161012/1476252423

*2:拙稿「【ORASシングル】キャラランク」『迂闊な月曜日』(http://d.hatena.ne.jp/NoblesseOblige/20161004/1475596471

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