海老沢前会長らNHK顧問を辞退 抗議殺到、顧問制廃止も】(産経 1/28)

NHKの橋本元一会長(61)は28日夜、緊急会見し、不祥事に伴う受信料不払いの急増で引責辞任した海老沢勝二・前会長(70)ら元首脳3人が、26日付で就任したばかりの顧問を辞退したと明らかにした。

メディアのトップの状況把握と想像力及び判断能力がこんなレベルで良いのか。「視聴者の信頼回復を目標」に掲げ、NHK再生を図る大事な時期だろうに。橋本新会長にはその資質が無いということではないか。委嘱されて就任したのに、批判されてすぐに辞任では、何も考えていませんでしたと言っているのと同じである。「反省している」という橋本会長の弁さえ、信じることはできない。

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青空のむこう―ジュニア版

青空のむこう―ジュニア版

ほんとは、ぼくも落ちついてないんじゃないか、なにかやり残したことがあるんじゃないかって。

本人はきっと、あぶないとこだったなんて気づいてもいない。そんなこと、気づく人はいないか。あぶないところをのがれたなんて、たいてい気づかない。気づくのは、のがれられなかったときだけだ。

最悪なのは、もう仲直りができないことです。それがいちばんつらいです。

突然の事故で「この世」に思いを残したまま「あの世」に行ってしまった少年の話。確かに悲しく、暗くなりがちなテーマだが、主人公の少年とその友人の明るい性格で、ストーリー全体が柔らかな明るさの中にある。ジュニア版なので表現がやさしいのかもしれない。
できることなら、「やり残したこと」なんて無いほうがいい。でも、既に「やり残したこと」は積み上がっている。普段はやらなければならないことを優先し、そして言い訳にして、「やり残したこと」は放置しがちである。突然の不幸の場合に限らず、「やり残したこと」を解決する機会を完全に失ってしまうことはある(本当は完全に失うことはありえないのだろうが)。今からでも遅くないかもしれない。「やり残したこと」を少しずつでもいいから解決していきたいと思う。