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ベルギーの文化活動情報とレビュー このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

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2014-07-21 中国文化人・中国人の底力

Noro153+EU2014-07-21

金曜〜日曜と連続3日間、それぞれ別件で「中国の底力」を感じる、目からウロコという出来事に直面した.

本日ベルギー建国記念日で、昨晩はボザールというアールヌボーの巨匠建築家オルタが作ったコンサート会場で、ベルギー王夫妻も出席した(14人を引率し)無料コンサート鑑賞.ここで、予想外の感動と驚き、なんと3日間連日「中国文化人」.

1.昨晩、日曜夜のコンサート:鑑賞しなれているベルギー国立オーケストラが初めての中国人女性指揮者、Xian Zhang 氏を迎えてのコンサート.第一曲目の「ベルギー国歌オーケストラバージョンがまるで大交響曲に感じた・・そしてプロコフィエフロメオとジュリエットで、指揮者音楽世界にどっぷりとのめり込み、シベリウスヴァイオリン協奏曲では、ベルギーエリザベートコンクール優勝ほか数々のコンクール入賞のロシア人、Andrey Baranov の演奏が目に入らない・・ほどこの中国人指揮者が優越・・感動.自宅に戻り、全く知らなかったこの中国人指揮者を調べたら、すでに世界トップ指揮者の一人であることが分かった.こういう人を天才というはず・・

ユーチューブの以下のビデオインタビューで「17歳で指揮の勉強を始めて、最初の二人の先生女性であったこともあるだろうけど、女性指揮者が『特別である』とは最初から、大分長い事考えもしなかった.後々、多くのインタビューで『男性優位の指揮者世界女性指揮者であることをどう考えますか』という質問に『男性指揮者になったことがないから私には分かりません』と答えます.将来こういう質問がない世の中になってほしい」と頭脳明瞭、天才の答え

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2.土曜日は、ブリュッセル自由大学哲学文学部主催するサマースクールの第1日目.普段はブリュッセルに何百種類もある「フランス語」の学校や講座も7〜8月のヴァカンス期間はゼロという状況の中、偶然に見つけた自由大学の夏期講座「ベルギー文明思想政治社会歴史」に、詳しい内容を把握しないまま電話で問い合わせ.書類を送り、OKの返事をもらい450ユーロというかなり高い参加料を払った.ワクワクして第1日目に出席.徐々に理解したのは、100人〜120人ほどの参加者の内8割は「ベルギー仏語政府」の奨学金で参加している50カ国前後からの優秀な「仏語専攻」の学生達.半分近くは「博士課程」在学生のようだ.チラッと話した学生は、ドイツラトビア、リチュアニアロシアインドブルガリアフィンランドエストニアポーランドなど等、それぞれの大学ですでに仏語を教えている人々も・・何となく場違いなところへ紛れ込んでしまった」のかもしれない、という思いが無きにしも非ず・・・その日の午後には、これが思い過ごしであると納得しはじめたが・・・ この夏期講座での話は、中国北京外語大学の3人の学生と会話し、びっくりしたこと.仏語学士3年生の男女二人と話しての驚きは:ゼロから始めて3年で仏語ペラペラであること.生まれて初めて外国へ出て前日夜ブリュッセルに到着、第1日目というのに、物怖じしないで誰とでも会話を楽しんでいる事実.彼らの発音が今まで出会った中国人中国系東南アジア人の仏語とは比にならないほど優れていること・・この二人との会話を立ち聞きし、割り込んで来た博士課程の中国人は更に凄い人・・彼とは何十時間でも議論できそうであることも発見.この中国女性とは、個人面接の部屋が同じで待っている間に、北京外語大学について話を訊いた.フランス語科は一学年、3クラス、それぞれ24名で英語科とほぼ同人数で両科が最大.1年生の時にほとんどの文法と徹底的な「発音矯正」をされ、2年からは「全ての科目をフランス語のみで習う、ラテン語必須科目でフランス語での授業」そして、ほとんどの学生寮生活で朝起きてから夜寝るまで「フランス語漬け」だと言う(例外として、選択科目の『国語中国語』の授業).そしてその仏語教授がこの自由大学夏期講座の主催者であるベルギー人.もう一つ私の目からウロコの話は、仲良くなった彼らを昨晩の(上記した)コンサート切符が余っているので、誘ったら「招待してくれて本当に嬉しいけど、問題は、私はクラシック音楽に興味ないのです」と3人が3人とも答えた事.一瞬で「そうか、クラシック音楽欧米文化日本人なら多分『無理して興味あるように振る舞う』けど、中国人はとても正直」なのだということが頭の中をよぎった.クラシック音楽が生まれた欧州だってクラシック音楽好きでないとクラシックコンサートへは行かない.

3.三つ目の中国人の話は、更にその前日、金曜の夜初めて会ったフランス人言語堪能者との会話だ.彼は「多言語習得人生の目的」のような人.私の友人知人、同僚などみな一応多言語が達者な人々がほとんどだが、それに人生最大の情熱を捧げるという人は、私には初めて接するタイプだ.4週間前まで、1年間日本滞在、その前の4年間は中国語習得のため上海大学に居たという.流暢な日本語で3時間余りのおしゃべり.ベルギーに戻り3週間で(彼が流暢に使いこなす10数か国語の内)使わなかった言葉日本語だけ、という理由で某ベルギーイベントSNSサイトで「日本語で会話しよう」を企画したいとの宣伝に付き合ってあげた.日本中国滞在経験ある人なので、違いの指摘が非常に興味深い.まずやはり英語が話せる人は中国の方がダントツ多いこと.中国人は体裁など関係なく、自己感性に忠実である事.彼の元ガールフレンドフランス人で、上海東京ブティックを任されていた人なので、面白い話をしてくれたという:上海ブティックで働いている中国人は遠慮なく客に「あなたがこれを着ると余計に太って見えますよ・・」と堂々と何の気兼ねも無く言う.その反対に東京ブティック勤務の日本人は、ほとんど自分自身感性意見を持たず、どんな洋服でもすべての客に売ることが使命のように思っている・・・

この数日間の「中国経験から、中国大陸は何千年も何万年も常に、欧州大陸と陸続きであること(更に言うと『世界とちゃんと繋がっている』)を再認識した.中国文化人欧州人(または他の地域同様)それぞれが情熱を持っている分野に忠実であり、それが最優先する.上記の中国女性指揮者にとっては、彼女情熱を注いでいる「音楽」に忠実であり、最優先する.社会的地位などは関係ない.学問情熱を持っていれば、それに忠実である.社会的地位などどうでも良い・・・

学問より、芸術より「社会的地位社会的体裁が優先する日本」、さてこれで良いのか・・・どうする日本

2014-07-04 王立図書館で遊ぶ このエントリーを含むブックマーク

2014-07-03 DIE KOFFER DES HERRN O.F. 「O.F.氏の13個のトランク」

Noro153+EU2014-07-03

ロシア人監督・Alexis Granowsky による1931年のドイツ映画.字幕もなく、原語・ドイツ語で鑑賞.

ブリュッセル映画博物館キュレーター意向で、どうしても原語で観てほしいという理由で一切の字幕無し.ドイツ語は大昔勉強しただけだが、ストーリーは何とか把握できた.

いわゆるコメディ風な仕上がりだが、反資本主義思想が感じられる.

ドイツの片田舎の冴えない保守的な小さな街・オーストエンドの出来事.ある日唯一の(客室5のみ)ホテル普通大金持ちが旅行する時に使うトランクが13個も配達される.全てに名前のイニシャル、O.F.が付けられている.そのO.F.氏は数日後に到着するので「6室を予約したい」という伝言で、ホテル大掃除を始め、街の人々はO.F.氏とは一体どういう人物かを想像し始める.この機会を利用し、新聞記者建築家共謀し、「O.F.氏は有名な大金持ちだよ」という噓を言い、それが様々に変化しオーバーなまでに街中に伝わる.それぞれの個人商店は、奇麗に見せるために(共謀者建築家)大改装を依頼、5室のホテル新聞記者建築家アドバイスで、大都市にあるようなナイトクラブを作り、遠くからバンド歌手たちを呼ぶ.この新聞記者がオーバーな記事を書き、それを観た他所の街の人々は次々にオーストエンドに投資をし、街は外から働きにくる人々のための住宅建設に大わらわ・・・結局みなO.F.氏のことなど忘れるほど街は開発と繁栄に忙しく・・・最初の噓を共謀した建築家大金持ちになり、念願の市長の娘と結婚し、新聞記者は、街を訪れた歌手結婚・・・

中々考えさせられるストーリー

2014-07-02 ヒッチコックの無声映画・シャンパーニュ

HitchcockChampagne

シネマテックで珍しいヒッチコックの無声映画「シャンパーニュ・Champagne」を鑑賞した.英国1928年作、98分、生のピアノ伴奏付き.

当時の人気女優ベティ・バルフォー扮するベティ金持ちの娘、純真だが浪費癖が耐えない.シャンパーニュビジネスで財を成した父親はベティボーイフレンドも「資産目当て」ではないか、と疑う.ある日ベティは父親には内緒で、父親の飛行機を使い、ボーイフレンドが乗る客船へ追いかけて行く.そこで不思議中年男性に遭遇し、そのことでボーイフレンドと仲違いする.そして父親からの電報で、父親の会社が危ない状態にあるこを知る.船がシェルブールに停泊しベティパリ列車で移動、パリでは、ショッピングを楽しみ連日、大勢の友人達を招きパーティを開く.ボーイフレンドはもう一度ベティとの仲を取り戻そうとするが、そこでも船で知り合った不思議中年男性存在でまたまた喧嘩をする.そこへベティの父親が突然表れ、娘に「全ての財産を失った」ことを告げる.ベティと父親は、安いアパート引越しベティは何とか父親を助けようと宝石類を売ることを考えたり、仕事を探したり・・・ボーイフレンドもやはり「財産目的」だったのかとも思ったりしている内に、あるナイトクラブ・レストランで仕事を見つける.そこで初仕事をこなしている時、またしても不思議中年男性と遭遇、彼に無理矢理テーブルに座るように言われ、居心地の悪い思いをしている時、ボーイフレンドが現れる.ボーイフレンドベティ仕事に反対・・・最後には、父親が「全ての財産を失った」というのは、浪費家の娘にお灸を据えるつもりだったことと、ボーイフレンドを試すつもりでやった大がかりに芝居であったことを告白不思議中年男性は父親の友人で、大がかりな芝居の共謀者でもあった.最後ハッピーエンドというコメディ

無声映画ピアノ伴奏者は、98分間楽譜も見ず、鍵盤も見えない環境で画面を見続け演奏していた.ブリュッセル映画博物館・シネマテックは、無声映画を週に少なくとも数回上映する.と同時に、無声映画ピアノ伴奏という特種な職種の維持に務めている.

無声映画女優俳優は声がない分、細かい顔や身体の表情が非常に豊かであることが分かる.ヒッチコック無声映画という特殊性もあって鑑賞したが、もう一度観ても良いと思う映画

keyword:無声映画

アルフレッド・ヒッチコック

アルフレッド・ヒッチコックとは編集

  • Alfred Hitchcock(1899年8月13日〜1980年4月29日)映画監督、映画製作者、脚本家、編集者、美術監督。イギリス出身、のちにアメリカハリウッドに進出。「サスペンスの神様」、不世出の巨匠。TV「ヒッチコック劇場」のプロデューサー兼ホスト役としても有名。.. 続きを読む
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2011-09-11 EU本部周辺

EU本部を通りがかったら、巨大なパレスティナの国旗が掲げられていた.国連が承認するかしないかの投票が近日行なわれるらしい.

欧州の大多数の人々は、パレスティナの独立に賛成している.後は欧州の国々にバックアップしてほしいということなのだろう.この国旗は、EU本部前の大きな円形交差点のど真ん中に、下から風を送る方法で掲げられている.その周辺も散歩した.


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