A rolling stone gathers no moss

 
転石苔を生ぜず。まさにそんな感じの女性が登場します。母と娘の内面を静かに描いている作品。
その女性の根底にあるのは「言葉」と「記憶」だけですね。過去の文化とかを大事にしている人(イタリアとか)ってこういう人が多いんじゃない?そんなことないか?
江国香織独特のこういう作品が好き。この著者は変わった人なんだろうなぁと思う(笑)。
この母娘の様子を見ていると、ちょっと「左岸」の親子とかぶってしまった。そういえば「右岸」はまだ読んで無かった(笑)。左岸も江国さんの本だもんね。
5冊買って残り1冊。家にある本をまた読むか、また本屋で買うか。


神様のボート (新潮文庫)

神様のボート (新潮文庫)