青い花 放送開始

「青い花」(アニメ版公式ページ)の第1話を見ました。・・久々にじっくり落ち着いて味わう作品になりそうです。テンポはゆったりめで、行間から登場人物の機微がにじみ出てくるよう。それでいて、中だるみを感じるわけでもなく、1話のなかで十分情報が詰まっている感もあります。
最初、2人のヒロインが駅のホームでぶつかるシーンが、出会い(再会)としてはちょっと唐突かな・・とも勝手に思ったのですが、「その一言は十年の月日を軽くとびこえた」ことを考えれば、再開のシーンとしてはあれが適切なんだな、と納得しました。
ビジュアルはかなり特徴的ですね。背景が水彩画風で、キャラクターもこれに合う、彩度を落としたセル画タッチ。車や踏み切りなど一部は3DCGで描かれ、うまく溶け込んでます。電車は2Dと3DCGの使い分けかな?そして、(これは第1話だったからかもしれませんが、)とにかく動く動く。水彩画風の絵柄でキャラクターその他がなめらかに動くさまは、ちょっとしたカルチャーショックを受けたほどでした(笑)。


原作のマンガはまだ読んでいませんが、しばらく毎週の放送を注目していきたいと思います。このテンポ感とていねいさ、アニメーション・・静かながら、強い表現力を予感します。