2013年の自分的衝撃

今年もいろいろありました・・。まだ数日残していますが、この1年で自分に起きた特に大きな「ショック」を挙げてみました。あ、でも後日ほかに大きなものを思い出したら追記するので、いつの間にか数が増えてるかもしれません(笑)。

「空虚5度のバラッド」ショック

http://boe5.net/

ショックというか、存在感が日に日に増していったというか。音楽作りでは、久しく作っていなかったインストものを複数、それもボイスドラマのBGMとして合うかたちで・・と、非常にチャレンジングでした。現在も絶賛修羅場中ですが(笑)、自分の中の足らない部分が少しずつ成長してきてるかな・・という実感もあったりで、とてもやりがいがあります。

ドラマという点では、声優の方々の読み合わせ(複数人で集まり、脚本を見ながら練習や演技の方向性の確認をする会)に参加させていただいたのが、とても大きな経験になりました。お話の空気感を知るという意味でも大きいし、日に日にまとまっていく声優さん方の演技を間近に見ると、刺激と(いい意味での)プレッシャーを受けまくりでした。

「空虚5度のバラッド」本編はいよいよ来年2月に発売です。それに向けて、来年1月含めて最後まで走り抜けます!

艦これショック

http://www.dmm.com/netgame/feature/kancolle.html

9月に入ってから始めましたが、想像通り・・というか、それ以上に大ハマりでした(笑)。現在の艦隊司令部レベルは90、中堅くらいのイメージでしょうか。

いろいろとハマった理由を考えました。艦むす(艦隊のキャラクター)を失うかどうかのギリギリを攻める感覚、成長・改造することで得られる圧倒的な成長感と快感、(ある程度)自分で確率をコントロールできるコレクション要素、運営サイドのたゆまぬサービス改善・・。ちょっと分析しようと思えば様々ですが。

ハマった一番の理由?そんなの、


艦むすたちがカワイイからに決まっておろーがぁぁ!(←結論)


衣笠と五月雨がかわいすぎてつらひ。まぁ、今も現役でふつーにプレイし続けているので(冬イベントも無事伊401をゲットしました)、長い付き合いになりそうです。

ラブライブ!ショック

http://www.lovelive-anime.jp/

キッカケは、下で紹介しているハイレゾショックですが。今のところ、CD楽曲、ハイレゾ配信曲、PV、TVアニメを堪能して。その結果、すげぇなあ!と現在進行形で思ってるところです。

多分、自分と同様、楽曲がe-onkyoハイレゾ配信されたこと(PDF)がキッカケでラブライブ!に触れた・・という人は結構多いと思います。そんなとき、次のステップとして自分で買ってみた、オススメのアイテムはこちら。

ラブライブ!  μ's Best Album Best Live! collection 【Blu-ray Disc付 通常盤】

ラブライブ! μ's Best Album Best Live! collection 【Blu-ray Disc付 通常盤】

Blu-ray付きベスト盤。この、「Blu-ray付き」というのがミソです。e-onkyoで最初にハイレゾ配信された5曲のPVがすべて収録されているんですね。
AV Watchこちらの記事の通り、ハイレゾ配信にあたってはPV内の人物のポジションまで反映しているというこだわりよう。ハイレゾのポテンシャルを試してみるという意味でも、「PV」「CD再生」「ハイレゾ再生」(e-onkyo配信版購入)を一挙に見比べ・聴き比べできるのはスゴイことだと思います、ほんと。

それに、PV単体で見ても、この5本は楽しいです。マジメ方向からまず眺めると、9人のキャラクターが(数分とはいえ)動きまくるムービーをどう作るか、その最適解を探り続けた歴史が凝縮されているようなシリーズです。2Dの手書きセルアニメのシーンと3Dのキャラクターモデルが動くシーンが入り乱れるわけですが(シーンによっては2Dと3Dのキャラクターが同時に現れたり)、お互いのいいところを最大限活かすにはどうすればいいのか。違和感をなくすためにはどうすれば?・・など、直接は見えてこない課題とその解決の過程が、5本つながることで割と見えてきて、勉強になります。

で、あと大変重要なのは、まーみんなかわいいことかわいいこと(笑)。特に3作目以降、TVアニメ版でも見られる「フニッとした笑顔」(伝わるかしら・・)はヤバイですね。ダンス主体のPVから、各キャラクターの魅力を引き出すPVへ遷移しているようにも感じられ、第5作のみんなの活き活きっぷりといったらもう・・。

・・なんかPVだけで予想外にアツく長く書いてしまいましたが、TVアニメ版もとても楽しませてもらいました。アツイ!笑える!カワイイ!(こればっか) TVアニメ版のキャラクター像を把握した後にPVや楽曲を改めてプレイバックして見ると、また違った「深み」を感じることができてオススメです。少なくとも、PVだけでは間違いなく学年を誤解される子が一人います(笑)。

そういえば、シリーズ構成の花田十輝さんは、ラジオドラマ「ときめきメモリアル」(たしか脚本担当)から作品を拝見してますが、やっぱり「ちょいチクッとするけど感動」って方向の作品だと特に破壊力ある方だなぁ・・と思いました。

来年はTVアニメも第二期が放送されるし、まだまだ楽しみなラブライブ!です。

琴浦さんショック

http://www.kotourasan.com/index.html

まだ今年のアニメだったんですね。。鬱な展開に目を奪われがちながらも、毎週欠かさず見れたのは、その隙間にある「救い」があまりに尊く輝いていたから・・とか。そんな感じなのかなぁ。どうしてここまで刺さってくるのかわからないほど、一話ごとにオロオロ感動しながら見てました。

ちなみに、毎週のように泣けたアニメは、個人的には「花田少年史」以来。あちらはオムニバス形式で、琴浦さんは大きな一本のストーリーなのでだいぶ性格が違うんですけどね。たぶん、自分の中で反応する共通のツボがあるんだろうなぁ、という気がします。

ハイレゾショック

ハイレゾ」はまぁ、ソニーの戦略的単語とも言えるのかもですが・・定着するでしょうね。ここでは4Kなど映像面ではなく、主に24bit/48kHz以上で流通するPCMのWAV/FLACデータやDSDの音声・楽曲面が対象です。

つい先日、ちょうど発売されたコルグの「DS-DAC-100」を購入し、上でも挙げた「ラブライブ!」の楽曲やクラシック曲などいろいろ聴いてみましたが・・これは確かに未体験の音です。

Blu-rayの映像を初めて見て、「(DVDと比べて)すげぇキレイだなおい!」と思ったときのような感覚・・実はそのときほどのギャップではないんですけどね。映像に比べて音声のほうが感覚的(?)で、うまく差分を認識しにくいからかもしれません。でも、あえて視覚的に表すなら、「今まで直接見ていたと思っていた景色が、実は手前にガラスがあって、それを取り除いたような感じ」です。今まで実は少し平面的だった響きに空間が感じられるようになり、より立体的に聴こえる・・五感のあいだにあるカベがシェイクされるような、ちょっと妙な感覚。今後徐々にスタンダードになると思われるこの世界、早めに飛び込んでみるのも楽しいですよ。特に自分みたいにDTMerな方の場合、お手持ちのオーディオインターフェイスをチェックしてみると、DSDはともかくPCMなら意外と24bit/96kHzくらいまで対応してたりすることも。

ピクミンショック

今年発売されたWii U版「ピクミン3」。初めてプレイするピクミンになりました。宮本茂さんと松本人志さんのプレイ動画でも出てくるキーワードですが、ゲームとしての楽しさのもとを突き詰めると、「段取り」なんですね。シミュレーションゲームではお馴染みの、自分が持つ手札・ツールをうまく使うことで攻略できる楽しさ。それに、リアルタイム性やアクションとかが加わると、「段取り」のうまみが染み出てくるのかなー、と。

・・このゲームをやっててふと、突飛なことを思いましたが。「段取り」って、もしかしたら、人間が進化の中で得た、「文化的な本能」なのでは?段取りよく進めたときの楽しさ(もっと言ってしまえば「快感」)は、別にゲームではなく、料理や日々の生活のどこでも感じられるものですが、この感覚を持つ場合(つまりこの世界)と持たない場合では、大分世の中が違ってくる気がしてなりません。なんか、脳科学的に証明されないかなぁ、「段取りは人間の本能」説(笑)。

あと、これはまったくのノーガードだったのですが、確かにピクミンは愛らしいです。プレイすればするほど。エンディングでボロ泣きするなんて思わなかった・・。

冨田勲×初音ミクイーハトーヴ交響曲」ショック

ブログの下書きだけ残してまだ完成させていなかったのですが、実は東京・渋谷公演の回を見に行っていたのです。

最初は「パソコンから出られない」と独唱するミクが、最後にはオーケストラの演奏、合唱と一体になって歌い上げる展開は、なんというか、感無量でした。
ステージの壁をスクリーンに見立てた投影については、残念ながら会場ごとの事情を強く受けるようであまり見やすくはありませんでした。しかし、手前に置かれた小さなスクリーンに映し出される初音ミクはしっかり見ることができ、演奏に合わせて歌って踊る姿は、確かにある種の「いのち」を想起させてくれます。

もともと宮澤賢治の作品は好きで、小説や短編集を読んだり、詩をもとに曲を作ったりもしていたので、今回の公演はほんとに楽しみだったし、実際にすばらしい体験でした。本公演、CDは発売されていますが、ぜひ会場全体を収めた映像コンテンツもぜひ販売してほしいですね。あのときの感動を、また何度も追体験したいものです。

なお、富田さんがなぜ初音ミクに歌わせたかは、NHKの特番で自ら説明されているので、見る機会があればぜひご覧ください。ナマで歌わせるために数々の技術的困難を乗り越えたドラマもすごいし、そこまで富田さんを駆り立てた初音ミクボーカロイド)の存在もまたすごい。


というわけで、抜けがあるかもしれませんが、今思い出せる今年のショック、代表的なものを挙げてみました。そのほか・・

などなど、全部あげようとするときりがありません。「冨田勲 惑星 Ultimate Edition」は、かのホルスト「惑星」の構成に加え、新たに「イトカワはやぶさ」が追加されています。これがまたもう・・。また「僕だけがいない街」のガクブル度は飛びぬけてるんですが、まだ2巻までしか読んでいないので、取り上げるのは来年以降に持ち越し。

今年も、刺激を受けたいろいろなものに感謝しつつ、また来年!