オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日、2月7日はフナの日だそうです。SZ−1さんからNHKのフナ動画を教えていただきました(リンク)。1953年の佐賀平野での鵜飼いによるフナ漁の映像(!)です。こんなものが残っているとは、NHK恐るべしです。採れたフナはすべて在来のフナに見えます。現在、この地域でみられるのは放流されたヘラブナばかりですが、この頃はそういう外来種はほとんどいなかったのではないでしょうか。行ってみたい過去です。
ということでついでにフナの画像です。

気になっている長崎県某所のフナ。変わっていますね。いわゆるオオキンブナでしょうか。正体ははてさて。

こちらは幼少期から馴染み深い、東京のキンブナ。これほど美しく魅力的なフナは世界的にも珍しいでしょう。もっと大事にされて欲しいフナです。

青森県ゲンゴロウを採っている最中に採れたフナ。ナガブナでしょうかキンブナでしょうか。ゲンゴロウ採集に熱中していたので、この写真一枚とってその場に逃がしてしまったことを、後で後悔しました。
フナは各地にまだまだ保全すべき地域固有の集団が残っていることがわかってきています。どこの馬の骨とも知らないフナを放流すると、そのような在来の貴重なフナ集団が消滅することになります。放流は絶対にやめましょう。
フナの分類についてはまだまだ混乱が続いていますが、最新の研究ではだいぶ真実に近づいているようです。夜明けは近いです。3年ほど前にフナの分類について考察した雑文は、こちら。暇つぶしにどうぞ。