2015年07月31日のツイート

頤医の一言!・・5

 安倍総理殿  ONEPIECE・ワンピース(尾田栄一郎)をお読みですか!


 インぺルダウンの牢獄で、副所長であからさまな本音を言うハンニャバルが兄のエースを救出しようとするルフィたちに向かって。
 「きれいごとをぬかすな!貴様らが海へ出て存在するだけで庶民は愛するものを失う恐怖で夜も眠れない!」。「か弱き人々にご安心いただくために貴様ら犯罪者を閉じ込めておく、ここは地獄の砦。それが破れたらこの世は恐怖の連続じゃろが!」


 それに対して突如として黒ひげが現れてハンニャバルに向かって。
 「やめときな! 正義だ悪だと口にするのは、この世のどこを探しても答えはねーだろ!」。


 ルフィはひとつなぎのONEPIECEのお宝を求めて海賊王になることを志として冒険に出ているが、世俗的には、海賊と言う無法者だ!
 それ以外のことには、仲間が生きたいと本人の意志として言えば、善悪を越え命をかけて救出する麦わら一味と冒険をするアニメ・漫画。
 友達の願いにも命をかけて協力する。
 ルフィ以外の麦わら一味の一人ひとりも、それぞれが自立的な志を達成しようと明確な意志を持っている仲間だ。
 一方の黒ひげも海賊王を目指しているが、あらゆる悪巧みと画策をする、ルフィとは真逆の悪党だ。
 しかし、目的達成のために言うことは哲学的で、正義や社会正義を称える偽善者や中途半端な悪党たちより深いことを言う。
 ルフィとは逆方向からは一致する。
 そこが、尾田栄一郎ONEPIECEの面白いところだ。

 「近代国家は戦争のために存在する」と近代国家のシステムについて、若者社会学者・古市憲寿が「誰も戦争を教えられない」で言っているが、当に名言だ!
 その国家は、国境と戦争に勝つ文化に支えられているが、紛争を武力で解決するを放棄した日本国憲法縄文時代に培われた文明的なカルチャーだ。
 そのためには「いかに戦争に勝つか」ではない「楽しさ」を求めたカルチャーを国立大の文系に育成してもらうが文系の育成になる。
 現状の文系が、国家にとって都合の悪いカルチャーが育つと思うなら、日頃、国家の市民に対する恣意性ある誘導をしている証拠だ!



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