キャブ分解


ようこそ、珍車クラブへ。
変わったバイクばっかりになって参りました、春の基地内。
極めつけの登場、NZ250です。
変なサイドスタンドや、

変なオイルパンとドレンボルト位置。

あ、この瞬間がスズキ車だね。
ヘンテコが嫌いならホンダのCBにでも乗ってろ!ってね。


実車を目の当たりにしての第一印象「ほっそいなぁ〜安っぽいなぁ」です。タイやベトナムでサンダル履いたおっさんが荷物満載で乗ってそうな感じ。これじゃ、売れないわけだわ。けど、走行性能はなかなかのものだと聞いてます。試運転が楽しみな一台。


ぱっと見た感じ、タンク内のガソリンも腐ってないし汚れも少ないしで、このままいけるか?と思ったけど甘かった。キャブのドレンから青色の液体が出てきました。

すっごく、臭いです。ガソリンの腐り具合で、10年以上は動かしてねーんじゃ無いのかな?なんてことが推測できたりします。
余談ですが、SR400のキャブそっくり。口径は違うと思いますが、造りは非常に似てます。


キャブの取り外しは取っても楽。SR400よりは大変ですが、XL250Sよりは楽。バンド緩めて、スロットルケーブル外して、エイって外すだけ。

側面の文字「USA」かと思いました。合衆国?いいえ、違います。「NSA]です。けど、何の略なんだろうね。
遠隔操作で有名だった月寒にあったパチンコ屋を思い出す私は・・・裏物中毒でした。あのパチ屋、入るの怖かったよねぇ。

緑地獄な内部。ドブ漬け清掃確定です。ジェット類外すのに難儀しましたが、フロートバルブ以外は何とか外す事に成功。このレベルの腐り具合だと、ジェット類は最初にジェットリーマーで貫通させとかないと、なかなか綺麗になりません。特にスタータージェットは臭いの我慢して、貫通させましょうね。
フロートバルブは腐敗ガソリンで内部のOリングが巨大化してるんでしょうね、ビクともしません。あんまり無理すると歪んじゃって駄目になるし。見た感じ「もう駄目かもわからんね」レベルですが、わずかな可能性にかけるのが当基地のポリシー。多分、駄目だろうけど・・・。不毛な戦いは続きます。