『mixi』ユーザー悲痛な声 『足あと機能改悪反対!』コミュ参加者が2万人を超える | ガジェット通信 GetNews
本日(6月13日)実装が開始されたようだがmixi上では結構波紋が広がっているようだ。
『mixi』の『足あと』機能とは「いつ、誰が」自分のページにアクセスしたかを確認できるリアルタイム履歴機能。
ミクシィは、「『mixi』内におけるサービス機能の多様化とユーザーのコミュニケーションスタイルの変化」を理由に、『足あと』を『先週の訪問者』に“改善”した。
よく分からないのが「『mixi』内におけるサービス機能の多様化とユーザーのコミュニケーションスタイルの変化」という理由にてリアルタイム履歴機能を削除したという点だ。多様化と変化を理由にサービスを追加するというのはよく分かるのだけれども、多様化と変化を理由に今まであったサービスを止めるという理路がよく分からない。
理路を通すとすれば、足あとというリアルタイム履歴機能が「『mixi』内におけるサービス機能の多様化とユーザーのコミュニケーションスタイルの変化」の足かせになっているから、止めましたということなのだろう。
Facebookになりたくて仕方がないmixi
「Facebookと違う“極”を作りたい」 mixiの戦略、笠原社長に聞く (1/2) - ITmedia NEWS
オープン化の狙いは、「全体のパイを広げる」ことだと笠原社長は話す。mixiのソーシャルグラフがさまざまなサービスと連携することで、インターネット全体のユーザーやネットの利用シーンの拡大につながっていくことを期待する。「ソーシャル化によってサービスの付加価値が上がり、ネットを使う時間が増え、活性化していけばいい」
今回の改悪の本音は「mixiの非オープン性の象徴である足あと機能を取り払うことによって、オープン化を加速したい」あたりが本音なのであろう。内向きなリアルタイム足あと機能がシステム全体のオープン化の足かせになっているとしたら、止めちゃったのも理解できるけど、仮にそういう理由だとしたら語るに落ちるというか酷い話である。
コアコンピタンスを捨てることによる機会損失を計算していないのかな
コア・コンピタンス(Core competency)とは、ある企業の活動分野において「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」「競合他社に真似できない核となる能力」の事を指す
mixiというサービスが日本で成功した理由は、クローズドで身内の気配が感じられるサービスだったからである。そしてそれが現在でもコアコンピタンスであるはずだ。その象徴が“足あと機能”であった。少なくともユーザーの一人である私はそう思っている。今まであったサービスを止めることによって生じる機会損失を本当に計算したのであろうか?
mixi新機能相次ぎ休止、笠原社長が謝罪 - ITmedia NEWS
既にオープン化に伴う性急な行動で失敗しているのに反省しないmixiは痛い企業である。今度も謝罪表明になるのか、このまま押し切ってしまうのか?
追記
http://japan.internet.com/busnews/20110607/5.html
中の人の意見が読めます。
今回の変更は「いつ、誰が訪問してくれた」→「先週、誰が訪問してくれた」であり、何を分かりやすく整理したのであろうか。リアルタイム情報より旧い情報の方が価値があると本気で思っているとしたら、それは単に頭の中が残念であるということではないのか?
ユーザー同士のコミュニケーションは「いつ訪問してくれた」ではなく
「誰が訪問してくれた」から生まれるものであり、
今回の機能改善はそれをよりわかりやすく整理したもの