ダンゲロス7巻

Kindle版は紙に遅れて発売するものだから、随分と待ってしまったじゃないか。
(リンク貼るのは紙媒体だけど)

ついに物語は佳境。面白い。俄然面白くなってきた。
原作を読んでいるから、誰が死んで誰が生き残るのか知っているはずなのに、途中の記憶が
大分薄れてきているおかげで、あのメインキャラたちの最期に一々衝撃を受けてしまう。
この巻も、横田先生の画力の高さに慄くことだよ。阿頼耶識そらちゃんの初登場シーンなど、
原作の描写はどうにも理解が追いつかない物だったのだが、それをたった2Pで過不足無く、
しかして異常性は保ったまま表現し切っている。絶賛に値するよね。
ああ、次巻が待ち遠しい。

ド正義の理念は、一大抗争の末に勝ち取ったはずが世紀の悪法とまで呼ばれるに至った
学園自治法を、本来の目的通りに、平和維持の骨格として機能させることに繋がっている。
そのため、活動の動機は亡き父の想いに報いてやることにも見えるが、実際はどこまでも
邪賢王のため、一心不乱のユウジョウのためだと思うと、切ない。

巻末のおまけ漫画、「一刀両断 色を知る季節」
架神さんが大昔、リビドーのままに書いたであろうSSが、まさかのマンガ化。
剣道部後輩女子のウザさが絶妙。


あとついでに、これも買った。

これはもう完全に、ドネート目的。
ドネートという言葉は、架神さんがこの作品をサイトで紹介していた際に知ったものです。

序盤はまあまあ、建設的にコンドームを使おうとしているものの、中盤あたりはおざなりと
言うか、コンドーム無くても成立するレシピに推移し、終盤は露骨なシモネタに走り始めた。
こういう企画ものとしては、一つの定石みたいな構成ですね。
作り方のページにちょっとした日記めいたメモが付いていて、これもいい具合に頭悪い。
特に、唐突にライムを刻み始めた押し寿司のページを見た時は、これからも架神さんの
ファンでい続けようと、決意を新たにしたのであった。
いやまあ、共著のどちらが書いたのか判らないけどね。