2016 チャンピオン18号

一ヶ月以上前のチャンピオンを今頃読むよ。

・ミドリノユーグレ
藤田勇利亜、新連載。
なんと、四年も前に読みきりデビューしていたのか。満を持しての連載。
読み切りデビュー作への自分の感想を読み返したら、画面が濃いことにしか触れてなかった。

パニックホラーもの、という分類で良いのだろうか。
懐かしきBMネクタールの二部辺りの雰囲気を持った第一話は、中々良い出来と感じる。
難を言うなら、場面転換というか、時間の行き来の描写がやや分かりにくかったことか。

第二話からは、娘の翠が主人公になるのかな。
カラー扉を見ると、何か緑色のスーツを纏っているけれど、緑神体の応用だろうな。
敵味方が同種の技術やパワーソースを使う、というのは王道のはずだが、
真っ先にバーサスアースを想起してしまったよ。

弱虫ペダル
区間賞にマジになりすぎ問題へメスを入れたのが鏑木で、本当に癪に触る。落車しろ。
ゴールラインと山岳ラインが近い、というのは今回に限った話であって、
他の場合まで含めた、一般的な回答にはなってないよね。
というか、そのままゴールを狙うことは、せめてピヨ泉君には伝えてあるのかな、手嶋。

真波も小野田くんも、二年生になって一皮むけた感が出ている。

刃牙
GUN道武蔵、GUN道武蔵です!

・吸血鬼すぐ死ぬ
いつも全編面白いのだが、今回は「おいしくなあれ」のクダリが絶好調だった。
窓際というか、余った人員に仕事を与えるためだけの持ち場、
と思いきや35年の本職が居る重要なポジション、
かと思ったら、やはりオマケにも務まるどうでもいい業務だった。
ってことは、その道35年の五十嵐権蔵はなんなの?

・鮫島最後の十五日
今回は決着早かった気がする。蒼の内的エピソードはは大山道編で散々やったからかな。
毎度毎度、不吉な音を立てて傷めつけられる鯉太郎の肉体だが、脳周りは初めてか。

・囚人リク
予想通り、ワイヤーを張り巡らせていたスライスデビル。がっ、ダメ。
本気のレノマには通用せず、丸裸にされてあっという間に追いつめられる。
蒼希狼戦以上のスピード決着か、とも思ったが、もう一波乱あるな、これは。

ところで、ワイヤーってあんな風に燃えるもんなの?
目視困難な極細ワイヤーだから、スチールウールと同じにイメージしていいのかね。

・放課後ウィザード倶楽部
モヒカンザコという単語が作中に出てしまった。
喜々として脚本を描いている架神先生が目に浮かぶなあ。
でも全体として、お話のフックが弱いのは変わらないなあ。

・Gメン
勝太無双でめでたしめでたし。と思ったら、もうちょっとだけ続くのか。
まだ大吾の方に見せ場が無いし、意趣返しに天王会を滅ぼすところまで行くのかな。
しかし、なんやかんや言いつつ「兄弟」呼びを止めない土井は案外タフなのか。