月曜、ベルナデットの家で夕食

ベルナデットの兄Pierre Hallerが何日かビシーに来ていて、ピエールとともに夕食に招待された。彼は話の弾む、楽しい人だ。
ベルナデットとの関係もどんどん心地よい、楽しいものになって来ている。
ロリアンヌはノエルに私がいるからピエールを家に招待したくないと拒否したことがあるので、ノエルに関してはこれはヨーロッパでは家族色の強いイベントだからと理解できても、それ以外の点ではどのくらい尊重されているのか分からなかったけど、この夜の感触では、私とも目を合わせて話をするし、ピエールと長めの会話もするし、好感触。

ベルナデットはきちんとした人だ。

時代背景と家族の方針で教育を受けることができなかったということだけれど、精神的に自立し、自分と相手に取ってよい関係を育める能力の持ち主だ。
もう60歳だからその才能を身につけたんだろうという考えは違う。

ピエールが結婚生活9年にして彼女を裏切り彼女の元を去ったのは彼女が37歳の時。今の私とそう変わらない。
その後彼女は激しい悲しみと屈辱と生活上の不安に何年か苦しんだという。でもその後、ピエールを『許し』今の良い関係を築くに至った。
私ならできただろうか?
いやできなかっただろう。
しかもピエールはこの時期、結構見下げ果てた私生活をしていたと思う。
彼女選びは超適当。くだらない女と付き合い、自分の価値を下げてきた。

45歳にして19歳の語学留学生と子供じみたと恋愛したり、デンマークのちょっとイカレタ流れ者女と同居したり、脳みその足りないマリーと3年以上も同居し、実りもなく彼女の生活と仕事の面倒をみたり、、、

ジPsy女マリーのこと

ピエールは、マリーのことは完全無視していたベルナデットやジョアニィが私に対してはきちんと接するのを認知している。
彼はまだ、マリーが如何につまらない女か、彼女としてはおろか友達としても付き合う価値のない女か、自覚していないけど、いつか自覚させてやるわ。
脳みそが足りないだけじゃなくて(=母国語もまともに書けない、一切教養がない、日常会話レベルで2段落以上の話が理解できない)、人間的にも見下げ果てた、腐ったみかんなんだって。卑屈に人にお願いばっかりして、それを恥ずかしいとも思わないんだって。
自転車観光のスペシャリストとか自己紹介してんじゃネェよ。ピエールのお膳立てでコンクールを通過して資金援助を得て、全部条件がそろった上で自分は4ヶ月自転車こいでただけだろが!自転車こげればスペシャリストじゃネェンだよ。
3年間給料貰ったのだって、ピエールのお膳立てがあったからありついた職だろが。まさか自分の実力だなんて勘違いしてないと思うけど!しかもピエールは厄介払いするために遠くの職場をお膳立てしたんだけどね。
職場で干されてたのってボスに恵まれなかったからからじゃないだろ。単に自分じゃ何にもできないだろ。それを周りもすぐ理解したからまともな仕事まわさなかったんでしょうよ。
自分が馬鹿で何の才能もないのを知ってるから、いつまでのピエールにすがりついてるんだろうけど、そうはさせるか。うざいんだよ。自分の身分相応の所で身分相応の生活してろよ。

ピエールは甘いから、『彼女が自分のミリュで自分のレベルにあった人と、つまりあまりレベルの高くない人と、結婚でもして幸せになってくれればいい』と思っているようだけど、あの女の図々しさはそんなものじゃないんだって。
彼女が友達に対してみせる優しさは特別なものだというけど、他に何もできない人間って言うのは往々にして『誰にでも優しい』ものなんだよ。

ほんと、こういう無力なハイエナ女って、金持ちに群がる美人とか医者に群がる看護婦とかより、はるかにムカツク。
しかも男が、彼女は尊敬できる相手でも対等に見れる相手でもないけど、悪い子じゃないから傷付けたくない、と思ってるのがまた腹立つ。
まあこの女、いろんな人の慈悲にすがって糞まみれの生活をしていく、なんのプライドもない精神的ジプシーPsyなんだな。