ジュラご飯とは


エマニュエルはジュラ出身で、今日の食卓はジュラ色が強い。
まずアンディーブとハム、コンテチーズのサラダが出て、メインはジュラのソシソンMorteauにふかしジャガイモが付け合わせになったもの。この蒸かしジャガイモはやはりジュラ産のcarcoillotteチーズをかけて食べる。carcoillotteはとろとろとしたチーズで、純と黄ワイン入りがあり、どちらも程よく癖があって美味しい。ジュラのチーズと言えばやはりコンテが有名だけれど、この日デザートで出されたMorbierも有名なコンテチーズだ。これはその昔牛乳の収穫量が少なく2層に分けてチーズを作っていた頃の名残で、今でもあえて真ん中に黒いラインを入れているのが特徴だ。味は特に変わったことのないコンテだが。
最後にガレットが出たのだけど、ピエールがまず王にあたり、続いて私のピースから女王が出てきて、記念写真となった。

二人のマダガスカル

エマニュエルとファビアンはマダガスカルでかなりの冒険をしたようだ。道なき道を行き橋なき河を渡り、人なつこいマダガスカルの子供たちと触れ合い、ありとあらゆる南国の虫と触れ合い、生傷はたえなかったものの大きな病気になることもなく永久に迷うこともなく、無事にフランスに帰国して来た。マロは既にオランダ自転車横断経験済みだ。(お父さんの引く自転車かごの中で、ほとんど眠っていたようだけど)。

エマニュエルとファビアンのこと

Paradis2007-01-24


エマニュエルとファビアン夫妻は数年前に結婚し、新婚旅行で3ヶ月間マダガスカル島を自転車で縦断してきた強者だ。その際の1000枚以上にわたる写真をフィルム形式にしたので見に来いとピエールはかれこれ1年以上前から誘われていたのだけれど、それが今回ようやくかなった訳だ。
エマニュエルはニコラと同じエージェンシーに勤める、いわば自転車業の人。会社ではおとなしいと評判のようだが、常に微笑みがちで物静かだけどよく話すし、感じのいいひとだ。ファビアンはかわいそうなことに1週間前に双子を流産したという。妊娠7週で、まず第一子を、一週間後に第二子を失ったらしい。それでも1年前に生まれたマロがいるからまだ元気でいられるという。
マロはとてもかわいい赤ちゃんだ。おおおおおきな栗色の瞳がくりくり動き、絶えず機嫌がいい。14ヶ月になるというのにまだ歩き出さず、ものすごい勢いでハイハイする。