amazonがmixiに殺られる理由 2
どうも、ポールです。「CGMに見るamazonがmixiに殺られる理由シリーズ」です。前回のamazonがmixiに殺られる理由に引き続き、なんとか日本でamazonがmixiに殺られる理由を無理やり見出したいと思います。
マーケットプレイスの分野でamazonをmixiが倒す
さて、amazonといえばネット上の中古書籍市場でトップを走るプレイヤーである。ご存知「マーケットプレイス」だ。マーケットプレイスを利用していてると出品側は個人ユーザーが少ないのではと感じます。いわゆる業者が非常に多いというのが実感だ。全体的に見てマーケットプレイスは十分に機能しているのだが、利用者が非常に多いわけではなくいまいちな気もします。その理由は、
BCNランキング
http://bcnranking.jp/service/11-00005072.html
本を売りたい人と買いたい人をアマゾンが仲介して販売する方式のため「利用者間同士での手続きが面倒なうえ、複数の相手から購入すると送料が増えるというデメリットがある
から。
いくらマーケットプレイスで本がブックオフより高く売れるからといっても正直、本一冊送るのに必要な手続きに対する報酬としてそこまで魅力があるのかは人それぞれでかなり判断が分かれる所でしょう。
そもそも、マーケットプレイスでの購入には複数購入のメリット(つまり送料割引)が出ることはほぼないです。いくら買おうが、商品はアマゾンの倉庫から一括で配送されるわけではないのでしょうがないですが。
分野を絞ったマッチングではあるが
ざっくり言ってしまえばyahooや楽天オークションなどの広い分野でのマッチングとは違って基本的に書籍の価格は700円〜1,500円(2,500とかそれ以上の書籍もあるが販売数からすると少数)と相場が決まっており単価が低い。それなのにマーケットプレイスだと1,500円以上で送料無料などの特典があるわけでもない。これでは出品側も購入側もなかなかうまみが出にくいんですよね。
このような条件下でマーケットプレイスが重宝されるのはもう通常のルートでは手に入らない「廃刊書籍」か数十円、数百円で売られたりしている評価目的(?)か実際の送料との差額*1で儲けようとしている業者が出している「捨て書籍」だけではないでしょうか。
リアル中古書籍市場のブックオフ
さて、このようなネット上の中古書籍市場に比べてリアルの中古書籍市場はどうなんでしょうか。リアルでは確かシェア50%を超えていたブックオフは絶対的強者です。独自の中古書籍の買取基準を設けトップを走り続けています。最近はパートからの成り上がりの女性社長まで生まれたようで。仰天です。
ここでは個人ユーザーでも本を売りに出しやすい環境が整っているのだ。店舗展開をしているリアルの強さここにありですね。