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2006年12月27日 web2.0の世界で僕が性悪説で生きる理由

[]web2.0の世界で僕が性悪説で生きる理由

多くの人は悲しくなるほどに正直で、無垢で、純粋で、疑う能力に欠けているのではないかと思います。見習いたいほどに人良さ過ぎ。騙されても、騙されたこと自体に気づかなかったりするから、幸せなんだけど、傍から見てるとオメデタイなあ、なんて思ったりもするのです。リアルの上にweb1.0が、web1.0の上にweb2.0が積みあがっているとするならば、リアルの世界を性悪説で生きた方が良い以上web2.0であろうが性悪説で生きるべきなんでしょう。疑った後に信じれば良いのではないかと思います。信じた後にはなかなか疑えないけど、疑った後にでも信じれるものです。

例を挙げるまでもないのですが、疑う能力のない者が騙されるほんの一例を。

web1.0におけるケース(ごく普通のネットショップのユーザー)

Eコマースが普及して、普通にインターネットで買い物する人が多くなってきました。それに伴い様々なネットショップが渦巻いています。正直、リアルと違ってウェブ上なら簡単にコストもかなり安く出店できるし、商売している感覚もリアルで販売しているよりも随分薄い面があります。ネットショップはリアル店舗と違って商品そのものをユーザーに見せることができませんので、それ以外のコンテンツで訴求するほかありません。それ以外のコンテンツといってもそんなに魅力的なコンテンツがいつも用意されているとは限りません。そうなると、ショップ側が商品に関して、「極度な誇張表現」をしたり、「虚偽の記載」に手を出したり、「情報格差を利用して価格を不当に設定」したりなんてことが普通に起こったりします。つまり、

「コンテンツ作り」です。

本当だろうが嘘だろうが、倫理的に問題があろうがなかろうが、コンテンツを作っているんです。リアルでの販売にも勝るとも劣らない実態がそこには存在しています。要するに「まあええか」的な部分が少なからずあるんですよね。商品の情報提供も商品そのもののクオリティに関しても必ずしも100%完璧である必要はないといいますか、80%いや30%くらいでも十分なんじゃね?みたいな部分が。(もちろん全てのネットショップに当てはまるわけではありませんが。)

いやでも、比較とかできるっしょ?

ネットは「価格比較」とか「品質比較」がやりやすいからそんなわけないんじゃない?・・・とかは甘すぎです!激甘です!ホントに糖分は控えてください!比較しずらい商品なんて腐るほどありますよ。ネットをフル活用して比較できないユーザーなんてたくさんいますよ。それに個人的にはネットではニッチな商品を買うことが多いです。すると必然的にサプライヤーが少ないため比較等が難しくなります。

サプライヤーが多ければ、消費者の能力が低くてもサプライヤーの方で競争が起きて削りあってくれるからいいのですが、少なければ消費者の疑う能力がそのまま総合的な購買能力に反映されます。これって結構シビアなんですよね、実際。

web2.0におけるケース(集合知

web2.0だとCGMとかUGMとか、いわゆる集合知なんてよくいわれてますけど、これを手放しで喜んでいるなんて愚かとしか言いようがないと思うんです。だいたいのケースにおいてこの集合知が生まれる場所には、その場所を提供している団体があり、利害関係者が存在していることがほとんどです。

ということはこの集合知の集合の中にはその「利害関係者」も当然入っているわけです。口コミだとかレビューだとかはその典型。ブロガーインセンティブ与えて記事書かせるなんてマーケティングが最近問題にもなっていますね。やらせブログ炎上しているのも氷山の一角どころか、0.5角とか0.3角くらいじゃないんですかね。

レビュー(口コミ)

例えば、レビュー。あんなものは簡単に信じてはいけません。amazonの本(楽天でもなんでもいい)でたまたま気になってたのがあったとして、そのレビューが3つ4つあって、その評価がすっごくいい!よっしゃ買おう!っていう普通にありそうなパターンですが、これはどうかな、と思うのです。その本の利害関係者もバカではないので、レビューを参考に本の購入を決定する人もいるであろうことなんか知ってます。

そのレビューはその本の著者本人かもしれませんし、出版社等の関係者かもしれません。この可能性は実際僕が思っている以上に高いんではないでしょうか。(たまに、いかにもってレビューに出くわしますし)レビューが10個あったとしても僕は簡単には信じれませんね。評価が高かろうが低かろうが。まあ、レビュー参考にするんならレビューした人が他にどんな本のレビューをどんな風に書いているのかまで見て判断するべきではないでしょうか。この判断もそう簡単じゃないんですよね。頭の良い偽レビュアーが本気出してきたら見抜くのは非常に困難を極めます。口コミのCGMでも同様です。

ソーシャルブックマーク

欠番指定::はてな別館 - SBMを勉強しない学生さん■追記あり

驚きを通り越してもう賞賛に値するのではないかと個人的には思っています。サービスを熟知していないくせに悪いように利用しようとするんだから、もう。ブクマがマーケティングに利用されています。しかし、これは下手糞過ぎる例でもっと巧妙にうまくSMOといわれる手法を駆使しているところも間違いなくあることでしょう。

Wikipedia

池田信夫 blog 2ちゃんねる化するウィキペディア

確かに、百科事典としての完成度は高いですが、その内容を鵜呑みにするようでは使い切れているとはいえません。深く知りたいなら編集履歴みるとか、他の検索手段ためすとかそのくらいはしたいところ。いや、それしないなら使用価値激減かな。

リアル

livedoor ニュース - 【ファンキー通信】90%の確率で元カノとヨリを戻す方法

最近はリアルでも「復縁工作」なる手の込んだ一種の騙しが行われているようです。ここまでくると疑う疑わないの問題でもないので防ぎようがないですね。笑

まとめ

  1. ユーザーが利害関係者の潜入を見抜く目をやしなう
  2. 利害関係者が潜入しても意味をなさないほどに母数を増やす。(利害関係者の数が一定数だとすると、集合知における他のユーザーの参加を増やす。ex.レビュー数、ブックマーク数を100以上にするよう運営者側がサービスの普及に尽力する!笑)

何らかの規制で問題を解決するという方法は非現実的なので省くとして、現実的なのは1でしょうね。もちろん2に関してはサービスの運営側が主体になって目指していかなければなりません。つまりは「嘘を嘘と見抜けない人は・・・」って奴ですね。出会い系なんかやるにもこの能力必須ですね。なかったら死にますね。笑

まあ、これ自体は「偽物のイクラと知って偽イクラを食うか、知らずにうめえうめえ言って食うか」程度の違い、という面も少なからずあります。どうでもいい人にとってはどうでもいいことなんだろうなと思いますが、個人的には腹が立つので偽イクラは偽イクラと知った上で食べたいと思います。おいしいおいしくないはその後です。要は騙されたくないんですよ!なんか嫌なんです!No Reasonで!だからweb上だってどこだって僕は性悪説を貫きたい。

一度対象に「騙されねえぞ!わかってるからな!」って嘲笑したあとに、向き合いたい。*1

*1:自覚としては疑心暗鬼ってほどでもないんですが。

通りすがりの中学生通りすがりの中学生 2006/12/31 16:50 ずいぶんいい事書きますね
さすがです
特にモバゲーの件については共感できるところが多数あります
私の学年でもかなりモバゲーが流行ってまして私も同じようなことをみんなに呼びかけたのですが未だネットの恐ろしさが伝わりきらない人たちもいてその人たちはモバゲーで個人情報漏らしっぱなしです
わからない人はわからないんですね・・・

Paul3Paul3 2007/01/01 03:23 どうも、ありがとうございます。
モバゲーのはこちらの記事のことですね。
http://d.hatena.ne.jp/Paul3/20061205/p1
やはり、現場でも軽率な個人情報の流失がおきているようですね。ですが、そのようなことを警告している中学生の方がいるということは非常にすばらしいことだと思います。
ただ、やはりこういうことは運営者側が先導していかなければならないことですので、しっかり努めてほしいと思います。わからない人にわかるように。。。

大日本人大日本人 2007/05/23 16:30 ポールさんの記事はどれも素晴らしく鋭い切り込みがあって
読み応えがあります。非常に論理的であり、納得できる内容も多いです。
たとえばアルマニーの記事は大いに笑いましたし、良い問題提起であったと思います。


しかし、全体的に見ると、ポールさんの記事は
ちょっと前提条件が偏り過ぎているというか、
主義信条がやたらバイアスかかってる気もします。


つまり簡単に言うと「企業は悪だ」「金儲けは悪だ」的な価値観が前提にあって、
その前提のもとで記事を書いているように見受けられます。

だけど、それはちょっと、どうでしょうか。

ポールさん自身が「あらゆることを盲目的に信じずに、疑うことをしろ」という旨の
発言をなされてますが、ご自分についてはどうでしょうか?

たしかに企業などに対しては異常なほど疑ってかかっていらっしゃいますが、
ご自分自身のセンスや感覚、主義信条などに対しては、
微塵も疑いもせずに(それが正義であり、絶対に正しいといわんばかりの前提で)
記事を書いていらっしゃるように、私には感じられました。


ポールさんはご自分で商売をなさったことはあるでしょうか。
もしご商売の経験が無いのでしたら、ご自分でもやってみるといいと思います。
そうしたら、これまでポールさんがなさっていたご批判のうち、何割かは、
非常に的外れというか、単なる陰湿な攻撃でしかない…というものが含まれていることに
お気づきになるかと思われます。


私もマイケル・ムーアなどが大好きですので(笑)、
基本的にポールさんのような企業悪追求型は好きなほうです。

しかしそれでも、一方的に「消費者=被害者」を前提として
固定してしまうような偏った意識ばかりでなく、
もっと両側の視点に立った公平な批評を行ってみてはいかがでしょうか。

Paul3Paul3 2007/05/23 21:52 >>大日本人
どうも、ご指摘ありがとうございます。大日本人さんの優しさが感じ取れました。
まず、
>ポールさんはご自分で商売をなさったことはあるでしょうか。
という点について。私は未熟者ではありますが、経験はあります。そして、私が記事にしているものの大半はその経験を元に書いている次第です。
もちろん、人それぞれに経験してきた商売というものは違うでしょうし、その中で感じることは違うとは認識しています。そういった中で自分の考えをこういった個人ブログを通して他の人(違う考えを持っている人)にも知ってもらうことはいいことなのかなと思っています。
また、誤解が生じていると思うのですが、私は『一方的に「消費者=被害者」を前提』としているわけではありません。消費行動においては消費者に基本的に責任があるとしながらも、やはりあるところで線引きというものは必要であり、企業としてやるべきではないライン、消費者が自己防衛できないラインというものがあるのではないかと感じています。

また、ちなみにですが私は公平な批評は必ずしも必要ないと思っています。広く一般大衆に向けられたプッシュ型メディアならまだしも、インターネットというプル型メディアの場合はその比較的偏った情報を取捨選択して、自分自身で公平な意見をいうものを確立するために利用すべきではないでしょうか。というより、逆にその方が公平な意見ばかりが蓄積されるよりもよい(おもしろい)のではないかとも思うのです。(もちろんだからといって根も葉もないこと言ってもいいということにはなりませんが)
未熟者ですので間違った事を書いてしまっていることもあるかと思いますが今後もご指摘いただければと思います。

大日本人大日本人 2007/05/24 12:06 ポールさん、コメントありがとうございます。

>インターネットというプル型メディアの場合はその比較的偏った情報を取捨選択して、自分自身で公平な意見をいうものを確立するために利用すべき

まったくその通り、おっしゃる通りだと私も思います。
でも、それはあくまでも理想であって、現実とは違いますよね?

現実には、ポールさんのような理性と知性を兼ね備えた人はほとんどいません。
というよりも、大衆のほとんどはそうした取捨選択が上手に出来るリテラシーを持っていません。
有り体に言えば、ほとんど「バカ」しかいません。
これは現在の日本の民度(各種モラルや学力など含む)の凋落ぶりを見れば、
お分かりになりますよね。

みんながみんな、ポールさんのように頭がキレる人ばっかりじゃないんです。
むしろバカばっかりなんです。

あなたのような頭のいい側の人は、もっとバカにも易しく理解できるように、
また、なるべくひとつの記事内で対案や違う視点を
しっかり示してあげる責任がある・・・と私は思います。


「自ら様々な情報を集めて、取捨選択し、総合的に判断をくだす」
・・・たしかにみんながそう出来るならそれがベストですが、
そもそもその前提は成り立ち得ないということを、ぜひお考えいただきたいです。


ポールさんの能力と他人の能力は同じではありません。
くどいようですが、たいていの人はあなたより判断力に劣ります。
だからこそ彼らは「アルマニー」とかに騙されちゃうんでしょう?(笑)

そこを指摘し、警鐘を鳴らすポールさんだからこそ、
公平な視点・幅広い視座に立ち、ちょっとオツムが弱い人たちでも
即座に問題の本質を理解できるような良質の記事を書けば、
あなたはさらに一段の高みに行けるのではないでしょうか。

ポールさんの記事がどれも高いレベルであるだけに、
そうした偏った視点・価値観(と、少なくとも私には感じられる)が惜しいな、と思います。

Paul3Paul3 2007/05/24 12:50 『>>大日本人
大日本人さんのおっしゃることはわかりました。
私のような若輩者に対してご丁寧にどうもありがとうございます。大変感謝しております。
私自身、大日本人さんのおっしゃる「弱者」に肩入れしているとも取れる文を書いていながら、ある面では偏った論調で弱者切捨てをしていたのかもしれません。(弱者という言い方は曖昧ですしあまり好きではありませんが)
以後、大日本人さんのアドバイスを参考にさせていただき、私自身にとって、そして読者にとって、より「有益で面白い」ブログになれるように努力していこうと思います。
また、大日本人さんのおっしゃる領域をブログで表現することは今の私の力だと非常に厳しいというのが正直なところです。考えてはいてもそれを「文として表現すること」は全く異なる能力が必要だと思いますし、文体・文構成の変更も必要となるかもしれません。そのため、今後も意図せず偏った見解での記事が更新されるやもしれません。私自身の努力はもちろんのことですが、至らない点はどうかご指摘いただければと思います。
改めまして、ご指摘に感謝いたします。

大日本人大日本人 2007/05/26 00:56 ポールさんほど優秀な人なら、きっと上手くやってくれることでしょう。

たまには真逆の視点で、たとえば
「理不尽な抗議を繰り返す“消費者サマ”の正体 -- 背景に蠢く●●の影」
…などというタイトルの記事とか面白いと思いますが、どうでしょうか(笑)

今後も楽しみにしています。
どうぞ頑張ってください。

Paul3Paul3 2007/05/26 01:11 >>大日本人
あまり褒め殺ししないで下さい!褒めたからって何にも出てきませんよ。笑
そういった内容で一定程度以上のクオリティを保つの難しい気がちょっぴりします。出来る限り頑張りますけど!汗
一応、僕の生活の上にブログが立脚していて、ブログの上に生活が立脚しているわけではないので、あまりその手の情報収集に慣れていない僕がそれを前提にブログを更新していくということは難しいとは感じますが、そいうった内容の記事も更新できるように努めてまいりますね!さて、どうしたものか。笑
ありがとうございました♪

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