宇治バーサルスタヂオ 14

一年以上ぶりの宇治バーサルスタヂオ日記。

何もしていなかったわけではなく、鋭意継続中
(若干の現実逃避期間を含む)だったのですが
日記に書く時間と気力と体力がありませんでした。

実は今年の春先に7月末まで移設を完了せよ
との至上命令がくだり、GWから今日の今日まで
ほぼ休みなしで作業にあたっていたわけです。

で、移設が完了したのか?という結論から
書いてしまうとあまり面白くないので
順を追って作業工程を回顧録的に書いていこうと。


前回の日記では整地で終わっていました。
この作業の後からしばらく机上の作業でした。

アトリエの建物自体だけでなく基礎のレベルや位置、
外構との兼ね合い、給排水などなど事前に決めて
作業しないといけないことを関連付けて画を描くという
のが、なかなか難しく時間の制限ぎりぎりまで
考えていました。

あとは作業に必要な機材のレンタル屋さんを
調べたり、材料の入手、などなど・・・

所詮素人なので本を読んだり
ネットで調べても最後のツメがおぼろげで
かなり不安でしたがいつまでも実際の作業に着手しないことも
期日を考えるとそれ以上に不安でやや見切り発車的に
作業を開始しました。


最初に書きましたが仕事が休みの日に作業をする
ということは実質休みなしということなので
このころ(GW)から殺人スケジュールと
過酷な過酷な(大事なことなので二回書きました)
一人重労働の日々が始まるのです。


まずは独立基礎のための穴掘りからです。

お通夜に行く

昨日、仕事を終えてから知り合いのお父上の
お通夜へ行ってきた。高齢にくわえて昨年から
入院しておられたので、突然の訃報というわけ
ではなかった。


住宅街の中にある、比較的新しい葬祭式場に
到着し、会場に入ったのだが知り合いは居らず
ひっそりと人気がなく受付も無人
ようやく案内係らしき人を見つけ受付で記帳を
済ませてお参りすることに。

案内係に導かれるまま小部屋に通されると、そこは
小さな入口に下足箱があり、四畳半ほどの和室には
座卓にポットと茶菓子があり、待合室を思わせる
雰囲気。

しかし、和室の床の間の場所には棺が安置されていて
その前には遺影があるので待合室ではなかったのです。


葬祭式場のロビーや部屋の配置、大きさから、また
今まで参列したお通夜の会場のイメージをことごとく
裏切る感じの祭壇であったため、一緒に行った人と
顔を見合わせ、なんとなく戸惑いました。

焼香でなくお線香で、仏壇にあるお鈴が置いてあり
一緒に行った同僚が何度も僕を振り返り、困惑した
表情を浮かべていました。

喪主の方も案内係も部屋に同席せず、待合室メインの
趣の和室に簡素な祭壇と覆いのない化粧棺が安置されて
いて、部屋には僕と同僚のふたりだけ。

そっと棺の小窓を開けようとする僕を同僚が声を出さずに
表情でたしなめ、そそくさと式場を後にすることにしました。

帰りの車中、同僚と葬儀にまつわる、よもやま話となり
どこで聞いたか失念したけれど、思い出した話をひとつ。


とある男性が自宅の団地で家族に看取られて亡くなった。
葬儀屋が棺を持ち込んで、棺に遺体を納めて自宅から
斎場へ運ぶことになりました。

男性の自宅は団地の5階。エレベーターは当然なくて
階段で下ろさなくてはなりません。

棺の重さや大きさは古い団地の階段の踊り場では
かなり難があり、かといって傾けたり立てたり
することも出来ず、まして生身でおぶって下ろす
なんて訳にもいかず。

踊り場の手すりにいったん棺の片方をあずけて
そろりそろりと回転させようとしたとき、ふっと支点が
スライドし、棺の半分以上が外側に。ふわっと傾いた
次の瞬間には、残り4階を下ろす手間なく、棺は
自然落下で1階へ運ばれたそうな。

言うまでもなく桐の棺は文字通り木っ端微塵となり
死装束の男性が棺を突き破ってもの凄い勢いで横転しながら
道に飛び出したという。


同僚は眉を寄せて聞いていたが、僕は膝を打って
話に興じていた。不謹慎なのは百も承知なのだが
如何せん、僕は不謹慎なお話が大好きなのだ。

僕は死者を悼む気持ちはあるけれど死者を忌む気持ちは
あまりない。窓を開けて顔を拝もうとしたり
通夜の帰途にそんな話をするのもそんな理由からだ。
慣習的信心深さを持った人やブラックジョークを
理解出来ない人には勘違いされやすいので
こういう話は誰にでも話しませんが。


今日のお通夜のあの棺、あんな小さな入口からどうやって
部屋に入れたの?と同僚。

葬祭式場ですからね、きっと床の間の壁がどんでん返しの
回転扉で裏に搬入路があるんだよ、と僕。


そんなアホな、と笑う同僚。しかしこの手のお話には
そういう嘘のような本当のお話があったりする。


こんなのとか。


やっぱりあるんですね。

「ドリル棺桶」はアメリカで真面目に開発されたようです。
こういう話に食いつく僕はやっぱり不謹慎ですかね?
でもこういうお話は嫌いじゃないのです。

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~


相変わらずの愛すべき馬鹿野郎たちが
活躍します。

映画のパロディやいつものくだらない
掛け合いも楽しめます。

前作から引き続きの告白タイムに加えて
新たにリラックスタイムも加わりました。
劇場鑑賞なら危うく騙されそうな子供騙しも。

バチェットゲージシステムや
プロダクト・プレイスメントといった
ギャグなのかシビアな台所事情なのか
紙一重な効果もお楽しみのひとつでしょう。

吉田君が総統に訴えるシーンが
やたらにジーンときてしまいました。
感動を売りにする映画(邦画)では
1ミリたりとも心が動きませんが
フラッシュアニメでこんな感動させられる
なんて驚きです。

エンドロールでThe HoosiersのGoodbye Mr. A
に合わせて踊るレオナルド博士が可愛いすぎる。

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~

TVシリーズをネットで拾い見して
ファンになり映画まで観てしまった。

意味がない〜くだらない〜おもしろい〜!!
キャラが好きです。総統、吉田君、フィリップ
レオナルド博士、菩薩峠、デラックスファイター
などなど。なんかみんなダメなんだけど
憎めない、いい奴って感じで。

映画のお話はオマージュというか
パロディというか、パクリというか(笑)
サブタイトルからも伺えます。
でも007じゃなくてSWでした。

そんなグダグダ脱力フラッシュアニメ映画と
思わせておいて、終盤、大家さんが放つ
なんか妙に良いセリフがあったりとなかなか
泣かせてくれます。

でもやっぱり最後はこのセリフ。
「た〜か〜の〜つ〜め〜」  イシクラッ!

デッドマン・ウォーキング

スーザン・サランドン、ショーン・ペン主演
ティム・ロビンス監督の作品。
三者とも大好きな俳優です。

ショーン・ペン演じる死刑囚と
スーザン・サランドン演じる修道女との
心の交流を描いたお話です。

この作品も結構、何度も観ています。
観る度死刑制度というものを考えてしまいます。

国家による死というペナルティーの是非
被害者(遺族)と加害者(家族)の立場
周辺の人々(マスコミ、世論、賛成・反対論者)の声
人間の生命に対する価値感とか信仰とか・・・

なかなか答えはでませんが議論すべき
問題であるとは思います。

映画としても二人の演技と物語に
惹きつけられる素晴らしい作品です。

映画のエンドロールに流れる
ブルース・スプリングスティーン
『デッドマン・ウォーキン』が切なく
かっこよく、素晴らしい。

7つの贈り物

何となく観る前から筋が読めたのと
主人公のとった行動に共感出来ず・・・。

償いや贖罪の「贈り物」として
受け取る側はそれを素直に喜んで
いいのか疑問だし(僕は喜べない)
「贈り物」という結果を生み出す
手段がどうしても納得できない。
理由はどうあれ美しく描くべきでは
ないと思うのです。

主人公の現実逃避とか希死念慮から
くる「贈り物」に思えてしまうから。

”Earn this, Earn it”

違う映画のセリフですがこのセリフの
ような考え方、生き方が僕は好きです。

旨くて美味しい 燻製編


先日作った燻製たちを頂きました。
後記として感想など書こうかと。


ニジマス ★★★★★

軽く炙ってから何もつけずに
食べました。皮が少しだけ口に
当たる感じがしますが、皮に
ついてる風味が良いのでそれほど
気になりません。漬け込み液の
オレンジの香りがふわっとして
深みのある味がします。身も
干したおかげで生の塩焼きとは
違う食感、味わいになってます。
自画自賛ですが百点です。


ホッケ★★☆☆☆

まったく下処理、下味無しでの
燻製だったので燻製風って感じです。
そのまま食べるよりは香ばしい
香りがしてるのかもしれません。
他の食材に湿気を撒き散らしてくれた
ので★2つです。


ソーセージ★★☆☆☆

漬け込み液の漬け込み時間が短かったのと
皮なしであったこと、そして燻製以前に
それほど美味しいソーセージではなかった
ことが災いして、まぁまぁなお味でした。


ゆでたまご★★★☆☆

意見が分かれる味加減、というか塩加減。
僕は美味しいと思ったのですが人によって
塩辛いという意見も。でもいわゆる「燻たま」
ってそんなばくばく食べるもんじゃなくて
うすくスライスしてつまむのだから
悪くないと思います。


チーズ★★★★☆

これもほぼ成功。というか溶けたり
しなければ黒胡椒まぶしただけだから
成功以外ないのですけど。
普通に美味しいです。


湯葉★★☆☆☆

たぶん干し過ぎたのと燻煙がきつ過ぎた
ように思われ部分的に固くなっちゃいました。
干し時間と燻煙時間がもっと短ければ
良かったなぁと。混成燻製だったししょうがないか。


ミックスナッツ★★★★☆

ほっけの水分でやや湿り気をもらってしまいました。
香ばしさはなかなかのもんです。元々大好物で
ミックスナッツ狂なので気にせず食べちゃいました。