Sforzando

SFZ形式は今まで目もくれなかったけど、SFZ再生ソフトSforzandoのベースがGarritanシリーズにも使われているARIA Playerだと知って導入してみた。
ということでようやくSFZデビュー。SFZもピンキリだけど、やっぱりSF2に比べてクオリティの高い音源が多い。
ということで以下は設定や使用感についての雑多なまとめ。

User files pathでSFZのフォルダを指定すれば左上のInstrumentから簡単に選べるようになる。
Max Engine RAM Allocatorはオーディオキャッシュの最大容量なので大きいほうがいい。右上のPOLY(同時発音数)は128を推奨。メモリ16GBにしてよかった(
そして右側のTUNINGでSCLファイルによる調律も可能。ルート音や基準ピッチも指定できるが、後述のRender offlineでは基準ピッチは絶対値ではなく、あくまでAを±0セントとしたときの相対値になる模様(SCLはデフォルトでCを基準とした調律)。
PB RANGEはDEFで無効?どうやらTUNE(セント単位のピッチ調整)と連動している様子。Bend設定はいちいちリセットされないようなので色々弄るとピッチがおかしくなる。


実際にSMFファイルを再生するには左下からSMFを選んで再生。WAV出力は右側からWAVファイル名を入力し、録音ボタンを押して録音開始。停止ボタンで終了。
ただしギガバイトクラスのSFZは読み込んだばかりだと音が切れるので何度か再生してオーディオキャッシュを十分に作っておかないとうまく録音できない。
曲が長いと手間になるのでそんなときはメニューのToolsにあるRender offlineを使うことで時短を狙える。RAM TOTALがほとんど増えなくなるまでレンダリングすると大抵うまく録音できるはず(通常2回、1GB程度なら3回で十分)。
ただし欠点は生成されたWAVの後ろ10分程度が無音になって無駄に容量がでかくなることと実際に聞くまで成功してるかわからないこと、音量の確認がしづらいことか。


Sforzandoは安定して動くのが強みだが、SMFの再生時にBPM変化の細かな再現性が乏しいという大きな欠点がある。ピアノならリアルタイム入力推奨。