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2016-06-25

[]感想:アニメネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」第12話(最終回)「ネトゲの嫁は女の子なんですよ」


1st Love Story(初回限定アニメ盤 CD+DVD)

TVアニメネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」公式サイト http://netogenoyome.com/index.html

放送 BS11。全12話。

【※以下ネタバレ


第12話(最終回) 『LV.12 ネトゲの嫁は女の子なんですよ』


あらすじ

 英騎たちアレイキャッツは、猫姫親衛隊と同盟を組みカントル砦を攻め落とした。そこに傭兵ギルドヴァレンシュタインが攻めてくるが、マスターの重課金によって砦を守り抜く事に成功した。ネトゲ部は文化祭の出し物で砦の攻略写真を展示する、そして文化祭も終わって英騎と亜子の仲がいいムードになったところに他のメンバーがやってきて「お邪魔だった〜?」とか冷やかしのシーンで〆。



感想

 うん、最後までイマイチだった。もっとも「どうしてこうなった?」ではなく、元々この程度の作品だったと思いますが。



総括

 評価は△。

 恋愛ハーレム物にネトゲ要素を組み込んだ斬新な作品、になるのかと思いきや、中途半端な内容に終始してちっとも面白くなかったなぁ。


 主人公・西村英騎はオープンオタクで、ゲームやアニメが趣味ですが、クラスに普通に友人もいてふつうに一般生徒としてすごしています。そんな英騎は最近ハマっているのは、基本無料のMMORPGレジェンダリー・エイジ(LA)」。戦士キャラ「ルシアン」として、四人組のパーティーを組んで楽しく過ごしていて、パーティー仲間の「アコ」とはゲームのシステムの上で結婚もしています。ある日、四人で初のオフ会を開いて顔を合わせてみると、驚いた事に英騎以外は全員同じ学校の女子生徒でしかも美人ぞろい。そしてアコのプレイヤー・玉置亜子は引きこもりでかつ現実とゲームの区別が付いてない困ったさんで、学校でも英騎をルシアンと呼ぶわ、嫁だと公言するわ、で、大変な事に……


 上記の設定を見て、現実とゲームの世界を自在に往復する新感覚のハーレム物かと思っていたのですが、実のところはなんか中途半端な内容でした。現実世界の恋愛は、亜子については相手が変な子過ぎて上手く進まないのは仕方ないにしても、同じクラスのツンデレ娘茜は英騎が好きになったとかそういうイベントが無いので、いるだけムダという感じ。また大金持ちで課金大好きのお嬢様杏とか、猫キャラを操る担任の斉藤先生も、にぎやかし要員というかで、面白い事は言うけどそれだけ。美人キャラが居ても「攻略不可」キャラだという事でなんだか虚しかったし。

 しかもストーリーに、中途半端なガチさでゲーム要素を入れてくるので、「アカウントが乗っ取られて、復讐のためその犯人を罠にかける話」とか「攻城戦イベントで傭兵グループに助っ人を頼んだら裏切られたので復讐する話」とか、そんなもん見せられてもねぇ、という話が多く、ゲンナリ気味でした。

 あと、キャラデザも……、原作イラストは(エロマンガ業界で勇名を馳せた)Hisasi氏なのですが、まるで面影が無い。もっとも原作小説の表紙を見たら、その段階で「え゛……、これがあの Hisasi氏の絵?」という感じなので、悪いほうに絵柄を変えたのかもしれません。これはアニメスタッフに責任はあんまりないかも。


 という事で殆ど評価するところの無いアニメでしたが、ただし、ナンジョルノこと南條愛乃の歌うエンディングテーマ「ゼロイチキセキ」は割と好きでした。ホントこれだけは良かったです。



ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? アコ B2タペストリー


<スタッフ>

原作:聴猫芝居電撃文庫刊)

原作イラスト:Hisasi

アニメーション制作:projectNo.9

監督:柳 伸亮

シリーズ構成橋龍

キャラクターデザイン:矢野 茜


音楽

【OP】Luce Twinkle Wink☆1st Love Story

【ED】南條愛乃ゼロイチキセキ



<キャスト>

西村英騎/ルシアン:豊永利行

玉置亜子/アコ:日高里菜

瀬川茜:水瀬いのり

御聖院杏:M・A・O

秋山奈々子:大和田仁美

斉藤結衣:南條愛乃

シュヴァイン:松風雅也

アプリコット羽多野渉

[]感想:海外ドラマX-ファイル シーズン8」第15話「デッドアライブ Part2」


X-ファイル シーズン8 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

■ディーライフ/Dlife X-ファイル シーズン8 http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s8/

放送 Dlife。全21話。

【※以下ネタバレ


※シーズン8の他のエピソードのあらすじ・感想はこちら→「X-ファイル シーズン8」あらすじ・感想まとめ


第15話 デッドアライブ Part2 DEADALIVE


あらすじ

http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s8/episode.html

EP15 デッドアライブ Part2

モルダーの埋葬後、ドゲットにはモルダーを発見した功績から、Xファイルを離れて昇進の話が出る。しかしドゲットは、それがXファイル閉鎖への企みであると踏んで・・・。

 お題は「アブダクション」。


 第14話「デッドアライブ Part1」の続編。


 モルダーの葬儀から三ヵ月後、ドゲットはカーシュ長官代行から、モルダー発見の功績により別部署に転属させるとの提案を受ける。しかしドゲットは、相棒のスカリーが六週間後から産休に入る事になっていることから、これはカーシュがX-ファイル課を潰すための策略だと察して返事を保留した。

 ある日、海で死体が発見されるが、それは昨年(2000年)春にオレゴン州でモルダーたちと共にUFOに誘拐されたビリー・マイルズだった。ところがビリーは医学的には死んでいるはずなのに何故か生命反応が有った。それを聞いたスキナーはモルダーの墓を掘り起こすと、なんとモルダーも生きていることが解る。

 直後、スキナーの前にクライチェックが現われ、モルダーの治療薬になるウイルスワクチンがあると教える。しかしワクチンを提供する条件として、スカリーの赤ん坊が生まれるのを阻止しろと命じる。彼女の子供は生まれてはいけない存在だという。

 やがてビリーが目覚め、皮膚を剥がすと肉体的には完璧な状態に戻っていた。ビリーは異星人に誘拐された事を憶えていたが、彼らは人類を救いに来たのだと言いだす。ドゲットは、刑務所にいるアブサロムに会いに行き、UFOや異星人について聞き出す。アブサロムによれば、UFOが人体実験の後に置き去りにした人々は宇宙ウイルス感染しており、アブサロムたちが治療しなければウイルスが肉体を作り変え、最終的に異星人として蘇るという。これは異星人の地球侵略計画であり、蘇ったビリーはもう元の人間では無く異星人がすり替わったものだという。

 ドゲットが病院に戻ると、追い詰められたスキナーがモルダーの生命維持装置を外して殺そうとしていた。ドゲットはスキナーから事情を聞き、クライチェックを追いかけて対決するが、ワクチンを手に入れることは出来なかった。ところがスキナーがモルダーの生命維持装置を外した事で体温が下がってウイルスが死滅し、モルダーはワクチン無しで助かる事が解る。最終的にモルダーは目覚めた。

 最後、ドゲットはカーシュの提案を断りX-ファイル課に残る事を伝える。


監督 トニー・ワームビー

脚本 クリス・カーター & フランク・スポトニッツ



感想

 評価は◎。

 前編に続くアブダクト関係のエピソードで、行方不明だったモルダーがついに帰還を果たす記念すべき回。当然見ごたえ抜群だった。


 しかし、モルダーの帰還が予想外に早かったのには驚かされた。過去の事例から考えて、この前後編で登場した『モルダー』は過去のサマンサ同様ニセモノで、最後に本物がどこかに生きている事を暗示して今後に引っ張リつつ終わる、というパターンだとばかり思っていた。モルダー役デイヴィッド・ドゥカヴニーは事実上番組を降りているので、今後もゲストとして思わせぶりに少しだけ姿を見せるだけを繰り返して、そのままシーズン9のラストまで行くのだとばかり信じ込んでいた。そのため今回しっかり戻ってきてしまった事には困惑も隠せないのだが、おそらく今後も入院中という設定で寝てばかりなのではなかろうか。

 そして、モルダーが戻ってきてしまったおかげで、ドゲットの立ち位置も微妙になってしまい心配になってくる。ドゲットはモルダーが行方不明の間の代役というポジションでドラマに参加しているだけに、モルダーが戻ってきたらもう用済みである。早くも今回、病室で仲が良さそうに話しているモルダーとスカリーのところに現われたドゲットの仲間はずれ感がもの凄かった。今後この微妙な人間関係で一体どうやって話を回していく気なのか、興味津々である。

 今回は宇宙人の新しい地球侵略計画が明らかになった。以前はスモーキング・マンたち地球人の秘密組織がハチにウイルス感染させ、それで人を刺させて感染させる、という計画だったのだが、秘密組織がエイリアン反乱軍に皆殺しにされてしまってその手が使えなくなったので、別の方法を編み出したという事のようである。しかし一々人間を誘拐し、ウイルス感染させて地球に戻す、というのは、ハチ計画とは違って遥かに手間がかかって効率が悪い。ウイルス空中散布でもすれば良いとか思うのだが、宇宙ウイルスは多分空気感染しないタイプなのであろう。こんなチマチマしたやり方で、宇宙人が地球侵略を完了するのはいつになるのか、人事ながら気が遠くなりそうである。西暦2000年時点で地球の人口は60億人いるのだから。国家の要人をすりかえて侵略するという手ならまだしも、荒野を歩き回っているような一般人をいくら誘拐しても地球征服の役に立つとはとても思えないのだが……、入植者/コロニストは大して怖くない相手かも、という気がしてきた。

 久々登場のクライチェックは、スカリーの赤ん坊が危険なので殺そうとする。第13話「受胎」のようにスカリーのおなかの中にエイリアンの子供がいるのかも?と思うと結構ゾワゾワしてくるが、クライチェックには、そんなに危険な子供ならスキナーに任せずにいつもの様に自分で殺しに行けば良いではないか、と突っ込みたくなった。

 さて、蘇ったビリー・マイルズが宇宙人が変身した姿だと解ったのは良いとして、その後ビリーはどこに行ってしまったのだろうか。突然物語から消えてしまうのだが、誰も気にしてないようで、こっちが心配になる。人間に化けた宇宙人を野放しにしておいて良いのだろうか。



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「X-ファイル シーズン8」あらすじ・感想まとめ

2016-06-24

[]感想:アニメクロムクロ」第12話「黒部の夏に地獄を見る」


TVアニメ「クロムクロ」EDテーマ 「リアリ・スティック」(通常盤)(CD ONLY)

TVアニメクロムクロ」公式サイト http://kuromukuro.com/index.html

放送 BS11

【※以下ネタバレ


第12話 黒部の夏に地獄を見る


あらすじ

 由希奈たちの学校は夏休みを迎えたが、由希奈と剣之介には黒部研究所でジオフレームのパイロットとしての訓練が待ち構えていた。トムからは体力づくり・射撃・水泳など軍隊式トレーニングでしごかれ、その他の時間はセバスチャンから学校の授業の補習が行なわれ、二人はぐったり。しかし夏休みをフルに使った訓練の結果、由希奈もそこそこの結果が残せるようになっていた。また洋海はすっかり剣之介を信頼し、首輪を取りはずすことを決める。

 ある日、宇宙からデブリの落下が確認されるが、その中にエフィドルグの小型宇宙船が隠れていた。


脚本:森田 繁/絵コンテ:許 /演出:許 /作画監督関口可奈味 大東百合恵 秋山有希 川面恒介 三浦茉奈



感想

 えっ、30分まるまる使って訓練話だけ? いくらなんでも余裕を見せすぎじゃないんですかね。あまりにも中身が無くて困惑しちゃうんですけど。

 そしてもう半周してしまったわけで、こんなテンポだと「このアニメは2クール有りますが、中身はあんまりつまってないから期待しないでね」と予告されているようで気になって仕方ない。それに宇宙人側も夏休み期間一ヵ月半もの間、何もしなかったわけで、侵略者(?)としてなってないというか。


 6話頃まではすげーっと思っていたのですが、最近はもう「やはりP.A.WORKSか……」って気持ちになってきた……

[]感想:海外ドラマX-ファイル シーズン8」第14話「デッドアライブ Part1」


X-ファイル シーズン8 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

■ディーライフ/Dlife X-ファイル シーズン8 http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s8/

放送 Dlife。全21話。

【※以下ネタバレ


※シーズン8の他のエピソードのあらすじ・感想はこちら→「X-ファイル シーズン8」あらすじ・感想まとめ


第14話 デッドアライブ Part1 THIS IS NOT HAPPENING



あらすじ

http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s8/episode.html

EP14 デッドアライブ Part1

オレゴンで友人を誘拐されたリッチー。インターネットチャットの情報を頼りにモンタナに来て、UFOを目撃する。そしてUFOを追いかけるうちに、逃げ去る人影を目撃。

 お題は「アブダクション」。


 シーズン7最終回(第22話)「レクイエム」、第1話「サーチ・フォー・モルダー Part1」、第2話「同 Part2」の続編。


 モンタナ州UFOが目撃され、飛び去った跡から人体実験で瀕死の女性が発見された。その女性は昨年(2000年)春にオレゴン州でモルダーたちと共にUFOに誘拐されたテレサという人物だった。直ちに、スカリー・ドゲット・スキナーは現地に赴くが、その直後テレサは何者かに病院から連れ去られてしまう。

 ドゲットはカルト集団や儀式犯罪に詳しいFBI捜査官モニカ・レイエスを呼び寄せ、レイエスは「UFOに誘拐されたとされるテレサやモルダーたちは、実はUFOを信じるカルト教団に入信していて姿を消しただけ」という考えを披露する。さらにドゲットもそれに同調したため、スカリーは腹を立てる。しかしレイエスはそれでいて、地球外生物アブダクションについても否定もせず、また自分は宇宙のエネルギーを感じる力が有るともいう。

 深夜、荒野をドライブしていたレイエスもUFOを目撃し、また何者かが車で逃げさるところに出くわす。さらにその跡には、オレゴンUFOに誘拐された青年の死体が残されていた。レイエスの目撃した車からUFOカルトのリーダー・アブサロムが浮上し、FBIはアブサロムのカルトが暮らす農場を捜査する。すると、消えたテレサが見つかるが、何故かテレサは大怪我が完全に回復していた。

 またFBIが押収したビデオテープの中にジェレマイア・スミス(※シーズン3・第24話「タリサ・クミ」、シーズン4・第1話「支配者」に登場した、治癒能力を持つ異星人)が映っていたため、スカリーは農場に取って返し、スミスと話す。スミスは自分がモルダーの治療をする直前にFBIが踏み込んできたと言い、また自分の身を守れと命じる。その直後、農場の外ではモルダーの死体が発見されていた。それを見て半狂乱になったスカリーはスミスに治療してもらおうと農場に引き返すが、農場の真上にはUFOが出現しており、UFOと共にスミスは姿を消していた。


監督 キム・マナーズ

脚本 クリス・カーター & フランク・スポトニッツ



感想

 評価は◎。

 シーズン冒頭の第1話「サーチ・フォー・モルダー Part1」、第2話「同 Part2」二部作以来、久々にモルダーの失踪事件を正面から扱ったエピソードで、そのテーマに相応しく実に見ごたえのある傑作回だった。


 「UFOアブダクションされた人たちの帰還」というUFOテーマの王道的展開をベースに、新キャラのモニカ・レイエスの登場、ドゲットのキャラの掘り下げ、そして何よりモルダーの身を案じるスカリーの焦り、といった様々な要素が盛り込まれた充実した内容で大満足の一言だった。

 今回から(今後レギュラーになるらしい)モニカ・レイエス捜査官が登場した。レイエスは「儀式犯罪」が専門で、つまり悪魔教といった類のカルト集団の捜査についてのスペシャリストで、また、アブダクションを否定しない思考の柔軟性を持つという、女性版モルダーともいうべきキャラクターである。しかし、それだけなら良かったのだが、スカリーに「自分は宇宙のエネルギーを感じる事が出来る」とか真顔で告白する辺り、単に危ない人間が一人増えただけ、という危機感を感じさせてくれた。レイエスは、自分はニューオリンズ支部では浮いていた、とスカリーに語るが、宇宙エネルギー云々と言い出す人間を好意的に受け入れる職場も無いだろう。またアブサロムの尋問を見ていたレイエスが、いきなりニヤと笑みを浮かべるシーンは、味方サイドのキャラクターにもかかわらず、やたら気持ち悪かった。なんとも底が知れない人物の登場である。ちなみにレイエスは愛煙家で、好みのブランドは懐かしのスモーキング・マンと同じである。最近タバコ要素を持つキャラクターが不在なので、そういう設定になったのだろうか。

 またレイエスとドゲットの会話で、ドゲットの息子が誘拐された(そして多分死体で見つかった)ことが明かされる。ドゲットの息子が誘拐の犠牲者らしい事は、第5話「冥界の使者」で暗示されていたが、それが明確になった。また何故ドゲットがモルダーの失踪事件に熱意を持つか、についても、息子とを失った自分とスカリーを重ね合わせている、と解って、結構良い人じゃんと思えた。

 さらに、懐かしのジェレマイア・スミスが突然再登場したのは、ちょっと嬉しかった。スミスは、まだ異星人とか秘密組織ネタが頻繁に使われていた時期のエピソード(シーズン3・第24話「タリサ・クミ」、シーズン4・第1話「支配者)に登場した人物で、地球侵略を狙う宇宙人「入植者(コロニスト)」の一員でありながら、地球人側に好意的で、それゆえ宇宙人の処刑人バウンティ・ハンターに狙われることになった。「支配者」で行方不明となったため、当然死んだと思っていたのだが、実はしれっと生きていたわけである。スタッフも、あの時生死不明にしておいたおかげでまたキャラが再利用できて良かった、とか考えたかもしれない。


 今回のエピソードで一番印象的なのは、スカリー役ジリアン・アンダーソン+吹き替えの相沢恵子氏の演技だろう。カルトの指導者アブサロムに対して真実を話すように懇願するシーンも悲痛だったが、なにより最後の、スカリーが死体のモルダーを見て半狂乱になって「助けを呼ばなくちゃ!」と叫んでスミスの元に突っ走ったのに、そのスミスUFOに誘拐されて消えてしまい、それを知って「こんなの嘘よ!」と搾り出すように言うあたりは、もう鳥肌が立つような感覚を憶えた。X-ファイルでこれだけ心が揺さぶられた回というの初めてで、完璧な次回への引きだった。


 ところで、スカリーたち四人が押収したビデオの映像を見ながら「これはどういうことだ?」というシーンが有るのだが、画面が暗すぎて何も見えず、四人が何に驚いたのかちっとも解らなかった。「どういうことだ?」は視聴しているこっちが言いたい台詞である。



一言メモ

 サブタイトルの原題「THIS IS NOT HAPPENING」とは「嘘だろう?」という意味。冒頭でUFOオタクのリッチーが光る物体の側で宇宙人?を見た時と、ラストでスカリーがジェレマイア・スミスの失踪を知ったとき、共にこの台詞を口にしています。



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「X-ファイル シーズン8」あらすじ・感想まとめ

2016-06-23

[]感想:海外ドラマX-ファイル シーズン8」第13話「受胎」


X-ファイル シーズン8 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

■ディーライフ/Dlife X-ファイル シーズン8 http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s8/

放送 Dlife。全21話。

【※以下ネタバレ


※シーズン8の他のエピソードのあらすじ・感想はこちら→「X-ファイル シーズン8」あらすじ・感想まとめ


第13話 受胎 PER MANUM


あらすじ

http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s8/episode.html

EP13 受胎

スカリーとドゲットはハスケルという男に「妻がエイリアンに誘拐されて子どもを妊娠し、医者に殺され赤んぼうは盗まれた」と聞かされる。信じなかったスカリーだが・・・。

 お題は「エイリアン政府の陰謀」。


 X-ファイル課にハスケルという男が現われ、妻は異星人の子供を生んだ後、医者に殺されたと言い出す。ハスケルの妻はアブダクション犠牲者で、様々な実験をされガンにされたりした挙句、異星人の子供を植え付けられ出産させられたという。しかも医者も陰謀に加担し、子供を取り上げた後妻を殺したのだと主張した。

 スカリーはハスケルのあまりに荒唐無稽な主張に、具体的には何もしない事を決めるが、自分の体内の子供が気になり、医者に確認に赴く。その際、メアリー・ヘンダーショットという妊婦と出会うが、彼女も自分は何か得体の知れないものを身ごもっていると怯えていた。スカリーはスキナーと話し合い、休暇という名目でメアリーと共に姿をくらまし、二人一緒に陸軍病院に入院する。

 一方、ドゲットはハスケルの指紋から、ハスケルが30年前に軍で死んだことになっている事を知り、ハスケルCIA工作員ではないかと疑いを持つ。そして知人で政府職員のノエルに調査を依頼する。

 スカリーは病院の人間が自分たちを騙している事に気がつき、メアリーと逃げ出そうとしていると、ノエルが率いる兵士が現われ、ドゲットに頼まれたといって二人を車に乗せる。ところが途中でメアリーが産気づき、道端で出産させるが生まれたのは異星人の子供だった。しかしスカリーは眠らされ、目覚めると全てはスカリーの思い違いだったということにされていた。

 最後。回想シーン。モルダーはスカリーが人体実験の際に取られた卵子政府の研究所から持ち帰っていた。スカリーはモルダーに人工授精の際の父親になってほしいと依頼していた。


監督 キム・マナーズ

脚本 クリス・カーター & フランク・スポトニッツ



感想

 評価は△。

 久方ぶりの宇宙人/政府の陰謀系エピソード。冒頭で、妊婦が出産すると、生まれてきたのがグレイの赤ん坊だった、というグロシーンに衝撃を超えて笑ってしまったが、以後の展開はイマイチで、ストーリーをひねりすぎて、何がなんだかよく解らない話に終始した失敗作だった。


 シーズン8の開始以来殆どスルーしてきたスカリーの妊娠をメインに持ってきたエピソードだったが、「妊娠したスカリーが自分の子に抱く不安」というプロットと、「妊婦メアリー・ヘンダーショットに対する政府の陰謀」というプロットの二つが上手くかみ合っておらず、ただゴタゴタしただけの理解し辛い話でしかなかった。

 そもそも、冒頭ハスケルX-ファイル課にやって来たのは何のためだったのか、というところが明確ではない。メアリーなりスカリーなりの子供に何かしたいのなら。回りくどい芝居をしたりせずに、当人を拉致して秘密の施設にでも閉じ込めればそれで済む話である。それを「ハスケルという男が何かを企んでいる……」という形で視聴者を引っ張ろうとしたものだから、話が複雑な割に腑に落ちない面倒くさいだけのエピソードになってしまっている。明らかにひねりすぎの失敗作である。

 とは言え、全編を通しての、患者が信頼をおく医者たちが実は全員ウソツキで患者を騙している、という設定はかなり怖いものが有り、そういうスリラー要素は評価できた。女医がスカリーのおなかをCTスキャンで検査して、赤ん坊は順調です、と安心させた後、スカリーがふとモニターの下を見ると、全ての画象は録画したビデオテープからのウソ画象だった、というシーンは結構戦慄する場面だった。


 今回最大の収穫は、スカリーがモルダーとの間に子供を作ろうとした、という事実が明確になったことだろう。スカリーがモルダーに父親になってと頼み、モルダーがニッコリしてOKさ、と了承するシーンは、二人と長い付き合いの視聴者としては結構感慨が込み上げてくる的な場面だった。もっとも、現在スカリーが妊娠している子供は本当にモルダーとの子供なのか、はたまたメアリーの様に政府が何かの陰謀でスカリーに植えつけた宇宙人の胚なのか、というところは結局謎のまま終わってしまい、実にもやもやした結末となってしまった。



一言メモ

 サブタイトルの原題「PER MANUM」とはラテン語で、「〜によって」という意味。本編とどういう関係が有るのかまったく解りません。



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「X-ファイル シーズン8」あらすじ・感想まとめ

[]感想:青年漫画誌「ヤングチャンピオン烈 2016年 No.7」


ヤングチャンピオン烈 2016年 7/25 号 [雑誌]: YOUNG CHAMPION 増刊

発売日:2016年6月21日(毎月第3火曜日)

ヤングチャンピオン烈公式サイト http://www.akitashoten.co.jp/yc-retsu

【※以下ネタバレ



ばくおん!! おりもとみまな

 千雨父親(元レーサー)が女子高生レーシングチームを作る事になり、当然千雨がメンバーに選ばれると思っていたところ、レースで千雨にいつも負けている女の子二人が選ばれます。千雨父親を詰問すると、強いだけでは人気が出ないし、またスポンサーを持ち上げるようなリップスサービスもこなせないと、との返事。しかし速さこそ正義と信じる千雨は割り切れず、バイク部で件のチームが参加する八耐に参加し、自分の正しさを証明しようと意気込みます。ところが部員たちは来夢がいれば楽勝!みたいなムードに。このままでは自分の速さが目立てないと思った千雨は、来夢チームともう一つで参加しようと持ちかけます。続く。


 おやおや、今回からしばらくレース編ですか。



妹!アンドロイド 谷澤史紀

 メガネ主人公秋秋は、アニメに出てくるドジッ子妹キャラ(ドジのせいで怪我が絶えず包帯だらけ)に萌え〜とか言っています。ある日帰宅すると、妹アンドロイドのスイが包帯だらけで、おにいさまの為にやってみました的な返事。で、手が不自由なのでお風呂に入れてぇとか言われて一緒に入っているうちにムラムラしていつもの様に濡れ場(寸止め)に突入して〆。


 場所と相手が違うだけでやっていることは毎回同じという水戸黄門クラスの安定展開ですが、面白いので問題なし。



アイドルな彼女とヲタクな僕と 原作:丸木戸サトシ 漫画:春日旬

 チロルと下僕主人公が失踪して周囲は大騒ぎ。主人公の同僚のメガネ美人とドルオタの友人は、僅かな手がかりから、チロルがバニートラップの先輩で引退した子の牧場に向かったと推理します。で、実際二人はそこに転がり込んでいました。続く。


 この騒ぎが終わったら完結だなこれ。それにしてもコミックが1巻以降出ていないっぽいのが、秋田書店らしい非情さだ……

[]感想:WEBコミックキン肉マン」第173話「闘うこととの闘い!!の巻」


キン肉マン 54 (ジャンプコミックス)

週刊プレイボーイ http://wpb.shueisha.co.jp/comic_novel/

【※以下ネタバレ


第173話 闘うこととの闘い!!の巻 (2016年6月20日(月)更新)


あらすじ

http://wpb.shueisha.co.jp/comic_novel/

許されざる世界樹(アンフォーギブンユグドラシル)の導きにより、キン肉マンvsネメシス戦の舞台は甲子園球場に決定! 健康管理と運営を託された宇宙超人委員会判断で、試合は翌日の正午からになり、双方は肉体回復装置(メディカルサスペンション)で、体力回復に努めることとなった。完璧(パーフェクト)超人軍、悪魔超人軍、そして正義超人軍。それぞれの信念がぶつかり合う長い一日が、再び始まろうとしていた……。

 ハラボテ委員長の計らいで、キン肉マンネメシスは肉体回復装置(メディカルサスペンション)に入り、負傷や疲労を回復させる事になった。しかし自信の無いキン肉マンは夜中にこっそり逃げ出そうとする。そこにネプチューンマンとピークア・ブーが現われる。


感想

 ネプチューマン懐かしいね。もっとも王位争奪戦編では味方になってしまい「そうじゃないだろ」みたいな感じがあるので、いまいちイメージが良くないのですが……



[参考]対戦カード/結果

1F ○バッファローマン(ハリケーン・ギガブラスター)ד完璧・漆式(パーフェクト・セブンス)”ガンマン

2F ○ネメシス(マッスル・スパーク)×ラーメンマン

3F ○テリーマン(試合放棄)ד完璧・陸式(パーフェクト・シックス)”ジャスティスマン

4F ○“完璧・拾式(パーフェクト・テンス)”サイコマン(リフトアップスラム)×ブロッケンJr.

4F ○“完璧・弐式(パーフェクト・セカンド)”シルバーマン(“完璧・弐式奥義”アロガント・スパーク)ד完璧・拾式(パーフェクト・テンス)”サイコマン


[参考]完璧超人始祖の一覧

00 “完璧・零式(パーフェクト・ゼロ)”   ザ・マン/超人閻魔

01 “完璧・壱式(パーフェクト・ファースト)”ゴールドマン/悪魔将軍[天のダンベル]

02 “完璧・弐式(パーフェクト・セカンド)” シルバーマン/銀のマスク[地のダンベル]

03 “完璧・参式(パーフェクト・サード)”  ミラージュマン(死亡)[氷のダンベル]

04 “完璧・肆式(パーフェクト・フォース)” アビスマン(死亡)[焔のダンベル]

05 “完璧・伍式(パーフェクト・フィフス)” ペインマン(死亡)[風のダンベル]

06 “完璧・陸式(パーフェクト・シックス)” ジャスティスマン[光のダンベル]

07 “完璧・漆式(パーフェクト・セブンス)” ガンマン(死亡)[土のダンベル]

08 “完璧・捌式(パーフェクト・エイス)”  シングマン(死亡)[星のダンベル]

09 “完璧・玖式(パーフェクト・ナインス)” カラスマン(死亡)[闇のダンベル]

10 “完璧・拾式(パーフェクト・テンス)”  サイコマン(消滅)[雷のダンベル]

[]感想:アニメジョーカー・ゲーム」第12話(最終回)「XX ダブル・クロス」


TVアニメ「 ジョーカー・ゲーム 」オープニングテーマ「 REASON TRIANGLE 」【通常盤】

TVアニメジョーカー・ゲーム』公式サイト http://jokergame.jp/

放送 BS11。全12話。

【※以下ネタバレ


第12話(最終回) XX ダブル・クロス (2016年6月21日(火)放送)


あらすじ

 D機関員小田切はドイツソ連の二重スパイ・シュナイダーを監視していたが、その最中シュナイダーが死体で発見される。警察は早々に自殺と断定するが、小田切はこれが巧妙に仕組まれた殺しで、ソ連工作員に殺された事を掴む。しかし事件解決後、小田切は人間の感情を全て切り捨てるようなD機関のやり方には付いていけないことを自覚し、辞職するのだった。

脚本:岸本 卓 絵コンテ野村和也 演出野村和也 作画監督:中村深雪・窪田康高



感想

 いつもの様にあっと驚く系のオチですが、今回は完全に推理小説してましたね。



総括

 評価は○(ギリギリ)。ただしあんまりアニメに向いている素材ではなかったような感も……


 昭和12年(1937年)秋、陸軍中佐結城によって、秘密裏にスパイ養成学校「D機関」が設立され、厳しい選抜試験を経て8人の男たちが選ばれた。彼ら8人は機関員として世界各地に派遣され、困難な任務を達成していく……


 原作は漫画やラノベでは無く、角川文庫のれっきとした一般向け小説で、

http://www.kadokawa.co.jp/sp/jokergame/

●第62回 日本推理作家協会賞 長編及び連作短編集部門受賞

●第30回 吉川英治文学新人賞受賞

といった評価を受けており、硬派な展開がウリでした。毎回、何らかの形であっと驚くオチが付くのは、さすが推理小説として高く評価されただけのことはある、という感じでしたが……、

 昭和初期が舞台で、しかも登場人物は帝国陸軍関係者という時点でかなりとっつきにくいマニアックな設定の上に、毎回主役も舞台も何もかも変わるので、作品に入り込み辛かった。さらに漫画家三輪士郎氏が原案の機関員八人のキャラクターデザインが誰も彼も同じような顔つきと髪型で全く見分けが付かない……、仕方ないので声優で聞き分けるしかありませんでした。この硬派な内容のアニメで髪の毛の色を緑にしたりして個性付けするわけにもいかないでしょうが、それを差し引いても個性が無さ過ぎでした。

 まあ、話自体は毎回おっと驚くオチが用意されているので、それなりには面白かったのですが、積極的にアニメにするべき素材とも思えなかったなぁと。ラジオオーディオドラマで十分だったんじゃないか、という気がしました。全話ともそれなりに楽しめましたが、夢中になってしまう、という程でも無かったですね。


ジョーカー・ゲーム (角川文庫)

ジョーカー・ゲーム (角川文庫)


<スタッフ>

原作:柳広司ジョーカー・ゲーム」シリーズ(角川文庫KADOKAWA刊)

監督:野村和也

シリーズ構成・脚本:岸本卓

キャラクター原案三輪士郎

キャラクターデザイン総作画監督矢萩利幸

アニメーション制作:Production I.G



音楽

【OP】QUADRANGLE「REASON TRIANGLE」

【ED】MAGIC OF LiFE「DOUBLE」



<キャスト>

結城中佐:堀内賢雄

三好:下野紘

神永:木村良平

小田切:細谷佳正

甘利:森川智之

波多野:梶裕貴

実井:福山潤

福本:中井和哉

田崎:櫻井孝宏

蒲生次郎:津田健次郎

佐久間中尉:関智一

[]感想:映画「戦略大作戦」(1970年:アメリカ


戦略大作戦(初回生産限定) [DVD]

NHK BSオンライン http://www.nhk.or.jp/bs/t_cinema/

放送 NHK BSプレミアム 2014年11月12日(水)

【※以下ネタバレ


クリント・イーストウッドテリー・サバラスドナルド・サザーランドが敵地から金塊を盗み、大もうけしようとするアメリカ兵をユーモラスに演じる娯楽戦争活劇の傑作。


第2次大戦下のフランス戦線で、軍規からはみ出した無頼のアメリカ兵たちが、ドイツ占領下の小さな町の銀行から金塊を盗み出す様をブラック・コメディーの味わいで描く。捕虜となった敵軍の大佐に酒を振る舞い、千数百万ドルの金の延べ棒がドイツ占領区内の銀行に保管されていることを聞き出したケリーら一隊は、折しも3日間の休暇を与えられ、計画を実行することに…。


あらすじ

 第二次大戦終盤のフランスアメリカ軍の兵士ケリーは、捕虜にしたドイツ将校を尋問し、前線から数十キロ向こうの町の銀行に、金の延べ棒14,000本(1,600万ドル相当)が眠っている事を知る。ケリーは金を手に入れるため、丁度3日間の休暇を与えられた同じ部隊の兵士たちとともに勝手に出撃する。ケリーたちは苦労の末、町のドイツ軍を壊滅させ、まんまと金を手に入れることに成功した。<完>


感想

 評価は○。

 第二次大戦を舞台にした戦争活劇映画。昔はこういう第二次大戦を舞台においた「活劇」が沢山あったものでした(特攻大作戦とか)。


 多分過去に一度見たことがあるはずなのですが、内容を完璧に忘れきっていました(タイガー戦車が砲塔を回そうとしてひっかかるシーンを覚えていた程度)。ウィキペディアの紹介を鵜呑みにして、コメディ映画だと思って見始めたら、人がガンガン死にまくる殺伐とした雰囲気にビックリ。この映画、全然お笑いでは有りませんでした。確かにオドボールとかは変人ですが、映画そのものが笑えるという訳ではなかったです。欲にかられた兵士たちによる活劇ではありましだが……


 昨今の映画とは違い話の起伏が少なく、いつの間にか町にたどり着いて、いつの間にか金を手に入れてハッピーエンド、という展開にはちと驚きました。クリント・イーストウッド演じるケリーが感情を全く表さないマシーンみたいな兵士なので、最後に突然裏切って「ごくろうだった、お前らはここで死ね、金は俺が一人で頂く、ウハハ」とか言い出すのかと思ってましたよ。


 まあ、それなりには面白かったですよ。


戦略大作戦(Blu-ray Disc)

午後1:00〜3:24  BSプレミアム

プレミアムシネマ  「戦略大作戦

1970年・ アメリカ  KELLY’S HEROES


〔製作〕ガブリエル・カツカ、シドニー・ベッカーマン

〔監督〕ブライアン・G・ハットン

〔脚本〕トロイケネディ・マーティン

〔撮影〕ガブリエルフィゲロア

〔音楽〕ラロ・シフリン

〔出演〕クリント・イーストウッドテリー・サバラス、ドン・リックルズ、キャロル・オコナー、ドナルド・サザーランド ほか

〔英語(一部ドイツ語)/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ〕


ケリー二等兵 クリント・イーストウッド

ビッグジョー曹長 テリー・サバラス

オッドボール軍曹 ドナルド・サザーランド

クラップゲーム(サイコロ)軍曹 ドン・リックルズ

2016-06-22

[]感想:アニメくまみこ」第12話(最終回)「決断」


TVアニメ「 くまみこ 」オープニングテーマ「 だって、ギュってして。 」【通常盤】

TVアニメくまみこ」公式サイト http://kmmk.tv/index.html

放送 BS11。全12話。

【※以下ネタバレ


第12話(最終回) 『第拾弐話 決断』(2016年6月20日(月)放送)


あらすじ

 まちは仙台でのアイドルコンテストでリハーサル中に緊張に耐えられなくなり、会場から逃げ出してしまった。それを知ったナツは村人に車を出してもらい、仙台へと駆けつける。一方、良夫は響にまちにアイドルを無理強いしていることを責められるが、良夫は村の昔話で村の為に犠牲になった娘の現代版としてまちに頑張って欲しいとかいう。それを影で聞いていたまちは、コンテストに戻ってきてなんとか出番をこなす。

 後日。アイドルコンテストで都会に懲りたまちは、もう高校で都会に行くのは止めると言い出し、ナツが歓喜しておしまい。


脚本:ピエール杉浦/絵コンテ演出:松田 清/作画監督:伊藤晋之、松尾亜希子、齊田博之、角田桂一、伊藤雅子総作画監督:齊田博之、鈴木理彩



感想

 うーん……、いくらなんでもこれはない。良夫の「まちには昔話の娘みたいに村の為に犠牲になってほしい」とかいう台詞ががナチュラルに酷いし、最後にまちがナツに向かって「都会は怖いからもう行きたくない」と言う敗北ラストなのも見ていて心が暗くなったし、にもかかわらずナツがそれを良い事みたいに大喜びってなんなの? まあ、ナツの立場からしたらまちが都会に行かないのは良い話かもしれないけど、「くまみこ」というアニメ全体で考えたらこれバッドエンドじゃないの? 見終わって全然気持ちが良くなかった……

 ちなみに原作にはこんなエピソードはありません。あくまでアニメオリジナルの展開です。スタッフの原作破壊ぶりがひど過ぎ……


 あと、結局「婦人会」の説明しなかったね。謎のまま終わっちゃった。



総括

 評価は、10話までは○、しかし11・12話は×。


 コミックフラッパーで連載中のゆるゆるコメディ漫画のアニメ化。最初は原作に忠実にノリを再現しており、傑作の予感がしていたのですが……


 東北の山奥にある熊出村(くまでむら)では、村の住民と山神の使い的なしゃべるクマが仲良く共存していました。クマ代表のナツと、熊を奉る神社巫女・雨宿まち(14歳)は、昔からの仲良し。まちは都会の暮らしにあこがれ、高校は都会の学校に行きたいと思っているものの、人見知りな性格に加えて、家電やら公共交通機関やらについての基礎的な知識がほぼゼロのため危なっかしいことこの上なしです。逆に最新のIT機器を使いこなし、都会の知識も豊富なナツは、後見人的立場でまちの面倒を見るのですが……


 原作は、「中学生なのにネットとかそのあたりの知識がゼロで、それ以前に電気炊飯器も使えない」というまちと、逆に「ケダモノなのにタブレット端末やスカイプを使いこなして都会に詳しいナツ」という逆転した関係で毎回笑いを取るゆるゆるコメディ漫画。アニメの方も序盤から8話あたりまでは原作に忠実で、「実に上手く原作の雰囲気を再現している」と高く評価していたのですが……


 終盤の二部作、11話・12話のオリジナル展開がもう大失敗。突然今までのゆるコメディ展開からシリアスに移行してしまい目も当てられなかったし、さらに主要キャラクターたちの台詞が全部納得できないものばかり。良夫が「村おこしのためまちは犠牲となって働け」云々と突き放すのも冷酷で反感しか感じませんでしたし、過酷なアイドル体験で心が折れたまちが「もう都会はこりごり」とか宣言するのはバッドエンドでしかないし、それを聞いてナツが大喜びするというのもどうなの、という感じだし。


 スタッフは結局原作の面白みというものをまるでつかめていなかったんだな、という気しかしません。原作が連載中だからアニメオリジナルの最終回を作る、というのは珍しくない話ですが、ここまで原作のノリを無視した結末というのは珍しいのでは? スタートは素晴らしかったのに着地で大コケしてしまった悲しいアニメでした。


TVアニメ「 くまみこ 」エンディングテーマ「 KUMAMIKO DANCING 」

スタッフ情報

【原作】吉元ますめくまみこ」(「月刊コミックフラッパーKADOKAWA刊)

【監督】松田清

【脚本】ピエール杉浦、池谷雅夫

キャラクターデザイン】齊田博之

総作画監督】齊田博之

美術監督】森川篤

色彩設計】吉村智恵

撮影監督】鈴木麻予

【編集】定松剛

音響監督たなかかずや

【音楽】立山秋航

【音楽制作】KADOKAWA



音楽

【OP】花谷麻妃だって、ギュってして。

【ED】雨宿まち(CV:日岡なつみ)、クマ井ナツ(CV:安元洋貴)「KUMAMIKO DANSING」


キャスト

雨宿まち:日岡なつみ

クマ井ナツ:安元洋貴

雨宿良夫:興津和幸

酒田響:喜多村英梨


くまみこ 1 (MFコミックス)

[]感想:海外ドラマX-ファイル シーズン8」第12話「メデューサ


X-ファイル シーズン8 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

■ディーライフ/Dlife X-ファイル シーズン8 http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s8/

放送 Dlife。全21話。

【※以下ネタバレ


※シーズン8の他のエピソードのあらすじ・感想はこちら→「X-ファイル シーズン8」あらすじ・感想まとめ


第12話 メデューサ MEDUSA


あらすじ

http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s8/episode.html

EP12 メデューサ

地下鉄車両の中で、地下鉄警察の警官が腐食された遺体で発見された。スカリーとドゲットは現場に呼ばれ、地下鉄警察のカリス本部長のもと、調査チームを組み坑内を調べる。

 お題は「未知の生物」。


 ボストン地下鉄の列車内で、地下鉄警官が体の半分が溶けるという異常な死に方をしているのが発見される。ドゲットとスカリーが調査にやってくるが、警察幹部は死体には伝染病や化学兵器痕跡は見られないので、5時間後の午後4時には地下鉄の運行を再開させると一方的に言い放つ。

 スカリーは地上で指示を出す事になり、ドゲットや地下鉄の関係者がトンネル内に入って調査を始める。やがて一人が犠牲者と同じように体が溶け始め、さらにトンネル内で死んだ警官同様の死に方をした死体が隠されているのが見つかる。どうやら地下鉄警察は、以前から異常事態に気がついていたのに隠蔽していたらしい。

 やがて奇病の原因は、トンネル内に漏れている海水に海洋生物「メデューサ」が混じっており、さらにメデューサが肌に付着した状態で汗を出すと、結果電気反応を起こして異常な死に繋がるとわかる。ドゲットもまた漏水に触れてメデューサ感染しており、いつ死んでもおかしくない状況だった。さらに地下鉄警察幹部は、事件の解決も待たず強引に地下鉄の運行を再開してしまった。ドゲットはとっさの判断で、漏水の水たまりに高圧電流を流して、メデューサを焼き尽くした。

 事件後ドゲットは病院に運ばれるが、メデューサアルコールで簡単に消毒できると判明し、すぐに退院できる事になった。ドゲットは地下鉄警察の責任を追及しようとするが、スカリーからは全てのメデューサは電流で死んでおり、証拠が無いため諦めろといわれる。


監督 リチャード・コンプトン

脚本 フランク・スポトニッツ



感想

 評価は○。

 閉鎖空間に入り込んだ人々が未知の病気に感染し、安全圏にいる方が治療方法を模索する、というサスペンス系のエピソード。舞台設定にさほど独自性は無かったが、結構緊迫していてそれなりに面白い話だった。


 今回のエピソートの主役となるのが未知生物「メデューサ」。目に見えないくらいのサイズの生物だが、拡大写真を見ると明らかにクラゲである。カルシウムを動力源・発光源とするが、そもそも海洋生物かどうかもわからない謎の生き物という設定で、これが皮膚についた状態で汗をかくと、汗がカルシウムイオンを運ぶ媒体となり電気が流れて、その結果感電してしまい、皮膚が焼け焦げてしまう。メデューサ普段は危険な生物ではないものの、特殊な条件下では一転人間に恐ろしい害をなす、という設定がなかなか面白い。ちなみに、「MEDUSA」とは英語で「クラゲ」という意味で、日本語で言うなら「クラゲという名前のクラゲ」である。しゃれのつもりなのかふざけているのか良くわからないネーミングでは有る。

 話は基本的にドゲットたちが地下鉄トンネル内に入り、歩いているうちに死体を発見したり謎の病気に襲われたり、という探索系の話で、あまり起伏は無いが、突然一人だけが病気になって軽くパニックが起きたり、メンバー内で行動方針を巡って対立があったり、感染した男がメンバーを裏切って一人だけトンネル外に逃げ出そうとしたり、といった、この手のサスペンス話の定番イベントが次々と発生して楽しませてくれた。

 しかし、細かい部分で話に色々と粗が有ったのが引っかかった。まず序盤に地下鉄警察官がスキンヘッド男との邂逅の後死んでいるのが見つかり、視聴者に「スキンヘッドが犯人」と先入観を抱かせたが、メデューサが原因と解ると、あのシチュエーションで警官が死んでしまうのはおかしいと解る。警官は漏水に触れてもいないのに、どうやってメデューサ感染したというのだろうか。また終盤に出てきた台詞の無い少年がメデューサ感染していない、というのも変である。スカリーの説が正しいなら、少年は「感染していない」ではなく「感染していても、汗腺が発達しておらず汗があまり出ないので、電気が流れず、そのため無事だった」であるべきだろう。ひねった設定にしたものの、おかげで細かいところが色々綻びが出てしまったということのようである。


 ちなみに今回の「地下鉄構内」の描写は、ロケでは無く全てセットだそうで、駅のホームもトンネルも全て撮影用のセットである。凄い豪華さだと感服した。


 劇中で登場したカリスやビアンコは、普通の警官ではなく「地下鉄警察(Transit police)」という、普通の警察とは別の組織の一員である。日本の「鉄道警察隊」と似たような組織で、管轄は地下鉄構内限定である。



★こちらもどうぞ

「X-ファイル シーズン8」あらすじ・感想まとめ

[]感想:アニメマクロスΔデルタ)」第12話「キング・オブ・ザ・ウィンド」


TVアニメ「マクロスΔ」オリジナルサウンドトラック1

MACROSS PORTAL SITE マクロスポータルサイト http://macross.jp/

放送 BS11

【※以下ネタバレ


第12話 『Mission 12 キング・オブ・ザ・ウィンド』


あらすじ

 ウィンダミア軍はプロトカルチャーの遺産である宇宙船シグル=バレンスを中心にアル・シャハルに襲来し、風の歌を使って15分で新統合軍を制圧してしまった。球状星団ウィンダミアに制圧されていないのはラグナだけとなり、各地からケイオス敗残兵たちが集まりつつあった。中央は手っ取りぱやい「風の歌」対策として、ラグナのプロトカルチャー遺跡を破壊しようとするが、レディM経由での抗議が実り、破壊はギリギリの状況まで行なわないことになった。ミラージュは中尉に昇進し、小隊No.2としてアラドの補佐をすることになったが、全く自信が伴っていなかった。

 ケイオスは防戦では無くこちらから打って出ることに決め、マクロスエリシュオンでアル・シャハルに殴り込みをかけるが、デフォールド場所にはウィンダミア軍が待ち構えていた。


脚本:根元歳三絵コンテ:西澤晋/演出:いとがしんたろー/総作画監督井上英紀、まじろ/作画監督:竹本美希、関口雅浩


感想

 多分物語は半周したわけですが、キャラが多すぎて話が回しきれていないという状態は全く解消されておらず……、

 味方は相変わらず「三角関係」がまったく成立していないのですが、もしかして製作スタッフ的には、今回みたいなハヤテフレイアミラージュが顔を合わせた場面程度で「三角関係」とでも認識しているのかしらん。もう多分恋愛とかはからめずに、最後までこのノリで行きそうな気がする……

 ワルキューレ五人組もフレイアが多少頑張ってはいるものの、美雲が「素性不明の謎のキャラ」というより露出が無さ過ぎて存在感の無い人になっちゃってるし、リーダーのカナメさんも今以上に出番があるとは思えず……、ピンク髪のマキナが変な口癖で一番キャラが立っちゃっているってどうなの。それに、ワルキューレの活躍「しない」ぶりも不満ですよ。第1話・2話の様に、毎回前線で大暴れする「戦うヒロインたち」的な物を期待していたのに、そういうのが無いし。

 敵は敵で満員状態で、騎士団だけで数が多すぎて話が回せてなくてハインツ様のキャラ立てが出来ていないのに、さらに王様まで出張ってきてますます窮屈に……


 こらー、今後もキレの無い展開が続いた末に「プロトカルチャーの遺跡のおかげでウィンダミア人の寿命が延びました」とかいうきれいごとのオチで終わりそうな感じがいたします。


一度だけの恋なら/ルンがピカッと光ったら

いけないボーダーライン

Walkure Attack!(初回限定盤)(DVD付)

[]感想:アニメふらいんぐうぃっち」第10話「料理合わずと鉢合わず」


アニメ「ふらいんぐうぃっち」 エンディング・テーマ 日常の魔法

TVアニメふらいんぐうぃっち」公式サイト http://www.flyingwitch.jp/

放送 BS日テレ

【※以下ネタバレ


第10話 料理合わずと鉢合わず


あらすじ

・Aパート

 学校の授業の調理実習で、真琴・圭・なおは同じ班になるが、料理を全くしたことがないなおはハンバーグ担当になり悪戦苦闘。それでも真琴のアドバイスでなんとかそれらしいものを作って安堵する。そして、完成したからさあ食べようと思ったら、三人ともご飯を炊くのを忘れていて、というシーンで〆。


・Bパート

 真琴・茜は倉本家の家族と一緒にリンゴ農園の摘花(育った花だけ残して残りは摘み取る作業を)を手伝うことになった。そして色々有ってほのぼのムードで〆。


感想

 「カレーやハンバーグは作ったけどご飯を炊くのを忘れていたよー、トホホ」って昭和ですか(笑) こんなオチを2016年アニメで見られるとは思わなかった(笑)


ふらいんぐうぃっち(1) (週刊少年マガジンコミックス)

アニメ「ふらいんぐうぃっち」オリジナル・サウンドトラック

NHK番組】感想:NHK番組「はじめてのスマホ」第3回「スマホで広がるインターネット


はじめてのスマホ―バッチリ使いこなそう (趣味どきっ!)

趣味どきっ!|くらしのパートナー http://www.nhk.or.jp/kurashi/doki-mon/index.html

放送 NHK Eテレ。全8回。

【※以下ネタバレ



第3回 スマホで広がるインターネット (2016年6月20日(月)放送)



内容

インターネット利用のポイントは「検索」にある。ホームページ閲覧アプリブラウザ)の基本的な使い方と効果的な検索の秘けつを学ぶ。また、話題の格安シムも簡単に紹介。


インターネットを使いこなすポイントは「検索」にある。ホームページ閲覧アプリブラウザ)の基本的な使い方である、リンクの開き方や検索欄の入力方法を学ぶ。便利な音声検索も体験してみる。検索の秘けつはキーワードの選び方と絞り込みにある。原稿用紙中央にあるマークなど、あえて名称の分からない物をピックアップして実践的に名前を調べてみる。また、月々の利用料を減らせるとして話題の格安シムの基本的な情報を紹介する


【講師】スマホジャーナリスト…石川温,【生徒】長谷川初範榊原郁恵,【語り】原口大平

 スマホインターネットを使う方法のご紹介。ブラウザを起動し、URL欄に調べたい言葉を入力すると答えが出てきます。例えば今年のアメリカ大統領選挙の日にちを知りたい場合は「アメリカ大統領選挙」と入れればOK(11/8)。また原稿用紙の真ん中にある記号を知りたい場合は「原稿用紙 真ん中」という風に二つの文字を空白で空けて検索すると答えがわかります(=魚尾)。

 またカレーの専門店でカレーが入っている容器の名前が知りたければ思いついたイメージで検索するのもアリ。「カレー 魔法のランプ」で正解にたどり着きます。


 あとは格安SIMのことをちょろっと紹介。


感想

 イメージ検索(本来の意味とは違う)が結構使えるんですね。まさか「カレー 魔法のランプ」とかいうふざけた検索ワードで「グレイビーボート」「ソースポット」とか正解が出るとは思わなかった。

2016-06-21

[]感想:アニメ影鰐-KAGEWANI-承」第12話「決戦」


影鰐-KAGEWANI- [DVD]

影鰐-KAGEWANI-承 http://kagewani.com/

放送 BS11。10分アニメ。全13話。

【※以下ネタバレ


第12話 『Episode 12 決戦』


あらすじ

追い詰められた影鰐の力は悍ましいほど強大だった。

だが番場の目は生きていた。

クローンを解放し、身を奇獣化させながら、最後の闘いに挑む番場。

脈々と続く負の連鎖、そして復讐、番場は影鰐と人間の因縁を断ち切ることはできるのか…!?

・キャスト

 番場宗介:杉田智和 木村雅貴:置鮎龍太郎

 ナギ・ヤグル:佐藤聡美

 番場とナギは一時的に手を組み影鰐と対決する事にした。番場のクローン影鰐は本体すら上回る力を見せ、影鰐はチリとなって飛び散り始めたが、次の瞬間木村はナギを攻撃する。木村は自分と番場は選ばれし者だと言い出し、サイボーグ化した体を見せる。木村の体はナギの音叉を手本に影鰐細胞を抑制する機能が組み込まれており、木村は影鰐のチリを体に取り込んで進化するという。続く。


感想

 前回、木村が何故献身的に番場をサポートするのかといぶかしんだのですが、こういう展開が待っていたのか……、やはりこのアニメは前回同様最後は番場VS木村が見せ場になるのですね。次回最終回!

[]感想:アニメばくおん!!」第12話(最終回)「もしものせかい!!」


TVアニメ「ばくおん!!」OPテーマ「FEEL×ALIVE」(アニメ盤)

アニメばくおん!!』公式サイト http://bakuon-anime.com/

放送 BS11 全12話。

【※以下ネタバレ


第12話(最終回) もしものせかい!! (2016年6月20日(月) 深夜放送)


あらすじ

・Aパート

 羽音は愛車スーフォアを初めてこかせてしまい、タンクに傷が付いてしまう。そこで恩紗の店で修理する事になったが、色々有ってタンクごと交換する羽目に。そして羽音はここでかつて教習所でお世話になったバイク・バイ太(のタンクだけ)に再会する。最終的に、バイ太は羽音のバイクに取り付けられ、これからも一緒だねヘヘヘ〜みたいな感じで〆。


・Bパート

 羽音は本屋でバイクの神様に出会い、「もしこの世界からバイクがなくなったらどうする?」と言われる。翌日、羽音が目覚めると世界にオートバイというモノはなくなっており、恩紗・凜・千雨自転車で通学していた。羽音は皆に「自転車自動車のエンジンを積んだオートバイという乗り物ってどう?」と提案すると、移動するなら車で十分なのでそんな変な乗り物は不要と笑われる。翌日世界は元に戻っており、羽音がみんなとツーリングに出かけておしまい。


脚本:砂山蔵澄 絵コンテ石倉賢一、西村純二 演出:大庭秀昭 総作画監督:杉本功、村谷貴志、佐野隆雄 作画監督中山由美、小美戸幸代、岡崎洋美、三浦雅子、二宮奈那子、みうらたけひろ

メカ作画監督:水村良男、寺尾洋之、静佳見



感想

 後半の話って原作ではギャグ話なのに、何故「バイクが無い世界は寂しいよぅ……」みたいな泣かせ系の話になっているの? 原作でも「バイクと言えばコレ(自転車)だろ」とか「エンジンなんて重い物が二輪車につめるわけないだろ」とか「オートバイって変な名前(笑) 最後の「ク」はどこにいったの?」とか「シートベルトも付けられないような危険な乗り物が必要なわけ無いだろ」と言っていますが、それは恩紗・凜・千雨といったバイク好きたちが(正論で)バイクを徹底否定する、というところで笑わせる話だったのに、それを感動系の話にもっていっちゃうとは…… 最後まで好みと微妙に違うアニメだったなぁ……



総括

 評価は△。

 秋田書店青年誌ヤングチャンピオン烈」で連載している「バイクテーマバカコメディ」のアニメ化でしたが、微妙に原作と方向が変えられていて、なんとなく釈然としない出来のアニメでした。


 高校生・佐倉羽音(さくら・はね)は、自転車通学の途中、学校前の長い上り坂に坂にへこたれていたところ、バイクで颯爽と(?)通学している天野恩紗(あまの・おんさ)を目撃し、バイクに興味を持つ。そしてバイクの魅力に取り付かれた羽音はバイク部に入部することになり……


 原作漫画は、「ひらがな四文字でビックリマークのタイトル」とか、「主人公がボケ系の性格」とか、「主人公にはよく出来た妹がいる」とか、「新入生キャラが黒髪ツインテールで親から英才教育を受けている」とか、もう弁護の余地もないくらい「けいおん!」のパクリなのですが、アニメの方も隠し様が無いと思ったのか開き直りなのか、主人公の羽音(上田麗奈)のしゃべり方が「けいおん!」で主人公を演じた豊崎愛生の演技そのまんまで、思わず笑ってしまいました。

 キャラデザは良い感じにアニメ向けにアレンジされているし、声優のイメージも概ね問題ないし(特に天野恩紗役の内山夕実のしゃべりは、原作漫画の脳内イメージそのままで軽く感動しました)、バイクの走りの作画も違和感ないし、と、最初は喜んでいたのですが……

 しかし、楽しかったのはそこまで。原作は基本的な枠組みは「けいおん!」を真似しつつ、テイストは「スズキバイクDISり」とか「カワサキのバイクにも結構辛らつな評価」とか「1980〜90年代の古いバイクの話題ばかり回顧する校長」とか、そういうネタを連発する「バカコメディ」なのですが、アニメではなぜか「健全女子高生バイクアニメ」になってしまっていて、違和感バリバリでした。例えば最終話Bパートの話も、原作では「バイク好きのキャラたちが、口をそろえてバイクなんてものは必要ないと否定する」ところが普段と正反対で面白い、という笑い話なのですが、アニメではしんみりテイストの話にすり替わっています。その他の回でもこういう改変が随所に見られるため、毎回「なんか違うんだよなぁ……」と首をひねらざるを得ませんでした。


 なるほど、「可愛い女の子たちが集まってバイクネタで笑いを取りにくるギャグアニメ」なんかより「美少女いっぱい青春バイクアニメ」の方がウケが良いだろうから改変した、というのは予想が付くのですが、原作のテーマというかをねじまげてしまうのはどうなのでしょうねぇ……、「原作漫画をアニメスタッフが大幅にてこ入れ・改変している」というところまで「けいおん!」の真似をしなくても良いのに。


 まあそれなりに楽しめたアニメであった事は間違いないのですが、原作のバカノリが大好きなだけに、「これはちょっと違うよ」という不満は隠せませんでしたね。原作ママの苦笑失笑アニメで作ってくれたら良かったのになぁ、と心底思います、



ばくおん!! 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)


スタッフ情報

【原作】おりもとみまなばくおん!!」(「ヤングチャンピオン烈秋田書店刊)

【監督】西村純二

シリーズ構成】砂山蔵澄

キャラクターデザイン】杉本功

【サブキャラクターデザイン】仁井学

【デザインワークス】水村良男、森木靖泰

美術監督吉原俊一郎

音響監督高寺たけし

【音楽】中西亮輔



音楽

【OP】佐咲紗花FEEL×ALIVE

【ED】佐倉羽音(CV:上田麗奈)、鈴乃木凜(CV:東山奈央)、天野恩紗(CV:内山夕実)、三ノ輪聖(CV:山口立花子)「ぶぉん!ぶぉん!らいど・おん!」



キャスト

佐倉羽音:上田麗奈

鈴乃木凜:東山奈央

天野恩紗:内山夕実

三ノ輪聖:山口立花子

中野千雨木戸衣吹

早川:石塚運昇

たづ子:日笠陽子

凜の父:三木眞一郎

恩紗の父:岩田光央

猿山先生:荒浪和沙

佐倉由女:田所あずさ

バイ太:井上喜久子

神様:小山力也

[]感想:海外ドラマX-ファイル シーズン8」第11話「ギフト


X-ファイル シーズン8 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

■ディーライフ/Dlife X-ファイル シーズン8 http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s8/

放送 Dlife。全21話。

【※以下ネタバレ


※シーズン8の他のエピソードのあらすじ・感想はこちら→「X-ファイル シーズン8」あらすじ・感想まとめ


第11話 ギフト THE GIFT


あらすじ

http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s8/episode.html

EP11 ギフト

ドゲットはモルダーの携帯電話の記録から、去年の春、彼が失踪する直前にスクアマッシュを訪れていた事実を突き止めた。彼の報告書に、ある疑問を抱いたドゲットは・・・。

 お題は「シャーマン」。


 ドゲットは失踪したモルダーの手がかりを追ううち、失踪直前の昨年(2000年)5月にペンシルベニア州の小さな町から電話をかけていることを突き止める。ドゲットは現地に赴くが、モルダーがここである事件を捜査していた事しか解らない。また町の住民は何か隠し事をしているようだった。

 やがてドゲットはこの町に、病気を食べて治すシャーマン「シン・キャッチャー」の伝説が伝わっている事を知る。シン・キャッチャーは実在し、病気の人間を食べたあと吐き出して健康な肉体に戻す、という能力があったが、町の人間にはまるで道具の様に扱われていた。ドゲットの推理では、モルダーは昨年自分の脳の病気を治してもらうためシン・キャッチャーに出会ったが、考え直し、彼を過酷な運命から解放するため殺そうとした。しかしシン・キャッチャーは生き返ってしまい、また町の人間に利用されていた。ドゲットはシン・キャッチャーを町から逃がそうとするが、町の住民に見つかって撃ち殺される。しかしシン・キャッチャーはドゲットを生き返らせ、その代償に死んだ。

 ドゲットは報告書を書こうとするが何も書けないまま終わる。


監督 キム・マナーズ

脚本 フランク・スポトニッツ



感想

 評価は△。

 久々に本来の仕事を思い出したドゲットが、失踪したモルダーの手がかりを追ううち、田舎町の住民たちが抱える怪しげな秘密に関わっていく、という話。最初は良さそうに思えたが、真相が解ってみると地味で何の面白みも無い話に過ぎず、落胆に値した。せっかくモルダーが久々に登場したのに、この程度の話で終わるとは、あまりにももったいないエピソードだった。


 シャーマンというのは超自然の存在と交信して超常の力を発揮する人たちのことだが、今回出てきたシャーマン「シン・キャッチャー」は、病気の人間を食べたあと、体内で病気をろ過する的な事をした後、かゆの様に吐き出して人の形に組み立て直す、という能力を持つ模様。そのため吐き出された人間は現代医学では不治の病でも完治してしまうが、シン・キャッチャー自身は病気を全て体内に引き受けてしまうので、もう正常な人間の形をとどめていない怪物の様な姿になっている。その真相が明かされない時点で、腎臓病の人妻マリーをシン・キャッチャーが襲う(様に見えた)場面は、マリーが全裸で横たわっているので何かちょっと大人な感じのシーンに思えた。

 シャーマンの設定はそれなりに興味深かったが、全体に面白みのある事件ではなかったし、この程度の事件にわざわざモルダーを絡ませなくても、という気持ちになった。また終盤ドゲットは町の保安官に撃ち殺され、その後シン・キャッチャーの力で生き返るが、FBI捜査官を撃ち殺した人間たちをそのままにしておいて良いのだろうか。まあ、ドゲットが生き返った以上「殺人事件」という物は無かった事になったのだが、なんとなく釈然としないオチだった。

 本エピソードは「週末にドゲットが一人で捜査している」という設定のため、スカリーは本編には全く登場しない。実はこれは、スカリー役ジリアン・アンダーソンが娘と過ごすためにオフをもらっていたからこういう話になったとのことである。おかげで今回は第7話「第三の目」同様に、ドゲットとスキナーがコンビで事件を捜査する話になってしまい、モルダー&スカリーのコンビがウリだったX-ファイルはもう無くなってしまったのだなぁ、と妙に寂しい気持ちになった。


 今回、ドゲットがモルダーのアパートを家捜しするついでに、水槽の魚にエサをやっているシーンが有る。どうやらドゲットは今シーズンの初めからずっとモルダーの留守宅を訪ねては、ペットの魚の世話をしているらしい。なんというか意外にマメな男である。



一言メモ

 サブタイトルの原題「THE GIFT」とは「贈り物、天賦の才能」といった意味で、病人側が「健康な体を贈られる」という意味であり、またシン・キャッチャーが「病気を治す天賦の才能を持っている」という意味でも有る。



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