感想:少女漫画誌「りぼんファンタジー増刊号 2号」


 発売日:2010年10月22日

■りぼんわくわくステーション
http://ribon.shueisha.co.jp/special/set.html

 りぼんの増刊でファンタジーテーマ専門号・・・、って明らかにファンタジーじゃない普通の漫画とか、ホラーとか有ったりしたんですけど・・・

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表紙:種村有菜


種村有菜「イ・オ・ン」

 初連載が13年ぶりに読みきりで復活です(あいにく読んだ記憶が無いけど)。超能力少女・依音が主役の超能力ラブコメ。この方、連載がすぐ物凄く長くなってすぐ話についていけなくなるので、個人的には読みきりが丁度いいです。13年ぶりといいますが、この人デビュー時点から滅茶苦茶絵が上手かったから、多分連載当時と全く絵が一緒なんだろうなぁ。


小桜池なつみ「バタフライ デイズ」

 ネコを助けようとして死んでしまいイモムシになってしまったヒロインが、残された恋人が悲しまないようにしようと頑張るお話。泣けます。この雑誌の一等賞。


いしかわえみ絶叫学級

 本誌でも連載しているというホラーの出張版。携帯電話のゲームで理想の男の子が簡単に作れます・・・

 この年頃の女の子ってホントこの手のホラーが好きなんだねぇ。マーガレットでも似たようなノリの恐怖物がちょくちょく載っているし。


カナヘイ「夢みるボクらの電脳世界」

 短編。母親と喧嘩した主人公は冷蔵庫に入って冬眠し、1000年後の世界で目覚めます。その世界は理想郷に見えたのですが・・・、

 ト、トワイライトゾーン? 展開もオチさえもトワイライトゾーンの一編と言われても何の違和感も有りません。ブラック過ぎるだろ。


椎名あゆみ「ドリームメディシン」

 全く理解できないと思ったら本誌連載からの出張でした。

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 りぼん系は、椎名あゆみ種村有菜、松本夏実、他、絵が趣味に合う人が多いのですが、この雑誌もホント好みの絵で溢れていて、やっぱりりぼんはたまんないです。