二千円札フリーク
私は知る人ぞ知る二千円札の使い手(?)である。
常に財布に二千円札を二枚以上常備して、自動販売機で使えなくて右往左往しているほどの二千円札フリークである。
地方に行くとJRの券売機で使えなかったりしてかなりの困りものだが、九州で二千円札で支払ったら全身が硬直し、瞳孔が開いて5,6秒ためつすがめつ二千円札を裏返したりした後
「………………四千円預かりまーす」
と言いつつレジの何処に二千円札を入れようか迷ってたりする様を見てまだしばらく二千円札を使い続けようと思った次第である。
それはともかくこんなニュース。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070514i401.htm
日本銀行が在庫として保管している2千円札が2006年度末で約7億2405万枚と、00年度の導入以来最高となった。
これまでに製造された8億8000万枚のうち、06年度末の流通枚数は約1億5595万枚で、残る8割以上が日銀の金庫に眠っている計算だ。
日銀は「保管場所に困っているわけではないが、なぜこれほどまで使われないのか、正直なところわからない」と途方に暮れている。
何故使われないか。
使 い づ ら い か ら だ よ ! ! !
私の周囲じゃ私しか使ってないって!
とはいえ、7億枚の二千円札は非常に勿体ない。
国家予算で作ったのにそれが銀行の肥やしになるとか無駄の極みである。
いっそのこと「地域振興券」の代わりに「二千円札」をばらまくといいさ。
しかも、毎年15歳未満の子供がいる家庭には二千円札を子供の数だけ配布するとかにしたら少子化解消になるんじゃないだろうか。(なりません)
ともかく、みんな二千円札使おうぜ!!
そんな訳で
とにもかくにも二千円札フリークな哲学さんです。
日本経済の再生の鍵は二千円札にあると言ったらとても過言です。でも、「二千円札を使う=消費が増える=経済活性化」って偉い人は考えてこの新札を作った訳です。
結果的にその偉い人は馬鹿な人だったのですけど。
あまつさえ、あんまりにも地方に行ってしまうと、老人の個人経営の雑貨屋で二千円札を差し出すと
「偽札をさしだしおって!二千円札などついぞ儂は見たことないわ!
老人だと思って馬鹿にしおって!」
とか叱られるらしいので注意しましょう。
その後数時間かけて説得しても
「これは千円札に違いない」
と言って千円札としてしか扱って貰えなかったりします。
それが今の経済大国日本のお札です。
日本銀行券の権威失墜もいい所です。
なにやってんですか日本銀行。
国の税金で作ったんだからなんとかしてください。
そんな訳で隙があれば持ち金は全部二千円札に両替している哲学さんでした。(今財布に二千円札が六枚あるという不毛。)