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2012-04-01
『ぼくたちの洗脳社会』
岡田斗司夫さんの未来予測本。
あぁ出版当時に(つまりもっと前に)読みたかったなぁと思う本が時々、ある。もっとも、その時に今ほど理解できたかとなると、怪しいのだが。
これは1995年だからもう20年近く前に書かれている。
「洗脳」とは穏やかでない言葉だが、最近で言うところの「評価・評判」とほぼ同義というか裏表である。
アルビン・トフラー『第三の波』の着眼点(情報革命によってパラダイムシフトが起きる)と、堺屋太一『知価革命』で提示された人間社会の基本的価値観(豊かなものを沢山使うことは格好よく、不足しているものを大切にすることは美しいと感じる、人間の優しい情知)との組み合わせを出発点にしている。
モノ余りと時間不足をベースにした自由経済社会から、モノ不足(有限感)と情報余りをベースにした自由洗脳社会(イメージが大切で各自が多数の価値観を同時に持つ社会)へのパラダイムシフトが起きつつある、としている。
まだSNSどころかインターネットですら「最近注目の」でしかない、派遣社員という働き方が考慮されるほど多くなかった時代に書かれている故に、未来予測の具体的記述については首を傾げる点も少なくない。
が、パラダイムシフトが本当に起きつつあるとするなら、自分の価値観をどうするのかについて考えなければならない。それを改めて意識させてくれたこの本は、今年の一つのエポックになりそうだ。
2012-03-31
『世界は分けてもわからない』
福岡伸一さんの新書。
ツェルマット往復で読んだ、もう一冊。
以前にも読んだことがあるのだが、こうした旅っぽい本を旅行には持ちたくなるのだ。
内容は一部しか憶えていないので(^^;)、再読も楽しめた。
分けること、拡大すること。その限界を忘れやすいことを忘れない。
そうしよう。
2012-03-29
『武器としての決断思考』
瀧本哲史さんの新書。
ツェルマットへの往復で読んだ本の一冊。
3.11後にTwitterでフォローした著者が、大学生向けの講義をベースにしたまとめた本である。
日本人間の議論では実際には使いにくいディベートを、自分の頭の中での思考方法として用いると有効だ、と説いている。
頭の整理と抜けに気づく効果はあったし、万人に必要な内容だと思う。