ラウスの定理から

久々の更新。メモ程度だけど。

入試問題とかで有名な話。
三角形の各辺の三等分点と,それぞれに向かい合う頂点を,向きを揃えて結ぶと,もとの三角形の1/7の面積の三角形ができる。

これはラウスの定理の一例になっている。
http://en.wikipedia.org/wiki/Routh's_theorem

三等分点は各辺に対して二つあるけど,向きを揃えて結べば,もとの三角形の1/7の面積の三角形ができるのは同じ。これは当たり前。

五等分点にすると,小三角形の面積は3倍になる。
三角形の各辺の五等分点(頂点に近い方)と,それぞれに向かい合う頂点を,向きを揃えて結ぶと,もとの三角形の3/7の面積の三角形ができる。

五等分点には,頂点から遠いものもある。
三角形の各辺の五等分点(頂点から遠いもの)と,それぞれに向かい合う頂点を,向きを揃えて結ぶと,もとの三角形の1/19の面積の三角形ができる。

向きを揃えなければ,また面積が変わってくる。
三角形の各辺の三等分点と,それぞれに向かい合う頂点を,向きを揃えずに結ぶと,もとの三角形の1/70の面積の三角形ができる。向きを揃えたときの1/10の面積に。

五等分点になると,だいぶ数字が汚くなってくる。
三角形の各辺の五等分点(頂点に近いもの)と,それぞれに向かい合う頂点を,向きを揃えずに結ぶと,もとの三角形の2/63の面積の三角形ができる。向きを揃えたときの2/27の面積。

とりあえず最後。
三角形の各辺の五等分点(頂点から遠いもの)と,それぞれに向かい合う頂点を,向きを揃えずに結ぶと,もとの三角形の3/532の面積の三角形ができる。向きを揃えたときの3/28の面積。