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性分化疾患:PracticaDSD このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-12-27

尿道下裂とは何ですか?


f:id:PracticaDSD:20121229132057p:image:w240:right ほとんどの男性の場合、排尿のためにペニスの先端、「亀頭」と呼ばれる部分の中心近くに尿道口が開いています。しかし、男性の中には、子宮の中で、尿道口がペニスの下側、ペニスの付け根、あるいは陰嚢に開いたような状態に発達した人もいます。このように、男性の尿道口が他の男性とは違った位置に開いている状態が、尿道下裂と呼ばれているのです。

 尿道下裂の原因は様々です。遺伝的状況から起こることもあれば、女性が男の子の胎児を妊娠している時にその女性がさらされた環境条件が原因の場合もあります。たいていの場合、なぜ男の子が尿道下裂を持って生まれるのかはっきりしません。

 もし尿道口が亀頭の先ではなく、亀頭の横にある場合、この状態は「第1度尿道下裂」と呼ばれます。尿道下裂を持つほとんどの男の子・男性は、この形態の尿道下裂です。

 もし尿道口が亀頭の先ではなく、ペニスの陰茎の下側にある場合、この状態は「第2度尿道下裂」と呼ばれます。

 もし尿道口が亀頭の先ではなく、陰嚢にある場合、この状態は「第3度尿道下裂」と呼ばれます。第3度の状態は尿道下裂でも最も少ない形態です。

 尿道下裂は一般的に、男性の性分化疾患に最も共通して見られると考えられています。(軽い尿道下裂それ自体は性分化疾患ではありません)。ある見積りでは、男性150人に1人の頻度と言われています。この頻度の見積りは、通常のペニスの変異をどれほど正確に定義するか(先に書いた「第1度尿道下裂」を、程度によって、尿道下裂と見なすかどうか)によって異なってきます。つまり、どれほどの状態を尿道下裂と見なすのかは、男性の尿道の「通常」の位置をどれほど厳密に定義するかによって違ってくるのです。(お医者さんの中には、あまりに多くの男の子が尿道下裂と診断されすぎた、それは、尿道の「普通」の位置という考えがあまりに厳密に過ぎたからだと言う方もいます)。

(性分化疾患とは、「染色体、生殖腺、もしくは解剖学的に性の発達が先天的に非定型的である状態」のことで、「男でも女でもない」「中性」「第3の性」のことや、性同一性障害トランスジェンダーの人々、性自認のことではありません。)

(画像は、重度の尿道下裂の状態を持って生まれた男性、タイガーさんです)。

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