2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

超越意識の探求

コリン・ウィルソンといえば何をおいても『アウトサイダー』(紀伊国屋書店、1957)であろう。その後、オカルトだの神秘主義だの多数の著作が書かれたが、アウトサイダーサークル以外では『賢者の石』(東京創元社、1971)しか読んでいない。 アウトサイダー…

高山宏の執筆予定

高山宏氏の「今年の執筆予定」(『出版ニュース』2008年1月上・中旬号)から以下引用する。超人高山宏のつくりかた (NTT出版ライブラリーレゾナント)作者: 高山宏出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2007/08/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 55回この商…

酔いどれ詩人になるまえに

チャールズ・ブコウスキーの作家以前の生活を描いた、ベント・ハーメル監督『酔いどれ詩人になるまえに』(Factotum, 2005)を観る。ブコウスキー作品ではチナスキー名の主人公をマット・ディロンが演じている。肉体労働者風の体格や風貌はチナスキー=ブコウ…

知のアーカイブ

ウェブの世界は進展著しく、Web20などといわれているけれど、知の集積の在り方が問われている。例えば、Googleによるあらゆる図書のデータベース化は、かつての図書館における役割を、検索エンジンが代替しようと試みる壮大な実験といえよう。 実際、小規模…

誰も知らない世界と日本のまちがい

松岡正剛『誰も知らない 世界と日本のまちがい』(春秋社、2007)読了。本書によってやっとというべきか、遅ればせながら松岡氏の「編集工学」の意図を読み取ることができた。 誰も知らない 世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義作者: 松岡正剛出版社/…