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純丘曜彰 Teruaki Georges Sumioka の鏡 このページをアンテナに追加 RSSフィード

19. October (Mon) 2009 著作権・翻訳権・出版権1 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

 じつは、ロバートマッキー氏の『ストーリー』の翻訳仕事がひどくややこしいことになってきている。メールでボブおじさんとやりとりしながら、大きな山を縦走するかのように、呑気に楽しく少しずつやっていたら、先週の初めにマッキー氏から急ぎのメールが入って、日本のある会社版権を買おうとしている、どうなってるんだ、と言う。どうなってる、ったって、私にもわかるわけがない。

 いろいろ調べてみると、この秋に入って急にやたらいろいろな人がこの問題に関わり、なんだかわけのわからない口約束のしがらみがぐちゃぐちゃに絡み合っている。もとはと言えば、日本の代理人があちこちに同時に話を投げ(このこと自体は別に珍しいことではない)、それが同時に広まってそれぞれの出版社の企画として話だけ進んでしまったことが原因のようだ。6月には、ネットでも、もうこの仕事に私が取り組んでいる、って、言っていたのに。知らずにやっているのか、わざと嫌がらせして出し抜くつもりなのか、よく知らないけれどさ。

 狭い世界だから、あちこちが関係者だらけ。その人たちが勝手にああしよう、こうしようと話を決めてしまっている。奇妙なことだが、これほど多くの人がいて、みんな人任せで、版権なんかいずれ金で買えばいい、とだけ思っているのか、これらのだれ一人、マッキー氏に挨拶もなにもしていなかった、というわけだ。ボブは死人じゃないぞ。まったく失礼なことだ、と思う。だいたい、私以外、まだだれも一行も訳してさえいないじゃないの。

 結局、この始末、どうなるのか、さっぱりわからない。マッキー氏は、なんとかしてくれ、と、日に何度もメールを送ってきて言うのだが、いろいろなんとかしようと思うものの、残念なことに、私にはたいした力もない。とはいえ、とりあえず私は、原著作者であるロバートマッキー氏本人から、直接に翻訳権を認められてしまっている。こうなると、出版社は、出版権を独占的に買うことができても、翻訳権は独占することができない。えらく半端な契約になる。

 ここにロイヤーさんが出てくると、そもそもマッキー氏は出版社に権利譲渡しているので、出版社ないしその代理人を経ることなしに、翻訳権を認める能力を有しない、無効だ、とか言い出すのだろう。でも、こっちは善意(そんなややこしいこと知らなかった)の第三者だしねぇ。


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