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伊藤計劃:第弐位相

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02-25, 2006 これが韓流だ

バッグから突き出すポスターの畑 バッグから突き出すポスターの畑を含むブックマーク

地元で、「美しき野獣」を見ようと、劇場に足を運ぶ。

観客の数、約20人強。

男、俺だけ。

なんなんだこれは。チケット買った時に「もれなく」付けられそうになったポスター(ぼくはいらないので貰わなかったけれど)を、ご婦人がたは「もれなく」貰っていて、それが劇場の座席から卒塔婆のように突き出して立っている様は、アキバのイベントに来てリュックからポスター筒突き出しているコムラード達の有り様を思い起こさせて、愉快である。しかも、上映前の座席をざっと見た感じ、俺より若い女性はいないようだった。70年代中盤生まれの俺なのに。

そして、映画が始まると、いきなりカーチェイスで、川井節バリバリ川井憲次劇伴がドカドカ鳴っていて、これをこの御婦人方はどのように受け取るのだろうか、と不安になった。会社の同僚の女性は、俳優を追っかけて韓国に行ってしまうほど韓流スターにハマっているが、この映画を「イマイチ」「なんだかよくわからなかった」と言っていた。

んなことはなく、そこそこ楽しめる映画ではあるのだが、しかし、なんというか、映画とは別のところで、異様な映画体験をさせてもらったのでした。

なんというか、この映画クォン・サンウ主演というのに引っぱられて、届ける層を(宣伝側に)間違えられてしまった可哀想な映画のような気がする。売るにはそれがベストなのはわかるけど、本当は新宿あたりで見て、もっといいツラしたオッサンが観客席に並んでいてもいい映画なのに。

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02-21, 2006 観過ぎるのも考えもの

多幸感と無気力の関係 多幸感と無気力の関係を含むブックマーク

なんかここんとこずっと映画観てるけど、なんか書く気がしない。「クラッシュ」も「要塞警察」も。両方とも別々の意味でいい映画だったんだけど、家に帰って「鴛鴦歌合戦」のDVD垂れ流していると、なんか蒲団に入って市川春代たんのツンデレっぷりにモジモジしながら多幸感に包まれて、「ちぇ」とか「わたし浅井さんなんかなーんでもないワ」とか台詞聴いて萌え萌えしているうちに、もういいや、ああ可愛いなあ、となって寝てしまう。

というわけで今日もシネマヴェーラで「次郎長〜」の「4」と「3」を(仕事終りにタイミングを合わせると、順番が逆になってしまうのだが、まあ初見でもなく話知ってるし、いいだろう、ということで)観たのだけれど、これまた書く気がしない。ひとつ言えば、石松のどもりキャラ長門さんより森繁さんのほうが巧い、と思った。

ちょっとあってシネマヴェーラの受付の女の子(可愛い)と会話できた。ラッキー。まあ、向こうは黒頭巾かぶった妙な男に話し掛けなきゃならなくて嫌だったでしょうが。

この一週間、「鴛鴦歌合戦」「ジャーヘッド」「次郎長三国志東映版)」×4、「アサルト13 要塞警察」「クラッシュ」「次郎長三国志東宝版)」×4、と映画ばっか観ているんですが、どの作品にもとりたてて不満はなく、全ての作品で(程度の差こそあれ)満たされながら映画館を出ているので、そういう状態が続くとなんだか文章化する気力も起こらず、こう集中して映画を見るのも考えものだなあ、と妙な警戒心が起こってきているのですが。映画についての文章って、観た後に印象や記憶が発酵する時間が1、2日必要なのかも。

あまりハイペースで映画を見るのに向いている人間ではないのかもしれないです。満たされ過ぎてしまうので。

nishiogikuchonishiogikucho 2006/02/22 01:32 はじめまして。いつも拝見させていただいているのですが、次郎長三国志で、劇場ですれちがっているかもしれませんね。感想など書かなくても、そこに行ったということだけで、人に訴えるものはあると思ったりします。

screammachinescreammachine 2006/02/25 03:50 シネマヴェーラの受付嬢はかわいいですよね、ぼくも同じ日に行きました。アホみたいなコメントですみません。

ProjectitohProjectitoh 2006/03/01 00:14 たぶん一緒の劇場にいるとは思いますし、実はお二人とおぼしき人物をお見かけしているのですが、何事にも奥手なのでそっと帰ってきました。

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02-20, 2006 ツンデレ

ツンデレ英国人 ツンデレ英国人を含むブックマーク

さっきリファを見ていたら

リドリーツンデレ

という検索で来ていた人がいた。

世の中、すごい妄想力を持った人がいるものだ、とド肝抜かれた。リドリーツンデレとは。なんだろうか。「デュエリスト」のハーヴェイ・カイテルツンデレだったとでもいうのだろうか。ナポレオニックツンデレか。あれはツンどころではなくサーベルやらレイピアやらで相手を殺そうとしていたが、それでも「ツン」だと言い張るのだろうか。あるいはエイリアンか。あれがツンか。フェイスハガーはデレか。ブレランのバッティもツンデレか。ツンツンしておいて最後の最後に助けるあたりがデレか。タンホイザーゲートまで連れてってか。

いや、この人はリドリーの作品ではなくあくまでリドリーツンデレとか言っているのかも知れん。だとしたら誰にツンしたりデレしたりしているのか。ジャンニーナか。マキシマスの奥さんからサラディンの妹までこなす微妙な顔のリドリーの彼女か。いや、ここはひとつ、「リドリー/トニー」というナマモノ的展開を想像したい。なんでも世の中には「ノヴァ悲報」という凄い本があるらしい(カップリングはご想像にお任せします)のだが、そこまで行ったらリドリー/トニーという近親801もアリだろう。ブラッカイマーが絡むとシャレではすまなそうな雰囲気がただよってくるが、それは想像の羽を広げ過ぎだ。

とか思って検索かけたら、どうもラジアータ ストーリーズとかいうゲームのキャラらしい。つまらん。

倶零舎倶零舎 2006/02/21 22:20 べ、別に強力わかもとの事なんか何とも思っていないんだからねっ!!

ProjectitohProjectitoh 2006/02/22 01:40 「あんたなんか二つでじゅうぶんよっ!」「ノー、トゥートゥーフォー」「ふたつでじゅうぶんだっていってるでしょっ!」

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02-18, 2006 マキノとジョンカペ

いろいろ いろいろを含むブックマーク

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02-16, 2006 ラブホ街のマキノ

この人を見よ この人を見よを含むブックマーク

私も明日あたりからシネマヴェーラでやってる次郎長のほうに行こうと思っていたんですが、まあ、あの「鴛鴦〜(同じ建物のユーロスペースで上映中)」にして火曜の20:40上映の回で自分の他に6人くらいしかいなかったわけで、あんまり入りは良くないだろうなあ、と思っていたら、やっぱそうだったみたい。

http://www.cinemavera.com/essay.html

というわけで、かような事態を憂いた偽男爵ことハスミン先生が、アジ文を書いて煽動しておられます。わたしは基本的にミーハーで軽い映画ファンなので、こういうのにはすぐノセられてしまうのです。トラックバックするとかそういう恐れ多いことはしませんが、ハスミン先生が平易な(笑)言葉で熱く煽動(まあ、このひとはいつも扇動者だったのだが)しておられますので、御興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

私のようにモテないアニオタ入った映画ファンには、まわりをラブホに囲まれた円山町の新ユーロスペース/シネマヴェーラはけっこう辛い(とくに仕事上がりの21時以降のあそこらへんはカップル死ね死ね電波がこうなんというかバオーが感じる殺意の臭いのようにバルバルバル)のですが、まあそういうのを我慢して観に行く価値のある、「ふつうに」凄く面白い映画ですので。

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02-15, 2006 ぼくはお洒落なお殿様

バレンタインミュージカルを観る バレンタインにミュージカルを観るを含むブックマーク

幸福な奴らが街を闊歩している。世間で言うメイジャー・ヴァレンタインGHQ参謀G2)が焼跡の子供にチョコレエトを配給した日である。浅倉大佐もこの渋谷の有様を見たら原爆渋谷に落とすべきだったと思うだろう。

というわけで、一人で幸せになるにはどうしたらいいか。

答えは簡単である。ユーロスペースに行って「鴛鴦歌合戦」を見ればいいのである。

というわけで、俺はバレンタインの夜を「鴛鴦歌合戦」を見て過ごした。隣でやってた「空中庭園」には女性客がたくさん入っていたが、どちらをみたほうが幸福かは明白である。

ひさしぶりに見たけれど(大学ライブラリで観て以来だ)、ヒロインがものすごいツンデレである。しかもヒロインは3人も出てくる。主人公SNEGそれなんてエロゲ?)と言いたくなるくらいモテモテである。志村喬が歌がうまくてド肝抜かれる。千恵蔵はひたすら宴会に耽るのでほとんど出てこないのでびっくりする。

幸福である。わたしはビスタ派だけれども(スピルバーグビスタ派である。「ミュンヘン」ではスコープ使ってるけれど)、この映画を見るとスタンダードというのがいかに美しく無駄のないサイズであるかを痛感できる。実に遊び心がたっぷりの映画であるのに、画面に関して言えば、機能しない部品がひとつもない完璧な機械を観ているようで、すべてが猛烈な勢いで物語だけに奉仕していく様はあっけにとられる。

それにしてもこの映画で一番かわいいのは志村喬であろう。ほとんど萌えキャラである。

どうでもいいが、先週観た「PROMISE」のニコラス・ツェーはほんとんどFFである。前髪とか。あの映画自体がFFゲームのほうね)みたいだったのだが、俺の中にはFF顔というジャンルがあって、例えばタッキーあたりは見事なFF顔なのだが、あの映画ニコラス・ツェーの顔とCGという組み合わせによって、FF化することを宿命づけられていたと言える。

TXJTXJ 2006/02/18 12:06 プロミスの真田広之のダメ男っぷりに萌えそうになりました。
オレは腐女子だったのか・・・

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02-11, 2006 ぼくとあなたはちがうということ

自腹は神様ではない 自腹は神様ではないを含むブックマーク

なんだか、ひさしぶりに道徳的な話を書きたくなってしまったので、ウザいと思う人はパスしてください。しかも、これから書く「道徳」は、かなりものを観るうえで初歩的な、小学生レベルの心構えなので、普通の人は読まなくていいです。

まず、映画は「テーマを観に行くものではない」ということです。

宣伝文句で言われていることは、大体の場合映画の作り手の意思とは何の関係もありません。「ミュンヘン」を観て「テーマがよくわからなかった」などという人は、映画を観に映画館に行っているわけではないのです。代理店のコピーライターが考えた数行のキャッチコピーを、わざわざ1800円払って映画館に確認しにいっているだけなのです。

映画とは、そこにただある映像に過ぎません。

そこから何を持って帰るかは、われわれに任されています。逆に言えば、映画を観て得られるものは、その本人の感性や知性のレベルに見合ったものでしかない、ということです。ぼくはしょっちゅう、とっても鋭い人や頭のいい人のレビューを観て、なるほど!と思いますが、そういう人のレビューは大体肯定的だったりすることが多いです(そうじゃない場合もありますが)。

その人が、同じ映画を観たにもかかわらず、自分よりもはるかに多くのものを映画から持ち帰っているからです。だから、ぼくは見栄っ張りなので、よっぽど自信がある時しか映画をけなさないようにしています。だって、それって、ぼくがその映画の要求する感性や知性に、いかに見合っていなかったか、「足りなかった」かを、訳知り顔で露呈しているのに気がついていない、恥ずかしいことをやらかしてしまっているだけかもしれないじゃないですか。

映画というのはわかりきった結論を確認しに行くものではありません。「テーマがわからなかった」という人は、テーマを必要としなければ映画を見れない馬鹿か、馬鹿すぎてテーマを見つけられなかった人に過ぎません。現実の世界に「テーマ」などないように、映画はそこに、ある物語にそった映像を映し出しているだけです。ぼくはそういうとき、恥ずかしいのでただ黙っています。自分が馬鹿だったことを公言する必要はありません。ただ、そういうことを書いてしまう無自覚な人が、ときどきいるというよりも、たくさんいるのも事実です。何も自分が馬鹿である可能性をネットにのっけて宣伝して回ることはないだろうに。

また、この映画アメリカ映画だから、という理由で怒っている人を見かけます。お前等が戦争やっているんやろが、お前等が諸悪の根源やろが、そういう連中が映画をつくって何が「平和への祈り」や。

こういう人の思考回路は、テロリストのそれと一緒です。

要するに、人が一人一人ちがうものだということをすかっと忘れて「アメリカ人」とか「朝鮮人」とか「アラブ人」とか「中国人」という民族と国家の(が大体の場合雑にいっしょくたになった)ラベルでしか人間を観ていないからです。

アメリカ人にだっていろいろな考えを持った人がいるでしょう。いつもいしょにいる隣の人の政治的信条だってわからないんですから。

しかし、彼らは「どこどこ人がつくった」という理由で、その作り手がどんな人かも忘れ、非難します。これは「民族」や「国」を敵としながら、標的はその「個人」たる一般市民であるテロリストさんのやりかたと、根本的に一緒です。その個人がどんなに平和を祈っていても、自分の国がいま戦争していることに否定的であっても、彼らにとっては「しょせんアメリカ人」なのです。

これはものすごく怖いことです。しかも、こういう考え方をする人はわりとふつうにいます。テロリストや戦争を推進しているアメリカの人たちは、まさに「誰々人は敵」という単位で戦争をして、関係のない人を大勢巻き込んでいます。「しょせんはアメリカ人の」とかいう人は、こういうテロリストや戦争屋さんとまったく同じだと思って問題ありません。国内世論と自分の考えのズレについて思うだけで、そういうことが鈍感に過ぎるとは誰にでも容易にわかりそうなものですが、そういうことにはあまり考えがいかないようです。民族や国家という単位で人を扱いだした時、にんげんはいともたやすく無神経に、残酷に、すべてのにんげんは違うということに鈍感に、なれてしまうのです。

それこそが「ミュンヘン」で描かれていた物語(の一部)です。国家と民族の対立が、個人というレベルに降りてきたとき、ひとがどれだけ残酷になれるか。さっきまで笑って会話していたひとを、国家の憎しみを背景とした時、どれだけたやすく殺せるか。

あなたとわたしが違うように、そこのアメリカ人と別のアメリカ人が違うことを、なぜ人はすかっと忘れられるのでしょうか。とても不思議です、と言いたいところですが、実はよくわかっています。

ちなみに、「ミュンヘン」について、イスラエル、パレスチナ双方から批判が上がっていることをあの方は怒ってらっしゃいましたが、これって、ふつうに考えればいいことなのではないか、と私はおもってしまうんですが。ケンカしている双方のあいだに立って、まっとうなことを言った場合、大体の場合双方から怨まれます。当事者が熱くなっているのに、その第三者だけ冷静に正しいことを言う場合が多いからです。痛いところを付かれた二人は大体の場合、激怒します。

まあ、いろいろ書きましたが、井筒さんの映画の見方が、あまりに「ぼくとあなたはちがう」という他人への敬意を無視している上に、その尻馬にのって日記を書いている人が多かったので、ちょっと苦言を呈してみた次第です。

wanribawanriba 2006/02/11 16:53 ただ、何かについて価値や意味を見いだせなかった人は、その”分から無さ”について、こっちに分かるように語って欲しいな、とも思うんですよね。
分からなかった人は、大抵、気に入らなかった理由を物事の表面的な部分にこじつけて「それが気に入らなかった本当の理由なの?」って思うような、パターンの決まり切った表現をしてしまってることが多くて、それを特につまらなく思います。

まあ私も、分からなさを分かるように語る、なんて、まだとても出来ないんですが・・・

UREURE 2006/02/12 15:26 「自腹」は中華屋のTVでかかってるのを何度か見たことしかないんですが、毒舌監督がバッサバッサ映画を斬りまくる痛快なコーナーという世間のイメージとは逆に、普通の視聴者(観客)には非常に伝わりにくいものをやってるなあ、という感想を持っていました。
あるべき娯楽映画の姿とか、商売で映画を撮るとはどういうことかとか、一観客から作り手にまわった人の微妙なバックグラウンドがあって、そこから立ち上がる感情を増幅させた勢いでなんとかテレビ芸として成り立たせている感じ。
番組を見ていないまま書くのですが、「ミュンヘン」に関して、伊藤さんが指摘されているような主張を「パッチギ!」を撮ったような人が素でぶち上げるのも普通に考えると変な話で、
実は「剥き出しの暴力がぶっきらぼうに訪れて、それっきり(に見える)」な映画に対する生理的不快感(これがまた素朴な一観客のものではないのでややこしい)が本当はすべてだったんではないか・・・と想像しました。
世界に暴力が蔓延しているにもかかわらず、個々におとずれるそれは個人的な経験でしかない(国家からはみ出したチームの話なのに)ところが、ぜんぜん家族の話じゃなかった「宇宙戦争」と共通してて、自分としては良かったんですが。

成田の生理学成田の生理学 2006/02/12 23:37 ぜんぜん関係ない話でアレなんですが、金曜日に「東京の謎ラーメン」という特集をやります。テーマ性ゼロのいきあたりばったり思いつきで、単なるノリで作りました。ぼくも昔はむずかしいこととかいろいろ考えてましたが、カンフー映画のような理屈抜きの地平にようやく辿り着いたようです。
井筒監督ですが、あるライターが「東方見聞録」の話を振って、激怒されたそうです。キャメロンは「殺人魚フライングキラー」の話を振られて、インタビュアーを殴ったそうです。デ・パルマは「虚栄のかがり火」の話が出た途端、インタビューを中止しました。こういう話を聞くと、フィルムというものは監督個人のものなんだなあ、と思います。
しかし誰がどんなきっかけで映画という情報を所有したっていいわけです。すべての感想は個人的なものなんです。ジョージ・A・ロメロは、ボツになった企画の話についても嬉々としてインタビューで答えていました。キューブリックは、「フルメタル・ジャケット」の字幕で悩む原田眞人から「突撃」への愛を語られて「ホッホッホ」と笑ったそうです。宣伝や批評のとおりに感じに行くために映画館に行くなんて貧しいことです。
というわけで、明日は会社を休んで「ミュンヘン」見てきます。オランダ人の美人暗殺者がどのくらい美人なのか、それが一番楽しみですよ、ほっほっほ。アヴナー夫人はなかなか良いですしねえ。

伊藤さんに同意伊藤さんに同意 2006/02/19 11:18 もう時間がたってしまいましたが、井筒監督の「ミュンヘン」に対するコメントに対して・・・もしかしたら、スピルバーグが一番こう感じて欲しいと狙っていたとおりに感じてくれたのが、井筒監督なのでは・・・と思いました(皮肉にも)  なぜなら、あそこまで怒らせて感情的にさせてしまうなにかが表現されていたからでしょう。        井筒監督は「金をもらって、7人殺しに行く話しを誰がみたいんだ!」と怒っていましたが、それもスピルバーグの狙いなのでは・・・見たくないだろう?という投げかけをしていたと思います。     (ちなみに私はこの映画で、初めてこの史実を知りました。恥ずかしながら・・・・それだけでも意義のある作品だと思います、井筒さんのコメントを聞いて観に行かなくなってしまう人が出てきていたら、とても残念です)                  「こんなもん作り過ぎだよ」と言っていましたが、逆にゆるくとらえている可能性だってあるわけでしょう。              そうですね、井筒監督は「アメリカがそういう描き方をするな!」とか、よくコメントしますけど、そういう考え方が、まさにテロリストや戦争を始める人たちの基本の考えなのでは?と僕も思います。  すごく、ひっかかります。    どちらも自分の考え方が相手と違うからと本気で怒り争いに発展する・・・まさに、番組で井筒監督が他の監督を批難するときなも同じものを感じます。                         スピルバーグの映像の表現力というのはすさまじいものがあると思います(不謹慎にもミュンヘンでも思いました)   番組では理屈だらけで、そういう感覚的なことには一切触れていませんでしたね。スピルバーグの作品は理屈にはめっぽう弱いのも事実。なぜなら感覚的に撮っているから。  井筒監督に同じ脚本を渡したらあそこまで、表現できるのでしょうか?      あと井筒さんは、深夜に毒舌なんかで、有名になってないで、映画で有名なってください。   スピルバーグには深夜番組に出て毒舌映画評論なんてしているヒマはありません。       あと、自腹って言ってますが、ギャラが発生しているとしたら、ちょっと考えものです(自腹で見てるんだからなんでも言えるみたいな姿勢も嫌いです)                  お金をもらって、自分の意見をあんなに声を大にして電波にのせられるんですから、井筒さんは幸せです。この2人を見ていつも連想してしまうのが、サリエリとモーッアルトです。それにしても、ジョン・ウィリアムズの曲は今回も素晴らしかった。    スピルバーグは、もう評価する人ではなくなって、分析しなければいけない人になってる気がします。

02-07, 2006 静丘

ハチクバとクローバー ハチクバとクローバーを含むブックマーク

ミュンヘン」冒頭近くに、テレビが犠牲になった選手達の名前を読み上げる映像と、モサドの作戦室で閣僚や軍人達が暗殺ターゲットの名前を読み上げていく映像カットバックする、という編集のシーンがあります。

この背景に流れている曲は、まあ観た人は御存知だとは思いますが、世界陰鬱メロディー国歌ランキングでもかなり上位に食い込むだろう、イスラエル国歌「ハティクバ(のジョン・ウィリアムズによるアレンジ)」です。hatikvah、は英語でいうhope、希望ですな。

私、このハティクバ聴くたびに(といってもそんなに聴く機会があるわけじゃないけれど)、さだまさしの声が聴こえてくるのです。「ミュンヘン」でも、パレスチナ・ゲリラ指導部の写真が示される映像に重なって、「くる〜しい〜ときぃ〜こそぉ〜、い〜じを〜はれ〜」とさだまさしの歌声がエコーしてました。

さて、このさだまさしの曲はスメタナの「モルダウ」に歌詞をつけた、映画次郎物語」の主題歌なわけですが、今日何となく調べていたら、

「モルダウ」とハティクバって同じ曲だってええ!

いや、まだ確かなソースがないんですが、どうもどっちも同じ、東ヨーロッパに伝わる民謡が元になっているらしい。がははは、「ミュンヘン」観ながらさだの歌声を連想していた私は正しかったのだ!

まあ、激しくどうでもいい話ですが。

静岡の獣 静岡の獣を含むブックマーク

メタルギア映画化はないそうですが、静岡は完成してしまいましたよ。

http://www.apple.com/trailers/sony_pictures/silenthill/

クリストフ・ガンズですか。「ジェヴォーダンの獣」って珍品がわたし大好きなんですが。ダコたんならぬダカたんが「クライング・フリーマン」に続いて出演しているけったいコスチュームものです。ダルデンヌ兄弟の「ロゼッタ」に出てた下膨れのエミリエ・ドゥケンヌがかわいく映ってます。ただこのひと、制作者が「タルコフスキーを意識しました」みたいなこと言ってたゲーム映画に向いているかどうか、わからん。ラダ・ミッチェルネイティブから教わった」とかのたまわってカンフーとかおっぱじめなきゃいいが(なんでネイティブアメリカンカンフーが関係あるかが知りたい人は「ジェヴォーダンの獣」を見ること)。

ピッチブラック、とか、マイ・ボディガード、とか好きな映画に出ているラダ・ミッチェルはわりかし好みなんですけどね。でも「ホラーで白人金髪母親」って定番になっちゃったのかね。

しかし、ショーン豆はどういう役なんだ。

パールマンパールマン 2006/02/07 17:23 はじめまして
豆兄は主人公の夫役らしいですよ。
というか本来ゲームでは彼が主人公なんですけどね。

独露独露 2006/02/07 20:03 ダカたん・・・一瞬分かりませんでした。
クリーチャーは大丈夫そうですけど平気でチェーンソーとか出てきそうな気がします。

ProjectitohProjectitoh 2006/02/11 15:35 男が怖い目にあってもイマイチ怖くないとかそういう判断があったんでしょうかね。「さいれんとひるのうた」が流れるといいなあ。

なんかクリーチャーがいまいちおぞましくないのは気のせいでしょうか。ゲームのクリーチャーはそれはもう嫌な気分を満喫できたものですが。

dokurokindokurokin 2006/02/12 13:50 やっぱノイズが足らんせいではないでしょうか>クリーチャー
最初の予告だとノイズバリバリの映像よかったんですけどねえ。
http://www.bloody-disgusting.com/film.php?id=470/SET%20PICTURES ←ここのTEASERでせう。
自分は2がいちばんきつかったす。逃げるだけでした。

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02-02, 2006 勘弁してくれ

メタルギア・イン・ザ・ダーク メタルギア・イン・ザ・ダークを含むブックマーク

teskereさんのサイカノ実写の話(id:teskere:20060129)を読んで思い出したが

http://www.eiga.com/buzz/060124/11.shtml

ハウス・オブ・ザ・デッド」や「アローン・イン・ザ・ダーク」などを放ったドイツ人監督ウーベ・ボル

……ウーベ・ボル

……ウーベ・ボル

……ウーベ・ボル

勘弁してくれ。

だから、ゲームばかっかりじゃなくて映画観ろ、みんな。これがどれほどがっかりするニュースかわかってんのか若者よ、体を鍛えておけ。あの、みなさん、キャストとかに想像巡らせる前に、この監督の名前見てがっかりしてください。いまからでも遅くないから映画ファンじゃない小島ファンはHotDを観て衝撃に備えておくこと。

とか言ってたら とか言ってたらを含むブックマーク

昨日のhidechan radioで小島さんが「映画化は(いまんとこ)ない」とか言ってるじゃん。よかった。

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