ゼロイン

ああああああああああああ
気合い入れて臨んだ作戦だったのに、最後の詰めを誤った!
絶望した! ウエイトレスの一人も口説けない自分に絶望した!



べつにフられたりしたわけじゃあないんだけど、もうあの店には行けないな……と。
しかし、それなら俺はどこで出逢いを求めればいいんだってハナシですよ。
ただそれでも、待っていたっていつまで経とうが、求める幸福はやってきやしない。
まさに「撃つと動くだ、私が動く」の精神。
それに――そう、昔の偉い人は言いました。



   いったい『何』を『いつまで』待つつもりだ……?
   半ば眠ったような意識で鬱々と『待つ』……?
   そういうのを無為っていうんだっ……!


とゆわけで次なる戦場を探す旅に出ます。
またヨガでも行ってみるかなぁ。
そういえばさる筋からの情報によると、料理教室なんてのもなかなか悪くないとか。
ただし初心者向けのやつな。
でないと俺自身ついていけないし、そもそも年齢層的な問題でなんともいかんらしい。
まぁどっちにしろ金がかかるんよね……。
さてどうしたものか。

 TISTA 第2巻

TISTA 2 (ジャンプコミックス)

――エイメン! 汝らの魂が御手によりリサイクルされん事を。




>とりあえずこの作品だけは追っていこう


なんてこった、全2巻で完結してた!
おろろーん。


そんなこんなで『TISTA』終了です。
己の心を殺して銃把を握る少女。
血を流し吐瀉物撒き散らし、それでも生きる意味を求めて足掻く姿は――もう見てらんない。
だから、少なくとも彼女にとって幸せであろう結末を示してくれたことには、諸手を挙げて喜びたい。
まぁ……結局のところドス黒い背景は続いていくみたいだけど。
やっぱ物語はハッピーエンドでないとな!


しかし、ガラス片や雨粒に映った敵を狙い撃ったり、狙撃中の一撃を銃身で受け流したり、無茶アクション満載ですねこれ。
ヴァッシュあたりなんかと比べちゃいかんのだろうけど、そういうアクションを少女が取るってのはシビれるわ。
  (カバー裏のお遊びなんて内藤泰弘っぽい?)
ああ2巻完結なんて惜しい。
この作者の次回作に期待します。




え?
ラストの髪が伸びたティスタは最高ですが、何か?