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御光堂世界〜Pulinの日記

2009-04-30

トリアージ 命の選別

大災害などで負傷者が多い現場で、全員を救助する人的物的資源が無い場合、手当てすれば確実に助かる患者を選別すること。

急いで手当てする必要の無い軽傷者や、手当てしても生存する見込みの無い重傷者は、治療対象から外される。

特に後者については治療の切り捨て(生命の切り捨て)であるから、慎重にしかも迅速に見極めなければならない。


つまり、これは普通なら一種のタブーである命の選別の領域に踏み込んでいる。もちろん怪我人全員が助けられるにこしたことはない。だがそれが絶対不可能なら、確実に助かる見込のものを助けるというリアリズム。

怪我が重い人からまず助けるべきではないかなどという感情的常識論が通用しなくなる非常事態。どうせ皆全てを助けられないなら仲良く一緒に死にましょうなんて「奇麗事」もあるわけがない。

自分にとって、人間の価値ということを考える上で、参考になった方法論である。

シュレディンガーの猫

簡単に言うと、量子は観測して状態を確定するまでは、確率的重なり合わせの状態にある。それは波動関数で表される。

状態が確定することを波動関数の収束と言う。

シュレディンガーの猫という思考実験は、密閉した箱の中に猫を入れておき、試料がある種の量子的に決まる状態になったら毒ガスが噴射され猫が死ぬ、というもので、箱の内部を観察するまでは、猫は生きている状態と死んでいる状態が重なり合わさって存在しているということになる。しかしこの生と死の重なり合わせ状態とはいったいどういうことなのか? パラドックスではないか。というもの。


(1)シュレディンガーの猫の実験台が人間ならば実験は成り立たないか?

(毒ガスを出すという物騒な方法でなく、何かの信号で状態を実験台に知らせるという装置にする)

その人間の観察で波動関数は収束する? ゆえに箱の中に重なり合わせ状態は存在しない?


(2)(1)で収束しないとしても、シュレディンガーの猫の実験をやっている実験室が密室だとして、その外にいる人間にとっては、実験室の中は開けて確かめてみるまではある種の確率的重なり状態といえるのではないか?

さらにそこも閉ざされた部屋でその外もあるような無限の入れ子構造になっていれば、どこまで行っても波動関数は収束しない?


(3)波動関数を収束させる観測とは何か?

それなりの「知性」を持った観測者でなければならないのか?

(1)の例で言えば、シュレディンガーの猫という実験の意義を理解している科学者が実験台なら、波動関数は収束し、そういうことをいっさい知らない人なら収束しない? つまり猫と同じだから。



以上メモ。

2009-04-29

ダメ書店

近所の本屋に本を探しにいったんです。わりと大きめの店です。

ざっと棚を見て、見当たらなかったので、そのコーナーのカウンターに座っていた中年のくらそうな店員に、×××はありますか、と聞くと、さあ?って感じでタイトルを聞くので字を教えてあげると、1本指打法でチョボチョボとパソコンに入力し、ありませんね、という、見ると案の定字が違っている、打ち込み直すと出てきて、あ〜この本はあれだな〜…、などとブツブツいい、ここら辺にあるかも、と棚を探しにいき、無くて、さらにフロアを一周してきた後、上の階(その店は二階建て)にあるかもしれないから、上で聞いて下さい、という、ヲイヲイ、そのパソコンに在庫データが入ってんじゃないのかよ、あるかないかもわからないの、使えない店員、そして店だな、と思ってAmazonで注文することにしましたよ。

前から行きつけの店だったんだけどな。

誤表記か、それとも

気ずく←気づく

近ずく←近づく

この左側のような表記をネットではよく見かけますが、小学校レベルの間違い、と切って捨てられないほど根が深いのかもしれません。

「頷く」の場合が「うなずく」であることも混乱の原因でしょうか。


〜ずらい←〜づらい

これもよく見ます。分かりずらい、見ずらい、とかの類。

「づらい」が「つらい(辛い)」の連濁であることが意識に無いのでしょうね。


こずかい←こづかい(小遣い)

これも上と同じ類。


とうり←とおり(通り)

これもよく見かけますね。そのとうり、いつもどうり、とかの類。

この場合、「道理(どうり)(ドーリ)」、「総理(そうり)(ソーリ)」などからの類推でしょうか。


気おつける←気をつける

になると、分かってやってるんじゃないかとさえ思いますね。

2009-04-28

猫娘の昔今

『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくる、鬼太郎の友達の妖怪「猫娘」が、しばらく見ないうちに、進化していたのですね。

うんと可愛くなってました。(オリジナルも可愛くないこともないけど)

まあ、猫という属性を持つ女の子だから可愛くなっても不思議はありませんが、猫のポジションが、ふてぶてしい野良猫から可愛いらしいペットに変わったのを象徴する変化でしょうか。


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'66年の漫画に出てきたオリジナル猫娘


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’07年のアニメ版猫娘


つり目と服装は基本的に同じですね。

2009-04-27

面白かった漫画

今日の早川さん』という漫画が面白かった。

本オタクの若い女性の生活を描いた4コマ漫画。読書ができれば彼氏は要らない?

このブログコミック。

http://horror.g.hatena.ne.jp/COCO

若者の、何とか離れ、について

若者がいろんなものから離れていると言われます。

その業界の売り上げ不振の一因として、決まって若者の「離れ」が挙げられるわけです。

すなわち

・活字(本、雑誌、新聞、漫画含む)

・タバコ

・ギャンブル(パチンコ、麻雀、競馬など)

・レジャー

・スポーツ(スキー、ゴルフ、テニスなど)

・バイク

・洋画

・洋楽

・楽器

・風俗

・野球

・サッカー

・海外旅行

・テレビ

・アニメ

などから、若者が離れていっていると言われます。要するに、色々な娯楽から離れていっている、ということです。

これを、かんたんに言ってしまえば、まずは、不況で特に若い人が経済的に厳しく、嗜好品や多様な趣味娯楽にお金を割けなくなっている、そして、それに替わる手軽な娯楽・コミュニケーション手段として、ネット・携帯・ゲームなどがあるから、となります。

だいたいそれで説明は一応ついてしまいますが、もう少し穿った見方もあります。

例えば酒離れについては、あまりにも現実が厳しすぎて、酒を飲むことがストレス発散にさえならなくなってきている、と唱える意見もあります。

これは一理あるかもしれません。一時的に酔った所で現実は変わらない酔ってなどいられない、こういう醒めた感覚を持てば酒を飲む意味もなくなります。

もしこんな状況で自分を忘れたければ酒では足りず、もっとハードなドラッグに走ることになってしまうかもしれません。それよりかは、酒を飲まない人が増えるのはマシでしょう。

酒に限らず、どの娯楽もストレス発散の意味があるから、ストレス発散できないならお金をかけてそれをやる必要はありません。

せめて、お金もたいしてかからず、さほどのスキルも要らず、身近でできることに、若者の娯楽が収斂してしまったのでしょう。それがつまり、ネット・携帯・ゲームと。

といって、景気回復のため、若者よ、もっと遊んでくれ、お酒を飲んでくれ、というのなら、やはりモラル的におかしいでしょう。

そもそも、若い人を経済的不安定にさせているのは現在の経済社会情勢の結果ですから。

自分としては、派手に飲んだり遊んだりしない、無駄なことにお金を使わない、少欲知足の社会になってきているのなら、むしろ好ましい傾向だと思います。


若者の何とか離れとは結局

2009-04-26

ベーシック・インカム すべての人に基本所得を!

国家が、生活困窮者に限らずすべての国民に、働いていようがいまいが、所得の多寡にも関わらず、能力にも関わらず、最低限の生活費を一律に支給する制度。

すべての国民に無条件でナショナルミニマム(国家が国民全体に対し保障すべき必要最低限の生活水準)が保障される。

ドイツをはじめヨーロッパなどで脚光を浴びている新しい社会保障の構想(まだ理念段階だが)。


既存の社会保障制度のうち年金、生活保護、失業保険などは、ベーシック・インカムに集約される形で廃止される。

財源は消費税(または所得税;論者で違いがある)で充てられる。


ベーシック・インカムの利点

・最低限の生活費が保証されることで、生活のためだけに働く必要がなくなり、働かねばならないからではなく働きたいから働くようになり、真に自主的な労働が可能になる

・生活のために働く必要がないので好きな仕事にチャレンジできる(失敗しても大丈夫)

・雇い主も生活給ではなく労働コストだけの給料を払えばよいから、結果としてもののコストが下がり物価が安くなる。

・可処分所得が増え経済が活性化する

・不採算だった仕事(農業や過疎地の商業など)が成り立つようになる

・人手不足、過重労働だった分野(福祉など)に新たな仕事の可能性が生まれる

・家事労働が報酬を保障される形になる

・現在の社会保障制度で不可欠な、不正受給防止のためにかかる行政機構の労力が、ほとんど要らなくなる。

・税制と社会保障制度が統合され、行政機構が簡素化できる


ベーシック・インカムの問題点

・働かなくても金が支給されれば勤労意欲を削ぎ、まじめに労働するものがいなくなり、モラルハザードが起きる

・はじめから労働する気のない者にも支給するというのもモラル的に好ましくない

・個人の所得や経済状況に関わらず一律に支給するというのは不公平、金持ち優遇

・平等に分配というのは一種の共産主義であり、失敗することは歴史が証明している

・いくらかの金の支給と引き換えに福祉切り捨てになるのではないか。現金を渡されてもその額で利用できる社会保障制度が存在していなければ意味がない

・結局は賃金切り下げになるだけではないか

・財源


ベーシック・インカムという理想が機能するためには、まさに働かなくとも最低限の生活はできるだけの所得が支給されるということが肝心。

これが不十分な額だと、単なる福祉や給与の切り捨て切り下げとなってしまう。


ベーシックインカムが実現してたら、自分は、定職に就かずアルバイトをしながら、一生学生をやっていたろうな。学びたかったことは多いし。

2009-04-25

台湾

台北の西部に、大稲呈(じっさいは土へんに呈)という地区があり、そこには画像のような古びた建物が残っています。

十年前の写真ですから今はもうないかもしれません。

こういう古い建物が建った頃、ここは台北の中心街でした。

台湾の街並の特徴は、建物にアーケードが作り出されていることで、これを亭仔脚といいます。

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東尋坊の奇岩怪石

自分はこういう岩がごつごつした風景が大好きです。

最近は旅行ができないので、昔の画像を。

15年近く前、東尋坊へ行ったときの写真です。

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寒い

ここ数日、気温が低くて、しまうはずだったこたつにあたっています。

まだしばらく寒い日は続くようです。

それが過ぎれば、私が一年のうちで一番好きな初夏がやってきます。楽しみです。