人間の意思決定

人があることを決めたり選んだりするさいにはどういう過程が起きているのか?
何十手先も読む碁打ち将棋指しでも悉皆的に読んでいるわけではなかろう。
明らかに起こる蓋然性の低いものは選択から除外される。
しかし残りの選択肢でも、こう決定・選択すれば他よりも必ずうまくいくと保証されるなどということは滅多にないだろう。必ず不確定要素はあるものだ。
そういう不確定なものを決める・選ぶのは結局「何」によるのか? 人間は何によって最終的な意思決定を行っているのか。
ここで、蓋然性の低いものは選択から除外するというのを逆にみて、何らかの意思によって選択されたものは、すなわち蓋然性が高いからだと考えられないだろうか? うまく言いづらいが、未来と現在は不可分の一体であり、未来においてこうであるためには過去においてこうであるという結びつきによって、意思決定されるというプロセスがあるかもしれないということだ。つまり未来から遡及してきて過去が決まる。
むろん選択の結果その通りにいかないということも起こるにしても。

以上メモ。