読書の秋でも本を読む必要を感じなくなった

自分は最近はもうほとんど本や雑誌は読みません。
毎日おびただしく出る文学や教養書や専門書などにいちいち関心を持ったりしなくなりました。
適当に書店を覗いて本のタイトルや帯だけ眺めてふ〜ん今こんな本が売り出し中・流行ってる・こんなテーマを論じようとしているのかとそれだけ知っとけばタイトルだけ読めば中身はいいや知る必要もないやという感じです。
まあ充分なお金がないというのもありますけど図書館に行こうとも思いません。
つまるところ本や雑誌が投げかけてくるテーマについて肯定でも否定でも賛同でも反対でもなくだから何?という気しか起こらなくなってきたのですよ。
本に書いてあることを自分が知るべき意味もなく知らなくて困るわけでもないし。
同じような気持ちでテレビ・映画・展覧会の類とも20年ぐらい前にほとんど縁を切りました。
ある種の精神的退化が始まっているのかもしれません。


2010年1月25日追記
特に新書ブームで、似たような新書がどんどん溢れるようになって、いかにも興味本位のテーマや、関心を引きつけようとするさもしい感じの書名の本が並んでいるだけでかえってげんなりして、中には良書もあるのかもしれませんが十把一からげにしてもう手に取る気さえ起きなくなりますね。悪貨は良貨を駆逐するとはこのことでしょう。