MacOSX Lion が発売されたけど
先日、MacOSXの新バージョン(10.7)のLionが発売されたが、この新OSではPowerPC専用アプリをサポートする機能のRosettaが廃止されたので、PowerPCアプリはもう使えなくなる。
私は古いPowerPCアプリをいくつか使っているから、データをIntelアプリに移行するまではLionにアップグレードするわけにはいかない。それ以外でもDTM関係でまだ対応していないのも多いし、Lionに移行するのはまだ先になるだろう。
顧みると、ここ10年ほどのAppleの過去切り捨て政策(下位互換性の廃止)は以下のような段階をたどってきた。
1999年10月 | MacOS 9発売。 |
2001年3月 | MacOSX 10.1発売。OS9とOSXのデュアルブート可能。 |
2003年 | MacOS 9 起動マシン販売終了。OS9はclassic環境としてサポート。 |
2006年 | Intel Mac 発売。classic環境はサポートせず。PowerPCアプリはRosettaで動作。 |
2007年10月 | MacOSX 10.5 Lepard発売。classic環境サポートせず。OS9以前のアプリはここで終了。PowerPCアプリはRosettaで動作。 |
2009年8月 | MacOSX 10.6 Snow Leopard発売。Intel Mac専用。PowerPC機種はサポートせず。Rosettaはオプション扱い。 |
2011年7月 | MacOSX 10.7 Lion発売。Intel Mac(Core 2 Duo以降)専用。Rosetta廃止でPowerPC専用アプリはサポートせず。 |
4年毎に2世代前の環境がばっさり切り捨てられていくサイクルになっているようだ。